2014年12月03日
褒め上手だと思っても、セオリー通りやっているだけ
たとえば、「君ってかわいいね」とか「美人だね」といつも言ってくる男がいるとします。
こういわれた女性は嬉しいと思うでしょうか?
大抵の女性が、どうせお世辞でしょ?としか思わないだろう。
あまり自分に自信がない女性であればイヤミかしら?と思うかもしれません。
なぜ、この褒めまくる男は、女性に素直に喜んでもらえないのでしょうか?
セリフが悪いのでしょうか?
実は、タイミングが悪いだけなのです。
褒めることの基本としては、先に相手をけなしてから、後から褒めるのです。
「その携帯、デザインが微妙だね」とけなしてから、「でも、機能はすごく良いね」と褒めるのが効果的なのです。
「その携帯、機能はすごく良いよね」と褒めてから「でも、デザインは微妙だね」と言ってしまってはだめです。
なぜかというと、人間は会話を聞いている時は常に新しいことを頭に入れて、古いことは頭から抜け出しているのです。
なので、会話が終わったら、最後のセリフが頭に最も残るので、あとに褒めることで、先にけなしたことが頭から抜け出ているのです。
後にけなしてしまったら、先に褒めたことが抜け出してしまうのです。
これが、後から褒める理由の一つです。
もう一つは、変化を与えるためです。
たとえば最初から褒めて→褒めて→褒めて→褒めてを続けるとセリフからセリフへの変化がありません。
次はどうでしょう
けなす→褒める→けなす→褒める
このように変化をつければ、セリフとセリフの間に差ができて、より一層相手の心に届くのです。
しかしこの方ではせっかく褒めたのに再びけなしているため結局プラスマイナスゼロになります。
相手にかけるセリフに「褒め度」というものがあると考えます。
相手を褒めるセリフは+1
相手を褒めもせずけなしもしない普通のセリフを0
相手をけなすセリフは−1
と考えましょう。
この褒め度は変化が−1または+1であれば、相手に気づかれないません。
褒め度に−2または+2の変化があれば、相手が気付きます。
しかし、褒める→褒める、普通→普通と同じ種類のセリフを連続で言ってしまっては、褒め度に関係なく相手の気分が下がってしまうのです。
褒め度は蓄積されずに、直前に使ったセリフと、先に使ったセリフの褒め度の差が反映されます。
つまり、先にけなして、あとに褒めると、−1から+1に変化したので差は+2になります。
なので基本的なセリフの使い方は次のようにしてください。
けなす(−1)→褒める(+1)→普通(0)→けなす(−1)→褒める(+1)
このようにけなす→褒めることによって差が+2になり、相手が褒められたことに気づきます。
次に、褒める→普通のセリフを言うことで褒め度は−1下がりますが、相手には気づかれません。
そして、普通→けなすことで褒め度はさらに−1下がりますが、差が±1であれば、相手に気づかれないので、問題ありません。
そして、そこから再び褒めるのです。これで相手は褒めるということしか意識できないのです。
しかし実質は、けなすセリフも使っているため、「褒めるしかしない男だな」とは思われないのです。
このように褒め度に差がつけば相手の頭の中に残りやすく、逆に褒め度の差が微小であれば頭の中に残りにくいのです。
今回は3段階にしかセリフを分けませんでしたが、上級者は褒め度を5段階以上のセリフに分けることによって、より最低から最高に褒めたときの効果が大きいのです。
今回は前回の励まし方に似ていましたが、励ますというのと褒めるというのでは全く違ってくるのです。
励ますというのは、マイナスからプラスにする。
褒めるというのはゼロからプラスにするので、励ますよりも簡単なのです。
なので、もし褒め上手な人間に出会ったら、意識して会話を聞いてみてください。
うまく、褒め度を徐々に下げてから、一気に褒め度を上昇させるはずです。
ポイント
「褒め言葉だけに気を取られず、けなし言葉にも意識を向ける」
こういわれた女性は嬉しいと思うでしょうか?
大抵の女性が、どうせお世辞でしょ?としか思わないだろう。
あまり自分に自信がない女性であればイヤミかしら?と思うかもしれません。
なぜ、この褒めまくる男は、女性に素直に喜んでもらえないのでしょうか?
セリフが悪いのでしょうか?
実は、タイミングが悪いだけなのです。
褒めることの基本としては、先に相手をけなしてから、後から褒めるのです。
「その携帯、デザインが微妙だね」とけなしてから、「でも、機能はすごく良いね」と褒めるのが効果的なのです。
「その携帯、機能はすごく良いよね」と褒めてから「でも、デザインは微妙だね」と言ってしまってはだめです。
なぜかというと、人間は会話を聞いている時は常に新しいことを頭に入れて、古いことは頭から抜け出しているのです。
なので、会話が終わったら、最後のセリフが頭に最も残るので、あとに褒めることで、先にけなしたことが頭から抜け出ているのです。
後にけなしてしまったら、先に褒めたことが抜け出してしまうのです。
これが、後から褒める理由の一つです。
もう一つは、変化を与えるためです。
たとえば最初から褒めて→褒めて→褒めて→褒めてを続けるとセリフからセリフへの変化がありません。
次はどうでしょう
けなす→褒める→けなす→褒める
このように変化をつければ、セリフとセリフの間に差ができて、より一層相手の心に届くのです。
しかしこの方ではせっかく褒めたのに再びけなしているため結局プラスマイナスゼロになります。
相手にかけるセリフに「褒め度」というものがあると考えます。
相手を褒めるセリフは+1
相手を褒めもせずけなしもしない普通のセリフを0
相手をけなすセリフは−1
と考えましょう。
この褒め度は変化が−1または+1であれば、相手に気づかれないません。
褒め度に−2または+2の変化があれば、相手が気付きます。
しかし、褒める→褒める、普通→普通と同じ種類のセリフを連続で言ってしまっては、褒め度に関係なく相手の気分が下がってしまうのです。
褒め度は蓄積されずに、直前に使ったセリフと、先に使ったセリフの褒め度の差が反映されます。
つまり、先にけなして、あとに褒めると、−1から+1に変化したので差は+2になります。
なので基本的なセリフの使い方は次のようにしてください。
けなす(−1)→褒める(+1)→普通(0)→けなす(−1)→褒める(+1)
このようにけなす→褒めることによって差が+2になり、相手が褒められたことに気づきます。
次に、褒める→普通のセリフを言うことで褒め度は−1下がりますが、相手には気づかれません。
そして、普通→けなすことで褒め度はさらに−1下がりますが、差が±1であれば、相手に気づかれないので、問題ありません。
そして、そこから再び褒めるのです。これで相手は褒めるということしか意識できないのです。
しかし実質は、けなすセリフも使っているため、「褒めるしかしない男だな」とは思われないのです。
このように褒め度に差がつけば相手の頭の中に残りやすく、逆に褒め度の差が微小であれば頭の中に残りにくいのです。
今回は3段階にしかセリフを分けませんでしたが、上級者は褒め度を5段階以上のセリフに分けることによって、より最低から最高に褒めたときの効果が大きいのです。
今回は前回の励まし方に似ていましたが、励ますというのと褒めるというのでは全く違ってくるのです。
励ますというのは、マイナスからプラスにする。
褒めるというのはゼロからプラスにするので、励ますよりも簡単なのです。
なので、もし褒め上手な人間に出会ったら、意識して会話を聞いてみてください。
うまく、褒め度を徐々に下げてから、一気に褒め度を上昇させるはずです。
ポイント
「褒め言葉だけに気を取られず、けなし言葉にも意識を向ける」
タグ:心理学
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