2017年07月05日
ディアボーイズの続きが見てみたい196話 ~藤原のパス~
藤原がボールを運んでいる
トーヤ(今度はアニキが組み立てるのか?だとすれば・・・)
哀川を目で追う高階
藤原がゆっくりとドリブルをしている
哀川「ハイハイハイハイ」
哀川への警戒が強まる中、森山が動く
柏木「お前には何もさせ~ん」
森山(岩みたいな奴だな。全く動かないよ。大学の先輩達でもここまで力は強くないぞ。武以上か)
二人がポジションを取り合っていた
氷室「森山君達にきてもらって本当によかったわ」
杏崎「はい、柏木君の練習相手は湯川君以外いませんし・・・かといって湯川君とタイプが違う」
氷室「うん。努は少し似てるところがあるのよね。嬉しい練習相手だけだど」
杏崎「石井さんもパワー、スピードを持った選手だから、プレーを盗むのは参考になります。でも、今の柏木君なら」
氷室「そうね。テクニックを持った『バスケを知ってる』プレイヤーと戦う事でプレーの幅が広がるわ」
土橋「センセ~、聞こえてるんすけど・・・努が怒りそうな内容だなぁ~『バスケを知らなくて』」
びっくりする氷室
「あ、あら・・ごめんなさいね・・・そういう意味じゃなくて・・」
土橋「わかってますよ。努に教えたのは氷室センセでしょ。同じことを柏木に教える事ができる。でも、下條バスケを伝承してる森山のプレーを見る事によって。って事でしょ」
氷室「そ、そうそう」
土橋「わかってますよ、それぐらい。それがどれだけ自分自身のプレーの幅を広げるのかって事も。先生より分かってると思いますよ、毎日見ていますから、その光景を。」
児嶋を見る氷室と杏崎
杏崎(やっぱり、石井さんも大学に入って変わりつつある。まだ日が浅いから『うまく』なった印象しかなかったけど、夏が終わる頃には・・・)
氷室(ふふふ、大学で他人のプレーを見て、合わせて。上手くなっているとは思っていたけど、次合う時は『強く』なってそうね)
コートでは
藤原以外の4人がそれぞれ動いてた。まるでナンバープレーを行うように・・
勿論、即興で作ったメンバーにナンバープレーなどない。
それぞれが動いているのは、攻守交代時にこの一言があったから
沢登「藤原のパスを受けてみたいな」(ボソ)
藤原「ああ、いいぜ」 哀川・森山・石井「・・・」
キュキュキュ
沢登が止まってスペースをあけると哀川が切れ込む。沢登はスクリーンをかけるように動く
湯川「チっ。和君が切れ込むぞ。中、気を付けろ」
(って、スイッチして俺が和君を抑えた方がいいか?)
藤原は無表情、ノーモーションからパスはタイミングが読めない
トーヤ(く、いつかわからない・・哀川さんを見てタイミングを計った方がいいのか?)
湯川(よし、インサイドはケアは間にあっている俺はコイツを・・・あれ??いねぇ~~)
湯川が目を切ったほんの一瞬、沢登は見逃してはいなかった。
ドライブしてそのまま、逆サイドへと移動した哀川。哀川を見ていたディフェンスが作ったスペースに沢登は走り込んでいる。
そこに、ノーモーションからの藤原のパスが出された。
パシ!!
沢登「くっ・・・」
沢登「つあっ!!」
体勢を崩しながらレイアップを打つ。
沢登は昔、新潟から哀川を迎えに行こうとした時に、哀川と二人で話をした内容を思い出していた。
哀川「俺の力を限界以上に引き出してくれる」
沢登(和彦はこんなパスに反応してたのか・・・そりゃ、限界以上の力が出るよな。和彦が天童寺をやめても、強くなるわけだ・・・)
ガンッ!
「さ、沢登さんがレイアップを外した!!」
フワッ
パシ
外れたボールを両手でつかんだ
ドガンッ!!
「も、森山さんだぁ~~」
森山のリバウンドダンクが炸裂。
パワー最強の柏木が吹っ飛ばされていた。これには、湯川も驚いていた
湯川(あの、アホが)
柏木「・・・」
手を差し伸べる森山
ぼーっとしている柏木
柏木「はっ、て、敵の手は借り~ん」
石井「おいおい、礼儀がなってね~ぞ、柏木ぃ~~。ザキはそういうの一番気にするぜ」
杏崎の方をみる柏木。柏木には杏崎が怒っているように見えたようだ。
柏木「オオオ~~~。ヒョロデカ君ありがとう」
石井「だれがヒョロデカだ!」
森山「ふふ。いいよ。別に。大丈夫」
柏木「ああ、この柏木にとって、あれくらいは朝飯前!!歯を磨くのも朝飯前だぜい!!」
石井「いや、そこは食ってから磨けよ。朝食後。だろ、「ゴ」」
杏崎(す、すごい・・柏木君をふっとばすなんて)
森山「金髪君。バスケットはパワーだけじゃないんだよ。強いパワーってのは、タイミングを合わされると、自分に帰ってくる。まぁ、ボクシングのカウンターみたいなものだね」
柏木「カ、カウンターか。この格闘技の魔術師と呼ばれた俺に、ボクシングで例えるとは・・・」
藤原「ちょっと取りにくかったか?」
沢登「いや、全然。ただ、驚いたよ」
DEARBOYS NEXT
トーヤ(今度はアニキが組み立てるのか?だとすれば・・・)
哀川を目で追う高階
藤原がゆっくりとドリブルをしている
哀川「ハイハイハイハイ」
哀川への警戒が強まる中、森山が動く
柏木「お前には何もさせ~ん」
森山(岩みたいな奴だな。全く動かないよ。大学の先輩達でもここまで力は強くないぞ。武以上か)
二人がポジションを取り合っていた
氷室「森山君達にきてもらって本当によかったわ」
