茶目コ

木蓮和尚様は、相談者の舞に、

環さんというお姉さんはお姉さんで、生き別れになった妹さんにわからない苦しみや悩みがあったかもしれませんよ、７歳歳上で、あなたが記憶にない２歳なら、お姉さんは９歳。。

９歳の女の子が、ある日突然、新しいお母さんと妹が家にやってきた。
なんて、想像してごらんなさい。９歳なんて、強烈な出来事なら、誰しも記憶にあるでしょう。
たとえ、優しいお母さんでも、急に自分のお母さんや妹が家から居なくなって。。。水面下で親の離婚話しが進んでいたでしょう、多分ね。子どもにしたら、ある日突然、ですよ。

あなたも被害に遭われたんですが、あなたは２歳でした、幸い東京の家から母親の名古屋の実家に連れてこられた記憶は無いそうですし。お姉さんは、幼い記憶のある頃に親の離婚や内輪揉めを目の当たりにされたんです。しかも、、、物心つけば、環さんは、新しいお母さんが、お父さんの愛人だ、って気づくと思われます。舞さん、あなたも辛かったでしょう。でも、お姉さんは、あなたの知らない苦しみや悲しみを味わっていたのかもしれませんよ。

と、木蓮和尚は言います。人生相談に来る人は、言われて目覚めて気づいたから元気になる人や、相談に来ておきながら、自分の欲しかった答えが得られなくて、ガッカリしたり、怒ったり。
という人も少なくないのです。ベルモも、シンポジウムなど、発言権があるときは進んで発言するタイプですが、

欲しかった答えを、回答者から言われたいから相談しにきた、みたいな。。。ちょっとまて、みたいな人もいて、あなたは、相談するというより、もう答えが出てるのに、同意や関係が無い人の許可を得て動くのですか、
ビジネスで、チームを組んだ作業で、ボスの下で働いているなら、それで良いとはおもいますが。。。
もしも、相談して回答者が意に反するあなたの気に食わない意見があるなら反発して怒るでしょうし。答えが決まってるなら、動けば良いのではありませんか。
結局は。。。悩みどころが、本当は、動けないし、行動する事ができないって事でしょ。と。。。
でもね。実際悩み相談なんて、傾聴修行で、座布団に座って聴いてるけど。動かなくって文句を言う人がほとんどなんだよね。
結婚も、友達が、婚活してないのにいとも簡単に結婚が決まって、なんで努力してるわたしが、とかね。

動けないか、動いても、らくしたり周りや相手の気持ちを考えなかったり。。。自己中な動きをしてるって言うか。。自分を磨いて、生き生きするのが先なのに、ガツガツがつがつ、ガリガリ亡者みたいに、イケメンだの、お金持ってる、だの。

あちらの魅力様からみたら、
one of themにしかならないような、全然その気がないような異性に執着したり、追いかけたり。。。
相談者の
舞は、結構やりたいようにやってきて。。。
木蓮和尚様は、一度、お会いしてもいいじゃないですか、もしも、あなたが言うように、環さんがお金を出してみたいに言ってきたら、たとえ裕福でも、借金があって余裕がないと嘘をつけばいいし、出したければ出せば良いですし。

環さんは、もう、あなたが大人になったのだから、実のお父さんが、もしも亡くなったらあなたは、二度と会えなくなりますから、それで、気を遣われたのじゃないですか。わたしなら会いますよ。とは、言った。

ベルモは。。。わたしなら、どうなんだろ。だけどー。。。実の父親なんて。会いたいと思っても、私はもう、会えないし。ムカつく父親でも、会うだけなら、一度ぐらいいつ会えなくなるかわからないんだから。。。

きょうだいが突然だけどいるんです、三つ子です、って言われた時はわたしもびっくりしたんだけど。。。ミリオンともきょうだいってわかったし、ヴィーナスとも知り合ったし。結果オーライなんだけどね。

アマゾネスサンクチュアリィのゲスト希望は、幼なじみの、グーの喫茶店南風のある神楽町を訪れてから、そのまま。首都圏の福の神楽園の駅から、西北にミルキーピンクの可愛い電車に乗り。。。眠りと美容の
アメージングロータスに、やってきました。

天然のお化けかと思うほど大きなハスの花の中で眠り。。。リラクゼーション。。マッサージ。ベッドスパ。自然なアロマの美容液が、身体に染み渡る。。。なんと言っても。。白いハスの花は、熟睡。ピンクのハスの花は、陶酔。。。素晴らしい夢を見る。。。か。ピンクな、陶酔に惹かれつつも。、。夢が覚めたら虚しいのかなと。白の熟睡を選びましたが、

「あら。お客様。。ごめんなさい。お客様は、キャンセル待ちご予約で、、こちらのピンクの陶酔のベッドしか空いていないんですが、」予約制のハスの花ベッドがたまたまキャンセルが出て。。。空いたのはピンクのハスの花のベッドだと言う。えっ。。。
ちょっとだけ怖いけどワクワクする様な気持ちもあり。。。おそらくスタッフは、ハスの花の妖精らしい。スタッフにザクロのアロマのお茶を出されて、誘導され、ロッカーに荷物を入れて、ルームでガウンに着替えました。
着替えると、二人乗りの小さなボートで、スタッフが、大きな、ピンクのハスの花の元まで希望を連れていきました。希望が。ハスの花の中に入って寝転ぶと、フワッと良い香りが漂って。。。蓮は、静かにゆっくり閉じていきました。さて、。。希望は、何を夢見るのでしょう。

木蓮寺では。。。舞は。。。木蓮和尚様からのお言葉で、悪意、悪意と疑惑をお姉さんに持つのも当然かもしれないけど、お姉さんは、血を分けた妹と、純粋な気持ちで再会したいかもしれない。ただ、やっぱり舞さんが会いたくないなら会わないべきだし。それは。。。会いたくないなら会わない、会ってみたいなら会う、やりたい、やりたくないだけだと思いますがの。

その結果。。。もしも、傷ついてもそれも、自分で決めた事は、納得できるものです。と。。。

いまさら会ってどうしようと言うのと言う気持ちと、一生に一度だけ、会ってみたい気もする。気持ちは揺れながらにして、和尚様に御礼を言って辞しました。。。
生命の女神の岩清水では、大きなペットボトルを持ってきて、組み放題の岩清水を多くの人が汲んでいました。庭園を散策するグループや、カップル。。プルメリア島では、木蓮寺のみが唯一のお寺。。。ここも島では異質かもしれないのですが、観光スポットとして有名なのでしょうね。

舞が退室すると、ベルモは、どっと疲れがたまりクラクラしています。
普段はおっとりしていますが、僧侶の職務に関しては張り切るタイプで、
もともと、発言権のあるディスカッションでは、発言するタイプのベルモは、モンモンと。。。

けっこう、どかっとした幸せ掴んでるじゃない。あの舞さんって。。子どもは四人もいる、大きな方の兄弟は、好きな男性との子どもで、再婚の差し支えもなく。さっさと自立独立してくれた。。。

心中しそうになったけど、子どもが止めてやめた。
子どもは、四人男女ともいるし。
自分の親とも、旦那さんの親とも別居だし。舞さんの、
弟さん夫婦と二世帯同居のお母さんがあまりうまくいってないみたいに旦那さんに話したら、旦那さんが、

もしも、舞の母親の峰が一人になった場合は、うちが面倒みようかと申し出てくれたみたいだし。舞さんは、余計なお世話だと怒っているみたいなんだけど。

けっこう。。恵まれて。。だけど、感謝できないっていうか。。ベルモが、フラフラしていると、

紫子さんが。。。「ミリオンちゃんから電話よ。で。ヴィーナスちゃんや、そのお友達も何人か、木蓮寺に遊びに来ていいか、なんだって。だから、、、夕方ぐらいに、相談が終わるからね、今日は、ベルモは幼稚園じゃなくって、午前中と午後のお客様に立ち会うから、って返事はしていたわよ。」すると、木蓮和尚様の目がキラキラ

あっ。。。
ベルモが、木蓮和尚の表情が輝くのを察して
や。。。やるんだわ。和尚のホームパーティー。。。



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なんなの。。お口にチャック、チャックで、意見出来ないけど。。この、舞さんって。。。
けっこう、周りを振り回してきて。被害者、被害者、被害者って。

相談者の人には、プツンとブチ切れた婆さんみたいに。。。ベルモは、舞にぷりぷりぷりぷりしました。聞いてりゃやりたい放題。。ずいぶんと恵まれてるじゃない。。好きな男性をうまく嵌めて。。

でっ。。。子どもは、放置したわりに。最初の結婚の息子さん二人はぐれずに早めに自立独立して。。。でっ。。。自分にいいよってきた歳下の会社経営の未婚の旦那さんを言いなりにして。手のひらに乗せて転がして。今の旦那さんは、嫌いじゃない男性だし。。。仮にも結婚してもいいぐらいの男性だし。。。

この人、、、何やっても何やっても。、

好きな男性が自分に振り向いてくれない限りは確実な愛というのかしら。それがない限り。。。何をどうしても不幸としか思えないんだわ。
というか。。。この舞さんのお母さんも、弟さん贔屓で、こんな私は価値がない。。。
愛されたい人に愛されてないから価値がない私。。。みたいに思いこんでるのかしら。被害者、被害者ってネガティブなスポットばかり。。。
モンモンモンモン。。。怒りをこらえるベルモ。。大福。だけど、舞だって必死なんだし。みんな自分の事でいっぱいいっぱい。。。他人の事は、大したことで悩んでないで、くよくよしないで。と。。。言えましてもね。

一方で、希望は、神楽町まで足を運んでみたので、確かにプルメリア島に来たのだから、プルメリア島の観光をすべきだと思うけど。。
この、神楽町も福の神が作った街らしい。プルメリア島も、この神楽町も。。。まるで映画の中に迷い込んだかの様な大スペクタル。。。なんか、街そのものが、雰囲気を楽しむかの様なアトラクションというか。。

雰囲気を楽しむ。。かぁ。ディズニーランド、いやいや、ディズニーシー見たいかな。。希望は童心にかえる気がしました。東京の都心部の生活もいいけれど。。。

ここは、都心と自然が、びっくりするぐらいに絶妙にまざりあってる。

かと言って。。自然のダイナミックな生命の輝きの美しさや息吹を感じる。。。非常に多角的な魅力に溢れています。
なんて。。。素敵
希望は、スマホから、神楽町の西北部の蓮水乃地区に向かいました。海辺の南新町の麗しが浜ステーションから、お隣町や、星降る町へ抜ける電車があり。神楽町首都圏の福の神楽園が大きなステーションです。福の神楽園から、蓮水乃行きの可愛いミルキーピンクの電車に希望は乗りました。ACTウェブハウスエレクトリック。。。
通称、大蔵エレクトリック。。
交通の
福の神の電鉄会社みたい。。。でも、ミルキーピンクの電車なんて。。。と、車窓を覗くと、
うわぁ。。。ミントグリーンの電車とすれ違う。。

どうやら、ミルキーピンク、このトレインが、急行なようで、特急。急行、快速、普通などなどで、パステルカラーの色が違うようです。夜になると、ライトアップされるようで、十一月から２月、冬のシーズンの夜は、イルミネーションの一環となるようです。

中央の福の神楽園から、あれだけ都会だった景色が、だんだんと森になってきて、西のウエストヒルズの駅を過ぎて、森を抜けると、だんだんと景色が、神聖な雰囲気になってきました。わあっ。
南新町の海に流れる十六夜川から別れて大きな池があります。そこには、たくさんの睡蓮やハスの花が咲いていました。
きっと。。。極楽浄土なんて、こんなかんじ。。なのかな。。。何人かのお客さんと共に希望は、蓮水乃駅に降り立ちました。周りの観光客らしきグループが、水蓮寺の庭園を観に行くと、言っています。
希望は、美容と充電に。。。ハスの花の中で、睡眠しながら、ヘッドマッサージ、全身マッサージ、アロマテラピー、
美容のミストが、寝ているうちに五臓六腑に染み渡る
福の神笑さんが、生命の福の神お母さんの心、ココに、プレゼントしたという、リラクゼーション。。アメージングロータスを、訪れました。本来なら予約制ですが、サイトを確認すると、キャンセルが出ていて、６０分枠ならあります。と。
スマホで予約すると、白いハスの花は、深い眠りの得られる熟睡のコース。。ピンクのハスの花は。。。美しい楽しい夢を見るコース。。。なんだって。

どうしようかな。どうしようかな。。だって。。。楽しい夢を見て。。起きたら現実じゃ。なんだか。。。悲しいだけ。。
「白。。。白でお願いします。」


さ。。。木蓮寺の相談人の舞は、結局は。。最後は。。。離婚した両親。。。私と母親を捨てた東京の父親と。。。最近まで、まさか、お父さんが、姉をひきっていて、

私に姉がいる事を知らなかったんです。７歳歳上の環という女性です。

うちの小料理屋蝶々を、探偵かなんか使って調べてきて。最初は、姉だなんて言われたって。どうせ、振り込め詐欺みたいなもんだわと、何気なく実家の母親に、こんな変な電話があったわよ。何が言いたいのかしらね。母さんも、気をつけてちょうだいと電話したら。。。急に母親の峰が泣き出して。。

