2016年11月11日
ディアボーイズの続きが見てみたい130話 〜ゴール下〜
ザシュ
高階のフリースローが決まり、3ポイントプレイの完成
またも、ポーズを取ってディフェンスに戻る高階トーヤ
布施「くっ」イライラしている布施だった。
チャー「歩ちゃん、落ち着けって。プレイでやり返してやればいいんだよ」
布施「ああ」
チャー「じゃあ、今何をすべきか。勿論わかってるよね」
布施「ああ、わかってるよ。高階とあの湯川との闘いは後半でいい・・・」
チャー「わかってるなら、そろそろやるよ。様子見が長すぎるんだよ。ココ(頭をさす)使って試合やんなきゃダメだよ」
布施 コクンと、無言で首を下げて了解する布施歩だった。
次の湘南のプレー。パススピードがさっきよりあがっていた。
湯川(パスがはえ〜。このパスに流動的に合わせているのか?いや、ナンバープレイだろ。どこでくる)
あまりのパスの速さに、ナンバープレーだと思った湯川であった。しかし、中学時代から何度も同じプレーをしている5人にとっては、これぐらいのパスワークは、ナンバープレーじゃなくても、お互いにどこにボールを渡すのかを瞬時に判断できるものだった。
そして狙いは・・・
ガン ガン 高階の前に大門 湯川には梁川
それぞれが壁となって布施を通していた。
湯川・高階(なるほど・・・予想はしてたけど・・・)
布施がゴールに下に突っ込みポンプフェイクを入れる。
引っかかる紅林。
しかしゾーンディフェンスの瑞穂は、近藤がすぐにヘルプに向かう事ができる。
ただ・・・・・・
布施はひっかけた紅林に向かってジャンプする。身長で劣る布施にとって、ジャンプのタイミングがずれていても、紅林が前にいる事でシュートをまともには打てない。
紅林もフェイクに引っかかりながらも、布施をとめられるような感覚となる。
トーヤ「ジョー気を付けろぉ」
何度も何度も練習した布施のゴール下。それこそ何万回打っただろうか。
布施歩の絶対的シュート
布施「雑魚がぁ。1年坊主はベンチに引っ込んでろぉ〜。うおおおおおおおお」
ガッ!体がぶつかり、紅林のブロックは布施の手を覆いかぶさるようにしてしまう。
グググ
布施「うらぁぁぁぁ〜。邪魔なんだよぉ〜〜」
シュッ! ピーーーーーーー
強引に押し返してのシュート
それがリングに吸い込まれる・・・
ザシュ。
「バスケットカウントワンスロー」
「うわぁぁぁぁぁ。今度は布施がやり返した」
「今完全にブロックされてたのに、力で押しかえすように打ったぞ」
「ってかファールなの?あれ」
「いや、完全に体も手もぶつかってたでしょ」
榊原「また、磨かれている・・・本当のパワーアップってことかしら。去年見た時は、体は細くて、とてもゴール下の肉弾戦には耐えられないように感じた。インサイドのプレーで布施歩に弱点はなくなったのかも」
得意のポーズを決めている布施
トーヤ「いや、布施せんせ〜。まだフリースロー決めてないから2点だって」
布施(ヴ・・・・)「うっせ〜。俺がフリースロー外すわけね〜だろ」
近藤「ヘルプ遅かった、ごめん」
紅林「・・・・いや、俺のせい・・・」
湯川「おい、そこの二人。気にするな。退場してもいいからさっきぐらいのアタリで最後までいけ」
近藤・紅林「えっ・・・はい」
湯川(本当に退場されたら困るが、あれくらいのアタリでぶつかってもらわなきゃ、こいつらにはちょっと勝てね〜ぞ・・・俺が思っていたよりこいつら上だ。ちょっとまずいかも・・・)
常に勝つためにバスケをする湯川は、常に冷静な分析ができる男であった。新チームにとってこの新人戦が最後なら、たった一人で40分間攻め続けてでも勝つ道を選ぶ男だ。
ただ、この男は「バスケにだけは」紳士的に取り組む男。新チームにとって目標がインターハイ優勝であれば、それに合わせて、この試合を消化する事もできる男であった。
この時、湯川楓はこの試合の位置づけに関して少し悩むのだった。
自分と高階トーヤを避けて攻撃される事は予想していた。
敵がファールプレイを誘い込む事も後輩達に伝えシミュレーションもした。
その上で起こったファールに、自チームの力を冷静に分析せずにいられなかった。
もう一人の天才は、絶対に負けたくない。と、いつにもましてヘラヘラしているのだった。
トーヤ(ぜってぇ〜やり返すもんねぇ〜〜)
DEARBOYS NEXT
高階のフリースローが決まり、3ポイントプレイの完成
またも、ポーズを取ってディフェンスに戻る高階トーヤ
布施「くっ」イライラしている布施だった。
チャー「歩ちゃん、落ち着けって。プレイでやり返してやればいいんだよ」
布施「ああ」
チャー「じゃあ、今何をすべきか。勿論わかってるよね」
布施「ああ、わかってるよ。高階とあの湯川との闘いは後半でいい・・・」
