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2018年04月15日

自転車の事故と違反の統計

 昨日は警視庁のホームページで自転車の交通ルールを調べましたが、そこに自転車事故の統計や違反の調査結果がありました。

【全事故に対する自転車事故の割合】
 平成29年度の警視庁管内の全交通事故件数は約3万3千件、そのうち自転車事故は1万1千件
 なんと交通事故の3分の一が自転車事故
 ちょっとぶつかった程度では警察を呼ばないことを考えるとこの数倍の件数はあるのではないでしょうか。
 
 また、死亡者数は全死亡者数が164人に対して自転車は28人約17%と少し少なくなります。
 そして年齢層は、60歳以上が14人と半数を占めています

 高齢者は聴力、視力とも衰えているので回りが気遣ってあげる必要がありますね。
⇒「危険な自転車のお年寄り」を参照

【事故の種類】
 自転車事故1万1千件のうち「出会い頭」の事故が4千700件43%と半数近くを占めています。
 出会い頭といえばふつう交差点や路地からの出口。
 キチンと一時停止していれば防げるはずです。

 確かに街を走っていると路地から飛び出してくる自転車をよく見かけます。
 飛び出す人はきっと飛び出しても危険だとは思っていないんでしょう。
⇒「慣れの怖さ」を参照

 先ずは飛び出しは危険だということをみんながキチンと認識することが必要ですね。

【自転車定点調査結果】
 平成29年度、警視庁管内の132箇所で以下の目的で調査されています。
⇒「自転車定点調査結果報告書」

・調査目的(調査結果報告書より抜粋)
 「本調査は、都内132か所の地点において、自転車の通行台数と自転車利用者の交通ルール遵守状況を調査し、自転車の交通安全対策に活用するために実施する。」

 要は自転車の安全対策を検討するために行われていますね。
 
 まず違反者の割合ですが、11.9%。 私が街で見かける違反者より少ない気がします。
 そして違反の種類ですが、
@信号無視       47.5%
Aイヤホン等の使用 40.6%
B車道の右側走行   6.4%
C携帯電話の使用  3.4%
D遮断踏切の立入り  1.2%
E二人乗り  0.8%

 となっています。
 意外と右側走行が少ないんですね?
 そもそも私が街でよく見かける違反の「無灯火」「一時停止不停止」「飲酒運転」がありません

 不思議に思って再度統計の前提条件を見ると、まず調査対象の違反が上記の信号無視やイヤホン使用などの6項目しかありません。
 自転車事故の半数が出合い頭なのになぜ「一時停止不停止」を取らないのでしょう

 また、調査している時刻が午前7時〜10時と午後2時〜5時のみ。 無灯火がいるわけないですね。 この時間じゃ飲酒もほとんどいないでしょう。

 さらに調査している交差点がみんな比較的大きい道の交差点に思えます。(全部確認したわけではありませんが・・)
 信号無視って、どちらかというと小さい道の歩行者用信号のようなところではないでしょうか?
 少なくとも交通量の多い国道のようなところで信号無視って相当命知らずかと・・

 色々な統計の一部かも知れませんが、この統計で自転車の違反が少ないと警視庁が判断しないことを願うばかりです。
 もう少し実情にあった統計をしてほしいですね。

 ともあれ、私たちは事故の状況や調査結果を参考にして安全運転に勤めましょう。



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 2004年から糖尿病対策で自転車通勤を始め、その楽しさにはまりました。 雨の日の電車賃、メンテナンス費用を、会社からの通勤費でまかなっていますが、収支はプラスにできています。
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