ま。。。まさか、母さんおれ俺詐欺みたいなのに引っかかったんじゃないでしょうね、と、びっくりして聞いたら

そうじゃない。そうじゃなくて、環というのは、舞の姉だよ、だって。な。。。なん。。なんですって。私の姉さん。、
私は。。。つい最近まで、姉がいる事なんて全然知りませんでした。両親の離婚で、母親の峰に連れられて２歳の時に、名古屋に来て。。というか

名古屋で育った事しか記憶にないです。母親の峰は、東京の父親のジローとは、没交渉でしたから。

ある程度の年齢になってから、実の父親のジローが。。。愛人をつくり、なんと私と同い年の女の子を産み。。同居していたジローの母親と険悪だった峰は嫁姑問題と、ジローの愛人問題で離婚しました。って事は聞いていましたが、
両親、ジローと峰の
離婚の原因と、愛人の子どもができたって母親からのちのち聞いたのですが。

７歳歳上の環がいる事は、母親は今まで私に黙っていたんですよ。愛人の子どもの存在を私に話して、どうして実の娘、私の姉さんの話を隠すんでしょうか。
普通は、逆ではありませんか。嫌がらせでしょうか。

環という姉も、姉で。。。母親の峰には連絡せずに、心の準備のない私に連絡を突然してくるなんて。晴天の霹靂ですわ。母親には、気を使って。私には、私を母親とともに捨てた父親が入院したから会ってくれだと。

もう、なんで急に。。。介護を手伝って入院費を負担しろ、と言ってくるのではないでしょうか。

やっぱり。。。舞は。。被害者なんだ、あくまで。人と比べては、いけないけれど。舞は、比較的恵まれてるんじゃないかなと、ベルモは、傾聴修行で座布団に馬鹿みたいに黙って鎮座するんだけど。、。

にっちもさっちも行かないってわけじゃないし。。むかし、母子家庭になって心中しようとしたのも。お金に困っていたかもしれないけど、それより。。

舞は、俊という元旦那さんに捨てられたとか、母親が冷たく協力してくれないとか。。そんな、愛情をくれくれ、で、死のうとしたとしか思えない。。

昼夜働いて辛かったにせよ、今、専業主婦に収まれるであろう豊かな暮らしですら働いている、ってもともと舞には、生活力とバイタリティで乗り越えるエネルギーがあるわけだし。お金の問題なら、この人自分で解決できる力ぐらいあるわけだし。

馬鹿だなぁ。息子さん二人がきっと。。お母さんに愛情を注いでくれていたろうに。だからこそ、ぐれずに早く独立自立したり、心中を止めたり。。。お母さんの再婚に遠慮して、再婚相手にお母さんを送り出してくれたのに。

そこに、小さな息子さん二人の深い愛情があったというのに。。なんなんだろうこの人は。先だっての、自己中の息子さん夫婦に首を突っ込む婆さんには、殺意すら覚えたけど。。。なんか。。舞に関しては哀れに思うし。。。何をどうやっても。中心が欠けているというか。。

舞は、愛する人、俊から愛されないからダメ、実の父親は、私を捨て、愛人との子どもの自分と同い年の女の子を選んだから、ダメ。
母親の峰が弟の剛を可愛がって舞に冷たいからダメ。。。母親の峰が、舞には生き別れになった姉がいるなんて、大事な事を黙っていたからダメ。。

舞は。。。、みんなに否定されて。
だから、私はダメなんだ。大事にされてないんだ、価値がないんだ、なんて、
舞は。。。いま、
女将さんとしてまあまあうまくやり、再婚してさらにまた二人の子どもができて、欲しかった女の子ができても。。常になんか、満たされなくて欠けているのね。
やれやれやれやれ。青い鳥症候群かしら。。。
ベルモ、大福は、舞に、
気づけばあなたはたくさんの幸せの数々に気づけばいいのに、公園へ行って景色を楽しんだり、感激すれば良いものを、少しだけ落ちている
犬のうんこばかり見て文句を言っているみたいなもんです。時間は経って平等に流れ行くのに。。その時間を有意義に成長に費やすか、起きた後悔ばかりにどうしようもない事にくよくよするか、

同じ時間にしても。。。プラスにスポットを当てたり。。プラスを発見したり、プラスの解釈はできるのですからね、みたいな事を言いたいんだけどっ、言いたいんだけどっ。
傾聴修行中。。。
言っては、いけない。だけどさ。。。みたいな事を。。。

以前。。。木蓮和尚に、国際僧侶のシンポジウムがあり。
世界中の僧侶が集まって、相談者の相談に乗るみたいなイベントがあり。。。和尚に
ついて行って、参加者は全員に発言権あり。の時に。。。こんな青い鳥症候群みたいな人の悩み相談があって。。。

ベルモは、回答したのだけれど。

同じ時間なら、有意義な考えや有意義な物の見方や解釈で人生は変わってくるし、感謝の気持ちが湧いてくるし、プラスを数えれば、ますますプラスを数えようとか、自己成長の日々が楽しくなるみたいな事を言ったら。。

「それじゃ、お坊さん、あなた覚醒剤でも打ってるんですか悪いことがあっても、ま、いっか、失敗、失敗、ヘラヘラみたいに、できますか失敗したら、周りも振り回す事になるんですよ。失敗してもいいなら、開き直りじゃない。まわりを振り回してもいいの
なんですか、世の中は、甘くありませんよ、プラス、プラスってお坊さんのくせに、覚醒剤でもやってるんですか、ま、いっかー。あはははって人間ですから、悲しい事は悲しいんです、それのどこが悪いんですか。」と。。。マジ切れされた事がある。こういう人は、何をどうしても、満足しない。。。自分が嫌いなんだろうな。。だから例えお金持ちになっても、成功しても不幸なんだろうね。。。

何をどうしても。不満が尽きないし。。成長の努力をしないまま、まわりにくれくれかまって。かまって。。。改善点を見いだして、違うやり方でトライしないと、いつまでもいつまでも。。同じようなトラブルや問題ばかり起きるというのに。。。
あんたは。。。死ぬまで一緒の位置で必死に歯車を回して一歩も進まないハムスターか。
それか、もう向いてないむだだと手を引くか。
なにが、覚醒剤だって。バージョアップ、バージョンアップで、その場をゴールとせず、また成長していくのと。。。

成長しないで、これやだからあっちにする、あっちがやだからまた違う場に逃げる、とは天と地の差だわよ。何を言っても、自分がそうしようと思わない限りむだなんだ。言うだけ言ってみるけど。。。するのは、本人だからね。

舞は。。。やっぱり被害者意識ばっかり。。

木蓮和尚様は舞に言いました。




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なんで。。。あたし。。独身なんて幼なじみのグーに嘘ついたんだろ。

馬鹿みたい希望は、南風のSHOPスペースで、マスターと昔話をして。。。
小さな瓶のボトルアクアリウムと珈琲豆を購入して、じゃあね。またくるねーなんて言って。。。

アイスショコラを飲んで。。。

グーが、「そっか。そー言えばさ。料理クラブで、いつも希望は、ココアばっかり飲んでだもんなー。卒業してないん、子どもみたい。」マスターのグーにからかわれたのですが、希望は、あれっ。。。やだ、お、覚えてくれてたんだ。。
地元の
クッキングクラブで、飲み物を用意すると、珈琲、紅茶ココアとか、カフェ・オ・レもあったけど。。。わたしはいつも、アイスもホットもショコラを飲んでた。大好きだったから。。。ピースは色々その日の気分で気まぐれに飲み物を変えて。。

グーは、ブラックオンリー。あの時。。。イメージ的にね、兄のピースは一刻だから。。。ブラックオンリーで、グーがあれこれや気まぐれに飲むってイメージだったけどなぁ

どうして、子どもが珈琲を、お砂糖もミルクも入れずに。ってびっくりした希望。
希望は、親に子どもが珈琲を飲むと馬鹿になるから飲んじゃダメと、言われていました。そのせいか、珈琲牛乳よりも、ココアが好きで。。。

グーは、珈琲の香りが大好きだから、珈琲の仕事をしたいんだ、だって。
えっ希望は、こんな小さな頃から詳細までなになにになる、と宣言するグーが、大人で、輝いて見えました。
グーの家は、母子家庭らしいし。。お母さんは、あまりあれダメ、これダメって言わないんだろうなぁ、珈琲の香りが大好きだから。。。かぁ。感性が豊かというか。。
はっきりと。。。なる、と宣言していた。なりたいなー、じゃなくって。
そうやって言っていたグー。。。ミーハーに、グーのファンみたいな女の子もクッキングクラブに入ったりしましたが、

目当てがグーで、お料理が好きってわけじゃないから、さぼりがちだったりね。グーは、本当にお料理が好きなようで、
クッキングクラブの主催の
ボランティアでプロの島田さんと言う地域の年配の男性が、この子ら、ピースとグーは、教えがいがある。と。。。家庭が母子家庭を知っていたので、ピースやグーや、小さな子どもは、大人達が面倒を見て、会費は無料にしていました。将来的に、お料理界を豊かに。。。ただなんとなく。。。やる事ないからとか、他の事も思いつかないから。。、

などなどの若者が、お料理界の厳しい修行についていけず、すぐ辞めてしまう。。または、やる気はあってもついていけずすぐやめてしまう。でも、キラリと、輝やく原石を見つけたいと、島田さんは思っていました。
それが、ピースとグーのきょうだい。ピースやグーは、よく友達と遊ぶタイプで、野球やサッカーも楽しんだり、

少年野球少年サッカーにも顔を出したり、入団しなよとも言われましたが、結局は親の役員の当番や、サポートがかなり必要だから、うちは母子家庭で、母ちゃんが働いていて、ご迷惑になりますから、と、お断りしました。
運動神経は、ピースもグーもかなり良い方でしたが、
でもね、それより。二人は料理が大好きなのです。
「わー希望、大人になったの。珈琲飲めるようになったん。」南風で、香ばしいあまりの香り高さに。。。旦那さんのために珈琲豆を購入して。。。はっ。あ。。。あたしは。。珈琲が、あまり好きじゃない。。って言うか。。ブラックは飲めないし。

旦那さんの為に購入とは言えないので、親がうちに近々と来るから両親が、そろって珈琲大好きなのよね。と、希望はごまかしました。
珈琲は、苦手だけど、この香りならば、きっと珈琲好きな両親も喜びそうだから。。。とね。

独身なんて。。。嘘をつく意味なんかないよね。だからといってどうなる事じゃないのに。

なにを期待してしまうの。エリート商社マンの旦那さん。、。
アマゾネスサンクチュアリィで、
その同僚の奥様二人と一緒にやってきて。

他の二人は赤ちゃんを親に預けてきたらしい。わたしはまだ、子どもはいない。結婚して一年になるけれど。まだ、早いと思うけど。。
旦那や旦那の親が、そろそろじゃないかって。
アマゾネスサンクチュアリィに来た他の二人も、子どもは、早い方がいいわよ、だって。

あの二人は、東京出身東京育ち。。わたしは、名古屋の学校に来ていた旦那と結婚して東京に行った。。。

東京の人ってもっと新感覚な人かと思ってた。子どもがどうだのとか、まだ私２３歳よ。じゃ、なんで結婚したのかってなるけど。。。子どもの頃から好きだったグーが、名古屋を離れて諦めた。。。

希望は、グーとはただの幼なじみ。付き合った事は一度もないし。グーには、とりまきや女性ファンみたいなのが切らす事なくいたし。まだ、幼なじみで、友達として仲よかって。。マシな方だけどね、
違う誰かを時々好きになっても。。最終的には、巡り巡っては、やっぱり原点のように、グーが好きだなと。だけどね。。。グーが、いきなり名古屋を出た時に。。。諦めがついたし。

だって、近くにいても、付き合えるわけはないし。。と希望は、グーを忘れる事にしました。。学生時代東京から名古屋に来ている彼氏ができ、卒業とともに、東京に帰るけど、希望と離れたくないからと、

彼氏は、プロポーズしてきて。。。なんとなく流れで結婚しちゃったかも。都会に行けば気はまぎれるとか。。。旦那は歳の割に高収入だし。。。のちのち引き延ばすと結婚は、大変かもしれないと。。。東京の都心出身だから、あちら様の親ごさんも、多分そうはうるさくないし、なんて。。。思い込んでて。。。

正直。。。私も大都会へ出たいが為の結婚かも。
旦那の収入があるし。。今のところ生活は問題ない。。。
だけどね。。
旦那の実家が、
子どもは、まだかとか。妊娠の兆候はないのとか。。。なんで、結婚すると、子ども、子どもなんだろう。。。まさか、大都会の次男坊の実家が。。。結婚一年ぐらいで。。。結婚してもいいけれど、拘束されるほど旦那さんを好きなのかと聞かれたら。。。
そこまで
そうじゃないかもしれない。希望は、神楽町のグーの喫茶店南風に来たので。。。このままプルメリア島に戻るよりも。。。神楽町を、ぶらぶらしてみようかなぁ。。。

