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2016年10月24日

ディアボーイズの続きが見てみたい118話 〜水前寺君、髪切ってくれないかな〜

決勝リーグ、横学戦。


派手な瑞穂のバスケを見ようと、会場はほぼ満員。

氷室「スタメンは、ガードに水前寺君。榎本君の1年生コンビよ」

水前寺・榎本「はい」


氷室「で、フォワードコンビは勿論。2年の2人よ」

トーヤ「ういぃ〜」

湯川「うい」


氷室「センターにジョーが入りなさい」

紅林「・・・」


氷室「去年の横学と違う点はディレイトオフェンスはないわ。速攻もあるし。速攻からの3点も平気で打ってくる。インサイドを三人で蹴散らせてきて。ガードの二人はとにかくフリーで打たせない」


一同「うい」



ロッカールームを出るメンバー。


水前寺「杏崎先輩!」

杏崎「ん?どうしたの?」

水前寺「今日は絶対勝ちましょう。絶対。俺頑張りますから」

杏崎「えっ、うん。当たり前よ。きっちり勝ってきて」

水前寺「はい。俺むちゃくちゃ気合入ってますから」


杏崎に背を向けて右手を振っている水前寺。背中からは気合いが入ってる事が見て取れた。


杏崎「???」 (ん?ほしなさん?)


昨日の保科の去り際と水前寺のポーズがかぶって、保科を思い出す杏崎

杏崎(もしかして、聞いてたの?水前寺君。やだ)

ぼ〜とする杏崎



氷室「どうしたのサトミ?」


杏崎「あっ、いえ何もありません。行きましょう先生」
(水前寺君の髪型保科さんとかぶってるじゃん。もう、保科さんの事思い出しちゃったし。髪切ってくれないかな・・・)



「瑞穂きたぁ〜〜」
「高階く〜ん」
「湯川ぁ、今日もすげえダンク見せてくれ」


横学監督「あせるんじゃない。観客と試合をやるんじゃないよ。同じ高校生と試合をやるんだ。落ち付いて戦ってきなさい」


達也「はい!!」



ジャンプボールは紅林が制する。


水前寺から高階へとボールが渡り、高階から湯川、レイアップが決まる。


「おおお、瑞穂はえ〜〜〜。あっさり先制だ」


横学は、達也がポイントガードとなっていた


達也「落ち着いて、一本。まずは一本確実にいこう」
人差し指を一つ立ててチームのメンバーを鼓舞する。


それを聞いた瑞穂メンバーもディフェンスに気合を入れて腰を落とそうとすると


湯川「バカ、チェックを忘れるな」


そう、横学の前キャプテン佐藤がやったプレー。
落ち着くと見せかけてそのまま3ポイントを放つ


水前寺・榎本(しまった)

既に達也はシュートモーションに入っていた。
慌ててチェックにいく水前寺。


しかし、シュートは放たれる。


インサイドではリバウンド争い。高階、湯川、紅林が圧倒していた。


トーヤ(とれる)


紅林(・・・いける・・・)


湯川(どっちに落ちても取れるな。そっこ〜でカウンターだ)







ザシュ!!




横学 3 対 2 瑞穂



「おおおお。ファーストショット、パスを一回もなしに決めちまったよ」
「これが、横学だ」
「横学〜〜、俺は横学を応援してっぞ」


会場には横学ファンも結構いた。


湯川「気にするな。水前寺。今のダッシュはよかったぞ」


水前寺「あ、はい」(お、怒られるかと思ったのに・・)


トーヤ「ジョー、今のポジションよかったぞ」


紅林「はい」


トーヤ「おぼっちゃん。3点打たせないんじゃなかったの?」


榎本「う・・もう打たせないっすよ」
(水前寺は完全に遅れていたのに、チェックに間に合った。俺達のスピードって結構上がってるのかな??)


手ごたえを充分に感じていない1年生。
後輩の成長を認めている2年生。


ベンチにはこう見えていた
氷室「この試合勝ったわ」

杏崎「はい。うちと横学のインサイドは次元が違います」



DEARBOYS NEXT




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