2017年12月02日
担当者
仕事をしていく上で、人間関係は無視できないくらい大きなものだと思います。
あるときは直視できないくらいにストレスになることもあると思います。
私は約10年前まで20数年間、保険代理店をしていたと書きました。
ほぼ一人でやっていたので、代理店については同僚といったものはおらず、対同僚や上司に対する人間関係というのは皆無でした。ましてサイドビジネスでした。
その代わり保険会社の担当者とはつながりがあります。担当者は週一回のペースでやってきました。
急ぎの用事は普段電話で済ませます。急がない用事や連絡用の書類などは週一回の訪問時に持参してもらい、打ち合わせをするという形態でした。
あるとき、担当者に何かを依頼したんです。
あまりに昔のことなので内容は憶えていません。が、確か、
体制とまではいきませんが、対応をどうにかして欲しいということだったと思います。
返答はしばら〜く待たされました。数か月くらい。
来るたびに「どう?」と聞きますが、いつも「上の許可が下りないから」と一辺倒。
良いならいい、ダメならダメ。それだけのことなのに。
あまりに時間がかかり過ぎると思ったので、あるとき少し問い詰めてみました。
問い詰めた結果、担当者の言葉にボロが出てきました。そしてわかったのは、「上から」というのはまったくのウソで、担当者は何もしていなかったということ。私の依頼を、ただ聞き流していただけだったのです。
代理店は20歳前から始めて、その当時だってまだ若く、担当者は私よりも11歳年上。
ずいぶんナメられたものだと、そのときの怒りは、しばらく忘れることができませんでした。
やがて、あることを理由に私は乗合代理店になります。
乗合代理店というのは、ひとつの店で複数の保険会社を扱う代理店です。
私の代理店は先代からずっとお世話になったA社の専属代理店でしたが、新たに代理店契約を結ぼうとしたB社は国内最大手の損保会社といって良いでしょう。保険募集のこと、ましてお客様を考えると大きな保険会社というのは、それなりにメリットがあります。
B社の代理店にもなることを決め、友人の紹介でB社の担当者と話をしました。
そのとき、B社の担当者は、
「A社の担当者はきっと、泣き落としにかかってくるから、それに乗らないように。」
とアドバイスをくれました。
そしてあの、A社の担当者に乗合代理店になりたい旨を告げました。
すると泣き落としと聞かされていたのが、逆にA社から私の代理店を切ると言います。
もういい加減、それはウソだとわかっていたので、私はそのまま乗合代理店になる書類にサインしました。
(またもナメてきたなと、、、)
もちろん乗合代理店になり、A社には申し訳ないが、おいしい契約はB社に移しました。
大きな保険会社は顧客募集しても説得力が強いです。
副業ながら少しずつ顧客を増やし、2社乗合でも問題なく代理店を続けていきました。
しばらくは。
それでも、保険業界は早くから将来、日本の人口減少を見据えていました。今から10数年前です。
人口が減ると、もちろん保険の契約数も減ってしまうのです。
合理化を考え、売り上げの少ない代理店は他の代理店と合併するようにと働きかけてきました。
私の代理店など例に漏れず、合併を勧められます。
でもやだ!