スマホで、神楽町を検索してみました。

そして。。。こちらは。。ahah ahahahahはははは。。。プルメリア島、南の黒蝶貝区のアクアオーシャンハーバー。。
海の家クワタ。。。「ベルモんちに電話したら、紫子奥様が出て、今日は、傾聴修行中なんだってー。」ミリオンがいいました。「けいちょう」ココアが、虹色のカキ氷を食べながら、不思議な顔をして聞きます。。
「人生相談ね。って言っても、木蓮和尚がするのを、ベルモは、ジーッと黙って聴いているだけ、なんだよね。壁になる、みたいに。」
「えっ。。。なんのため。。」ココアは、まさか、今の時間、自分の母親の舞が、木蓮寺で人生相談をしてるなんて、勿論思っていません。。。
「将来的に、ゆくゆくベルモが、人生相談の解答をしなければいけないの。。多分ね。だから、言っていい事や悪いことや、間の取り方や。。お寺に駆け込む人って。。中には、死のうとしている人や、スレスレ紙一重のメンタルの人もいるわけで。」ミリオンは、だから、わたしはたまたまこちらの、桑田さんの家に来たけどね。。

ミリオンは、一歩ズレて、もしもベルモとは反対で木蓮寺に行く可能性があったんだけど。。。赤ちゃんの取り違えみたいに。。もしかしたら。。。あたしが木蓮寺で育ったらどーなってたんだろ。

木蓮寺は、桑田家の菩提寺なんだけど、ミリオンは無宗教を誇りにしているぐらいの宗教嫌いだし。もちろん、木蓮寺や、ベルモの一家は大好きだけど。。。かと言ってなんでも御仏がどーのこーのってさ。商売上手だしね、お寺さんって。。。「マチガイナク。。。オデブ。」ヴィーナスが、ミリオンをからかうと、「それ、ヴィーナスだってさ、あたし達三つ子だから。誰がどーなって。。取り違えた環境にいたかもだわよ？」
シャーベットやカキ氷。。。ミリオンは、ベルモんちの紫子さんに、ヴィーナスや、友達がきてるから、午後からちょっとだけ顔を出したいのですが、と聞いてみたら、午後からなら、時間空くかも。
というか。。。檀家さんから昨日鶏肉の種類いろいろ貰ったんだけどねー。もしかして、あなた達時間があるなら、和尚がやるかもよ。

やるかもよ。とは、和尚がホームパーティーみたいにまた、料理をしては、モテナス。木蓮和尚は、、もともと料理人になりたかったのに。。。木蓮寺を継がなければならないので諦めたけど、趣味は諦めず。

その。。。
木蓮寺での舞の
お寺の人生相談。。。舞は。。。ピースとグーが幼い頃に。。母親の峰も助けてくれず、一人で必死に頑張ってきて。。。俊の事を思い出して。。精神的に思いつめ。。

死のうと思ったけど、ピースやグーは、どうするの。。。残したら。。と。。。親子無理心中をしそうになりました。。。幼なじみの、俊にそっくりのグーを見て。。

わたしは気が狂い。。。グーに向かって。裏切ったわね、許さない俊、などなど罵倒して。。。なんとか、抵抗してギャン泣きするグーの、僕は俊じゃない
って声と。。。母さんやめてっ。と、袖を必死に引っ張るピースの声に我にかえって

あたしは。。。あの時から、ピースやグーに不審に思われた。出来るだけ早く保育園というか幼稚園に預けて、朝から晩までとにかく働いて。

名古屋同士だったけど、十代で妊娠したわたしをよく思わない母親の峰。。なんてふしだらな子お隣の俊ちゃんと。。。
俊の家は、昔からの地元民ではなくて、俊が産まれる前に父親の転勤で名古屋に来た家で、共働きで、あまり家にいない。。。峰も、わたしが２歳の時に俊の隣の家の実家に出戻り、親同士が、特に親しいわけじゃないけど。。。

俊の家も、うちの母親の峰も。。俊とわたしの駆け落ちみたいな結婚で、隣同士の実家同士が険悪になってしまう。峰は、駆け落ち娘の舞に冷たく当たりました。
舞の離婚に関して。、。
ほら、言わんこっちゃない。で戻らないでちょうだい剛の結婚に差し支えるでしょ。だと。。。再婚相手の父親と、峰にできた弟の剛。。。この剛がこれから結婚する時にあんたが実家に子連れでいたら、嫁さん来ないでしょ。だと。。。
母親の
峰なんて、舞の実の父親のジローに捨てられてのうのうと実家に帰ってきたくせに。と、言ったようなニュアンスの事を舞が言うと。。舞の母親の峰は、なにを言ってるの、勝手に子ども作って出て行って。。
わたしは、実家に男兄弟がいるのに、みんな誰も親とすまないから住んであげてるし、
じいさん、ばあさんがいいよって言ったんだから。。。
うちは、剛がいるでしょう。あんたは、嫁いだくせに。

あたしもお義父さんも、あんたが子連れで戻ってこられたら困るのと、舞が離婚した当初ピシャリと峰に言われましたし。
もうほんと
ばっかじゃないの、峰や義理父親は、剛夫婦子どもと二世帯というか、離れで峰夫婦は暮らしているけど。。。峰と電話をしても。。。
舞の弟の妻の静香がキツイだの。。。舞が、キツければ剛の家族を追い出せばいいでしょ。家は母さんの名義なんだし。こっちに降ってこないで、と思いながら、舞が適当に返事をすると、峰は。。。ほら、あんたは冷たいねー
だと。。。どっちが？
舞は。
木蓮和尚には、日頃言えないことを怒涛のように。。。時には涙も交えながら。。。
傾聴修行の。。。
お口にチャックのベルモ。

ベルモは、だいたいの相談者は、ズレていたり動かないとか、筋違いだの、とかく筋の通らない事をやっていたり。身勝手だからそんなもんうまく行くわけないじゃない。
と。いつもモンモンとしていました。

特に許せないのが、嫁の悪口を言いにくる姑というか。。。一度、約束を破り、
不妊の嫁、子どもを産まないうちは跡取りがいるのに。。。追い出したい、不妊治療に幾ら使ったんだー、あの嫁のせいで、とやってきた相談者。。おっとりして穏やかなベルモも、
役立たず嫁の、ひとことに、ぷつんと
この婆さんにはキレてしまい。

「あのね、よく考えてください。不妊は女性ばかりの問題かしら。むしろ、長年不妊の治療して、お子様が授からないって。あなたの息子さんは、検査したのですかね？だいたい、お子様は、作るのではなくて授かるものでしょうに。。。仮にもお嫁様が原因だとしても、役立たず、ってなんと言う事をおっしゃいますの、あなたは、女性でしょ、」と。。

木蓮和尚も、大福が急激に怒り出したのには。。。びっくりして。。

まあっ。。。突然。。。その相談者は、帰ってしまい。。。木蓮和尚が、まぁ、ワシも、あの女性には、まさにそういうニュアンスの返答をしようとはしたけど、喧嘩をしにきているんじゃないし。。。言い方がありますよね、まだ。口を挟むでない、
「だって。。。あんなの幾らなんでも、あんまりに酷い
夫婦が二人の問題なのに、最初っから、お嫁さんのせいばかりにするって、馬鹿しかも、息子さん夫婦に口を挟むのアホ
床の間の花瓶で頭をぶん殴ってやりたいぐらいだわ。」「あんさんは、。。相撲取りかいな。」「相撲取りは、ビール瓶か、カラオケのリモコンでしょっ。幾らわたしがおデブだって。。」「もー、顔に出したり。。。まだまだまだまだまだまだ。。。顔に出過ぎだし。そんなんじゃ。ワシだってあー言う人はガンガン叱ってやりたいけどね。。

ニュアンスを含めて言い方を考えないと、言い方ひとつで、言葉は毒にも薬にもなるし？
恨みにも救いにも。。。気づきにも、憎しみらにも。。。ベルモ。ネットで叩かれて、自殺した、とかってお前さんも知ってるだろうに。俯瞰した解答の筋はいいけどね。
ベルモは、どちらかと言うと普段は温厚で、気は長いしおっとりしてるんだけどさ。ワシよりな。だけど。。。反骨精神が旺盛と言うのか、アホとか、馬鹿とか、ウンコとか。。、
沈黙するときは沈黙。まだまだとにかく傾聴なさい。
と。。。おーいに叱られたものの。

後日。。そのベルモが喧嘩した相談者の息子さんから謝罪の電話があり。大変申し訳ございません。先日は、母親が怒り狂って帰宅してどうしたのか、話しを聞きますと。。。母親がこちら様に大変失礼を。。。私もはっとして、不妊検査をしたところ、妻は異常なし、不妊の原因は、私でした。本当に妻にかわいそうな事を致しました。
木蓮寺様、気づかせていただきましてありがとうございます。と、お礼と謝罪を兼ね備えた電話がありました。息子さんは、あの母親に、奥さんに謝れと、言っても謝らなくて。。まさかまさかまさか。。なんかの間違いでしょ、うちの息子が不妊症だって。。。と。。。非を認めない人はいる。もう、しかたない。良い意味で、母親と距離を取ります、と。

ベルモも。。。そんなことがあったり。わがまますぎる人の話しを
我慢して聞いているのは辛すぎるものであります。
金を払って、ホストクラブにでも行って、愚痴口の嫌な話しを高いお金で聞いてもらえと
ベルモは、言いたくなります。

ベルモは、
今回のこの舞さんも。。自分をわかって欲しいのは、わかるけど、聞いてりゃ。。。被害者、被害者、被害者。。。私は被害者って被害者意識が強すぎるわ。





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ベルモは。。。本来は喉まであなたの元旦那さんは生きていますよと、目の前の舞に言いたいのですが。。。
言ってはいけない修行僧。私は壁。

言ったところで、。。幸せな結果にならないだろうなと言う結果も見えてきました。修行がすすめばもっと霊的な能力は開眼してくるかもしれません。

ヴィーナス、ミリオン、ベルモ。。プルメリアンスキューバーズという種族のタコのお父さんと、金星人の葉月さんの子ども。。
って事で、８本の手脚がありますが。。そのうちの一番長い、右左の
手の役割をする二本には、ちゃんと指紋や手相みたいなものがくっきり現れています。

お寺で、木蓮和尚様は手相を見れるので、なにげに。。。ベルモの手相を見ていたら。。。

あらららららら。見事に仏眼線、、、指先の指紋の下に仏様の目の様な印がくっきり現れていて。
それから、掌部分には、神秘十字線がダブルで両手にくっきりと現れていました。
これは。。。かわいそうなぐらいに超僧侶になる為に生まれてきた手相。。。もちろん。。。木蓮和尚様は喜ぶべきなんだけど。。。

赤ちゃんの時に、お経を子守唄に育つてきたベルモ。。。ベルモは、孫でもあり、弟子僧侶でもある。いくらお寺に引き取られたとは言え。こんな小さな子どもが、自分から僧侶になると言い出したり。
ベルモは、子どもの頃は、
両性有具の宇宙人ですが、どちらかと言うと女の子みたいだし。
同じぐらいの歳の女の子は、お嫁さんになりたいとか、芸能人になりたいとか、お姫様になりたいとか、あるいは、パティシエだの、エステシャンだの。。。
この木蓮寺の敷地内にある
木蓮幼稚園でも、ああ。可愛い。女の子達は、将来の夢をキラキラとお絵かきして発表する。

ベルモは、木蓮寺の幼稚園の保育士もやっていて。。。そんな可愛らしい同じぐらいの年齢の生徒の幼い女の子と触れ合いながら。。。

はっきりと、お坊さんになるし、結婚はしたくないと言うし。
お寺に来ます
だいたいの女の子の親御さまは、昔は優しい女の子に、今はおしゃれで綺麗なこ、可愛いこに
普通は
女の子が産まれたらそう願うわけですが。

うちのベルモは、オババみたい。抹香臭いったらありゃしない。

神経に話し白熱すると、精神論になってくるので、
ミリオンに、時として、冗談まじりで、変な印鑑や壺を売りつけないでちょうだいよ。と、からかわれるぐらいだし。

木蓮和尚様は、ご本人の意思でやりたい事をやり生きてくださいと相談者にアドバイスする。

結婚の相談も。。。昔僧侶は独身と言われたものの、木蓮和尚様は、結婚は、子孫繁栄であり、宇宙や自然の法則に沿っている。男女が愛し合い家庭を作る事は素晴らしい。。。それに。。。

いくら夫婦の仲が良いとは言ったとて。。。人生の墓場と言われるほど結婚は、修行の場である。人類の墓場と言われても、時代が変わってきても、婚活、婚活。。。

それでも、やはり結婚したい人がたくさんいるのである。木蓮和尚様は自分ももちろん結婚してるし。。。婚活パーティーをしたり。。。

ところが、ベルモは既に結婚したくないみたいに言ってるし。まぁ。。。将来的にどうなるかは、わからないけど。、。
相談者の
舞は、再婚しましたが。。。私は好き勝手をしてきました。シングルマザーになりまして、昼間だけでなく夜スナックで働いて、そこに来た

自分に惚れてきたお客、ただいまの主人の未森にプロポーズされました。好きじゃないし、

ただ、何回も何回も私目当てに通ってきて、同伴して貰ったり相談して貰ったり。あくまでただのお客様でしたから。未森は、私を真面目に好きな事はわかりましたし。。。

だから傲慢かもしれませんが、相手から誘われて、都合よく空いていて気が向いたら、相手も私を時間拘束できて嬉しいでしょうし、と思っておりました。
営業ノルマの売り上げにもなりましたからね。
今の旦那、未森とプライベートで、だんだんと会うようになり、居心地が良くなり。。好きではないけれど。。

