2018年12月25日
大腸CTアカデミア 胃壁に埋没して貫通した魚骨の内視鏡的切除のビデオ画像!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第58回日本消化器がん検診学会総会が
川崎医科大学総合医療センター健康管理学
教授 鎌田 智有先生の会長のもと
2019年6月7ー8日に岡山で開催されます!
パネルディスカッション3
新しい対策型大腸がん検診精密検査法としての
大腸CT検査の現状と課題
が議論されます。司会は野崎先生と松本先生です。
演題募集中(1月16日(水)まで)です!
ナガイチは教育講演2で
科学的根拠に基づいた大腸CT診断をおこなうために
のお話をさせていただきます。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 393 −
Sasaki S, et al. Endoscopic Removal of a Fish Bone Migrating and Penetrating the Stomach. Am J Gastroenterol 2018;113(9):1282.
自分がなりたい自分になるよう
日々、思考するようにしています。
なりたいという目標がなければ、
決して理想の自分になれないと思うからです。
世界のベストセラー「思考は現実化する」も
面白いですね。
ナポレオン・ヒルさんの本です。
それでは、ビデオ論文
「胃壁に埋没して貫通した魚骨の内視鏡的切除」
のご紹介です。
動画はご覧になりましたでしょうか?
すごい動画だと思います。
キチンと記録に残しておくことで、
American Journal of Gastroenterologyのような一流紙に
採用されることができたんですね。
投稿しようという姿勢も素敵です。
前回、ラインコミュニティ限定でお送りした
Fig 1の解説です。
症例は70歳の女性。
心窩部痛を主訴に来院。
腹部エコーおよび腹部CTにて魚骨が疑われる
35ミリの石灰化した直線状の異物が指摘された(a)。
血液検査では異常を認めなかった。
上部消化管内視鏡検査では、胃体下部小弯に
びらんを伴った粘膜下腫瘍状の隆起を認めた。
しかし、異物は胃壁に埋没しており
内腔からは観察できなかった(b)。
腹部CT検査が、埋没している魚骨の
立体視に有効であっ(c)た。
胃体下部小弯の胃壁に埋没していることを同定した。
(感想)
今日は診断までにしたいと思います。
治療がビデオになっていますよ。
Fig 1の(c)は胃に送気されており(?)
胃の3次元画像となっており、魚骨との関連が明瞭ですね。
臨床現場での丁寧な診察と治療がストーリーになっており、
よいケースレポートだと思います。
それでは、また。
原文
http://www.nature.com/articles/s41395-018-0161-1
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【98名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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Fig 1の解説です。
症例は70歳の女性。
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35ミリの石灰化した直線状の異物が指摘された(a)。
血液検査では異常を認めなかった。
上部消化管内視鏡検査では、胃体下部小弯に
びらんを伴った粘膜下腫瘍状の隆起を認めた。
しかし、異物は胃壁に埋没しており
内腔からは観察できなかった(b)。
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立体視に有効であっ(c)た。
胃体下部小弯の胃壁に埋没していることを同定した。
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原文
http://www.nature.com/articles/s41395-018-0161-1
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