2017年07月09日
ディアボーイズの続きが見てみたい197話 〜今のお前はまだ〜
トーヤ「次から次にスーパープレイのオンパレードだな」
湯川「ああ。でも、こうこないとよ。倒しても面白くね〜よ」
トーヤ「そだね」(勉強にもなるしな)
湯川「あの、スペースの使い方だ。沢登さんのスペースの使い方を覚えろ。お前には藤原さんのようなパスもね〜し、和君のようなオフェンス力もね〜」
トーヤ「うひゃ〜〜、はっきり言うのねぇ〜〜」
湯川「ただ、お前は何でも出来る。沢登さんバリじゃなくていい。あれほどのプレーヤーはいねぇ〜だろうからよ」
トーヤ「確かにね。全員の良いとこを颯爽とパクっていくのね。とうとう俺もルパンの領域に・・・」
湯川「藤原さんほどでなくてもいいパス、和君ほどじゃないカットインのスピード、沢登さんほどじゃない空間把握能力だ」
トーヤ「おいおいおい、それ俺全部、パチもんじゃん。なんか、おかしくね??」
湯川「バーカ、あの三人のうち、一人でもパチものって覚えて貰えばすげ〜じゃね〜か。それが三人のパチものって・・・アメリカでも巡り合えね〜かもしれね〜ぞ」
トーヤ「アメリカでも巡り合えね〜」
柏木「ほ〜う、アメリカでもメグリアエネ〜。いい響きだ。まぁ、コギツネ当たりのやつなら、どこでも巡り合えるからな。フフフ、まぁ俺はアメリカでも既に無敵になる男だがな」
湯川「うるせ〜アホ。お前ごときのパワーなんざゴロゴロいるんだよ。向こうへ行けば中学生だ。それに力だけじゃね〜って言われたばかりじゃね〜のか?ちったぁ〜勉強しろ」
(まっ、確かにアメリカでもこんな馬鹿力はあんまりいね〜けどな。そして・・・)
柏木「ぬあにぃぃぃ〜〜。このコギツネ、黙って聞いてら調子に乗りやがって、この場でぎったんぎったんに・・・」
トーヤ「まぁまぁ落ち着いてみっちゃん」
湯川(こんな単純なアホもアメリカにはいね〜〜)
氷室「ふふふ、上級生はそれぞれが自分のウィークポイントに気付いたようね」
杏崎「はい。普段の練習相手ではあの3人に気付かせる事は出来ませんから」
氷室「全員に気付いて欲しいけど、今日中にあと一人だけ。どうしても気付いて欲しい奴がいるんだけどな・・・」
杏崎「・・・三浦さんに入ってもらうのが良いかと・・・」
氷室「そうね。和彦が少し気付かせてはくれているけど・・・中も外も全部のレベルを求めるにはまだ早いわね。うちの今の状況と、彼の将来を考えると・・・」
杏崎「はい。外からの攻撃です。あの綺麗なシュートフォームは教科書みたいですし。スリーポイントはメンタルが重要です。テクニックは既に超高校級です。後は、体力を含めたメンタルトレーニングです」
氷室「まっ、榎本が教えてくれそうだけど、あのタイプはなかなか人の言う事は聞かないものね〜。トーヤに教えさせるのも不安だし・・・」
キュキュ
四井「うぉぉぉぉぉ」
哀川「まだ甘いよ!」
パン!!
「ナイスカァァァット」
四井「ちくしょ〜〜」
前方の沢登へパスは渡っている。
ザシュ
哀川「目の前の相手を抜く事だけを考えていない?もっとみんなを見ないとダメだよ。確かにスピード、テクニックは高いレベルだけど、それだけだと点は取れても試合に勝てない」
四井「はい。さすが哀川さんっす」(点は取れても試合に勝てないってどういうことだ?ってか、点とれね〜し)
トーヤ「おい、し〜ちゃん、哀川さんのマンツーレッスンなんて、金払っても教えてもらえね〜ぞぉ〜〜」
四井「はい、勉強なります。でも・・・ちょっとわからね〜事が」
トーヤ「今ままでは、ここぞって時は自分のとこにボールが回ってきただろ」
四井「はい」
トーヤ「って事は、エースとして自分が点を決めなきゃなんね〜よな」
四井「はい」
トーヤ「哀川さんは、瑞穂でも天童寺でもそうだったんだぜ。お前と一緒だ」
四井「・・・」
トーヤ「そんな哀川さんが、インターハイの決勝ではアシスト役に回った。しかもスクリナーって身体をはるような・・・」
四井「はい、見ました」
トーヤ「でも、その後あの人は、ケガしている身体で覚醒したように点を入れたんだ」
四井「はい・・すげ〜なぁ〜、この人って思いましたよ」
トーヤ「哀川さんは自分以外が決めてくれるって、信じていたのさ。そして・・それはプレーの幅を無限に広げる事ができる」
四井「プレーを無限に広げる・・・」
トーヤ「今のお前はまだプレーが読める。パターンが少ないって事。どれだけカットインやシュート力があっても限られてくる。更に、自分と同等やそれ以上のクラス相手となると焦って、もっとプレーの幅が狭くなってるよ」
四井「プレーの幅が狭い」
湯川「まずは、ドンと構えてどこからでも攻められるようにしろ。って事だ」
四井「どこからでも・・」
湯川「そう、自分じゃなくてもいい。自分でもいい。どっちでもいいんだ。その積み重ねは相手を翻弄させる」
トーヤ「そう、その通り。究極なプレーヤーは、ボールを持たなくても相手を翻弄させるのさ」
コートサイドでは、三浦がアップをしていた