生理的に嫌でもなく、会社経営者でまあまあうまくいってたみたいですから、色々条件を出して、それで納得するなら、と。再婚しました。


もともと。。。スナックのお客様は恋愛対象ではありませんでした。そりゃ。人として興味を持って楽しんでいただける様にと接客しましたけど。。。

私の頭の片隅には、いつも、俊が。。。

再婚相手の
未森は、私より３歳ぐらい歳下で、未森も馬鹿正直に親に私とスナックで知り合ったなんていちいちほんとの事を言いまして。
この人ってアホか。黙っておけば良いじゃない。。。大丈夫かしらと思ったのですが、まぁ、正直なのかしらと。そしたら。。。やっぱり旦那は。。。間抜けなぐらいに正直でしたね。結婚するなら。
一緒にいて
ラクな人がいいとか言っている人がいますが、どうなんでしょうね。
夫婦は、ベーシックが、信頼関係だと思うのですが、
その答えは私にはわかりませんわ。舞は言います。

未森の両親には、嫁が離婚歴のある十代で子どもを産んだ歳上の出戻りこぶつき。。。二人も子どもがいて。と、大反対されましてね。

あっそう。。。

それならそれで、うるさいならもういいや、未森がお客さんで、それでいい。結婚しなくてもと。。私は思ってたんですが。。。
未森は、
お金や時間や労力をかけてきたせいか、蟻地獄にハマった様に私を諦めませんでした。

そう。。。尽くしても尽くしても尽くしても。。。砂を噛む様な関係だった俊に。、、

私はますます恋焦がれるように。。未森は、私に振り回されていながらも、私は適度に相手にして邪険にあしらわなかったせいか。。。彼なりに、わずかな隙間に希望の明かりを見出して
私は離婚歴もあり。子どももいます。最初からはっきりとそう申し上げています。
それがダメなら仕方ないですね、
じゃあ、いいですから。と、未森のプロポーズをお断りしますと、僕がなんとかしますので、と、よけいに未森が私に執着するようになり。。。
彼の言い分は、なんとまっすぐな正直な人なんだろうか。。。だって。
私も大切にして貰える快適さを味わう事ができましたし。。。

なら。。それなら。。言えるだけわがまま言ってみたらどうなんだろうみたいに。私は、未森に対して、結婚してやるみたいな。。。

だけど。。。世の中には、きっとそんな夫婦もいるでしょうね。頼み込んで結婚してもらってどちらかに尻に敷かれて頭が上がらないとか。。

だって。。。いまだに私の心には、俊がいるんです。そして。。。舞は今の旦那さんの未森が自分に惚れていて。。まるで、未森は、昔の私が、俊に気遣う様な。。。


なんだか、ミジメで。未森は、昔の俊に片思いして気を遣っていたわたしみたい。
そんな未森にイライラする事も、これほどよくしてもらってもあるんです。

妥協した結婚という。。。どっか。。なんで私が結婚してあげたのに、スナックをやめなきゃいけないの。とかね。
シングルマザーを辞めて支えてくれる、包まれる安楽の砦が欲しかったのにね。
水商売から足を洗いましたが、シングルマザー時代に、働くことに火がついたって言うか、家にいるのが嫌いな性格に気づいたので、

再婚したら、
スナックはしないけど、旦那が経済的に豊かでしたからね。。。小料理屋店を持たせてくれたんです。
これまで、ずーっと働いてきたので、経営者の妻として専業主婦も。。とも、考えましたけれど。。未森には、商売ができるだけの経済力があるんですもの。。。

それに、このまま専業主婦に収まるのも嫌でしたね。

子どもをできたら作ると言う約束で小料理屋をはじめました。。。私は。。。

子どもに関しては女の子が欲しかったのです。。しかし。。。

未森との間に息子、娘が産まれたら産まれたで。。。ベビーシッターや、保育所や幼稚園に預けました。
正直。。。私はそれほど子どもが好きではありません。
本当に恐ろしい嫌な女ですが、最初の旦那俊との子どものピースとグーは、ピースは、妊娠したら俊と結婚できるかもしれないから。

次の次男のグーは、離れた俊の気持ちが第二子が出来たらこちらを振り向いてくれるかもしれないから。。、で、あって、はっきり言って私は子どもを俊との絆を結びつけるための道具であり、

好きな男性との子どもなら、それほど子どもが好きではない私でも、例えシングルマザーでもいいから欲しいと思ったのです。

だから、結果的に。。。俊も、俊との息子たちも私から離れていきました。当たり前ですよね。

それに。。。わたしは。。。ピースとグーには。。。恐ろしい事をしてしまいましたから。。。多分。。本人たちは幾ら小さくても。。

多分覚えているのでしょう。母親失格です。なのに。。。わたしは四人も子どもを産んでしまいました。

なにか、引き締まる様に。。。
カコーン。。。静寂に包まれたその場にししおどしの音が響きます。。。

こちらは。。。全然別の雰囲気な。。。ミリオンちの海の家クワタ。

プルメリア島も、北の白蝶貝区の穏やかさに比べたら、南の黒蝶貝区の方が賑わしい感じです。
朝からやはり。。。近所の漁師さんたちが飲んでいたり、早朝漁に行き帰ってきて、おみやげー。と。アマゾネスサンクチュアリィから来た小学生組が、海の家クワタにつくと。。。


「桑ちゃん。ミリオンも、今日は、むさくるしー、おっちゃんばっかりじゃなくって、可愛いこがいっぱい来てるじゃない。」二匹のイルカがお酒を買いに来ました。ココア含め。。。小学生達に気づくと
ニコニコしはじめます。

桑ちゃんと言うのは、海の家クワタのご主人というより、大将の桑田千範です。イルカは、たまにお酒を二人で買いに来るのです。
酔っ払いたちは、イルカに向かって、あんたらも常連だから、むさくるしーあはははと、からかっていました。
で。。。酔っ払ってる常連さんは、ピーナッツだのおつまみみたいなのを、イルカに投げて遊んでいました。
ザッバーン。。。


ひゃあデカっ。

すると、鯨もやってきました。圧倒され。。。「大将、日本酒ちょうだいよー。」
「えー。禁酒してたんじゃなかったっけ。」「だって。。。いい薬なんだもーん。あれは、ビールだけの、
話し。ビールは、禁酒っ。」鯨もイルカも見慣れない小学生の十代を見ると
まるで、動物園のエサやりみたいに。余分にお金を大将に渡して、これで、あの子達になにか、食べさせてやってちょうだい。と、わぁ。
ありがとうございます。
ココアと。。。
ヴィーナスや、シュナマロン笑〜や茶目コは、大声で、手を振り。海に向かって鉄板焼きで、漁師さんたちの海鮮の新鮮な差し入れを焼いています。漁師さんのひとりは、ヴィーナスを見ると
「ミリオンのきょうだいなんだろ。もーひとりの黄色の方はマルマルなぷくぷくなのにさ。ターンと食べて、デカくなりな。」と。。。
あれこれ差し入れして。。
世話を焼きます。
ヴィーナス、シュナマロン、笑〜、茶目コの神楽町住民達は。。。
ここは。。。神楽町の南新町みたいだなー。まだまだ人情が残っている。

「あ。ベルモにLINEいれよ。」ミリオンが言います。

そして。。。
こちらは。。。。神楽町の首都圏福の神楽園の神楽町小学校のすぐご近所さんの喫茶店南風は、いつもの様に麗しい珈琲の香りが広がっておりました。
カウンターで久しぶりに、
幼なじみのグーととりとめのない話しをしたミニウサギの希望。。。
綺麗な人だけど、誰なの、なんて。。。常連さんがマスターをからかいました。

またまたマスター。。。女癖なのかなぁ。。

しかし。。。マスターは、あっ、名古屋の幼なじみだよーなんて。。。常連さんに説明してます。
よっ、マスター、もて男っ。だけど、結婚するなら。。。

ほどほどにしなっ。憎いねー。と、常連さんがマスターをからかいます。

グー。。。結婚するのっ。。。希望の胸がズキンと痛みだします。

グーの幼なじみの。。。
希望は。。。南風をにこやかに、また来るねお仕事じゃましちゃ、悪いからねって。。。

希望は、なんで、私は。。グーに、独身って嘘をついたのかしら。嘘をついて、どうにもなる事じゃないのに。。。

いまだに。。。グーの顔を見たら。。。まだ。。好きなのかもしれない。

ぷ。。。ぷぷっ。。。あはははハハハ、。

ここは。。。木蓮寺。、あぁ。。。
舞の笑い声に。。。
静寂は破られて。。。
我慢の限界が来て。。。木蓮和尚様のご挨拶の後に隣にちょこんと鎮座しているぷよぷよした宇宙人が、かしこまっているので、舞はさっきまで号泣していたのが嘘みたいに。。。思わず大笑いしてしまいました。
しまったっ。
アーっ。。。や。。ヤバい。やばい。どうしよ。。こんな場で、和尚様や、小坊主さんに向かって。。。と、舞は思いましたが、しかし。。。あちらはさすが、和尚様の百戦錬磨というか。。海千山千の、
たくさんの事情を抱えた人々とご対面されてきたほどでありまして。。。僧侶様たち極めて冷静になって。。。

「おやおやおやおや。。。みなさん。。。みなさん、お大福様。この子を見るとどーも。。。名前と顔が一致してしまいすぎますようでございますのう。」。にっこり笑って

木蓮和尚様がそう言うと。。。お隣に座っている肉まんみたいな黄色い宇宙人はさすが修行を積んだのか。冷静な顔をしていました。

しかし。。内心はベルモもドロドロ。。
だから。。。そんな。名前つけないでよっ。と、大福という名前を僧籍にちょうだいしたベルモは徹底的に非難しましたが、

木蓮和尚様は、ベルモを悩み大きく多きこの木蓮寺に駆けこんでくる人々の緩和剤になればと。。。精神的な和らぎというか和みというか。。ささくれだったり悲しみに打ちひしがれた時もね。。。肉まんみたいにぷよぷよして、
いかにも、大福みたいな僧侶ベルモを見て。。

一瞬でも、場が和み安らいで笑すら誘えれば。。。と。ベルモにしてみれば、最初は、小木蓮という僧籍をちょうだいする予定でしたが。。、それを大福にさせられたわけです。
セクハラじゃないですか、私がいかにも。。。モチモチのムチムチのお餅のデブみたいに。セクハラ、パワハラ
まるで、私はピエロ
お寺にピエロはいらんでしょっ。
と、ベルモからの強烈な抗議がありましたが。。。

でもね。。。木蓮和尚様が、大きくたくさんの福を呼ぶように縁起を考えましたし、小木蓮なんて言うと、他の弟子が、前々からこのお寺の修行を積んどいてだね、いきなりベルモが、小木蓮を名乗ると、ワシの木蓮の次、副住職みたいじゃしのう。。
それは、生意気だし、他の先輩僧侶も
おもしろくないし、妬みになるかもやしれんし。。。
ワシらは里親とは言え親子、しかし、僧侶としては、親子じゃなくて、子どもじゃなくて弟子。。。それに、ベルモは、将来はこの木蓮寺を背負って立つ立場になる可能性があるし。

親子ってより。。孫とおじいちゃんって感じなんだけどー。
子どもより、孫ならなおさら甘々なわけで。。。
森沢万緑、木蓮和尚様の本名のプライベートの時は、孫の森沢ベルモに甘々でも、、、

木蓮寺住職と、弟子の大福の時は、他の僧侶よりかわいそうだけど、身贔屓と言われないように、または、身贔屓をしないように、僧侶の大福には厳しかったのです。

まさに、公私混同せず、ベルモと大福で、アメトムチ。。
そうやってベルモは育てられました。
ベルモ。。。
だから。。。人の嫌がる事も、汚れ役に思われても、僧侶としては。。。それも修行のうちじゃ、って。。木蓮和尚様にものの見事に言いくるめられてしまい。シブシブ。。。大福という僧籍をちょうだいしました。
大福僧侶も、
まぁ。今になっては、慣れもあり。来られたお客様が、舞の様に大福と紹介されて笑われたり。。。大笑いのネタでした。
死のうとした人すらベルモ、大福様の顔を見て大笑いされたり。
げっ。と、思いましたが。。。だんだんと、悲しみに打ちひしがれた悩み人が笑顔になるなら、

自分がそんなささやかな事でも、と。割り切るというか、大福もだんだんと悟りまして、少しは。。、
もー、名前に似合わないように痩せてやると、決心しても、無理無理無理。。
無理でした、からね。断食修行は、このお寺ではやってないと言うか。。。断食なんか、
お腹いっぱいになったら断食をして、お腹が空いたら断食をやめるタイミングで、いいのです。
元々シェフになりたかった
木蓮和尚様の趣味はお料理で、ベルモがヴィーナスやミリオンに比べて太ってるのは、確実に環境のせいです。木蓮和尚様も奥様の紫子さんも実は太めで、木蓮和尚様だって。。海坊主かタコ入道みたいなくせに。自分は、僧籍木蓮だと美化するなっ。と、ベルモは思いましたが。。。

木蓮和尚様の木蓮寺は
今の時代だしねー。お寺の婚活は、たくさんありますが、断食はほっとんどしない、肉食オッケー
だって、なんでも食べないとね。
草食だって緑を破壊して植物の生命を奪ってるじゃん。結婚は、子孫繁栄で多いによろしい。だって、結婚生活なんて修行そのものでしょ。という、肉食にも、結婚にも前向きな宗派でございます。

