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2018年02月02日

危険な自転車のお年寄り

 お年寄りの自動車運転は社会問題になっていますが、自転車でも相当危険なお年寄りを見かけます。
 ・路地から飛び出すお年寄り。
 ・車道を斜めにわたって自動車の前を横切るお年寄り。

 なぜ、お年寄りは一時停止を守らないのでしょうか?
 なぜ、お年寄りは後ろから来る車に気付かないのでしょうか?
 年をとると図々しくなる?
 それもあるかも知れませんが、それだけでは無いようです。

【感覚の衰え】
・視界が狭くなる
 歳をとると老眼になるだけでなく、左右の視界が狭くなります。
 個人差もありますが、成人で正面から100° それに対して高齢者は80°
 要は、若者は正面を見てても真横から来る車を感知できるが、高齢者は感知できないのです。
 数字ではたいした違いが無いように思えますが、大きな違いですね。
 正面しか見えていないので、標識や横の道に気付かず路地から一時停止もせずに出てしまうようです。

・耳が遠くなる
 ご存じのとおり年をとると耳が遠くなります。
 モスキート音をご存知でしょうか?
 若者には聞こえるが、中年には聞こえない高い音ですね。
 このように、年齢を重ねると特に高い音が聞こえづらくなります。
 ベルの音は比較的高い音なので、気づかれづらいですね。

 このように、視界が狭くなり、周りの音も聞こえないのでは周りの車に気付かないのは当たり前
 それに加えて、破断力や反射神経も鈍くなっているので、とっさに反応ができないのです。
 周囲の危険が感知できないので、危険な運転をしても危険だと思っていないのでしょう・・

 まわりが「もう自転車をやめたら?」といっても高齢者は自転車をやめません。なぜでしょう?
 ここからは、私の母(89歳)の様子から経験や想定したことを書きます。

【自転車に乗る理由】
・自覚がない
 目や耳、体力、反射神経は徐々に衰えます。
 急なら自分でも気づくのでしょうが、長い年月をかけて衰えてきているので、自分ではあまり衰えているとは感じていないようです。
 ちなみに私の母は85歳くらいまで、周りがいくら止めろと言っても自転車に乗っていました。
 なぜかと聞くと「まだ大丈夫!」とのこと・・・
 シルバーカーにしろと言っても「ばばぁくさいからやだ!」と言って聞きません・・とっくにばばぁなのに・・・

・生活のため
 一人暮らしのお年寄りは、自分で買い物に出かけないと生きていけません
 私は母と同居ですが、それでも自由に買いものをしたいので出かけます。
 このとき歩きだと、
 お惣菜のおいしい遠くのスーパーに行けない・・
 荷物が重くて持てない・・

 となるので、自転車は必要のようです。

 そんなこんなで、お年寄りは今日も自転車に乗ります
 いくら止めろと私のような若造(もう50代後半ですが・・)が言っても聞きません・・
 なので、街でお年寄りの自転車を見たら回りが見えていないと思い、追い抜くときは十分注意するなどのこちらが注意をしてあげる必要がありますね。

 でも、イヤホンをしてスマホを見ながら運転する若者も目や耳をふさいでいるので同じように危険ですね。
 まだ衰えてないのに同じ危険に自分から足を踏み込む必要はないと思います。
 
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感想(26件)



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ちゃりじじい
 2004年から糖尿病対策で自転車通勤を始め、その楽しさにはまりました。 雨の日の電車賃、メンテナンス費用を、会社からの通勤費でまかなっていますが、収支はプラスにできています。
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