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湯川「ああ。でも、こうこないとよ。倒しても面白くね〜よ」
トーヤ「そだね」(勉強にもなるしな)
湯川「あの、スペースの使い方だ。沢登さんのスペースの使い方を覚えろ。お前には藤原さんのようなパスもね〜し、和君のようなオフェンス力もね〜」
トーヤ「うひゃ〜〜、はっきり言うのねぇ〜〜」
湯川「ただ、お前は何でも出来る。沢登さんバリじゃなくていい。あれほどのプレーヤーはいねぇ〜だろうからよ」
トーヤ「確かにね。全員の良いとこを颯爽とパクっていくのね。とうとう俺もルパンの領域に・・・」
湯川「藤原さんほどでなくてもいいパス、和君ほどじゃないカットインのスピード、沢登さんほどじゃない空間把握能力だ」
トーヤ「おいおいおい、それ俺全部、パチもんじゃん。なんか、おかしくね??」
湯川「バーカ、あの三人のうち、一人でもパチものって覚えて貰えばすげ〜じゃね〜か。それが三人のパチものって・・・アメリカでも巡り合えね〜かもしれね〜ぞ」
トーヤ「アメリカでも巡り合えね〜」
柏木「ほ〜う、アメリカでもメグリアエネ〜。いい響きだ。まぁ、コギツネ当たりのやつなら、どこでも巡り合えるからな。フフフ、まぁ俺はアメリカでも既に無敵になる男だがな」
湯川「うるせ〜アホ。お前ごときのパワーなんざゴロゴロいるんだよ。向こうへ行けば中学生だ。それに力だけじゃね〜って言われたばかりじゃね〜のか?ちったぁ〜勉強しろ」
(まっ、確かにアメリカでもこんな馬鹿力はあんまりいね〜けどな。そして・・・)
柏木「ぬあにぃぃぃ〜〜。このコギツネ、黙って聞いてら調子に乗りやがって、この場でぎったんぎったんに・・・」
トーヤ「まぁまぁ落ち着いてみっちゃん」
湯川(こんな単純なアホもアメリカにはいね〜〜)
氷室「ふふふ、上級生はそれぞれが自分のウィークポイントに気付いたようね」
杏崎「はい。普段の練習相手ではあの3人に気付かせる事は出来ませんから」
氷室「全員に気付いて欲しいけど、今日中にあと一人だけ。どうしても気付いて欲しい奴がいるんだけどな・・・」
杏崎「・・・三浦さんに入ってもらうのが良いかと・・・」
氷室「そうね。和彦が少し気付かせてはくれているけど・・・中も外も全部のレベルを求めるにはまだ早いわね。うちの今の状況と、彼の将来を考えると・・・」
杏崎「はい。外からの攻撃です。あの綺麗なシュートフォームは教科書みたいですし。スリーポイントはメンタルが重要です。テクニックは既に超高校級です。後は、体力を含めたメンタルトレーニングです」
氷室「まっ、榎本が教えてくれそうだけど、あのタイプはなかなか人の言う事は聞かないものね〜。トーヤに教えさせるのも不安だし・・・」
キュキュ
四井「うぉぉぉぉぉ」
哀川「まだ甘いよ!」
パン!!
「ナイスカァァァット」
四井「ちくしょ〜〜」
前方の沢登へパスは渡っている。
ザシュ
哀川「目の前の相手を抜く事だけを考えていない?もっとみんなを見ないとダメだよ。確かにスピード、テクニックは高いレベルだけど、それだけだと点は取れても試合に勝てない」
四井「はい。さすが哀川さんっす」(点は取れても試合に勝てないってどういうことだ?ってか、点とれね〜し)
トーヤ「おい、し〜ちゃん、哀川さんのマンツーレッスンなんて、金払っても教えてもらえね〜ぞぉ〜〜」
四井「はい、勉強なります。でも・・・ちょっとわからね〜事が」
トーヤ「今ままでは、ここぞって時は自分のとこにボールが回ってきただろ」
四井「はい」
トーヤ「って事は、エースとして自分が点を決めなきゃなんね〜よな」
四井「はい」
トーヤ「哀川さんは、瑞穂でも天童寺でもそうだったんだぜ。お前と一緒だ」
四井「・・・」
トーヤ「そんな哀川さんが、インターハイの決勝ではアシスト役に回った。しかもスクリナーって身体をはるような・・・」
四井「はい、見ました」
トーヤ「でも、その後あの人は、ケガしている身体で覚醒したように点を入れたんだ」
四井「はい・・すげ〜なぁ〜、この人って思いましたよ」
トーヤ「哀川さんは自分以外が決めてくれるって、信じていたのさ。そして・・それはプレーの幅を無限に広げる事ができる」
四井「プレーを無限に広げる・・・」
トーヤ「今のお前はまだプレーが読める。パターンが少ないって事。どれだけカットインやシュート力があっても限られてくる。更に、自分と同等やそれ以上のクラス相手となると焦って、もっとプレーの幅が狭くなってるよ」
四井「プレーの幅が狭い」
湯川「まずは、ドンと構えてどこからでも攻められるようにしろ。って事だ」
四井「どこからでも・・」
湯川「そう、自分じゃなくてもいい。自分でもいい。どっちでもいいんだ。その積み重ねは相手を翻弄させる」
トーヤ「そう、その通り。究極なプレーヤーは、ボールを持たなくても相手を翻弄させるのさ」
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