ま。。それは、いいとしまして。。。
対面した
座布団に正座した舞は非礼を詫びると。。。

木蓮和尚様は、「お気になさらず。。。こちら大福は、傾聴修行の僧侶、壁になれと、あなた様にご意見をせずに、壁、ですからね、」と、大福について言いました。傾聴、無の修行。。。ネットに情報が洪水のように溢れて。、ネットで賛否両論叩き合う。。。普段大人しい人も。。。

みんな、みんな。。わたしが、僕が、俺は、
聞いてもないのに
主張したがりや。
他人の事には責任がないし。言いたい放題に批判したり。。。
みんな自分をわかって欲しいから。。自分の事ばっかり話す人は嫌われてしまう。。。だけど、意見も言わず、ひたすら話しを聞け

木蓮寺に駆けこんだり悩みを打ち明ける人は、幸せじゃないわけで、ズレたことをやってるから解決できないとか、もう本当にどうしたらいいかにっちもさっちもいかない袋小路の人生の人々なわけで。。。
泥沼と不幸の亡者の溜まり場というかるつぼというか。。、
人の不幸は蜜の味〜なんぞ、軽い気持ちで話しを聞くってそんな空気ではなく。。それどころか、かなりベビーな生き地獄の状況を、相談者のお客様から打ち明けられ。。。誰しもそんな話し耳をふさぎたい。。だけど。。傾聴修行の僧侶達は、そんな深刻で暗い話しを
口を挟まずに、
黙って聞く。。聞いて、和尚様の相談者とのやり取りを学ぶ将来的に、ベルモも人生相談を受ける立場になるわけで、相手は死にたい人もいるわけですから、ベルモの一言に重みや責任があり、

まずは、軽率な発言を軽く言わない様にと、傾聴の修行をさせられています。
ベルモが、
辛かったのは。。。ボランティアで、木蓮和尚様とプルメリア市民病院にカモメのダイヤさんが入院していた時に、ダイヤさんが、宇宙人の若い女の子の出産を、カモメのイヴァンさんと手伝いましたが、三つ子のうちの二人が死産でしたが、
後から、元看護師のイヴァンさんが、
あの赤ちゃん二人は仮死状態だったけど、若くて可愛いし、彼氏もカッコいいから、むかついて、衰弱の仮死状態の赤ん坊二人をお弔いで流したって、私も人殺しに加担したのでしょうか、全然知らなかったんです。。。

と言う話しを。。。目の前でされた事です。。もちろん、ダイヤさんは、その時の流された宇宙人の赤ちゃんの一人がベルモである事は知りません。しかし。。。そんな時もベルモは、動揺せず、意見せず、ひたすら話しを黙って聞かなければなりません。
そして。。。
舞は、かなり失礼だったけど、

やっぱりみんなが、ベルモの事を笑ってると聞いて安心したのか、
身の上と悩みを話しはじめました。

あの。。。わたしは。。。十代の時の最初の旦那に去られてから。。もう、なにもかもが。。全てが抜け殻みたいなものです。

旦那、最初の旦那は俊と言います。隣の家に住む男の子で、幼なじみで、同い年でした。

舞は、母親の峰に2歳の時に連れられて、両親の離婚で母親の実家の名古屋に来ました。でも、2歳でしたから。。。全然そのへんは覚えてなくって。。後から聞いた話しです。

なんせね、後から。。両親の離婚の原因を知りましたが、東京の父親ジローに隠し子がいたんです、なんと。。。わたしと同い年の、しかも、女の子なんだと。。
母親の峰と、ジローの母親、姑はしょっちゅう喧嘩ばっかりで、父親のジローは女二人のいがみ合いに耐えられずに、外に女をつくり、子供まで作ったのです。

母親は、そんな父親に耐えかねてわたしを連れて名古屋の実家に帰ってきました。
愛人と闘うより、お金で精算したのですね、
しかし、わたしはこう思ったのです。母親とともに、父親に捨てられたから、俊と幼なじみになり隣の家に住んでるんじゃないか、と。親の離婚を密かに喜ぶわたしは異常でしょうか。これも、大好きな俊との運命とすら勘違いし。。。

物心ついた時には隣の家の同い年の可愛い男のこ、俊ちゃん。わたしと同じハリネズミで、もう小さな頃から砂糖に蟻がたかるみたいに、女の子がたかってきて。。。フェロモンというのでしょうか。。

女性というのは、いつしも、いい男が好きで、やきもちな癖して浮気の心配のあるモテモテの男性が大好きなわけです。
わたしも、ご多分に漏れず、で、ございます。
ところが、、ですね。俊は、わたしを幼なじみの親友みたいな感じで、俊には女の子が途切れず寄ってくるので、私はヤキモキヤキモチと。でも、友達、仲の良い親友の手前。。

なかなか。。俊に好きとは言えないものの。俊も悔しいことにわたしを、女友達の一人としてしか見ていない事は知っていました。

ただ。。、小さな頃から親友だし、隣の家で、俊の彼女は別として。。。他の女友達より、一歩リードしてる、みたいな。
わたしは小さな頃から俊に夢中で、愛人親子に負けて名古屋へ都落ちというか、落ち武者みたいに流れてきたくせに、
父親に捨てられた事も、多分普通は。。。普通ならば、自分と同い年の同性の子供と母親を父親が選んだなんて。。。許せないと思いますよ。。。
ところが。。。わたしは俊が全てですから。。。浮気が本気になり、私や母親を捨てた父親をなんとも思わないどころか、馬鹿みたいな事をしてくれて、おかげ様で。。なんて、思ったのです。だって。。。

本当に、もしも、両親が、順調に結婚生活を送り、東京にわたしが住んでましたら。俊とは巡り会えませんでしたから。

だから。。。わたしは俊と巡り合ったのは、運命の人だからだ、と。。。
母親の峰は再婚しましたが、婿養子というわけではありませんでしたが、義理の父親は、峰の実家、うちにマスオさん同居をしてくれました。弟の剛も生まれまして。。
おかげ様で、引っ越ししなくて良いので、隣の家の俊と離れる事もなく。。。やっぱりそれも私は運命の人だから、離れないのだ、と。

とにかく、些細なことにも、
都合よく都合よく運命、運命と俊について考え。、。結ばれているから、とね。

とうとう。。わたしは卑怯な真似で俊にハニートラップ。。というか。なんとなく流れで。。彼女のいる俊を誘ってしまい。
妊娠して。。俊は、きちんと責任を取ってくれましたが。。
１０代で、男の子を出産しまして。
良い家庭をつくろうとか、良い旦那になろうと努力してくれた俊でしたが。。

その。。。夫の俊は。、ハタチで出産した次男を妊娠して次男が産まれた時に。。。家を出たっきり。。です。

ごめん。。。と電話で一言と、家に送りつけられてきた名前の入った離婚届。、あぁ。。。俊にとっては、やっぱり偽りの家庭だったんだ。我慢の限界がきたんだ。
多分、好きな女性が出来たかもしれない。因果応報です。わたしは卑怯にも、俊を誘って騙して妊娠したのですから。。。
居なくなってしまった俊は。。。
生きてるか死んでるかもわかりません。

長男のピース、次男のグー。わたしと俊の息子の彼らには、わたしが父親の俊を騙した卑怯な掠奪で強引に俊と結婚した事は言ってないし、言えません。
どうしても。。。どうしても愛するヒトの子供が欲しかった。。だけど。、
「和尚様。。。わたしは。、。うちは離婚の家系なのでしょうか。因果は巡るのでしょうか。」

舞は再婚したらしいが、やはりどうしても。。初恋の人であり、元旦那さんである俊が忘れられない。ほんとは、未婚の母親で、シングルマザーとして、長男のピースを育てようとしたら、妊娠を打ち明けたら、片思いだったはずの俊が、彼女と別れて。。
結婚してくれた。

だけど。。。舞を本気で好きじゃない。だから。。。偽りの家庭に嫌気がさしたのだろう

そして。。。最近も、全然知らなかったんですが、父親ジローと母親峰には、舞より七歳年上の姉の環がいる事を知らされました。
全く父親のジローとは音信不意でしたから。。姉がいるなんて。その環から会ってくれと言われていますが。。。なんで、急に

まさか、お金の無心やら介護しろなど。
虫のいいことを要求されるのでは、と。姉の存在すら知らずに、突然姉から電話があり、うちは商売もしていますから、おかねがあると思いこまれた今流行りの詐欺ではと、警戒しましたが。。。母親に言うと。。実際には、本当に環という七歳年上の姉が父親のもとにいたのです。

この。。。姉という人と会った方がいいのでしょうか。

などなど舞は再び泣きながら話していました。

大福は。。。あっ。。。生きてるか死んでるかもわからないって
この、俊さんて元旦那さんは、生きてるわよ。
ベルモは、霊感というか、元々霊感持ちで生まれましたが、昔から霊的な気配や声を聞いたりして。。。

交通事故で、生死をさまよい、葉月さんに特殊な細胞を移植されましてから、はっきり霊が見えるようになり。。。
ここ、１か月前後高熱を出してから
最近では、ようやく人の生死ぐらいは透視みたいなことができます。
どんどん霊能力か霊感みたいなものが、開眼していき。。。
もっと修行を積めば、浄霊や、行方不明の人の捜査までできる能力が開発されるやもしれません。。。
な。。。なんだろ。。。
俊さんは。。生きているわ
ベルモが、舞の行方不明の元旦那は生きている、とはっきり確信します。
しかし、相談に一切口を挟むなと、木蓮和尚様との硬い約束です。
それをいうわけにはいかないし。生きていて連絡を取らず捨てられて無視される方が

大事な人が亡くなったより、悲しいかもしれませんね。
世の中には、話してはいけない事もあるさ。それをわたしと相談者のやり取りで学びなさい。。

それも、傾聴修行なのだから。。。
だけど。。。ベルモは。。ベルモは。。

生きているなら羨ましいじゃないの。

だって。。ベルモは、お父さんのミシェルが、生きているかもしれない。と期待していて。。
あの頃は、ベルモも人の生死なんて判断できず、とにかく。。。

犯罪者だろうが、私たちを捨てようが。。生きてるかも、とヴィーナス、ミリオン、ベルモは。。みんな生きていると思っていたのですから。

俊さんは。。。生きている




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実は。。。
爆発するほどの生のエネルギーにあふれながらも。。。それを包み込むが如くになんとも穏やかな透明の海。。
言うまでもなくね、
海にもいろいろ種類はあるけれど。。。やっぱり。。。美しすぎる透明度の高い海が好きだなぁー。あたしも〜。このあたりの海、サイコー。
天国みたいよー。天国って、死んだ事行った事あるのー

イメージ、イメージ、イメージだってー
　　ポストカードによくある透明な海。、

海って言ったら。。。絵になる様な透明な海が好きあっ、
それは。。。みんなかな。茶目コや笑〜、ココアは、小学生の女の子らしく、他愛ない事で、きゃっ、キャッとアマゾネスサンクチュアリィの地下、ではなく地海にある海中ゲストハウスではしゃいでいました。

普段は美と魅力の福の神で、そちら関係の企業をたくさん持ち美と魅力の関係の財閥総裁の笑〜も素の顔は幼き小学生。。。ハシャギたいし。遊びたい。。。茶目コも、笑〜のピーチバリエーションズという芸能会社の人気女優です。

ココアは、まさかまさか。まさか、人気女優の茶目コと会えるなんて夢のまた夢。。。だし。福の神笑〜にしろ。。。直接会うなんて想像もしていませんでした。同じぐらいの年齢だけど。。、女神と有名大女優。。。
想像を遥かに超える斜め上を行く経験。
ど。。。どうしてここにこんな凄い人がいるの。。アマゾネスサンクチュアリィのたたずまいとともに。。突然降って湧いてきた様なかけがえのない大きな感動。。。
昨日。。。
見たこともないぐらいに吸い込まれそうな
美しすぎる透明度の高い海が見えてきた時から。。全てが夢の中のような出来事でした。。。でも。。。
いい意味ではあるけれど。。
いま、夢から覚めたというか。現実にも夢のような事が起きるし。
そんな、
人生って。。。なかなか楽しい。
だんだんと自分も異空間だったここになじんでいくし、溶け込んでいく。。。
笑〜が神様でも、茶目コが、大女優でも。。
こうやって接していきますとね。。ホントに親しみあふれるというか。。
まるで。隣近所の
無邪気な小学生の女の子です。仔犬や仔猫がじゃれあうように。。。箸が転がるのもおかしいお年頃。。。
時間が過ぎるのも忘れてお喋りに夢中になって
女の子達が、キャーキャーやっていると。。。

午前中の予約のお仕事が終わった。。。
ヴィーナスとアシスタントのシュナマロンちゃんが降りてきました。
さ。みんなで、海の家クワタ。桑田ミリオンちに行こうよ。と、街を見学する意味も含めて散策がてらに歩いて出かける事にしました。
今日は、オーナーの
葉月が、アマゾネスサンクチュアリィのお客様にご挨拶して、今後開発する
プルメリア島の付近の購入済みの
美島にまた業者さんとともに偵察に行くって。
こちらも、美島開発計画。。。果樹園と、ワイン工場放置された密林を整えて。。。仕事にあぶれた人たちにも、働く場を作る、観光開発として。。。
果物狩りや、ワインの販売や試飲もできる場所を作る。

