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2014年12月04日

選択肢を与えられたら注意

最近テレビでやっている「素敵な選TAXI」というドラマがありますが、これは自分で選んだ選択肢を選択する前に戻って、もう一度選びなおすということができるドラマです。

少しSFチックですがとても面白いので僕も見ております。

このように自分で選んだ選択肢が間違って後悔することが皆さんもよくあると思います。

ならば、他人に選択してもらえばいいのでは?と、思いますが、人間は他人に選択肢を決められるのは嫌う心理があります。

他人に主導権を握られたくないのです。

勉強をやろうと思っても、誰かに先に勉強をやるように言われてしまうと、相手に言われてやるような形になってしまい、やる気が無くなってしまいます。

誰かと食事にいくときも、相手に「〇〇にいきませんか?」と言われると、誘導されているという気持ちになり反発まではしませんが、勝手に決めるなと心の中では思ってしまうはずです。

逆に「どこにしましょか?」と聞かれると、「う〜ん、そうだな・・・」と悩んでしまうのです。

人間は相手に決められるのも嫌だし、逆に自分で決めるのも嫌だなという心理があるのです。

だから、「自分が決めたら嫌われるから嫌だな」と思ってしまい、いつまでたっても決まらないという現象が起きるのです。


しかし、この問題は簡単に打破できます。

それは、選択肢を与えるのです。

「〇〇と△△どっちにしますか?」と言うと、相手は他人に決められたとは思いません。

こちらは選択肢を絞っただけだからです。


このように二択にして相手に質問してしまえば、最後の決定権は相手に譲ることができます

こうすれば、相手に嫌われずに済みますし、なおかつ選択肢の中に自分が行きたい場所だけ入れておき、行きたくない場所だけ抜いておくと、自分の思い通りに相手を誘導することができるのです。

選択肢を相手に言っても、相手がどれにしようか?とまだ言っているならば、相手は本当にどこでも良く、他人に決めてもらいたいということなので、この時は自分が決めても問題はありません。



逆に選択肢が多すぎると、結局「どれにしようか?」と相手に言われてしまうので注意してください。

もし選択肢をピックアップするのが難しい場合は、ジャンルから絞っていけばいいのです。

「テーブル席とカウンター席どちらにします?」

「和食・洋食どちらにします?」

「2000円未満・2000円以上どちらにします?」

というように、ジャンルで2択に絞っていけば、最終的に店の候補が絞られてくるので、最後に店の名前を2択出せば問題ないでしょう。


この技術はセールスで使われることが多いのです。

掃除機を買おうとしている客に「この商品はどうでしょうか?」と言ってしまうと、勝手に決められてしまったと思われ、買う気をなくしてしまう可能性があります。

しかし、「〇〇社と△△社どちらをお探しですか?」「コード式と充電式どちらにされますか?」というようにジャンルから2択で絞っていくことで、客は自分で選んでいるという気持ちになるため、うまく買ってほしい商品を誘導によって買わせることができるのです。


これがセールスでの使い方です。

自分が欲しいものをあらかじめ決めてから店に行くようにしてください。

そうでないと、あとから自分の選択が間違っていたと返品することになってしまうかもしれません。

セールス以外の重要な場面でこの誘導を使われてしまうと、返品できないことであれば、もはやどうしようもありません。

「選TAXI」もありませんので・・・



ポイント

「掲示された選択肢以外に、選択肢がないが探す。」






2014年12月03日

褒め上手だと思っても、セオリー通りやっているだけ

たとえば、「君ってかわいいね」とか「美人だね」といつも言ってくる男がいるとします。

こういわれた女性は嬉しいと思うでしょうか?

大抵の女性が、どうせお世辞でしょ?としか思わないだろう。

あまり自分に自信がない女性であればイヤミかしら?と思うかもしれません。


なぜ、この褒めまくる男は、女性に素直に喜んでもらえないのでしょうか?

セリフが悪いのでしょうか?

