2016年11月16日
ディアボーイズの続きが見てみたい134話 〜狙われる心理状況〜
水前寺のドリブルをずっと見ている小坂。
水前寺(こいつ、同じ一年だろ。くっそ〜。なんだその余裕の表情は・・・インターハイの時、ベンチで見なかったぞ。俺はインターハイのベンチに入ったもんね・・・)
小坂(確かに、布施さんの言う通りだ。こいつドリブルのテクニックは結構あるけど、怖くね〜)
パスを回す瑞穂。外でパスを回しながら、湯川、高階は中へ入るタイミングを考えていた。
榎本は、自分がミドルから打てないか、湘南の陣形をかき乱そうと動く。
水前寺は、自分がボールを取られないよう、ラストパスをどこに向けるか考えていた。
水前寺(誰だ。ってかどっちだ?どっちで攻撃する??)
パシっ!!
布施「ナイスカァーーット。よくやった。速攻だ」
ハイポストからローポストへと移動した紅林を使ったポストプレイを考えた水前寺だったが、同じ一年の小坂に読まれた。
トーヤ「戻れ!!」
奥村「これで瑞穂に流れが来ますか?」
榊原「いえ、これは瑞穂にとっては予想外のターンオーバー。あの一年生が冷静に判断していました」
水前寺「す、すいません」
湯川「謝っている暇があったら、ゾーンを組め」
藤原「・・・・・」
何かに気付いた藤原。哀川はその藤原に気付いたが、何も言わなかった。
インサイドでは激しい接触プレーでポジションの取り合いが繰り広げられている。
小坂「こっちです、エイサクさん」
シャッ。右45度の位置に構えた小坂。スリーポイントラインから約50センチ後ろ
トーヤ(打ってくるのか?)
迷わずスリーポイントを打つ小坂
湯川「たかしなぁ〜〜。ポジション取り負けるな」
ガッ。ガッ。ガッ
湯川、高階、紅林3人が一斉にスクリーンアウト
これには強力なインサイド力を持つ湘南のメンバーもあせる・・・
しかしボールは・・・
ザシュ
リングをくぐる・・・
「うわぁぁぁぁぁぁ」
「湘南が3ポイント決めてきた」
「あの一年やるじゃね〜か」
「線より結構後ろだったぞ」
石井「三浦ぁ」
三浦「ふふふ、線より結構後ろだったね」
石井「まっ、お前のよりは前だけどよ」
哀川「シュートに打つまでの動き・・・だね」
三浦「さっきまで徹底して中の攻撃。交代してからも4人のフォロー的な位置取りをしていた。それをいきなり後ろに下がって、3ポイントラインよりも更に後ろから打てば、今の瑞穂じゃ反応できないね」
哀川「うん。伏線も完璧だったよ。高い軌道でショットしてたし。典型的なシューターだね」
藤原「・・・・・」
トーヤ「おし、みんな気にするな。あいつにはチェックを必ず入れよう」
「うい」
次の瑞穂の攻撃も、水前寺が狙われる。ボールを回して、一歩切り込もうとした時に小原にスティールされる
バシ
「湘南がまたターンオーバーだ」
「おいおい、またあいつだ」
「狙われてるんじゃないの?」
哀川「ちょっと、水前寺を落ち着かせないとダメだね。横学戦で見せた動きと全然違う」
藤原「・・・・・」
杏崎「先生、水前寺君の動きが・・・横学戦の時と全く違います」
氷室「くっ・・・水前寺と榎本の速攻主体で攻めるつもりだった。湘南とのセットオフェンスは彼じゃまだ早いか・・・前半戦はトーヤが上手くまとめていたけど・・・」
杏崎「完全に狙われています。水前寺君も攻守チェンジの時の速攻だったら通用しますけど・・・」
氷室「わかっている。そこなのよ。彼の弱点は。以前、拓弥にも言われた事なの」
