2016年11月12日
ディアボーイズの続きが見てみたい131話 〜ワンマン速攻〜
榊原(瑞穂と湘南大相模の試合は、意地と意地のぶつかり合いだった。お互いが相手の得意プレーを行って点数を重ねていった。湘南大相模の5人は、高階君や湯川君と個々の闘いを挑まずに、確実に1年生を狙ってショット打っていた)
杏崎(全てのボールに5人全員でカバーをして取りに行く湘南大相模のメンバーのスタミナ消耗は相当なものでしたが、新チームである私達のスタミナ消耗も予想以上に削られていました)
氷室「さすが湘南ね。トーヤはともかく湯川君まで少し疲れが見えるわ」
杏崎「はい。近藤君は限界かもしれません・・・」
氷室「うちのきつい練習に耐えている彼なら、20分は持つと思ったけど・・・」
杏崎「接触プレーが多い湘南はスタミナの削り合いになります。今ままでの試合と感覚が違うのも仕方ないかもしれません」
氷室「そうね。湯川君も見えないところで一年のヘルプに行って、オフェンスは確実に点を取ってくれている。攻撃も防御も常に全力よ」
杏崎「トーヤ君もです。余裕があるように見せていますが、紅林君のフォローにはすぐに飛び込んでいます」
氷室「ジョーがファール3つで、近藤君が3つ・・・前半残り2分・・・前半はこのままでいきたいわ」(ファールが多い・・・布施歩・・・さすがね)
スコアを見る氷室
湘南 48対40 瑞穂
布施「うら、とめてみろ」ポンプフェイクを入れる布施
湯川・高階(くそ、またか)
紅林がフェイクにつられて体が浮き上がる
布施「前半中に退場までリーチにしてやるよ」
高階「ファールするなぁ〜〜」
湯川(どうする?)
布施「くらぇ〜〜〜うぉぉぉぉぉ」
紅林「く・・・」
近藤「ジョーはファウルしちゃだめだぁ」
ドカン!!
布施「いてぇ」
紅林をかばって、無理やり止めに入った近藤
ピーーーーー
「インテンショナルファール」
近藤「しまった・・・・・」
「うぁぁぁぁぁ。とうとう一年が4つ目だぁ」
「前半持たなかったぞ。瑞穂のインサイド」
「ってか、インテンショナルって湘南これで突き放すぞぉぉぉ」
近藤「あ、あ、あ、す、す、すいません」
近藤の頭をポンポンと叩く高階
「なぁ〜に謝ってんのよ。布施せんせ〜の3ポイントプレイ破ったじゃん。胸張っていいぞぉ〜〜」
湯川「お前のファールは初めから計算してんだから気にするな。バスカンにならなかったんだ。お前のあたりも良くなってるんだよ」
2年の二人は近藤を慰めながら、ベンチの氷室にタイムアウトを要求する。
タイムアウト 瑞穂高校
氷室「近藤君に代わって、水前寺行くよ!」
水前寺「はい!」
氷室「横学戦で見せた一年生コンビのゲームコントロール見せなさい。それから、トーヤ。後半からのつもりだったけど・・・」
トーヤ「ほいさ、インサイドっすね」
杏崎「トーヤ君、スタミナは大丈夫?」
トーヤ「無理って言ってもやるっきゃないっしょ」
氷室「泣き言は言わせないからね。キャプテン」
近藤「すいません。僕のせいで・・・」
氷室「過ぎた事を後悔しない。今、何ができるかを考えるの。それがうち(瑞穂)の闘い方よ」
近藤「はい」
トーヤ「よくやったよ。お前は。後は任せな。それに退場したわけじゃね〜。勝負所でもう一回チャンスは来るんだから、気を抜くな」
湯川「おっ、キャプテン。良い事言うじゃね〜か。そうだ、勝負所では相手がヘロヘロになっている。それまでに体力を回復させとけ」
氷室「問題は湘南のオフェンスよ」
トーヤ「俺と湯川っちを徹底して避けてくるね」
氷室「かといって、今の湘南とマンツーマンをしても、ミスマッチを徹底的につかれる。予定通り2−3ゾーンでいくよ。前の二人は思いっきり走るのよ。足の速さで負けたら承知しないから」
榎本・水前寺「はい!!」
氷室「よし、第二クオーター残り2分。二人で点を取ってくるの。思いっきりいきなさい」
榎本・水前寺「はい!!」
コートに向かう5人
トーヤ「男同士の接触プレーが増えると思ったらテンションさがるよなぁ〜」
湯川「お前そればっかだな。その接触した結果、点が取れませんってシュート外したらどうするんだ?生意気坊ちゃんに八つ当たりか」
トーヤ「罰として、ロン毛君と生意気坊ちゃんでハグでもさせますかぁ」
湯川「ふっ、それのった」
コートでは布施の二本のシュートが決まり、更に湘南からのスローインで試合は始まろうとしていた。
柳本(今度は2−3、試合が始まる前の予想メンバーだな・・・中はあの二年の二人がくる。少しミドルレンジから俺とチャーで揺さぶっていかないとな)
試合が始まる前、湘南大相模はこの陣形を予想。柳本と小原のミドルショットで揺さぶり、オフェンスリバウントも制して中の強さを見せつけるつもりで練習していた。勿論、高階と湯川の強さは認めていたため、何度もそれをやるつもりでもなかった。
ただ、この陣形でのファーストショットは小原のミドルレンジを選択した。
チャー「一年坊主に止められる程スピード遅くねえっての」
シュッ
水前寺のチェックより前にシュートを放った小原。
ボールはリングに向かっていく。
ガン
「リバウンドォ〜〜〜」
湯川「うら」
高階「にょろ〜り」
紅林「きええええええ」
そして、榎本はリバウンド後にすぐにパスがもらえる位置を確認
水前寺は・・・小原のシュートチェックに行ったまま、フロントコートに向かって既に走っていた。マイボールが自分達のものがわかっているように・・・
バシ!!