実は、タイミングが悪いだけなのです。

褒めることの基本としては、先に相手をけなしてから、後から褒めるのです。


「その携帯、デザインが微妙だね」とけなしてから、「でも、機能はすごく良いね」と褒めるのが効果的なのです。


「その携帯、機能はすごく良いよね」と褒めてから「でも、デザインは微妙だね」と言ってしまってはだめです。


なぜかというと、人間は会話を聞いている時は常に新しいことを頭に入れて、古いことは頭から抜け出しているのです。

なので、会話が終わったら、最後のセリフが頭に最も残るので、あとに褒めることで、先にけなしたことが頭から抜け出ているのです。

後にけなしてしまったら、先に褒めたことが抜け出してしまうのです。

これが、後から褒める理由の一つです。


もう一つは、変化を与えるためです。

たとえば最初から褒めて→褒めて→褒めて→褒めてを続けるとセリフからセリフへの変化がありません。


次はどうでしょう

けなす→褒める→けなす→褒める

このように変化をつければ、セリフとセリフの間に差ができて、より一層相手の心に届くのです。

しかしこの方ではせっかく褒めたのに再びけなしているため結局プラスマイナスゼロになります。


相手にかけるセリフに「褒め度」というものがあると考えます。


相手を褒めるセリフは+1

相手を褒めもせずけなしもしない普通のセリフを0

相手をけなすセリフは−1


と考えましょう。

この褒め度は変化が−1または+1であれば、相手に気づかれないません。

褒め度に−2または+2の変化があれば、相手が気付きます。

しかし、褒める→褒める、普通→普通と同じ種類のセリフを連続で言ってしまっては、褒め度に関係なく相手の気分が下がってしまうのです。


褒め度は蓄積されずに、直前に使ったセリフと、先に使ったセリフの褒め度の差が反映されます

つまり、先にけなして、あとに褒めると、−1から+1に変化したので差は+2になります。

なので基本的なセリフの使い方は次のようにしてください。


けなす(−1)→褒める(+1)→普通(0)→けなす(−1)→褒める(+1)

このようにけなす→褒めることによって差が+2になり、相手が褒められたことに気づきます。

次に、褒める→普通のセリフを言うことで褒め度は−1下がりますが、相手には気づかれません。

そして、普通→けなすことで褒め度はさらに−1下がりますが、差が±1であれば、相手に気づかれないので、問題ありません。

そして、そこから再び褒めるのです。これで相手は褒めるということしか意識できないのです。

しかし実質は、けなすセリフも使っているため、「褒めるしかしない男だな」とは思われないのです。


このように褒め度に差がつけば相手の頭の中に残りやすく、逆に褒め度の差が微小であれば頭の中に残りにくいのです。

今回は3段階にしかセリフを分けませんでしたが、上級者は褒め度を5段階以上のセリフに分けることによって、より最低から最高に褒めたときの効果が大きいのです。


今回は前回の励まし方に似ていましたが、励ますというのと褒めるというのでは全く違ってくるのです。

励ますというのは、マイナスからプラスにする。

褒めるというのはゼロからプラスにするので、励ますよりも簡単なのです。

なので、もし褒め上手な人間に出会ったら、意識して会話を聞いてみてください。

うまく、褒め度を徐々に下げてから、一気に褒め度を上昇させるはずです。


ポイント

「褒め言葉だけに気を取られず、けなし言葉にも意識を向ける」




タグ:心理学

2014年12月02日

励まし方がうまい人間に励まされるな

もし、皆さんが好きな人に告白して成功したら、何が良かったからだと思いますか?

プライドの高い人に限らず、大抵の人は、自分の見た目が良いから実力のおかげと思うか、メールやら会話で仲良くなってコツコツと努力してきたからだと思うでしょう。


本当の答えはわかりません。

分からないからこそ、正しいのかもしれません。

だから違うとは否定できません。

しかし、なぜ自分が成功した時は自分の実力や努力のおかげだと考えるのでしょう?

それは自分が自分のことを一番理解しているから、実力や努力をどれほどしてきたかを理解しているからこそ、そのような考えになるのです。


プライドが高ければ高いほど自分のことを信用しています。


しかし、周囲の人間はどう思うでしょうか?