杏崎「はい、柏木君の練習相手は湯川君以外いませんし・・・かといって湯川君とタイプが違う」
氷室「うん。努は少し似てるところがあるのよね。嬉しい練習相手だけだど」
杏崎「石井さんもパワー、スピードを持った選手だから、プレーを盗むのは参考になります。でも、今の柏木君なら」
氷室「そうね。テクニックを持った『バスケを知ってる』プレイヤーと戦う事でプレーの幅が広がるわ」
土橋「センセ~、聞こえてるんすけど・・・努が怒りそうな内容だなぁ~『バスケを知らなくて』」
びっくりする氷室
「あ、あら・・ごめんなさいね・・・そういう意味じゃなくて・・」
土橋「わかってますよ。努に教えたのは氷室センセでしょ。同じことを柏木に教える事ができる。でも、下條バスケを伝承してる森山のプレーを見る事によって。って事でしょ」
氷室「そ、そうそう」
土橋「わかってますよ、それぐらい。それがどれだけ自分自身のプレーの幅を広げるのかって事も。先生より分かってると思いますよ、毎日見ていますから、その光景を。」
児嶋を見る氷室と杏崎
杏崎(やっぱり、石井さんも大学に入って変わりつつある。まだ日が浅いから『うまく』なった印象しかなかったけど、夏が終わる頃には・・・)
氷室(ふふふ、大学で他人のプレーを見て、合わせて。上手くなっているとは思っていたけど、次合う時は『強く』なってそうね)
コートでは
藤原以外の4人がそれぞれ動いてた。まるでナンバープレーを行うように・・
勿論、即興で作ったメンバーにナンバープレーなどない。
それぞれが動いているのは、攻守交代時にこの一言があったから
沢登「藤原のパスを受けてみたいな」(ボソ)
藤原「ああ、いいぜ」 哀川・森山・石井「・・・」
キュキュキュ
沢登が止まってスペースをあけると哀川が切れ込む。沢登はスクリーンをかけるように動く
湯川「チっ。和君が切れ込むぞ。中、気を付けろ」
(って、スイッチして俺が和君を抑えた方がいいか?)
藤原は無表情、ノーモーションからパスはタイミングが読めない
トーヤ(く、いつかわからない・・哀川さんを見てタイミングを計った方がいいのか?)
湯川(よし、インサイドはケアは間にあっている俺はコイツを・・・あれ??いねぇ~~)
湯川が目を切ったほんの一瞬、沢登は見逃してはいなかった。
ドライブしてそのまま、逆サイドへと移動した哀川。哀川を見ていたディフェンスが作ったスペースに沢登は走り込んでいる。
そこに、ノーモーションからの藤原のパスが出された。
パシ!!
沢登「くっ・・・」
沢登「つあっ!!」
体勢を崩しながらレイアップを打つ。
沢登は昔、新潟から哀川を迎えに行こうとした時に、哀川と二人で話をした内容を思い出していた。
哀川「俺の力を限界以上に引き出してくれる」
沢登(和彦はこんなパスに反応してたのか・・・そりゃ、限界以上の力が出るよな。和彦が天童寺をやめても、強くなるわけだ・・・)
ガンッ!
「さ、沢登さんがレイアップを外した!!」
フワッ
パシ
外れたボールを両手でつかんだ
ドガンッ!!
「も、森山さんだぁ~~」
森山のリバウンドダンクが炸裂。
パワー最強の柏木が吹っ飛ばされていた。これには、湯川も驚いていた
湯川(あの、アホが)
柏木「・・・」
手を差し伸べる森山
ぼーっとしている柏木
柏木「はっ、て、敵の手は借り~ん」
石井「おいおい、礼儀がなってね~ぞ、柏木ぃ~~。ザキはそういうの一番気にするぜ」
杏崎の方をみる柏木。柏木には杏崎が怒っているように見えたようだ。
柏木「オオオ~~~。ヒョロデカ君ありがとう」
石井「だれがヒョロデカだ!」
森山「ふふ。いいよ。別に。大丈夫」
柏木「ああ、この柏木にとって、あれくらいは朝飯前!!歯を磨くのも朝飯前だぜい!!」
石井「いや、そこは食ってから磨けよ。朝食後。だろ、「ゴ」」
杏崎(す、すごい・・柏木君をふっとばすなんて)
森山「金髪君。バスケットはパワーだけじゃないんだよ。強いパワーってのは、タイミングを合わされると、自分に帰ってくる。まぁ、ボクシングのカウンターみたいなものだね」
柏木「カ、カウンターか。この格闘技の魔術師と呼ばれた俺に、ボクシングで例えるとは・・・」
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沢登「いや、全然。ただ、驚いたよ」
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はじめましてボンです。コメントありがとうございます。
最近更新してなくてすみません。
更新していきなりコメント貰えるとは思っていなかったので、嬉しい限りです。
コメントが来た時はテンションが上がって更新が続きますので
期待してください!!(原稿あるのですが、ちょっと仕事で考え事が多くて)
さぼってたらコメントして、ケツ叩いて下さい。
ちなみに私もトーヤ大好き人間です。
リクエスト頂いた恋愛編はまだ出来ていません。このあたりが苦手でして・・・
常に高階君をからめようと、日々奮闘していますが、最近自分の作った柏木君に
感情移入する時があります(笑)
これからも宜しくお願いします
いつも楽しく拝見させていただいています
特に石井とトーヤが関わるエピソードが好きです
日々ご多忙と思いますが、末永く執筆される事を強く望みます
素敵なお話しをありがとうございます