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posted by fanblog

2017年08月03日

【大腸CT検査アカデミー】今日のつぶやき − 43 −

9月3日(日)に広島で「第11回消化管先進画像診断研究会 (GAIA) 」
が開催されます。
第3部 教育講演では埼玉県立がんセンターの野津先生に
「大腸CT検査読影認定医・読影支援技師認定制度の準備状況(仮題)」
をご講演いただきます!
最新情報には敏感にアンテナを張るといいと思いますよ〜!!
是非、お越し下さい。
http://gaia.kenkyuukai.jp/event/event_detail.asp?id=25144




PubMedから、今日のつぶやき − 43 −


Plumb AA, et al. Appearances of screen-detected versus symptomatic colorectal cancers at CT colonography. Eur Radiol 2016; 26:4313-4322.

さて、今日ご紹介の論文はロンドンからの報告です。
検診目的あるいは有症状で大腸CT検査を行った場合に見つかる大腸がんに違いがあるか検討したものです。
両群間でコンピュータ支援診断(CAD)の検出に差があるのかも比較しています。

大腸CT検査で大腸がんと診断された
有症状群:35名36大腸CT検査がん病変、
検診群(便潜血陽性後の精検):98名100大腸CT検査がん病変
において
腫瘍のサイズ、腫瘍の体積、肉眼型、ステージ、読影医の主観的な病変の見つけやすさ、CADの検出
の各項目に関して比較しています。

結果:
・検診群の大腸がんのサイズ(3.0cm)は、有症状群の大腸がんのサイズ(4.3cm)に比べて有意に小さい。
・検診群の大腸がんの体積(9.1cm3)は、有症状群の大腸がんのサイズ(23.2cm3)に比べて有意に小さい。
・検診群の大腸がんは有症状群の大腸がんに比べて有意に隆起型が多い(34% vs. 14%)。
・検診群は有症状群にくらべて早期の大腸がんが多い。
・検診群の大腸がんは有症状群の大腸がんに比べて、読影医は見つけにくい(目立たない)。
・CADは検診群の大腸がん(77%)にくらべて、有症状群の大腸がん(97%)の方が有意に検出する。

つまり、症状が出る前に検診で見つけることが大切だと言うことですね。
そして、検診目的の大腸CT検査は有症状者に対する大腸CT検査よりも、
病変をみつけづらく読影には注意が必要ということです。
この研究の検診大腸CT検査は便潜血陽性後なので、ただしくは精密検査ですが、
それでも症状が出てからに比べると病変は早期にみつかるんですね。

前回の論文の「便潜血陽性後から内視鏡を受けるまでの期間が10ヶ月以上になると大腸がん全般・進行がんのリスクが高まる」に通じる研究報告ではないでしょうか。
大腸がんはやはり早期発見が大切ですね〜しみじみ。

自分は14日に職域検診を受けます。
明日、明後日は便潜血検査をきちんと行おうと思います!!

それでは、また。

原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27048534



★★重大ニュース!!━━━━━━━━━━━━━━━
日本消化器がん検診学会とGAIAの共催で実施した
「大腸CT検査の実態全国調査【臨床研究 GAIA−03】」
が放射線領域の代表的なジャーナル
「European Radiology(2016 Impact Factor: 3.967)」
に掲載されました!!
https://link.springer.com/article/10.1007/s00330-017-4920-y

PubMedにも掲載済みですよ
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28674967

委員の先生方に大変」ご尽力いただきました。
ご協力いただいた施設の医師や技師の皆様にも感謝です!
皆さま、本当にありがとうございました!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★




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大腸CT検査のポイント集
毎日のつぶやきを経て増えていきますね。

<適応>
・閉塞性大腸がんに対して大腸CT検査は有用だが、手技に工夫が必要。
・完全閉塞症例には「PET/CT colonography」。
・内視鏡の検査待ちの日数を減らす役割もあり。

<前処置>
・内視鏡後にガストログラフィン30mLを服用したら約4時間後に大腸CT検査をしよう。

<読影>
・読影の飛ばしすぎは読影精度を下げるので要注意。
・トレーニングを積めば、都市部の病院でなくとも高い精度の検査が可能。
・検診目的の大腸CT検査は有症状者に対する大腸CT検査よりも、病変をみつけづらく読影には注意が必要。

<診断>
・C-RADSにおけるC1の5-10年の検査間隔は妥当
・大腸CT検査の中間期癌の頻度は非常に低い(0.1%、2/1429)
・便潜血陽性後から内視鏡を受けるまでの期間が10ヶ月以上になると大腸がん全般・進行がんのリスクが高まる。

<偶発症>
・閉塞性大腸がんでは穿孔のリスクが高くなるので注意しましょう。



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プロフィール
大腸の専門家 ナガイチさんの画像
大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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