藤原「あいつ、速攻の時は自分が攻撃するって意識がむき出しだけど、セットオフェンスの時は、全く攻撃をする意識がねぇ〜〜」
哀川「うん。シュートを打つ気配がゼロなんだよね」
石井「え??」
藤原「ディフェンスが一番怖いのはシュートだ。氷室さんから速攻の時は自分が一番前を走って、点を取れって言われてるんだろ。その時だけは止めなきゃって気持ちになるが、ハーフコートバスケになった途端に、ラストパスの相手ばっかりを探している」
哀川「うん。つまり水前寺を完全にフリーにしても点数は取られない。水前寺から出るパスから点が入る可能性はある。だったらそのパスがどこに出るのかを考えるだけでいい。ってことだね」
藤原「ああ。あいつに昔言った事があるんだ。ディフェンスが一番怖いのシュートだ、って。見せかけのテクニックなんて、一本のシュートに比べたらどうって事はね〜んだ。完全に湘南に気付かれちまってる。これじゃ、4人で戦ってるのと同じだぞ」
杏崎「先生、タイム取りますか」
氷室「・・・・自分で立ち直って欲しいんだけど・・・」(これはちょっと命取りになるわ。ここで気付ける程ではないか。どうする?迷っている暇はない)
その時、小坂が3ポイントを打とうとする
榎本(ここで3点はまずいっしょぉ〜〜)
慌ててチェックに行く榎本。
ただ、同じ考えの1年生がもう一人いた。
水前寺「うぉぉぉぉぉ」
「おおお、瑞穂が二人がかりで3ポイントを止めに行ったぞ!!」
完全に2−3ゾーンは崩れ、中に3人いる状況。
小坂はそのまますっと中にボールを入れる。
インサイドで始まる一瞬の4−3の攻防
榎本(くそ、しまった。シュートの構えだけだったのに・・・打ってもいないのに・・・ゾーンを崩してしまった)
スクリーンプレイを混ぜながら布施が強引にシュートに行く
大門「高階がファイトオーバーだ」
布施「上等だ。こい」
高階に体をぶつけながらシュートに行く布施
布施「うらぁぁぁぁ」
ピーーーーーーーー
DEARBOYS NEXT
水前寺(こいつ、同じ一年だろ。くっそ〜。なんだその余裕の表情は・・・インターハイの時、ベンチで見なかったぞ。俺はインターハイのベンチに入ったもんね・・・)
小坂(確かに、布施さんの言う通りだ。こいつドリブルのテクニックは結構あるけど、怖くね〜)
パスを回す瑞穂。外でパスを回しながら、湯川、高階は中へ入るタイミングを考えていた。
榎本は、自分がミドルから打てないか、湘南の陣形をかき乱そうと動く。
水前寺は、自分がボールを取られないよう、ラストパスをどこに向けるか考えていた。
水前寺(誰だ。ってかどっちだ?どっちで攻撃する??)
パシっ!!
布施「ナイスカァーーット。よくやった。速攻だ」
ハイポストからローポストへと移動した紅林を使ったポストプレイを考えた水前寺だったが、同じ一年の小坂に読まれた。
トーヤ「戻れ!!」
奥村「これで瑞穂に流れが来ますか?」
榊原「いえ、これは瑞穂にとっては予想外のターンオーバー。あの一年生が冷静に判断していました」
水前寺「す、すいません」
湯川「謝っている暇があったら、ゾーンを組め」
藤原「・・・・・」
何かに気付いた藤原。哀川はその藤原に気付いたが、何も言わなかった。
インサイドでは激しい接触プレーでポジションの取り合いが繰り広げられている。
小坂「こっちです、エイサクさん」
シャッ。右45度の位置に構えた小坂。スリーポイントラインから約50センチ後ろ
トーヤ(打ってくるのか?)