取ったリバウンドを空中でそのまま榎本に投げる湯川
ほぼチップアウトであるが、確実に手に収めるところが湯川すごいところ。
榎本は野球の選手のように、前方にボールを投げる
布施(なに・・・だれに・・・)
前方を走っている水前寺がたった一人フロントコートへたどり着いていた。
ザシュ
レイアップが決まる
「はええええ〜〜あの一年」
「なにものだ。あいつあんなに足はやかったのか」
榊原「足が速いんじゃない・・・初めから一人走っていた・・・」
奥村「まるで、マイボールになるのがわかっているような走り方でしたな」
榊原「ディフェンス中に一人敵陣内に走れば、どんな足の遅い選手でもトップにいける・・・哀川君でもそれに近い作戦を取る瑞穂だから思い切って指示ができた・・・」
布施「やっろぉぉぉぉ〜〜」
瑞穂の反撃がはじまるのか??
DEARBOYS NEXT
杏崎(全てのボールに5人全員でカバーをして取りに行く湘南大相模のメンバーのスタミナ消耗は相当なものでしたが、新チームである私達のスタミナ消耗も予想以上に削られていました)
氷室「さすが湘南ね。トーヤはともかく湯川君まで少し疲れが見えるわ」
杏崎「はい。近藤君は限界かもしれません・・・」
氷室「うちのきつい練習に耐えている彼なら、20分は持つと思ったけど・・・」
杏崎「接触プレーが多い湘南はスタミナの削り合いになります。今ままでの試合と感覚が違うのも仕方ないかもしれません」
氷室「そうね。湯川君も見えないところで一年のヘルプに行って、オフェンスは確実に点を取ってくれている。攻撃も防御も常に全力よ」
杏崎「トーヤ君もです。余裕があるように見せていますが、紅林君のフォローにはすぐに飛び込んでいます」
氷室「ジョーがファール3つで、近藤君が3つ・・・前半残り2分・・・前半はこのままでいきたいわ」(ファールが多い・・・布施歩・・・さすがね)
スコアを見る氷室
湘南 48対40 瑞穂
布施「うら、とめてみろ」ポンプフェイクを入れる布施
湯川・高階(くそ、またか)
紅林がフェイクにつられて体が浮き上がる
布施「前半中に退場までリーチにしてやるよ」
高階「ファールするなぁ〜〜」
湯川(どうする?)
布施「くらぇ〜〜〜うぉぉぉぉぉ」
紅林「く・・・」
近藤「ジョーはファウルしちゃだめだぁ」
ドカン!!
布施「いてぇ」
紅林をかばって、無理やり止めに入った近藤
ピーーーーー
「インテンショナルファール」
近藤「しまった・・・・・」
「うぁぁぁぁぁ。とうとう一年が4つ目だぁ」
「前半持たなかったぞ。瑞穂のインサイド」
「ってか、インテンショナルって湘南これで突き放すぞぉぉぉ」
近藤「あ、あ、あ、す、す、すいません」
近藤の頭をポンポンと叩く高階
「なぁ〜に謝ってんのよ。布施せんせ〜の3ポイントプレイ破ったじゃん。胸張っていいぞぉ〜〜」
湯川「お前のファールは初めから計算してんだから気にするな。バスカンにならなかったんだ。お前のあたりも良くなってるんだよ」
2年の二人は近藤を慰めながら、ベンチの氷室にタイムアウトを要求する。
タイムアウト 瑞穂高校
氷室「近藤君に代わって、水前寺行くよ!」
水前寺「はい!」
氷室「横学戦で見せた一年生コンビのゲームコントロール見せなさい。それから、トーヤ。後半からのつもりだったけど・・・」
トーヤ「ほいさ、インサイドっすね」
杏崎「トーヤ君、スタミナは大丈夫?」
トーヤ「無理って言ってもやるっきゃないっしょ」
氷室「泣き言は言わせないからね。キャプテン」
近藤「すいません。僕のせいで・・・」
氷室「過ぎた事を後悔しない。今、何ができるかを考えるの。それがうち(瑞穂)の闘い方よ」
近藤「はい」
トーヤ「よくやったよ。お前は。後は任せな。それに退場したわけじゃね〜。勝負所でもう一回チャンスは来るんだから、気を抜くな」
湯川「おっ、キャプテン。良い事言うじゃね〜か。そうだ、勝負所では相手がヘロヘロになっている。それまでに体力を回復させとけ」
氷室「問題は湘南のオフェンスよ」
トーヤ「俺と湯川っちを徹底して避けてくるね」
氷室「かといって、今の湘南とマンツーマンをしても、ミスマッチを徹底的につかれる。予定通り2−3ゾーンでいくよ。前の二人は思いっきり走るのよ。足の速さで負けたら承知しないから」
榎本・水前寺「はい!!」
氷室「よし、第二クオーター残り2分。二人で点を取ってくるの。思いっきりいきなさい」
榎本・水前寺「はい!!」
コートに向かう5人
