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2013年09月12日
息子、幼稚園の国旗掲揚式に臨む
僕たちの住むマンションの敷地内には、中国ローカルの幼稚園があります。
息子はここに通わせています。2年前までは娘もここに通っていました。
先日、幼稚園の全体朝礼で、息子が国旗掲揚式(もちろん中国の国旗)に参加しました。
鼓笛隊のようなきれいな制服を着て、
おもちゃの銃を胸に(ここいらへんは中国のお国柄ですね)、
国旗をもって行進する他の子供たちをリードしながら入場してきました。
そして掲揚台に上ると、先生がスルスルと国旗掲揚する動作に合わせて、
掴んでいた国旗の端を空中に放り投げました。
これ、北京の天安門広場でも毎朝やられていて、
この役を担うことは中国では非常な名誉とされています。
息子の場合、空中に放り投げる、というよりは、
その場で放り捨てるような動作になってしまいましたが、
そこはご愛嬌。
国旗掲揚に引き続き、「国旗の下でのお話」と呼ばれるスピーチも任されました。
内容は9月11日の「教師の日」について、更に来週の「中秋節」についてでした。
三分間程度の短いスピーチ(もちろん中国語)ですが、一週間ほど前から練習をしており、
本番でもセリフを忘れることもなく、無事に役目を果たしました。
‥これを聞くと、日本人の中にはあまりいい顔をしない方もいるかもしれませんね。
なぜ幼稚園は、日本人と分かっている子供に、無理に中国国旗掲揚をさせるのか、と。
でも、僕の考えは少し違います。
もちろん、日本の国旗を掲揚できればそれに越したことはありませんが、
中国に育っている子供たちには、日本と同じように中国をも好きになってほしいのです。
むしろ、日本人と分かっている息子に対して、こういう機会を与えてくれた幼稚園に対して、
感謝したいと思っています。
その晩僕が帰宅すると、息子は待ちかねていたように、
たどたどしい日本語を一生懸命操りながら、
朝の様子を事細かに教えてくれました。
うれしそうに話す息子をみていると、子供にとっては国の違いなんて関係なくて、
ただ、園生の代表として大役を果たせたことへの誇りと満足感で満たされているのだな、
と感じました。
まだまだ甘えん坊の息子ですが、是非今後もこういう経験をたくさん積んで、
他の子供たちの先頭に立って行動することのうれしさを味わってもらえればと思います。
息子はここに通わせています。2年前までは娘もここに通っていました。
先日、幼稚園の全体朝礼で、息子が国旗掲揚式(もちろん中国の国旗)に参加しました。
鼓笛隊のようなきれいな制服を着て、
おもちゃの銃を胸に(ここいらへんは中国のお国柄ですね)、
国旗をもって行進する他の子供たちをリードしながら入場してきました。
そして掲揚台に上ると、先生がスルスルと国旗掲揚する動作に合わせて、
掴んでいた国旗の端を空中に放り投げました。
これ、北京の天安門広場でも毎朝やられていて、
この役を担うことは中国では非常な名誉とされています。
息子の場合、空中に放り投げる、というよりは、
その場で放り捨てるような動作になってしまいましたが、
そこはご愛嬌。
国旗掲揚に引き続き、「国旗の下でのお話」と呼ばれるスピーチも任されました。
内容は9月11日の「教師の日」について、更に来週の「中秋節」についてでした。
三分間程度の短いスピーチ(もちろん中国語)ですが、一週間ほど前から練習をしており、
本番でもセリフを忘れることもなく、無事に役目を果たしました。
‥これを聞くと、日本人の中にはあまりいい顔をしない方もいるかもしれませんね。
なぜ幼稚園は、日本人と分かっている子供に、無理に中国国旗掲揚をさせるのか、と。
でも、僕の考えは少し違います。
もちろん、日本の国旗を掲揚できればそれに越したことはありませんが、
中国に育っている子供たちには、日本と同じように中国をも好きになってほしいのです。
むしろ、日本人と分かっている息子に対して、こういう機会を与えてくれた幼稚園に対して、
感謝したいと思っています。
その晩僕が帰宅すると、息子は待ちかねていたように、
