AMH検査で人生設計って不妊症はありえない前提ですか？｜誰にでもわかる！はじめての不妊治療と高齢出産

３ヶ月ほど前に話題になった卵子の数を調べる検査の記事を見て
疑問に思ったことがあります。

夫婦で不妊治療クリニックを訪れて、
ＡＭＨの値を調べている事が取り上げられているのですが、

その理由が

「仕事を持っている３４歳の妻がまだ仕事を続けるべきか、
それとも出産を先にすべきか知りたかった。」

というもの。

そしてアナウンサーが
「ＡＭＨがいつ子供を産むか人生設計を考える目安になります。」
と続けているのですが、

私はこの言葉に強い違和感を感じました。

不妊はありえない

ＡＭＨ値を調べると残りの卵子の数が分かります。
コレを目安に人生設計を立てるということは、

例えば

３４歳で検査を受けて５０歳まで卵子は大丈夫ですよって結果を得られたら
仕事を選択して子供は後にするってことですよね。

なので４０歳ぐらいで子作りをする計画を立てたとしましょう。
その結果４１歳で無事出産。

・・・ってスムーズに行くのでしょうか？

妊娠するためには卵子の存在が条件だけど、
卵子が存在すれば１００％確実に妊娠が保証されるものではありません。

つまり

ＡＭＨで良好な結果が出たとしても、
イコール確実に出産できるというものではないのです。

だから私はアナウンサーの
「ＡＭＨがいつ子供を産むか人生設計を考える目安になります。」
という言葉に「？」となったのです。

まるで不妊で悩む人は存在しないかのようにも取れましたし、
高齢出産を助長しているようにも取れました。


どのような方針で不妊治療を進めるべきかの判断に、
ＡＭＨ値を調べるのはとても大切だし、

値が悪かったら直ぐに治療に取り掛かるきっかけになるけど、
「何歳まで妊娠できる」って保証するため検査じゃないですよね？

それとも他に何か深い意味があるのだろうかと
考えてみましたが今のところ浮かびません。
もう少し考えてみる必要がありそうです。

---