トーヤ「男同士の接触プレーが増えると思ったらテンションさがるよなぁ〜」
湯川「お前そればっかだな。その接触した結果、点が取れませんってシュート外したらどうするんだ?生意気坊ちゃんに八つ当たりか」
トーヤ「罰として、ロン毛君と生意気坊ちゃんでハグでもさせますかぁ」
湯川「ふっ、それのった」
コートでは布施の二本のシュートが決まり、更に湘南からのスローインで試合は始まろうとしていた。
柳本(今度は2−3、試合が始まる前の予想メンバーだな・・・中はあの二年の二人がくる。少しミドルレンジから俺とチャーで揺さぶっていかないとな)
試合が始まる前、湘南大相模はこの陣形を予想。柳本と小原のミドルショットで揺さぶり、オフェンスリバウントも制して中の強さを見せつけるつもりで練習していた。勿論、高階と湯川の強さは認めていたため、何度もそれをやるつもりでもなかった。
ただ、この陣形でのファーストショットは小原のミドルレンジを選択した。
チャー「一年坊主に止められる程スピード遅くねえっての」
シュッ
水前寺のチェックより前にシュートを放った小原。
ボールはリングに向かっていく。
ガン
「リバウンドォ〜〜〜」
湯川「うら」
高階「にょろ〜り」
紅林「きええええええ」
そして、榎本はリバウンド後にすぐにパスがもらえる位置を確認
水前寺は・・・小原のシュートチェックに行ったまま、フロントコートに向かって既に走っていた。マイボールが自分達のものがわかっているように・・・
バシ!!
取ったリバウンドを空中でそのまま榎本に投げる湯川
ほぼチップアウトであるが、確実に手に収めるところが湯川すごいところ。
榎本は野球の選手のように、前方にボールを投げる
布施(なに・・・だれに・・・)
前方を走っている水前寺がたった一人フロントコートへたどり着いていた。
ザシュ
レイアップが決まる
「はええええ〜〜あの一年」
「なにものだ。あいつあんなに足はやかったのか」
榊原「足が速いんじゃない・・・初めから一人走っていた・・・」
奥村「まるで、マイボールになるのがわかっているような走り方でしたな」
榊原「ディフェンス中に一人敵陣内に走れば、どんな足の遅い選手でもトップにいける・・・哀川君でもそれに近い作戦を取る瑞穂だから思い切って指示ができた・・・」
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何度も読んで頂いているなんて感激です♪本当にありがとうございます。
引退試合とか書くときに、なんだかんだで哀川君達3年生だけど、
2年生のすごいところ。一年生の成長。また、成長するためにのフラグ。それらを
考えるのが面白かったです。
そのほかにも、高階君と保科君が好きなので、彼等が関わる試合はどうしても思いが入ってしまってます。
ちなみに高階君も最後の方、さとみちゃんといい感じだったので(メインストーリーが終わって更にいい感じになってますが)柏木君まで来て四角関係はやりすぎですかね(笑)
柏木君と保科君が出会うところを、更新したいのですが、まだ試合が終わっていません。
大学編はなるべくキャラを壊さないようにしたいと思っていますが、バランスって難しいですよね。新キャラでこんなタイプがいればなど、大学編までいったら知恵を貸してくださいまし。
氷室さんと昭彦コーチの下り、ありそうでなさそう。なさそうでありそう。
って、絶妙ですね。そのストーリー。
ディアボーイズならではのラブストーリーでしょうか。
私には思いもつきなかったです。氷室先生といえば、飯嶋先生も出てきて
三角関係って・・・私に書けるのでしょうか(笑)
でも氷室さんみたいな人がいたら、私なら試合放棄してずっと見てるかもしれないです・・・だから気持ちわかるかも
前に、あの天童寺から、練習試合を申し込まれるってくだりがあったと思うんですが、瑞穂に負けてるから…今年もいいチームになってるという話から…ってのもあると思うんですが、実は昭彦コーチが氷室さんにラブで、会いたかった…ってのはどーでしょう?
和彦が、昭彦コーチにもたらしたファインプレーは、氷室さんに出会えた事的な。
あ、完全に私の妄想です。
何回も1話から読んでるんですけど、妄想がとまりません笑笑
ディアボーイズは、バスケの中にあるところどころのラブ話がいいですよね〜〜(*´ㅂ`*)
あ、もちろん大学編のバスケも楽しみです。
やっぱり、和彦あってのディアボーイズですもんね。
更新楽しみにしております。