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TOP PAGE  »  特集記事  »  国が不妊治療保険を容認!でも誰が加入するの?
数年先の話になりそうですが、
不妊治療を対象にした保険商品が出るようです。


晩婚化で高齢出産する人が増えると同時に、
不妊治療を行う人が増えてきたからですね。

現在だと人工授精や体外受精などの不妊治療は健康保険の対象外で、
一部制限付きの補助はあるけど、自己負担額が非常に大きいです。

不妊治療保険によって費用がまかなえれば出生率が上がり
日本の人口減少の防止に意義があるとの意見もあります。

しかし、この不妊治療を対象にした保険。誰が入るのかなと
ちょっと疑問に思いました。


不妊治療保険は誰のために?


単純に考えて、不妊治療保険に入りたいと考える方は体外受精などの
高度生殖医療を受けようとしている人でしょう。

でも、がん治療中の患者さんが、がん保険に入れないように、
不妊治療中の方も不妊治療保険には入れないのではないでしょうか?

特例などもありますが、保険は健康なときに将来の
緊急時に備えて入るものです。
ということは、結婚する前や結婚直後など、
まだ数年は子供は作らない方が入るものなのでしょう。

ここで一つ疑問が生じました。

私たち夫婦は結婚当初、子供は必要ないと考えていました。
さらに、テレビではドラマや有名人などが「できちゃった婚」などという
言葉をよく発していたため
「子供はいつでも簡単にすぐにつくれるもの。むしろ避妊の方が難しい。」
このように刷り込まれてもいました。

学校の保健体育で習ったことも避妊が中心で、
不妊という言葉があることすら知りません。

これでは絶対に不妊治療保険には加入しないとおもいますが、
同じような考えを持つ若い夫婦は多いのではないでしょうか。

最近はNHKなどで不妊治療について特番が組まれることもありますが
それでもまだまだ世間一般の常識にはなってはいません。
第一自分に関係のないはずの不妊治療の特番なんてまず見ませんよね。

つまり、不妊治療は未知で自分には全然関係のないことなのです。


対象は婚活アラサー女子?


完全に独断と偏見ですが、不妊治療保険に加入しそうかな?と
考えられるのが情報に敏感な未婚の30前後の女性です。

男性と違って女性の方が不妊に切実。
結婚前なのですぐに不妊治療を受けるわけではない。
独身でキャリアを積んで収入もあり、保険料が払える。

不妊の原因の半分は男性にあるため、
本来なら男性も不妊治療保険に入るべきでしょうが
不妊という言葉自体知らない可能性も。

もしかすると不妊治療系には女性が加入して、
男性不妊特約を付けるなんていうものが出てくるかもしれませんね。


一気にステップアップ


体外受精や顕微授精は非常に高額な不妊治療ですよね。

私たち夫婦は医師の指導で体外受精を受ける前に
人工授精を最低6回行う方針でしたが、
次のステップである体外受精の費用負担が非常に気になっていました。

しかし、不妊治療保険によって高度生殖医療の
費用がまかなえるとわかっていれば、
いきなりステップアップすることも視野に入れられます。

不妊治療専門のクリニックの治療方針にも左右されますが、
費用負担を気にしないで済むようになれば、
少しでも若い卵子を使って治療に臨むことが可能になり
チャンスが増えることに繋がります。

このようなことを考えると、
数年先に出来る不妊治療保険は
直接私たちには関係ないかもしれませんが
有意義なものであると感じます。

だけど不妊治療についてもっと広く啓蒙することの方が
先ではないかなとも考えました。



貴重なご意見ありがとうございます!

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