たどたどしい日本語を一生懸命操りながら、
朝の様子を事細かに教えてくれました。
うれしそうに話す息子をみていると、子供にとっては国の違いなんて関係なくて、
ただ、園生の代表として大役を果たせたことへの誇りと満足感で満たされているのだな、
と感じました。
まだまだ甘えん坊の息子ですが、是非今後もこういう経験をたくさん積んで、
他の子供たちの先頭に立って行動することのうれしさを味わってもらえればと思います。
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2013年09月11日
ごちゃごちゃした深センの街並み
昨年日本に一時帰国した時、レゴランド・ディスカバリー・センター東京に娘,息子と三人で行きました。
そこでは東京の街並みがレゴで再現されていて圧巻でした。
‥そんなきれいな街並みをみていて思ったことがあります。
いったい、このレゴの街並みが本物みたいなのだろうか、
それとも東京の街並みがレゴのようなのだろうか、と。
そこでは東京の街並みがレゴで再現されていて圧巻でした。
‥そんなきれいな街並みをみていて思ったことがあります。
いったい、このレゴの街並みが本物みたいなのだろうか、
それとも東京の街並みがレゴのようなのだろうか、と。
僕はもう10年以上も中国の深センに暮らしてますが、一時帰国するたびに、
日本の街並みと中国の街並みの差を改めて思い知らされます。
日本の街にはゴミ一つ、ちり一つ落ちていない。道路もきれいに舗装してあるし、
信号もきちんと機能している。一言で表現しようとすると難しいのですが、
とにかく全てのモノが収まるべきところにキチンと収まっている、という印象を
受けます(あまりに整然とし過ぎていて面白みに欠ける、と感じることもありますが)。
中国ではそうはいきません。
僕の住んでいる深センなどは、それでもまだいい方でしょう。
街自体がここ30年程度で急速に出来上がってきたので、
新しいモノだけで成り立っている街ですから。
そんな深センでさえ、東京の街並みをみた後ではごちゃごちゃにみえてしまいます。
車道も歩道もデコボコだし、
歩行者の投げ捨てたゴミは至る所に落ちているし、
なぜか歩道のド真ん中に消火栓が設置してあるし、
信号はあっても点灯していないこともあるし、
体育館や劇場など、奇抜な形状をした建物は多いが埃にまみれているし、
「城管(都市部の秩序維持を目的として見回りをする。いわゆる『お巡りさん』)」は、
だらしなくぶらついてたり、だべってたり、チャットしてるし、
路駐は当たり前だし、
どこからともなく生臭い匂いが漂ってくるし、
澄んだ青空が見られる日はまれだし、
屋外エスカレーターは停止していてただの階段になっているし、
同じ行先の公共バスは平気で2台並んで走ってくるし、
もちろんバス停でも誰も並んでいないし、
車は赤信号でも平気で交差点に進入するし、
クラクションがうるさいのは相変わらずだし‥、
中国に住んでいる日本人の方は、100%みんなこんな状況に出くわした経験があるはずです。
とにかく、ごちゃごちゃです。
まあ、そのごちゃごちゃが楽しい、とも言えるんですがね。
それに周りがごちゃごちゃだから、自分も気張らずに生活できる、
という気安さは確かにあります。
ただ、このごちゃごちゃをレゴで表そうとすると、ちょっと難しいかもしれませんね。
単純に深センの街並みを組み立てろ、というなら組み立てることはできるでしょう。
同じ建物を同じように組むだけですから。
でもそれだけでは、きっとこの街の雰囲気を表現することはできないでしょう。
組み上がっても、どこか深センらしくない、別の街になってしまうような気がします。
ちょうど、分譲住宅の展示会即売会などで展示されている模型のような感じです。
確かに美しいマンションと、その周辺の緑あふれる環境が表現されていますが、
あれって、あまりに美しすぎて、どこか人間味に欠けるというか、活気がないというか‥。
‥まあ、ここでは、東京の街並みの美しさ,きれいさは、レゴでも表現できるくらいだ、
ということまでに止めておきましょう。
2020年のオリンピック・パラリンピックが東京に決まって本当に良かったです。