2016年11月28日
ディアボーイズの続きが見てみたい143話 〜どうして勝手に決めるの〜
ある喫茶店に藤原と秋吉はいた
秋吉「・・・・・・・でさぁ、森高のやつ何だかんだで哀川君と一緒にいるだよ」
藤原「そっか、それは俺も知らなかったよ。哀川のやつ、ああ見えて森高の事は俺達にも黙ってるんだよなぁ」
秋吉「へぇ〜そうなんだ」
藤原「哀川のやつ、一度だけ言った事があるんだぜ、森高に手を出したら、いくら俺でも許さないぞ。ってさ。ちょっと森高が可愛くなったって言っただけなのによ」
秋吉「ん?それどういうこと?ふ・じ・わ・ら君(怒)」
藤原「おいおい、別に深い意味じゃね〜よ。ちょっと冗談言っただけだよ」
秋吉「・・・藤原君ってさ、時々冗談言ってるのか、本当の事を言っているのかわからない時があるんだよね・・・」
藤原「・・・ん?どういう事だ?」
秋吉「別に・・・」
「ズズズズズ」アイスコーヒーを飲み終える
秋吉「そろそろ行く?」
藤原「え、ああ。そうだな。あっ、あと一杯だけ飲んでいかね〜か?ここのコーヒー結構おいしいだろ」
秋吉「あ、うん。別にいいけど」
藤原「あ、じゃあ買ってくる。ミルクいるよな?」
秋吉「うん」
席を立ちコーヒーを買いに行く藤原
後ろ姿を見て
秋吉(なんか、変・・・よそよそしいっていうか・・まっ、いつもの事か・・・)
またしばらく二人の会話は続いていた。
少し外も暗くなった頃
藤原「なぁ、むつみぃ〜」
秋吉「ん?」
藤原「お前さ、大学の推薦来てただろ。東京の。確か森高も来てるんだよな」
秋吉「うん、まだ返事はしてないけどね」
藤原「お前等なら大学に行っても通用するよ。そこ行ってインカレ制覇も狙えるぞ」
秋吉「どうしたの急に?藤原君は」
藤原「いや、お前達もバスケ続け欲しくてさ。俺は、NBAに入るって言ってるだろ。その為には、高校でも大学でも優勝して、プロからもスカウト受けなきゃなんね〜んだよ。大学中に日本代表に入ってやるぜ」
秋吉「うん!大学でもバスケ頑張るんだよね。推薦、たくさん来てるんだよね。で、決めたの?」
藤原「ああ」
秋吉「えっ??もしかして・・・あの大学界ナンバーワンの東大阪商業大学じゃないよね?大阪とかに行かないよね」
藤原「ああ、あそこは断ったよ」
秋吉「ふぅ〜、びっくりした。遠距離になるのかと思ってビックリした・・・関東には強い大学が一杯あるもんね。どこにしたの?」
藤原「哀川と同じ学校に行く事にした。もう一度二人でバスケやってみよって」
秋吉「哀川君が推薦来てたとこって、日拓?東海林?栄光?大正?早田?一杯きてたじゃん」
藤原「哀川も、自分に来ていた推薦を殆ど断ったよ」
秋吉「どこ?通えるとこだよね?」
藤原「関学・・」
秋吉「関学??関東学園だ・・」
藤原「関西学園大学。関西の大学だ」
し〜〜ん
秋吉「・・・・・・うそ・・・・・・。これは冗談なんだよね?」
藤原「冗談じゃない。本当だ」
秋吉「何で? 何で? 何で勝手に決めるの? 相談してくれないのよ」
藤原「だから、今こうやって話をしてい・・・」
秋吉「決まってから言ってるじゃん。何も相談なんかしてないじゃん。これ、相談なんて言わないよ・・・藤原君はいつもそう。そうやって・・そうやって自分で勝手に決めて・・・」
藤原「自分達でもう一度バスケを作りたいんだ。強いチームに入って、強い人と戦って、高いレベルの技術を教わる。バスケが上手くなるには必要な事だ。でも、俺は高校のバスケ部で5人でチームを作って、みんなで助けあって成長できた。そうやって自分達で作るバスケをもう一度やりたい・・・」
秋吉「別にこっちでも出来るじゃん」
