2021年12月23日
大腸CTアカデミア 研究計画を立てる際には慎重に丁寧に!
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GAIA-5
「本邦における大腸CTを使用した
大腸憩室の分布と頻度に関する研究」が
消化器領域の代表的なジャーナルである
「World Journal of Gastroenterology」
(2020 Impact Factor: 5.742)
に掲載されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c45b96ef1acb1744c772415dab005aef5efe41da
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PubMedから、今日のつぶやき − 1117 −
Utano K, et al. Bowel habits and gender correlate with colon length measured by CT colonography. Jpn J Radiol. 2021 Oct 11. doi: 10.1007/s11604-021-01204-7. Epub ahead of print. PMID: 34633598.
それでは、論文
「大腸CT検査で測定した大腸の長さと腸の習慣および性別との相関関係について」
のご紹介です。
【アブストラクト】
対象と方法:
多施設共同臨床試験で大腸CT検査を受けた便潜血陽性患者321名を対象にpost hoc解析を行った。
大腸の長さは、コンピュータで作成した中心線を測定し、腸骨稜のレベルで遠位側大腸と近位側大腸とに分けた。
排便習慣は次の3グループに分類した。
A-毎日排便がある
B-2〜3日に1回の排便がある
C-3日に1回以下しか排便がない
(感想)
今回の解析データはUMIN6665のデータの2次利用です。
多施設共同臨床試験ではプライマリエンドポイント、セカンダリエンドポイントを定めて主論文を作成します。
しかし、そこには多くのデータがあり、主論文以外にデータを使わないというのももったいない話です。
そのため、臨床試験では、データを2次利用することがある旨を患者さんに事前に高騰と文書で説明し同意を得ています。
もちろん、倫理委員会の審査・承認を経て2次利用することが許可されています。
この事前の同意と倫理委員会の承認がなければ、後になって2次利用したいと考えてもそのデータ利用は難しいと言わざるを得ません。
研究計画を立てる際には慎重に丁寧に行わなければいけないことが分かりますね。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34633598/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【118名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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原文
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