チャー「わかってるなら、そろそろやるよ。様子見が長すぎるんだよ。ココ(頭をさす)使って試合やんなきゃダメだよ」
布施 コクンと、無言で首を下げて了解する布施歩だった。
次の湘南のプレー。パススピードがさっきよりあがっていた。
湯川(パスがはえ〜。このパスに流動的に合わせているのか?いや、ナンバープレイだろ。どこでくる)
あまりのパスの速さに、ナンバープレーだと思った湯川であった。しかし、中学時代から何度も同じプレーをしている5人にとっては、これぐらいのパスワークは、ナンバープレーじゃなくても、お互いにどこにボールを渡すのかを瞬時に判断できるものだった。
そして狙いは・・・
ガン ガン 高階の前に大門 湯川には梁川
それぞれが壁となって布施を通していた。
湯川・高階(なるほど・・・予想はしてたけど・・・)
布施がゴールに下に突っ込みポンプフェイクを入れる。
引っかかる紅林。
しかしゾーンディフェンスの瑞穂は、近藤がすぐにヘルプに向かう事ができる。
ただ・・・・・・
布施はひっかけた紅林に向かってジャンプする。身長で劣る布施にとって、ジャンプのタイミングがずれていても、紅林が前にいる事でシュートをまともには打てない。
紅林もフェイクに引っかかりながらも、布施をとめられるような感覚となる。
トーヤ「ジョー気を付けろぉ」
何度も何度も練習した布施のゴール下。それこそ何万回打っただろうか。
布施歩の絶対的シュート
布施「雑魚がぁ。1年坊主はベンチに引っ込んでろぉ〜。うおおおおおおおお」
ガッ!体がぶつかり、紅林のブロックは布施の手を覆いかぶさるようにしてしまう。
グググ
布施「うらぁぁぁぁ〜。邪魔なんだよぉ〜〜」
シュッ! ピーーーーーーー
強引に押し返してのシュート
それがリングに吸い込まれる・・・
ザシュ。
「バスケットカウントワンスロー」
「うわぁぁぁぁぁ。今度は布施がやり返した」
「今完全にブロックされてたのに、力で押しかえすように打ったぞ」
「ってかファールなの?あれ」
「いや、完全に体も手もぶつかってたでしょ」
榊原「また、磨かれている・・・本当のパワーアップってことかしら。去年見た時は、体は細くて、とてもゴール下の肉弾戦には耐えられないように感じた。インサイドのプレーで布施歩に弱点はなくなったのかも」
得意のポーズを決めている布施
トーヤ「いや、布施せんせ〜。まだフリースロー決めてないから2点だって」
布施(ヴ・・・・)「うっせ〜。俺がフリースロー外すわけね〜だろ」
近藤「ヘルプ遅かった、ごめん」
紅林「・・・・いや、俺のせい・・・」
湯川「おい、そこの二人。気にするな。退場してもいいからさっきぐらいのアタリで最後までいけ」
近藤・紅林「えっ・・・はい」
湯川(本当に退場されたら困るが、あれくらいのアタリでぶつかってもらわなきゃ、こいつらにはちょっと勝てね〜ぞ・・・俺が思っていたよりこいつら上だ。ちょっとまずいかも・・・)
常に勝つためにバスケをする湯川は、常に冷静な分析ができる男であった。新チームにとってこの新人戦が最後なら、たった一人で40分間攻め続けてでも勝つ道を選ぶ男だ。
ただ、この男は「バスケにだけは」紳士的に取り組む男。新チームにとって目標がインターハイ優勝であれば、それに合わせて、この試合を消化する事もできる男であった。
この時、湯川楓はこの試合の位置づけに関して少し悩むのだった。
自分と高階トーヤを避けて攻撃される事は予想していた。
敵がファールプレイを誘い込む事も後輩達に伝えシミュレーションもした。
その上で起こったファールに、自チームの力を冷静に分析せずにいられなかった。
もう一人の天才は、絶対に負けたくない。と、いつにもましてヘラヘラしているのだった。
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さっそくのコメントありがとうございます。
北沢は君は爆発的な攻撃力を持った人がチームにいて欲しいですよね。
更にポストプレイもできて、時には攻撃する北沢君も見れる選手といえば・・・
正直まだ決めていないのですが、意外と親分肌を持つ北沢君が先輩らしい行動をする。
となれば、一年生で図太くて、強気だけど、バスケを楽しむ。電化製品好きで、ミーティングに誰よりも早くきて、寝て待っているやつが合うような気が・・・
おっと、誰かは言えませんが・・・(笑)
絶対すごいバランスのとれたチームになると思います
トーヤと、布施センセーはいいコンビニなりそうですよね。
意外と合う〜〜みたいな笑笑
でも、高校の間はライバル関係で見ていて楽しいです。
個人的に北沢龍之介のその後も気にはなっております。
ディフェンスの鬼!でも、カッコいい〜〜
あのスペシャリストは誰と組ませてもらえるのか?そこも期待しております〜〜
見逃してたらごめんなさい。