2020年02月28日
横転事故と市電
前にも書いたような気がするのですが、、
YouTubeで事故映像集を見ることがあります。
その中でたまに車が横転する場面があります。
それはいろいろな事故で一つのケースに過ぎないのでしょうけど、その後が心配です。
私は損害保険の代理店を24年間していたことがあります。
札幌へ転居するため店じまいしましたけど、最後に扱った事故が横転事故でした。
それも私のいたところで。
当時は保険の代理店を副業に、本業は自営でサービス業をしていました。
すると友人も自営業者が多くいます。
時間が空いたときなど、友人の店に行き世間話をすることがありました。
もう保険の代理店を閉めることが決まってから、友人のメガネ屋で話していると、、
「キーー ドーン!」
という音が。
店から出ると、目の前に軽自動車が横転していました。
後ろをこっちに向けて。
次にナンバーが目に入りました。
5552
覚えがあるぞ。
私のお客さんか?竹〇くん?
上を向いている助手席の窓から中を覗き込むと、横になった車の中で竹〇くんが体勢を立て直しています。
ようやく運転席の窓を足元にして立ち上がることができました。
次に中からドアを開けようとします。軽自動車だからドアの重さは10sくらい。
それでも下から押さえてなければ閉じてしまうので、片手はドアを持ち上げながら、残る一本の手で軽自動車の横幅をよじ登るのは無理です。無理とわかると私はすぐに手を貸しました。
町中での事故だったので、人が助けてくれるから良かったのです。
もしこれが人気のない山中で、しかも車に引火していたらと思うとゾッとします。
窓を開けて開いた窓から出れば良い?
昔のようにハンドルを手で回す窓なら良いですけど、今の車は。
車が横倒しになっただけと思っても、実際にはとても危険な状況にさらされています。
竹〇くんは前年に車を購入して新規のお客様になってくれました。
しかし前年にも事故を起こしていました。
新規の契約者が2年続けて事故を起こすと等級がかなり下がります。
等級が下がると保険料が割増しになります。
それよりも次の契約更新で保険会社は契約をもう受けてくれません。
保険会社によっても違うでしょう。が、大きな保険会社ほど冷たいと思いました。
事故車は修理工場に運ばれ、竹〇くんが同行しました。
可哀そうだったのは、竹〇くんが修理代金を気にしていたこと。
昨年も事故を起こしていたから割増料金で車両保険には入っていません。
しかし車が一旦、横倒しや逆さになれば、大抵はもう“全損”です。廃車。
しかも竹〇くんの過失より相手方の過失が大きい事故です。
もらい事故で、竹〇くんが被害者でした。
さて、代理店を閉めて札幌に転居し、サラリーマンになりました。
車で信号待ちをしていたときだと思います。
札幌市は一部市電が走っています。
市電は線路を一般道路と共有しています。
目の前を白いワンボックスカーが横切っていくとき、市電に近寄り過ぎました。
ワンボックスカーを押しのけるように市電はガリっとルーフにぶつかりました。
「うわっ!事故だ!」
と思いました。
が、
市電は何もなかったかのように、そのまま走って行きました。
なるほど、後ろから次の市電も走ってきます。
いちいち警察を呼んで事故届けというわけにはいかないのでしょう。
人身事故でない限り。
市電は塗装が剥げた程度。きっと。
でもワンボックスカーはそれなりの損傷だったと思います。
警察に届けていないだろう事故。
事故証明はもらえないと思います。
それでも保険は利くのでしょうか。
札幌市から補償してもらえるのでしょうか。
なら過失割合は?
警察に届けていないから、その場の手間は省けるでしょう。
だけど面倒な事故もあるものだと思いました。
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