じゃ、乗合代理店をやめてA・Bどっちかの専属代理店になろうと考えました。
少しでも延命を懸けて。
合併を勧めてきたのは実はB社だけです。
専属代理店に戻るのなら、A社の方が良かったのかも知れません。
でも、お客様は大きな保険会社にステータスを得ていますから、今さらそれは通りません。
結局、A社を切ることにしました。
これは、大きな保険会社、B社と手を組むことによって多少利益を得た私が、長年お世話になったA社を裏切ったことになります。
A社を切るとき、その担当者はさぞ悔しかったでしょう。
しかし、担当者は2回も大きなウソをついています。それがもし、会社の方針なら先代から50年以上、お世話になったA社をそうたやすく切ることはできなかったと思います。
ですが私が聞いた2回のウソは、どちらも会社の方針ではなく、担当者の判断です。
また、乗合代理店になるとき、B社の担当はとても親身な方でした。
保険・金融とは同じく扱われることが多くあります。
保険を始めた頃は何もわからなかった。
でも保険も金融も、いま思うにハッタリ業界というか、時に詐欺ギリギリのところをついてきます。
その共通点で保険・金融と隣り合わせなのかも知れません。
商品が「カネ」ですから。
つまるところ、担当者次第ということでしょう。担当者というのは「個人」ですが、会社を構成するのはその個人個人だと思います。
あるときは直視できないくらいにストレスになることもあると思います。
私は約10年前まで20数年間、保険代理店をしていたと書きました。
ほぼ一人でやっていたので、代理店については同僚といったものはおらず、対同僚や上司に対する人間関係というのは皆無でした。ましてサイドビジネスでした。
その代わり保険会社の担当者とはつながりがあります。担当者は週一回のペースでやってきました。
急ぎの用事は普段電話で済ませます。急がない用事や連絡用の書類などは週一回の訪問時に持参してもらい、打ち合わせをするという形態でした。
あるとき、担当者に何かを依頼したんです。
あまりに昔のことなので内容は憶えていません。が、確か、
体制とまではいきませんが、対応をどうにかして欲しいということだったと思います。
返答はしばら〜く待たされました。数か月くらい。
来るたびに「どう?」と聞きますが、いつも「上の許可が下りないから」と一辺倒。
良いならいい、ダメならダメ。それだけのことなのに。
あまりに時間がかかり過ぎると思ったので、あるとき少し問い詰めてみました。
問い詰めた結果、担当者の言葉にボロが出てきました。そしてわかったのは、「上から」というのはまったくのウソで、担当者は何もしていなかったということ。私の依頼を、ただ聞き流していただけだったのです。
代理店は20歳前から始めて、その当時だってまだ若く、担当者は私よりも11歳年上。
ずいぶんナメられたものだと、そのときの怒りは、しばらく忘れることができませんでした。
やがて、あることを理由に私は乗合代理店になります。
乗合代理店というのは、ひとつの店で複数の保険会社を扱う代理店です。
私の代理店は先代からずっとお世話になったA社の専属代理店でしたが、新たに代理店契約を結ぼうとしたB社は国内最大手の損保会社といって良いでしょう。保険募集のこと、ましてお客様を考えると大きな保険会社というのは、それなりにメリットがあります。
B社の代理店にもなることを決め、友人の紹介でB社の担当者と話をしました。
そのとき、B社の担当者は、
「A社の担当者はきっと、泣き落としにかかってくるから、それに乗らないように。」
とアドバイスをくれました。
そしてあの、A社の担当者に乗合代理店になりたい旨を告げました。
すると泣き落としと聞かされていたのが、逆にA社から私の代理店を切ると言います。
もういい加減、それはウソだとわかっていたので、私はそのまま乗合代理店になる書類にサインしました。
(またもナメてきたなと、、、)
もちろん乗合代理店になり、A社には申し訳ないが、おいしい契約はB社に移しました。
大きな保険会社は顧客募集しても説得力が強いです。
副業ながら少しずつ顧客を増やし、2社乗合でも問題なく代理店を続けていきました。
しばらくは。
それでも、保険業界は早くから将来、日本の人口減少を見据えていました。今から10数年前です。
人口が減ると、もちろん保険の契約数も減ってしまうのです。
合理化を考え、売り上げの少ない代理店は他の代理店と合併するようにと働きかけてきました。
私の代理店など例に漏れず、合併を勧められます。
でもやだ!
じゃ、乗合代理店をやめてA・Bどっちかの専属代理店になろうと考えました。
少しでも延命を懸けて。
合併を勧めてきたのは実はB社だけです。
専属代理店に戻るのなら、A社の方が良かったのかも知れません。
でも、お客様は大きな保険会社にステータスを得ていますから、今さらそれは通りません。
結局、A社を切ることにしました。
これは、大きな保険会社、B社と手を組むことによって多少利益を得た私が、長年お世話になったA社を裏切ったことになります。
A社を切るとき、その担当者はさぞ悔しかったでしょう。
しかし、担当者は2回も大きなウソをついています。それがもし、会社の方針なら先代から50年以上、お世話になったA社をそうたやすく切ることはできなかったと思います。
ですが私が聞いた2回のウソは、どちらも会社の方針ではなく、担当者の判断です。
また、乗合代理店になるとき、B社の担当はとても親身な方でした。
保険・金融とは同じく扱われることが多くあります。
保険を始めた頃は何もわからなかった。
でも保険も金融も、いま思うにハッタリ業界というか、時に詐欺ギリギリのところをついてきます。
その共通点で保険・金融と隣り合わせなのかも知れません。
商品が「カネ」ですから。
つまるところ、担当者次第ということでしょう。担当者というのは「個人」ですが、会社を構成するのはその個人個人だと思います。
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