わがままざんまいで、
甘やかされて育っても。。。
なんだかんだと言っても、葉月は、プルメリア姫の生まれ変わりなのでしょう。。おおやけに関しての貢献する気持ちはあるようです。

さて。。。メイドのタピ丘こと、
純ちゃんは、担当のお客様の舞が外出、ココアが笑〜や茶目コ達とたわむれるので、お部屋のお掃除や、アマゾネスサンクチュアリィ全体のお掃除をはじめました。。。。あっ。。。スマホがいつもと違う音で鳴ると。。
久しぶりの母親からのLINE。。。学校が落ち着いたら一度顔を出して。。か。。こちら、神楽町に来てから、実家に帰る事もあったけど、、、最近はとんとご無沙汰です。。以前帰った時は。。いい人できたの、

と聞かれて。。。あの時は彼氏もいなかったけど。。今度親から聞かれたら。。、正直に言うか言わまいか。。。
いちおう結婚の話しも出ているんだけど。いちおう。。。いちおうな、だけじゃん。。だって。私たちは、清らかな仲なのに。なんだか、友達というか兄妹みたいだし。
母親というのは、年頃の娘に彼氏ができてもできなくても心配する。矛盾したことを平気で要求するのだ。
両親はそろっているし。。。多分サラリーマンの平凡な家庭。。
まぁ、まさかグーさんが、母子家庭だから結婚を反対するほど古臭くはないでしょうけれどね。。。

純は、落ち着くし癒されると彼氏の南風のマスターのグーさんは言うけれどね。それって。。。どうなのよ。。。女としては。

確かに私は色っぽいタイプじゃないし、セクシーでもない。

複雑な面持ちで、タピ丘純ちゃんは、ゴミをまとめて廊下に出ると、ちょうど管理人のダイヤさんが、お客様のお部屋の切り花に。と、プルメリアの切り花を持ってきました。

あっ。。。タピ丘は、ダイヤさんを見て、これぞ、恋する大人の女性確かに、ダイヤさんは50歳。。。タピ丘の親と同じぐらいの年代女性です。しかし。。。恋の魔法というのでしょうか。。。まぶしいぐらいで。。
昨日、休憩時間に、ダイヤさんが、ケーキを差し入れしてくれて、メイドの恋に化けたラブともダイヤさんと三人で一緒にお喋りしましたが。
まさか、自分が華やかな世界で女性としてこの年齢で輝いている人たちと一緒になって。。大好きな車の運転。。。しかも。。。幼い頃からずーっと憧れていたリムジンを運転しながら。。自分まで、キラキラと輝いていける様な気がするなんて。。本当に、なんと言っていいのかな。
ダイヤさんは、葉月オーナーのおかげで、まさかこんな人生がこの歳で切り開かれていくなんて。。。思ってもみなかったのだけれど。。。と、嬉しそうに、話していました。

既に、年齢は関係なくダイヤさんは輝いているし。娘ぐらいの葉月さんをとっても尊敬しているようで。。。
それから。。。

昨夜は昨日で。。。
終業時間になって、お疲れ様とくたくたになりながら、スタッフルームに戻ってくると、ちょうどダイヤさんとラブが、遅めの晩ごはんだったので。。。タピ丘ちゃんもその場に混ざり。。。和気あいあいとお疲れ様とお互いにねぎらって。。。
。。。ニコニコしたダイヤさんは、
以前、純ちゃんとマスターが、神楽町の南新町の海辺のマスターのお兄さんのピースが料理長をしている海中フレンチの、ピヴォワーヌ海離れで。。。

偶然にも、葉月さん、ダイヤさん、秘書の藤森さんとご一緒した時に。。。お酒がすすんだせいか。。。壮絶な過去を語りはじめて。。。

子どもが出来ない身体で。。。
旦那さんの愛人に子どもができて捨てられて、それから。、。親しくなった同じカモメのイヴァンという女性に騙されて裏切られて。。。

盲目にすらなって。。。しかし、目が見えるようになり、盲目のふりして、イヴァンさんを殺害しようとして。。。でも、葉月さんが、ダイヤさんを救ったのです。

最初、ダイヤさんが盲目のままだと思っていた
葉月さんは、特殊な細胞の持ち主であり、細胞の活用を封印していますが、ダイヤさんに移植して、目が見えるようにしたいとも考えていました。

ダイヤさんと、イヴァンさんは葉月さんの出産を手伝いましたが、

元看護師の
イヴァンさんは、仮死状態のミリオンとベルモを死んだと嘘をつき海にお弔いと言って流しました。

しかし、、、ミリオンもベルモも生きているのを知ってイヴァンさんは、面白妬み半分で海へ流して。。。

もしも、あの時ダイヤさんがいなければ、葉月さんもイヴァンさんにヴィーナスも殺されていたかもしれないし、仮死状態のミリオンもベルモも殺されていたかもしれないと、葉月さんは言います。

ゾクっダイヤさんにそんな壮絶な過去があったなんて。。。

私の悩みなんかちょろくさいもんかなぁと、純ちゃんは、思いながらも、

全く
色気のない関係の彼氏とのことも、純ちゃんは悩みのタネ、でした。


さて。。。こちらは同時刻の木蓮寺。。舞は、
清らかな静寂な聖域に身を置き。。
突然に。。。噴き出すように溢れ出した膿みや澱。。。

突然溢れ出す感情に蓋が出来ずに。、。息せききって嗚咽をあげはじめた。
ある意味で駆け込み寺の木蓮寺は。。。突然泣きはじめたり、号泣するお客様はザラでした。


ダーレモわかってくれない。居場所がない。孤独だ。生きづらさを感じる悩める人々など。。。

封印されていた感情が、爆発したり。舞の様に日常からかけ離れて聖域に身を置く事で、溜まりに溜まっていたものが、いっきに浄化される不思議なばの力がありました。

嗚咽をあげはじめた舞を優しく何も言わずに見守っている紫子夫人。「ああ。。。すみません、奥様ごめんなさい。」舞はバッグからハンカチを取り出して溢れ出す涙をぬぐいました。

「謝ることはないのですよ。みんな誰しも泣きたい時は泣き。。笑いたい時は笑い。。。時には怒ってもいいの。ほんとはみんなそうしたいんだからね。」だけど。。。大人になれば、そんな場が無くなるし。そうしちゃいけないと思い込んでしまうの。子どもですら、そうしちゃいけないんだと思い込んでしまうのですからね。」
よろしければ、どうぞ。。。
お抹茶をお召し上がりになり、奥の座敷にお入りくださいませ。
主人と見習い僧の大福がお待ちしております。と紫子夫人が言いました。

「ありがとうございます。。。こんな美しい場所に奥様の優しいお言葉。。。身に染みます。。」和菓子と抹茶をいただきました舞は紫子夫人に深々頭を下げますと、奥の座敷にお邪魔いたします、、、

木蓮和尚様のいらっしゃる奥の座敷へと舞は進みました、失礼いたします。舞は張り詰めた凛とした空気のなか。。緊張の面持ちで。。。

ところが。。。しかし。。舞が、奥座敷へのふすまを開けると。。。ぷ。。。ぷぷっさきほど号泣していた舞は嘘のように。。

思わず吹き出しそうになるのを必死でこらえました。。。だ。。。だ。。大福
僧籍名大福ことベルモが、木蓮和尚様の隣に控えていたのですが、マルぽちゃのまるまる膨らんだおデブの宇宙人が、袈裟を着ているのですから。。。

さきほどの。。。おコゲのゴボウか燃えかすみたいな小坊主の茶色黒といい。。この紫子夫人が説明する大福といい。。。まるで、コントかしら。あっ。。。そ、そうか。。。

アマゾネスサンクチュアリィのオーナー葉月さんのお子様だったっけ、あのおデブちゃんは。
そうそうそう。。。そうだ、アマゾネスサンクチュアリィにいた、美術家のヴィーナスちゃんと三つ子って話しよね。舞は、木蓮寺をネット検索して、大福についてのプロフィールにも目を通して。。

ああ、これがあの天才美術家と言われてるヴィーナスちゃんが、実は私たちは三つ子でした、と言っていたこのひとりなのね。それにしても。。。なんで、三つ子なのにこの子だけ、まるまる太ってるのかしらね。
さきほど、茶色黒の燃えかすみたいなおこげのチャイクロといい。。。
泣いていたのがバカらしくなるほど、笑いがこみあげそうになった。。。
「ようこそ、いらっしゃいました。お待ちしておりました、舞様。。遠方からありがとうございます。私は、当木蓮寺の住職の木蓮でございます。。。こちらは、大福でございます。」

と、木蓮和尚様のご挨拶とともに、おデブの大福が、まるまるムチムチで、あまりに名前がフィットしていたので。。。

静寂のなか、とうとう舞は、失礼も顧みずに、我慢しきれなくなって吹き出してしまったのです。。。

だ。。。だって。。さっきもお茶菓子に大福みたいなの出されたし。




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ところで。。。アマゾネスサンクチュアリィオープニング三日間
メイドのアルバイトの
タピ丘こと、ハリネズミの純ちゃんは、お客様のココアのオモリをという計らいでしたが、ココアは小学生だし、ここは。。。純ちゃんの相談と、
葉月さんの取り計らいで、
ヴィーナスが、午前中のお仕事を終えて、ランチをみんなで済ませてから、
それから小学生組の、
ヴィーナスと、シュナマロンと。。。あと、笑さんと茶目コ。。。で、カラオケへ行ったり、

ヴィーナスのきょうだいの海の家クワタや、木蓮寺にでもみんなで行こうかという話になりました。
笑〜や茶目コは、純ちゃんとだいたい同じぐらいの年齢だし、遊びに行ってから、
夜また戻ってヴィーナスは、いったんオフにしたお仕事の切り替えをオンにして、お仕事をすれば良いし。。。
純ちゃんが、舞から預かったお金を、これでね、と、ココアに渡しました。
ヴィーナスは、ミリオンやベルモにLINE連絡すると、ヴィーナスに電話返信したミリオンが、

「ランチ、ウチで食べなよー。海を見ながら。ベルモは、坊さんか幼稚園の仕事があるだろうから、急遽呼び出しはできないけど、うちは今海鮮から、お肉から海の家定番になってるものも置いてあるしね。あたしも、夜から塾の仕事があるけど、それまで海の家だから。」ミリオンは、ヴィーナスと三つ子のきょうだいで。プルメリア島の南、黒蝶貝区のアクアオーシャンビーチの海の家クワタの桑田さんの家に住んでいました。
「うちの店、朝からだいたい近所の酔っ払いがいるけどさ。常連さん連中ね、悪い人じゃないし、なんなら子どもが来るとおごってくれるわよ。ホイホイと、」なかなか今時ないかもしれない田舎な
そういう下町情緒って言うの。。古き良き、かはわかんないけど。。なんっとなくカッコダサいけど
そんなそこはかとないバカばかしさが。
なかなか。。。街中の子も、海の家やらそんな体験は新鮮なんじゃない。お祭りの屋台みたいな食べ物もあるし。
桑田家の桑田ミリオンは、海の家クワタで仕事をしながら、塾の講師をしています。
たまに、ご主人の
桑田千範の息子さんの隣の旅館海の灯りや、旅館海の灯りに付属の夕方からの海の居酒屋海の灯りも手伝っていますが。
海の家クワタは、朝から釣り人や常連さんが酔っ払ったり、飲んでガヤガヤしている事が多いけど、
昔からの常連さんなので、酔っ払いがいるけどさと言っても安心ではあります。最初は、ガラ悪い口悪いと思うかもしれないけど、と。。。
ミリオンが、電話越しに。。、
で、ベルモに連絡し時間あれば、ベルモんちにも行かないベルモがいなくても、木蓮寺は、いつも花ざかりの木蓮の花と、美しい日本庭園が。。。プルメリア島唯一のお寺だし。観光どころとしても、存在感が異彩を放つ。。。

常夏のプルメリア島には珍しく、木蓮がいつも花ざかりで。なんて。。。話してた。ココアは、笑〜や茶目コと。。。
ヴィーナスの予約仕事が終わるまでは、
アマゾネスサンクチュアリィの
海中のゲストハウスに、目の前には、
カラフルな熱帯魚がスイスイ。。。
アクアリウム。。。階段を降りていくと
そこには、ガラスの部屋があり、ガラス越しに
海の中が広がっています。「うわぁ。昨日の、夜の夜景も綺麗だけど、こっちも宝石箱みたい。」最近では海へ行ってなかったココアも、目を輝かせています。
昨日は、夜景を堪能し。。さらには、満点の星空をこの大邸宅の展望台で堪能できました。

女性は、老いも若きも、幼き者もキラキラに目がありません。

うわぁ。。。昨夜は満点の星空プラス。。。オーロラも運良く出ていて。なんて。。。感動なの。。。ひときわ旅行先でも
海が大好きなのに。。。ココアは、
両親とも忙しいしなかなか、ゆっくりと旅行なんて、年に一回か二回だし。。。近年は、海への旅行は行ってないんだよね。
それが。。。今日は。。。極上の海辺。
でも、海というのは、包み込んでくれる様な壮大さと。。。なんとも言えない未知の吸い込まれる様なミステリアスな魅力。安らぎと刺激が兼ね備えて。。。
海には。。。うかがい知れない
知っても知ってもまだ知らない奥深さも讃えています。
舞とココアが、
プルメリア島に来て。。不思議な心地よい感覚を感じたのは、この海が如くに真新しい今時と古き良きノスタルジーと、洗練と斬新さ。。。どこか初めてなのに懐かしいような親しみと見知らぬ街のミステリアスさ。。、あらゆる面白さと美しさが競う事なく譲り合いながらもいいとこ取りをしたなんとも言いようがない
絶妙なバランス感覚だった。。。。。魅力がギュッとそこはかとなくあふれる。。