藤原「中学の時、下條さんに憧れて瑞穂に入って、ああいう事になっちまった。でも、あの人のバスケがすげ〜って事は今でも認めているんだ。あの人の後輩が監督をしているチームがある。そこでもう一度アメリカのバスケを学びてぇ〜」
秋吉「・・・今から3時間ぐらい説教したい気分なんですけどぉ〜〜」
藤原「・・・」
秋吉「でも、もう決めたんでしょ」
藤原「むつみ・・・」
秋吉「私が今から何を言っても絶対曲げない事くらいわかってるよ。だから3時間説教しても疲れるだけ〜」
藤原「・・・・いいのか?」
秋吉「良いも悪いも、決めるのは藤原君でしょ。私がダメって言っても変わらないくせに・・・」
藤原「すまん、むつみ・・・」
秋吉「その代わり条件があるからね」
藤原「ん?なんだ?」
秋吉「メールは一日最低一回以上。電話は週に最低でも3回する事」
藤原「え、あ、ああ」
秋吉「後、インカレで優勝する事・・・かな」
藤原「勿論だ」
秋吉「それから・・・」
藤原「まだあんのかよ」
秋吉「何か言った??」
藤原「いえ、何も」
秋吉「今日の晩御飯をおごること・・・で、一日私に優しくしてくれたら許してあげる」
笑う藤原
「ふふ、ああわかった」
喫茶店を出て食事に向かう二人は、腕を組んでいた
秋吉「浮気したらダメだよ」
藤原「しね〜よ」
秋吉「こんなバスケ馬鹿を相手にする女が私以外にいるわけないかぁ」
藤原「な、何を・・・」
チュッ
藤原「・・・え・・・」
秋吉「ホッペだけね」
DEARBOYS NEXT
秋吉「・・・・・・・でさぁ、森高のやつ何だかんだで哀川君と一緒にいるだよ」
藤原「そっか、それは俺も知らなかったよ。哀川のやつ、ああ見えて森高の事は俺達にも黙ってるんだよなぁ」
秋吉「へぇ〜そうなんだ」
藤原「哀川のやつ、一度だけ言った事があるんだぜ、森高に手を出したら、いくら俺でも許さないぞ。ってさ。ちょっと森高が可愛くなったって言っただけなのによ」
秋吉「ん?それどういうこと?ふ・じ・わ・ら君(怒)」
藤原「おいおい、別に深い意味じゃね〜よ。ちょっと冗談言っただけだよ」
秋吉「・・・藤原君ってさ、時々冗談言ってるのか、本当の事を言っているのかわからない時があるんだよね・・・」
藤原「・・・ん?どういう事だ?」
秋吉「別に・・・」
「ズズズズズ」アイスコーヒーを飲み終える
秋吉「そろそろ行く?」
藤原「え、ああ。そうだな。あっ、あと一杯だけ飲んでいかね〜か?ここのコーヒー結構おいしいだろ」
秋吉「あ、うん。別にいいけど」
藤原「あ、じゃあ買ってくる。ミルクいるよな?」
秋吉「うん」
席を立ちコーヒーを買いに行く藤原
後ろ姿を見て
秋吉(なんか、変・・・よそよそしいっていうか・・まっ、いつもの事か・・・)
またしばらく二人の会話は続いていた。
少し外も暗くなった頃
藤原「なぁ、むつみぃ〜」
秋吉「ん?」
藤原「お前さ、大学の推薦来てただろ。東京の。確か森高も来てるんだよな」
秋吉「うん、まだ返事はしてないけどね」
藤原「お前等なら大学に行っても通用するよ。そこ行ってインカレ制覇も狙えるぞ」
秋吉「どうしたの急に?藤原君は」
藤原「いや、お前達もバスケ続け欲しくてさ。俺は、NBAに入るって言ってるだろ。その為には、高校でも大学でも優勝して、プロからもスカウト受けなきゃなんね〜んだよ。大学中に日本代表に入ってやるぜ」
秋吉「うん!大学でもバスケ頑張るんだよね。推薦、たくさん来てるんだよね。で、決めたの?」
藤原「ああ」
秋吉「えっ??もしかして・・・あの大学界ナンバーワンの東大阪商業大学じゃないよね?大阪とかに行かないよね」
藤原「ああ、あそこは断ったよ」