本当に当事者がイケメンであれば納得いくでしょうが、そうでなかった場合はおそらく、タイミングや運が良く、相手が彼氏と別れて悲しんでいた時に告白したのでは?と思う人もいるでしょう。

または、相手の女がどんな男でも付き合う人間だから、優しいから断れなかったから。

と考える人もいるでしょう。

周りの人間は当事者の努力や実力をあまり知らないため、判断材料が当事者とは異なってしまうのです。



では、もし告白に失敗したらどうでしょう?


おそらくプライドの高い人間は、実力や努力のせいにはせず、「今回は運が悪かっただけだ」とか「あの女は誰とも付き合う気がないんだ」というように、運やタイミングのせいにするはずです。

自分の実力や努力を過信している分、実力や努力は問題ではないはずだと思い込んでしまうのです。



試合で勝ったときは「俺の実力のおかげだろ」というのに、負けたときは「運が悪かっただけだ」と言い訳する人間の例がわかりやすいと思います。

失敗したときの周囲の人間は、「あいつの実力が足りなかったからだ」「練習不足だ」と思うでしょう。

成功したときとは逆になるのです。

この時、周囲の人間は実力・努力・タイミング・運どれが原因か分かりませんが、未知数である当事者の実力・努力に原因があるのではないか?と考えてしまうのです。

だからもし、告白に失敗したり、試合に負けたりした人間を励ます際は、「才能がなかったんだよ」「もうちょっと頑張っていれば」という励まし方はタブーです。

正しくは、「運が悪かっただけだ」「タイミングが悪かっただけだ」と励ましてあげると効果的です。


試合や恋愛といったものは運やタイミングが大きく影響することもありますので、こ励まし方で良いのです。


しかしこの励まし方が間違っている場合もあります。

それは、仕事や勉強の場でプロジェクトに失敗したり、テストで赤点を取ったりした場合です。

仕事のプロジェクトで失敗したというのはわかりにくいかもしれませんが、テストで赤点を取った場合は先程とちがって、運やタイミングのせいにしようとはしません。

実力のせいにしようともしません。

今回は努力のせいにしようとするのです。


「勉強する時間が足りなかった」「ちゃんと勉強していたらできた」というように努力不足を原因にしてしまうのです。

こういったものは運やタイミングはあまり関係ないことが多いので、当事者も実力か努力のどちらかが原因と考えるしかないのです。

周囲の人間も、実力か努力のどちらかが原因と考えるしかないのです。

このため、当事者は努力はしたのに実力がなかったからだ、と決めてしまってはお終いなので、プライドが高いにかかわらず、努力が原因だと思ってしまうのです。

なのでこの場合の励まし方は、努力が原因だといって励ますのが正解なのです。

「もう少し力を入れていればできたのにな」「今度はもっと時間をかけてやればいいじゃないか」


間違っても、「努力は十分できていたじゃないか」と言わないようにしてください。

こういわれてしまってはもう実力が足りなかったと言われているのと同じです。

以上がうまい励まし方でした。



と、ここで終わってしまうと励まし方を紹介しただけになります。


ここからが本題です。というか、まとめです。


実力が無いことが原因なのに、周囲の人間は運がなかっただけとか、タイミングが悪かっただけ、努力が足りなかっただけと励ましてくるため、いつまでたっても才能がないということに気づかずにやらされて、同じ失敗を繰り返すことになるのです。


励まし方がうまい人間は当事者を励まそうとしているのではなく、原因を追究させないようにしているのです。

当事者が才能がないとわかれば、勉強もしなくなるし、仕事も辞めてしまうかもしれないからです。

落ち込まれては困るからです。


ポイント


「失敗したら、まず自分の実力を疑え。励ましは耳に入れるな。」




タグ:心理学

2014年12月01日

隠れ占い師に注意

占い師に占ってもらったときにびっくりするほど自分のことを当てられると思ったことはありませんか?