こんなのはじめて。。。。

これから何がはじまるかの。。
アトラクションの様なワクワクさと、高尚な美術品の様な高貴さ。。。はっとする。。。ばかりの。。。魅力の宝庫。プルメリア島は、
福の神が気まぐれで作ったとかね、福の神のあそびばと、言われ
神々のインスピレーションと、クリエイターや芸術家に愛されて、創造する人達が、新しいより良いアイデアを求めてメディテーションしにいく。精神を研ぎ澄ます。。。

フィーリングを感じ雰囲気を楽しむ島。

プルメリア島が、
それだけ言われてる理由が、小学生のココアにすらわかるし。舞も五感が研ぎ澄まされるって言うのかな。。見るものすべてが愛しい。

さ。プルメリア島は、プルメリア島なんですが。。
ところかわってこちら木蓮寺。「いらっしゃいませ。こんにちは。」
裏社会
組織COMPLEXを完全卒業して宇宙人の茶色黒が、おめでたく木蓮寺の僧侶、小坊主さんだけどね。
住み込み修行をはじめました。茶色黒が、予定で聞いていたご来客の舞に気付いて、玄関にお迎えに行きました。
舞は、かしこまって
「こんにちは。。。あの。。。予約しましたもので。。その、和尚様のご相談の、」舞はゴボウの様なか弱い感じな宇宙人に「あ、ご相談のお客様なんですね、わたくし住み込み小坊主の茶色黒と申します。。。おもしろいわ。。綺麗でおごそかなのに。。

南国情緒の
プルメリア島で。。。和のテイストが、しっくりとなじみなぜか、違和感がないのが。
でも。。。この小坊主さんって。。
茶色黒。。チャイ黒。。ぷぷっ。舞は思わずおコゲみたいなゴボウみたいな茶色黒の名前がフィットして笑をこらえた。燃えかすと言ったら失礼過ぎるけど。。。黒こげみたい、
なんか。大丈夫なのかな。。この子。修行とかね。あははは。。。とほほのほ。ずいぶん
か細いこだなぁ。。修行についていけるのかしら。
どこの星かは知らないけれど、若いみそらで、こんな遠く離れた地球に、修行僧にくるなんて。
舞は、チラッと茶色黒にそう思えてきて。。。そんな茶色黒について行きました。。。
「奥様。。。お客様がお越しになりました。」茶色黒が縁側から身体に似合わない大きな声で呼ぶと。。。着物の年配の女性が出てきた。紫子。。ゆかりこ。。。が、しゃなりしゃなりと出てきて。
舞が、「はじめまして、こんにちは。よろしくお願いいたします。名古屋から参りました、舞でございます。」舞が深々とお辞儀をすると、
「こんにちは。。。遠いところをようこそお越しくださいまして。木蓮寺の住職の妻の紫子でございます。どうぞ、おあがりくださいませ。」にこやかに紫子が、挨拶し、舞を促した。靴脱ぎの敷石に舞は靴をぬぎ、お邪魔致しますと一礼しました。隣り合わせの幼稚園から、オルガンの音や園児の歌う声や歓声があがる。。。子どもの事に関しては。。。
遠目に運動場を駆けまわる子ども達の姿や
幸せな歓声に。。。舞は切なく
胸が痛み。。。

ピースやグーの子育て時代。。舞のシングルマザー時代に比べると、再婚相手の未森との間に出来た子ども達。。。小学生の
ハリーやココアは、最初の結婚に比べてまだまだ子育てをしているつもりでも。。。シングルマザー時代に仕事癖がついてしまった。。。今でもどっか。。。子どもよりお仕事。。

舞は、
ママより、小料理屋蝶々の女将さん。

なんで。。。私はろくろく子育てもしないのに。。。結果なぜ、いまどき四人も子どもを産んだんだろう
ピースとグーは、俊の気持ちを惹きつけて俊を手に入れたいから。

どうしても好きな男性の子どもが欲しかった。。。
再婚相手の未森との子ども
ハリーと舞は。。。女の子がどうしても欲しかったから。

正直言って。。。
ハリーは、男の子で、ガッカリした、
ま。。。またなのまた、男の子
なんて。。。本人は愚か誰にも言えない。
同居してはいないけれども、長男教の夫の未森の母親に知られたら大揉めかな。
長男教。。。跡取りを産め、オババ。ばっかじゃないの。長男教の教祖みたいな未森の母親から、同居しない私は恨まれたのよね。長男の嫁は同居しろ、跡取りを産め、って。
いまどきなに、馬鹿な事を言ってんの
毒親でしょ、それ。冗談じゃない

だけどね、、、私にべた惚れのスナックのお客さんだった未森には、プロポーズされて。

同居とか、できませんからね。
それじゃあ私は結婚しないわよ。あなたにはお姉さんがいて出戻りでご実家にいるんでしょ。
そんなところに同居ですって。じゃあ結婚しないと言ったら、未森は折れてきた。別居、未森の親の介護をしない事を条件に結婚を承諾しまして。。。

ギャーギャー姑はブチ切れていたようで。、
だけども。。。お気の毒さん。
結局は、私の味方をする長男息子未森に嫌われたくないので、姑は折れるしかないしね
気の強い嫁と姑からは嫌われてるけど。気の弱いお嫁さんでも、無理やり同居して貰っても。。。ある日お味噌汁にでも一服盛られるでしょうに。
あの厚かましい気性の激しい姑から。。。温厚息子の旦那が生まれ育つなんて。。

精神的に去勢されたのかな。。
女の子が欲しかったのは。。。
私は女、きょうだいは、弟の剛しかいないし、

ピースやグーは、息子だし。。。
ずーっと
姉妹に憧れていたけど。。

実際には幼い頃、舞の両親が離婚して生き別れ離れ離れになってた七歳年上の姉がいたのも。。。
最近。。。
突然に知らされたし。。。それについても。言葉にならない。気が動転するばかりで。

子どもも。。。最初の旦那の
俊の時は、ピースとグーが、男女どちらでも健康に生まれてくれたらと嬉しくて。だけども。。。
再婚の
未森の時は。。。お金に余裕があるし。子どもを女の子が欲しい、女の子しかいらないと思ったり。。。

なんて。。。欲まみれなわたし。

抹茶を楚々と立てる紫子住職夫人。。

時間が静かに緩やかに流れる静寂な空間に身を置くと。。。舞のなかの欲にまみれた煩悩が次から次へとデトックスされるようにあふれ出して止まらなくなりました。

魂が震える。。。
心が洗われるってこんなことなんだ。




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「の。。。希望。。どうして。希望だよね」はっ
あまりの事に南風のマスターのグーは。。。

「あら。わかったの、変わりないかなぁ。。私って子どもっぽいのかなぁ」希望が言うと、、、「いや、綺麗になったんじゃない、」「あっ。。。お店に入れるかしらお客様いっぱいみたいなんだけど。。。なんなら、お買い物スペースで、お買い物していくわ。。。ここ、お買い物もできるんでしょう。」

新しくリニューアルされた南風は、テイクアウトやお買い物目当ての人々もやってきます。
「朝は、ビジネスマンの方々やこれから出勤の方々は、あまり時間なくて回転が早いんだカウンター開いたら、座る」
「あら、いいの、それまでは、お買い物してるわ。。。」名古屋の幼なじみだった希望が。。。
幼い頃の
マスターのグーのある名古屋の住宅地に住むミニウサギ一家の同級生の希望。。。マスターは、１５、６歳で働きながら学校とシェフの修行の為に名古屋から、神楽町へ出ました。いま、２３歳なので、もう8年ぐらい前にはなります。
しばらくして、グーの兄のピースも、グーを追っかける様にして名古屋から神楽町にやってきました。ピースとグーの兄弟は、
母親の舞に負担をかけない為もあるし。。。母親の舞も、既に再婚していましたから、もう全然生活は別々でした。

舞は、次男息子のグーが、ピースとグーの父親の俊に似ているのが辛くて悲しいのです。
母親の再婚も。。。グーやピースは別居しましたし、再婚相手の未森さんに遠慮して養子縁組はしませんでした。
ピースもグーもともに、母親の舞に、
「別に拒絶しているわけじゃないから。」早くプロの料理人になりたいし、自身を確立したいからと。。。
母親の
舞は舞で。。。これから舞の人生があるんだし。異父兄妹のハリーとココアが生まれて。
舞は、再婚で、マンション住まいを出て行きましたが。、。そのうち。。。ピースやグーも。本格人生確立にむけて。。名古屋を出て行きました。。。

あの時。。。希望は。、。グーが、
ほんとに。。。
行ってしまったんだ。。。ね小さな頃から、近所で住宅地で、よく遊んだ希望。希望は勉強も出来て、生真面目だけど、やんちゃで明るいモテモテのグー。ずーっと同じクラスで。。。希望は、片思いをしている
グーに彼女ができるたびにヤキモキし。。とうとう。。友達のまま。。実は小さな頃からグーに片思いしていた希望。、だけど、常に女の子から人気があって不良っぽいくせに、学級委員に選ばれるグー。

グーの母親の舞は朝から晩まで働いて、ほとんど家には居なかったし、昔は人生の大半が職場という生活を送っていたので、
幼稚園小学校などなど。。。あまり顔を出さないし。。
幼稚園は、親の送り迎え無しの送迎バスのある幼稚園にピースとグーを行かせました。希望も両親とも働きで、同じ送迎バスがある幼稚園です。
舞やピースやグーの住んでいました地域は、
田舎ではないし、
近所付き合いやら、
親同士のお付き合いなどは全くしませんでした。
舞自身は、
町内会にも入っていないので、希望の顔は特に覚えていませんでした。

舞は、
グーやピースがある程度大きくなってから、夜遅くやってくる男友達ぐらいは知ってるけれど。。。
子どもも近所にはたくさんいたし。希望も鍵っ子でしたし。近所もたくさん家があり、転勤したり、こちらに転校したりや、出入りが激しく。両親が働く共働き家庭もたくさんあり、

特別親しく友達にならない限り、隣は何をする人ぞ、の近所付き合いが特になしだし。
核家族舞達母子家庭などなど。。様々なパターンや形の家族が住んでいました。

だから、舞は希望をよく知りません。
そもそも、舞達は、マンション暮らしだし。
希望一家も近所は近所でも、違うマンション暮らしです。
アマゾネスサンクチュアリィへ来て、お互いに管理人さんのダイヤさんのリムジンのお迎えに乗り合わせても、昔は近所に実は住んでいた、なーんて。お互いに気づかないほどです。

グーやピースは、たくさん友達がいるので、、、舞には、特に印象的な友達や家に遊びにくる子や、グーの付き合っていて遊びに来ていた彼女ぐらいしかわかりませんし、

希望は、グーやピースと一緒のこの住まいの地域のクッキングクラブのサークルに、小さな頃は、長年入っていました。地域の同好会みたいなもんです。
もともと。。。超放任主義というか仕事一辺倒な生活を送ってきた舞。。料理は苦手で、今は小料理屋蝶々の女将さんですが、お店では、接客や指導だけ。板前さんが調理します。
舞は、
たまにクッキングクラブへ行っているからとピースやグーの小さな頃に、言われましたが、
その時は、「あら。だから、あんた達お料理が上手なのね。シェフか板前さんにでもなるの。。」と褒めてはくれました。
小さな子どもにとってもお母さんに褒められたというのは大きいのでしょう。日頃、家にいない仕事、仕事の舞が。。。やっとピースやグーを認めてくれた。舞は料理を苦手でしませんし、料理好きな兄弟は交代や、時には二人で一緒にします。
だから、料理ができるのは凄いなと思うのです。旦那の俊がいた時は、俊に時間があれば、俊が料理をしていたぐらいですから。
食費として、これでなんか買ってきて、と息子のピースやグーに、
お金を渡したら出来合いじゃなくって。。。材料を買ってくるんだ。というのに、舞はびっくりしました。

でも、兄弟の作ったお料理を舞はいつも美味しく食べて、褒めてくれました。
母親が笑顔になり褒めてくれるのは、ピースとグーの料理だけ。。。
でも、それが、なんだか胸に染み入り。。小さいながらもチャレンジしてみたい。子ども心に、ピースもグーも料理に目覚めていきます。

地域の同好会みたいなクッキングクラブは、月にだいたい2、3回行われ、自由参加。子どもから大人まで。。。希望は、幼稚園の頃から、
グーと一緒のクラスでしたが、なかなか人気者で明るいグーに、近づけずに。。。だから、思い切って地域のクッキングクラブに入ったのです。
それから、ピースやグーと親しくなりましたし、同級生のグーとは、中学校まで一緒のクラスです。