迷わずスリーポイントを打つ小坂
湯川「たかしなぁ〜〜。ポジション取り負けるな」
ガッ。ガッ。ガッ
湯川、高階、紅林3人が一斉にスクリーンアウト
これには強力なインサイド力を持つ湘南のメンバーもあせる・・・
しかしボールは・・・
ザシュ
リングをくぐる・・・
「うわぁぁぁぁぁぁ」
「湘南が3ポイント決めてきた」
「あの一年やるじゃね〜か」
「線より結構後ろだったぞ」
石井「三浦ぁ」
三浦「ふふふ、線より結構後ろだったね」
石井「まっ、お前のよりは前だけどよ」
哀川「シュートに打つまでの動き・・・だね」
三浦「さっきまで徹底して中の攻撃。交代してからも4人のフォロー的な位置取りをしていた。それをいきなり後ろに下がって、3ポイントラインよりも更に後ろから打てば、今の瑞穂じゃ反応できないね」
哀川「うん。伏線も完璧だったよ。高い軌道でショットしてたし。典型的なシューターだね」
藤原「・・・・・」
トーヤ「おし、みんな気にするな。あいつにはチェックを必ず入れよう」
「うい」
次の瑞穂の攻撃も、水前寺が狙われる。ボールを回して、一歩切り込もうとした時に小原にスティールされる
バシ
「湘南がまたターンオーバーだ」
「おいおい、またあいつだ」
「狙われてるんじゃないの?」
哀川「ちょっと、水前寺を落ち着かせないとダメだね。横学戦で見せた動きと全然違う」
藤原「・・・・・」
杏崎「先生、水前寺君の動きが・・・横学戦の時と全く違います」
氷室「くっ・・・水前寺と榎本の速攻主体で攻めるつもりだった。湘南とのセットオフェンスは彼じゃまだ早いか・・・前半戦はトーヤが上手くまとめていたけど・・・」
杏崎「完全に狙われています。水前寺君も攻守チェンジの時の速攻だったら通用しますけど・・・」
氷室「わかっている。そこなのよ。彼の弱点は。以前、拓弥にも言われた事なの」
藤原「あいつ、速攻の時は自分が攻撃するって意識がむき出しだけど、セットオフェンスの時は、全く攻撃をする意識がねぇ〜〜」
哀川「うん。シュートを打つ気配がゼロなんだよね」
石井「え??」
藤原「ディフェンスが一番怖いのはシュートだ。氷室さんから速攻の時は自分が一番前を走って、点を取れって言われてるんだろ。その時だけは止めなきゃって気持ちになるが、ハーフコートバスケになった途端に、ラストパスの相手ばっかりを探している」
哀川「うん。つまり水前寺を完全にフリーにしても点数は取られない。水前寺から出るパスから点が入る可能性はある。だったらそのパスがどこに出るのかを考えるだけでいい。ってことだね」
藤原「ああ。あいつに昔言った事があるんだ。ディフェンスが一番怖いのシュートだ、って。見せかけのテクニックなんて、一本のシュートに比べたらどうって事はね〜んだ。完全に湘南に気付かれちまってる。これじゃ、4人で戦ってるのと同じだぞ」
杏崎「先生、タイム取りますか」
氷室「・・・・自分で立ち直って欲しいんだけど・・・」(これはちょっと命取りになるわ。ここで気付ける程ではないか。どうする?迷っている暇はない)
その時、小坂が3ポイントを打とうとする
榎本(ここで3点はまずいっしょぉ〜〜)
慌ててチェックに行く榎本。
ただ、同じ考えの1年生がもう一人いた。
水前寺「うぉぉぉぉぉ」
「おおお、瑞穂が二人がかりで3ポイントを止めに行ったぞ!!」
完全に2−3ゾーンは崩れ、中に3人いる状況。
小坂はそのまますっと中にボールを入れる。
インサイドで始まる一瞬の4−3の攻防
榎本(くそ、しまった。シュートの構えだけだったのに・・・打ってもいないのに・・・ゾーンを崩してしまった)
スクリーンプレイを混ぜながら布施が強引にシュートに行く
大門「高階がファイトオーバーだ」
布施「上等だ。こい」
高階に体をぶつけながらシュートに行く布施
布施「うらぁぁぁぁ」
ピーーーーーーーー
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