賢い方なら、誰にでもあてはまることを言って、あたかも自分のことを言い当てたように見せかけていると理解されていると思います。

しかしそれは占いのように相手のことが水晶玉を除いただけで分かるなんていう、非現実非科学的なことと思っているから、その心理を見破ることができているのです。



もしこれが占いという非科学的な状況でなかった場合はどうでしょう?


まず、この誰にでもあてはまることをあたかも自分だけのように感じてしまう心理現象をバーナム効果と言います。

これを使って占いをすると全然当たってないことを言っても、大体の人が当たっていると思ってしまうのです。

しかし、これが否定的なことであった場合は当たっていても、当たってないと言ってしまいます。

「あなたは今幸せですね。」

といわれると、あまり幸せでないとしても、幸せな部分だけを強調してしまい勘違いして正しいと思ってしまうのです。


「あなたは今不幸ですね。」

といわれると、人間はネガティブなことは否定したくなる心理が働くため、たとえ不幸だとしても、ちょっとした幸せなことを持ち出して、不幸ではないはずだ!と思ってしまうのです。


なので、よく当たるといわれる占い師はなるべく、ネガティブな問いかけは行わずに、ポジティブかつ、誰にでもあてはまりやすい問いかけをするのがうまいのです。


占いは最初の問いかけですべてが決まるといっても過言ではないのです。

もし最初に相手のことを言い当てることができれば、占い師の勝ちです。

人間は悩みや不安があると仲間に頼りたいという心理が働き、自分のことをわかってくれる人間は仲間だと認識してしまいます。

なので、占い師に自分のことを言い当てられると、自分のことを理解してくれている→仲間だ!というように無意識に思ってしまうのです。


仮に、占い師が自分のことを言い当てられないと、自分のことを理解してくれていない→不信感を持つ→敵だ!というように無意識に思ってしまいます。

そのあとはいくら当たっていても、その占い師の言うことはすべて否定しようとしてしまうのです。


占いなんて信じないから俺は大丈夫だ!なんて思う方もいるかもしれませんが、それは「占いである」と理解しているからです。


日常生活でこの手法を使われたらおそらく騙されてしまうでしょう。



自分が悩んでいるとしましょう。

それで元気がなく椅子に座っていて、「どうかしたの?」と聞かれたら、いや別に何でもないですとすんなり返答してしまいますが。

「悩みがあるみたいだね?」と聞かれたら、そうなんです!どうしてわかったんですか?と悩みをあっさり打ち明けてしまうこともあります。

元気なく椅子に座っていたのだから悩んでいるのは当たり前なのに、あたかも相手は自分のことをよく理解してくれていると勘違いしてしまうのです。

落ち込んでいるときや悩んでいるときにこの手法を使われたら、相手に親近感を持ってしまうのです。

だから、なるべく落ち込んでる時に励ましてくる人がいたら、相手が本当に自分のことを理解してくれているのかを慎重に考えてください。

大まかな問いかけしかしてこない場合は、占いの手法を使われている可能性が高く、何かやましいことがあるかもしれません。

(例)「元気ないな」「大変やな」「疲れとるな」


ピンポイントで質問してくる場合は本当に自分のことを理解してくれているかもしれません。

(例)「上司に怒られたこと気してるの?」「残業多いみたいだから大変だね」

これが、落ち込んでいる相手に取り入る方法です。


落ち込んでいない通常の時に取り入る方法としては、「君は優しい性格ですね」「明るい性格ですね」「周りが良く見えてますね」というように、ポジティブなことを言うと、あまり当てはまらなくても先程の占いと同じように自分のことを理解してくれていると思わせることができます。

なので自分のことを褒めることしかしない人間は厳重注意です。


ポイント


・落ち込んでいるときに、大まかな励まししかしてこない人間は注意

・褒めることしかしてこない人間は注意








2014年01月11日

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辛い仕事生活でも本を読んで楽になった。 辛いことに耐えるだけでは何も変わらない。 本を読んで働き方に真っ向から立ち向かって いかなければいけないと気づきました。
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