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2020年02月26日

以前、サンドブラストでガラスエッチングのスタンドを作りました。

昔、サンドブラストガラスエッチングで商売しようとした事もありました。

作品は見栄え良く出来ますが、手間が大変でコストが掛かりやめました。
今は機材は倉庫の中です。でもノウハウは持っています。

1枚目の写真が、サンドブラストしたスタンドです。仕上げはいまいちでした。
img_0 (1).jpg
写真じゃ分かりにくいかも知れません。カーブしたガラスを使っています。
後ろは簡易的な黒い屛風です。

色々、作ってみましたが噴射する砂のパワーが弱く、削るのに時間が掛かりました。
問題は装置の構成でした。

最初の頃は、サイホン方式で霧吹きの原理のようにタンクに貯めた砂を高圧の圧縮空気で吸い上げながら噴射する方式です。
これでは、時間が掛かり実用的ではありません。

それで悩んで、色々調べていたら直圧式がある事が分かりました。これは、砂のタンク内に圧力を加えて同時にサイホン式の動作と一緒に行うので効率が良く、パワーが一挙に上がります。
ただ、これも欠点があってタンクの砂が無くなると、その都度補充する必要があります。

そこで、悩んだあげく砂の供給を半自動にする方法を考えつきました。
2枚目の写真がその方式です。
img_0.jpg
サンドブラストボックスの下から砂のタンクへ落ちるようにチューブで繋いでいます。
(砂のタンクはガス屋さんから頂いた小さいプロパンガスのタンクです。)

砂を落とす時は、途中のコックを開けます。
ある程度、砂が落ちたらコックを閉めます。
噴射する時はコックを閉めないと、圧縮空気で砂がボックスの方に逆流します。

この方式ですと、実に快適に作業出来ました。良い方式ですよ。
まだ、あまり知られていないと思います。
ただ、この方式が出来た時は世の中の需要も減り、倉庫行きとなった訳です。

ボックスは今は別の用途で使っています。ものを削ったり、粉が出るような作業の時に利用しています。

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