秋吉「ふぅ〜、びっくりした。遠距離になるのかと思ってビックリした・・・関東には強い大学が一杯あるもんね。どこにしたの?」
藤原「哀川と同じ学校に行く事にした。もう一度二人でバスケやってみよって」
秋吉「哀川君が推薦来てたとこって、日拓?東海林?栄光?大正?早田?一杯きてたじゃん」
藤原「哀川も、自分に来ていた推薦を殆ど断ったよ」
秋吉「どこ?通えるとこだよね?」
藤原「関学・・」
秋吉「関学??関東学園だ・・」
藤原「関西学園大学。関西の大学だ」
し〜〜ん
秋吉「・・・・・・うそ・・・・・・。これは冗談なんだよね?」
藤原「冗談じゃない。本当だ」
秋吉「何で? 何で? 何で勝手に決めるの? 相談してくれないのよ」
藤原「だから、今こうやって話をしてい・・・」
秋吉「決まってから言ってるじゃん。何も相談なんかしてないじゃん。これ、相談なんて言わないよ・・・藤原君はいつもそう。そうやって・・そうやって自分で勝手に決めて・・・」
藤原「自分達でもう一度バスケを作りたいんだ。強いチームに入って、強い人と戦って、高いレベルの技術を教わる。バスケが上手くなるには必要な事だ。でも、俺は高校のバスケ部で5人でチームを作って、みんなで助けあって成長できた。そうやって自分達で作るバスケをもう一度やりたい・・・」
秋吉「別にこっちでも出来るじゃん」
藤原「中学の時、下條さんに憧れて瑞穂に入って、ああいう事になっちまった。でも、あの人のバスケがすげ〜って事は今でも認めているんだ。あの人の後輩が監督をしているチームがある。そこでもう一度アメリカのバスケを学びてぇ〜」
秋吉「・・・今から3時間ぐらい説教したい気分なんですけどぉ〜〜」
藤原「・・・」
秋吉「でも、もう決めたんでしょ」
藤原「むつみ・・・」
秋吉「私が今から何を言っても絶対曲げない事くらいわかってるよ。だから3時間説教しても疲れるだけ〜」
藤原「・・・・いいのか?」
秋吉「良いも悪いも、決めるのは藤原君でしょ。私がダメって言っても変わらないくせに・・・」
藤原「すまん、むつみ・・・」
秋吉「その代わり条件があるからね」
藤原「ん?なんだ?」
秋吉「メールは一日最低一回以上。電話は週に最低でも3回する事」
藤原「え、あ、ああ」
秋吉「後、インカレで優勝する事・・・かな」
藤原「勿論だ」
秋吉「それから・・・」
藤原「まだあんのかよ」
秋吉「何か言った??」
藤原「いえ、何も」
秋吉「今日の晩御飯をおごること・・・で、一日私に優しくしてくれたら許してあげる」
笑う藤原
「ふふ、ああわかった」
喫茶店を出て食事に向かう二人は、腕を組んでいた
秋吉「浮気したらダメだよ」
藤原「しね〜よ」
秋吉「こんなバスケ馬鹿を相手にする女が私以外にいるわけないかぁ」
藤原「な、何を・・・」
チュッ
藤原「・・・え・・・」
秋吉「ホッペだけね」
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短編しか作ってないので、あっという間ですが・・・
原作にないシーンをイメージだけで勝手に作ってしまいましたぁ。
次は誰にしましょうか。
行かないでって言いたいのに言わない。
前回も今回も読んでてニヤニヤしてしまいました。
キュンキュン具合が半端ないです!!
次回も楽しみにしてます!
キュンキュンしましたぁぁ〜〜。
そうなんだよね。藤原くんは相談もせず勝手に決める、事後報告。納得納得。
ちょっとだけ、藤原くんとむっちゃんの、あまあまシーン妄想してしまいました。笑笑
この2人なら遠距離も大丈夫?なはず!!笑
キュンキュン炸裂。楽しみにしてます