それでも、母親の舞は、仮に近所で昔希望とすれ違っていても。。。
希望は、
ましてや、女の子です。ハタチを過ぎたらサナギが蝶に変えるというか。。顔も変わってくるし。。自分で好きなおしゃれをし、可愛い子もますます可愛くなるし。。、全然わからないでしょう。。
顔見知りとも言えないぐらいだし。
だから。。アマゾネスサンクチュアリィの迎えのリムジンで乗り合わせても、希望達は、東京から来ましたと、挨拶したので、まさか、希望が息子のグーの幼なじみなんて事は知らないのです。
まさか、まさかの事でしょう。

希望は、地元の大学で知り合った東京の旦那さんと結婚し東京へ行ったのですから。
地域のクッキングクラブには。。ピースやグーは、名古屋を出るまで籍を置いていました。成長するにつれ、毎回毎回は、行きませんが、もともとこのクラブで熱心に指導してくれた料理人の人がいて。人に教えるのが趣味と
ボランティアみたいに、料理を好きになって欲しいと丁寧に指導してくれたおかげと、
その人から、
筋がいいとピースやグーは、褒められたのがきっかけで料理のプロフェッショナルになったのですから。
このクラブのおかげ様々ありがたいメンターです。

一時期グレそうになったグーは料理に関する情熱と、クッキングクラブで指導してくれたメンターのおかげで、完全にグレずに済みましたし。。。

希望も、成長するにつれ忙しいので、クッキングクラブには、行ったり行かなかったり、でしたが、密かにグーに会えるかなという楽しみもありました。

ところが。。。希望が、どうしてもの用事で、クッキングクラブに行かなかったある日に。。

グーが、
お世話になりました、ありがとうございましたある日そう、グーは、。。。これから、名古屋を離れて料理人と、学校と自分でチャレンジしてみて自分を磨きながら高めたいし、どこまでも。プロになります、とその日クッキングクラブにいたメンバーに挨拶をしたそうで。。
グーは、思いたったら即行動。。。兄さんのピースより。ピースは慎重、、でも、そんなピースもグーを追いかけるように、名古屋から出て料理人を目指しました。

そんな。。。それを。あるクッキングクラブのメンバーから聞いて。。。
グーに、一世一代。告白しようかと悩んだ希望。。。しかしながら。。

グーは、常に彼女がいるし。やっぱり。。勇気がない。ずーっと友達だったから。。。
それから。。。
たまたま。。。近所で希望が、グーと偶然にすれ違った時はもう。。。グーが名古屋を経つ寸前のタイミングでした。。。
名古屋を出るって風の噂で聞いたんだ。。。と、希望はグーに話しかけて。。。
突然のお別れにだけど、希望はグーと仲良くても彼女ではないし。。。泣く事すら、なんかできないな。
がんばってね。。。としか。。。言えなかった。

その、グーが、天才美術家ヴィーナスが通う常連の店、イケメンマスターとして、偶然にもネットや週間誌で希望が目にする事になり
えっ
これって。。。グーでしょ。
忘れていた記憶の片隅に胸の痛みが蘇り。
お料理、クッキングクラブをきっかけに、小さな頃は、ピースとグーとよく遊んだ希望。。。でも、だんだんと大きくなり人間関係も広がり入れ替わり。。。マスターのグーは友達も多いし。。。希望にとって。。悲しいかな。。。だんだんとどんどん。。遠く離れた存在になる。。。
遠くて近い。近くて遠き幼なじみ。。
そんな事は誰にもあるし当たり前なんだけど。。ある日突然。。。グーは新しい世界に旅立つと。。。

希望は。。。
だけどね。。。好きだったんだよね。小さな頃からね。。。きっとあちらは。。。グーは、幼なじみとしてしか多分希望を見ていなかったのではないかな。懐かしいよ。。。グー。。。

希望は、商社マンの旦那さんの賞与で、奥様連中三人が、オープンしたアマゾネスサンクチュアリィの宿泊券をいただきました一人に選ばられました。
だけども。。。人付き合いの苦手な希望は、躊躇しましたが、一流企業がゆえ。お断りするわけにはいかず。

だけどー。。まてよ。プルメリア島って。。。神楽町まで連絡船が出てるって。。神楽町。。グーのお店南風。

神楽町首都圏、福の神楽園
しかも、わかりやすい神楽町小学校すぐそば、って目印もある。臨時休業事前に告知の基本的年中無休。。行ってみよう。、。他の二人にはこちらに友達がいるとか、なんとか言って。。

だって本当だし。それに、あの二人とは表面的な付き合いにしか過ぎないし。。。

希望は、神楽町の喫茶店南風。グーのお店を訪れる事にしました。


そして。。。
ここは不思議なことに常夏の気候でも。。。美しい木蓮の花が咲き誇る。。
木蓮寺。。。。
舞はまぶしいぐらいに美しい花盛りにあふれた木蓮に目を細めました。幼い頃の記憶で。。こうやって木蓮の花ざかり。。。
そうだ。。、ピースとグーの父親の俊。。。幼なじみの隣の家の俊。。。俊に彼女がいて、お花見へ行ったと言っていたので、
アタシは。。。桜と同じぐらいの時期に咲く　木蓮の方が好きだから、と。言ったら。。。木蓮の花ざかりの公園に連れて行ってくれて。
実際に、舞は木蓮が好きで、いつも木蓮が美しい頃は、桜に主役を取られてかわいそうに、と子どもの頃から感じていましたし。

だから。。。プルメリア島観光で検索すると、真っ先に木蓮寺が気になり。。胸騒ぎって言うのかしらね。ご縁のお寺ですって。。。
どうも。。。
インスピレーションを感じるお寺だわ。
舞が、
ホームページを見ていると木蓮和尚人生相談と書いてあり。導かれる様にして申し込んでしまいました。
私はイヤな女かなぁ。なんだかんだ女はイケメンが好きしょうがないじゃない。
愚かもの。。。
そうなのだ。。。馬鹿と言われても。元旦那に去られても。冷たくされても。。。
もう、こんな歳なのに。。、今の旦那には大事にして貰っても。
未森は、
あちらが私に惚れてるんだから、と。下に見てしまう。心のどこかに、元旦那の俊がいる。。。

木蓮に、また木蓮が咲き誇る。。
舞は、木蓮寺の門をくぐりました。



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翌日。。。朝早く。またまた。。

アマゾネスサンクチュアリィには、プルメリアの花束切り花ざかり。。。

ますます。。。成熟した大人の美しさを増す
アマゾネスサンクチュアリィの管理人。
カモメのダイヤさんはツヤツヤしながら、
プルメリアの豊かで上品な香りの花束をあふれさせて。。。

ダイヤさんは、周りから最強ますます綺麗になったと言われると、それは、ここで働かせて貰ってるからでしょ。なんて絶妙に切り返す。ココへ来て。。葉月さんの元に来て。。

人生は楽しみ味わうものってわかったの、ですって。

それもあるけど。。。。彼女の輝きに拍車をかけるのは、恋のはじまりもあるのではと。。。

ふと、出会いした葉月さんのご縁続きのプルメリアスキューバーのアポロンが、
いつでもプルメリアを摘みにきて。。。と言ってくれて、
アマゾネスサンクチュアリィが、
オープニングなので、、メプルメリアの花盛りの庭、マンションプルメリアインの持ち主。。。

プルメリアンスキューバーズのアポロンが、亡き甥の嫁さんの葉月に、
アマゾネスサンクチュアリィの
オープニングは、特別プルメリアをあふれさせたら。なんて。。。オープニング三日間の毎日
自分の庭に贅沢に咲き誇る
たくさんのプルメリアの切り花の提供を申し出た。

ここは、プルメリア島。プルメリアの花々達はどれも香りが女性好みで上品で清楚で可愛らしいし。

その、実は。。。アポロンが、毎日。。
プルメリアの切り花を受け取りに行くのは、運転手兼管理人のダイヤさんになる。アポロンが、想い人の
カモメのダイヤさんの顔を見るため。。。
その意図も含まれるわけで。。。
でも。それが。。。アポロン、ダイヤさんだけじゃなくて。。。皆んながみんな。

会社の為にもお客様の為にも。、、なるのなら。そんな恋心も下心すらそれもいいじゃない
それに、男性から惚れて女性もいいなと思って受け入れた恋愛というのは幸せな恋愛に繋がるパターンが多い非常にナイスな傾向があるし。

なんだか、ダイヤさんにロマンスがはじまりそー。
と。。。

実になり益になる他人様の恋もいいけれどね。。。
オーナーの葉月は、揺れ動く。。、最近知り合ったパピルス博士。。。彼は若手の活躍が期待されている学生さんながらも科学博士。。。私もいまはこのアマゾネスサンクチュアリィで、ビジネス面でいっぱいいっぱい。。。だけども。。。

日々揺れる。。のよ。。
恋心なんでしょうか。パピルス博士からは毎日何度かLINEが入ってくる。。。確かに同じぐらいの年齢だし。。。彼は未婚で。私も今はもう未亡人で独身だけれど。。

パピルス博士からは。。。
落ち着いたらお食事しませんか。。。かぁ。。すすめてよいのかな。金星地元の幼なじみのこうるっさいルリコが、私のSCANDALをネットかなんかで知ったようで。。。お説教みたいなLINEが入ってくるんだけど。。。以前からも。。。コイツは子育てしなさいよ。だとか。。。私の子どもが、ヴィーナスだけじゃなくって。。。ミリオン、ベルモも生きていた。。なんて美術家のヴィーナスの実は三つ子だったが発表された時は。。

かわいそうでしょ、引き取りなさいよ、なにってんのとか、ヤカマシイ。正義の為に言ってるらしいけどさ。

ばっかじゃないの。里親の事や今まで育ってきた子どもの事も考えろって。。カタブツルリ子は、いつも杓子定規なんだから。

アホか、もう。。。世間を知れ。
水が清ければ魚は住めないんだってば。だから、ルリコはまあまあ可愛いとは言えハタチになって彼氏もいないし、年齢イコール＝彼氏無し歴。。。

幼なじみや友達でルリコだけ、だけど本人は、なんで彼氏がいないのかわかっていないさ。自分にも厳しいかもしれないけど。他人様に厳しいし。くちうるさすぎるし。男は最初っからオカンはいらないのよね。
女は少女や魔性も持たなきゃ。バリバリストレートなオカンなんか、いらんわ、
そんなもんなん。。
いくら、男性が、マザコンで甘えんぼだろうと。。。ルリ子も。。。
自分に甘くて他人にも甘くてめんどくさいウザい変なやつに厳しければ幸せなのにね。なんだか、あまり言いたくないけど。。

ルリコ、妬みで言ってないのと思えてくるし。とにかくうざ。未亡人には、楽しんじゃいけない決まりでもあると言うの。。。亡くなった旦那さんのタタリや裏切りって陰口をメンドクサく叩く奴や。。。

話しは飛んじゃって、ナンだけど。。そうそ。。。パピルス博士。。。あちらは未婚で前途洋洋。。。科学界のプリンス。。


私は結婚出産三人の子持ち、死別未亡人。。。投資企業。。。ヤンチャでスレテイテこれでも。。。まだマシにはなったと思うけどー。

なんで。。。私はお坊ちゃんから好かれるのかしらね。あたしなんか、ヤンチャやってる奴やヤンキーやヤクザの女でもやってるんじゃない。。なーんて言われるんだけど。
そんな男大っ嫌いだしね。実家は水商売。。。
てっきりホステスやるんじゃないか、あの派手なギャル、みたいに周りからは実家の商売でも継ぐんじゃないかって勝手に言われてきたけどね。。。あたしみたいなワガママな性格の女がホステスできるわけないじゃん。私なんて金もらってもタイプじゃない男になんか媚びたくないし。

私の事をフィクサーなんて陰口叩く奴や。。。バックスポンサーがいるんじゃないかとか。冗談じゃない。。。誰が余計な男の力なんか借りるもんですか、後がややこしいわよー

ってのは。。。まぁ。。。あたしが。。お金を持ってきたから。。。言える事かもね。なんて。朝から考え事をし。。。コンコン、、。と、社長室がノックされました。「おはようございます秘書の藤森です。。。」
あっ。。。今日もはじまるわ。葉月の朝が慌たゞしくも。。。今日もはじまります。

さて。ラウンジでは、朝食ビュッフェが。。。
「すみません、ほんとに。。。いいんですか。。。」

朝ごはんのビュッフェに舞とココアを案内したタピオカ事メイドの純ちゃんは、葉月社長に許可を得て、舞のお願いでベビーシッターというわけではないけど、ココアの付き添いでプルメリア島を回る事になりました。

葉月も、純ちゃんは、舞やココアに内緒にしているものの。。マスターの彼女だし。純ちゃんの恋も、陰ながら応援しているのです。
他のお客様の、東京のミニウサギの三人組のひとり、希望は、朝早く朝ごはんも食べないで知人が近くにいるのでと、外出していきました。
アマゾネスサンクチュアリィの
執事の同じミニウサギで、希望と一緒のシルバーカラーのシーナは。。。昨日担当のお客さまの希望のリクエストで、
希望に、
少しお酒にお付き合いしましたが、、、くすぐったいな。。。私って。

人に言われてはじめて自覚する事がある。担当しているお客様の
希望は、アマゾネスサンクチュアリィの執事のシーナをキラキラのキャリアウーマンで輝いてると憧れすら抱いている様子で。。

いいことも悪い事もなんだけど。。。特にあたしもなんだけど、悪いように悪いように、悪いことばっかり目を向けてはいるものの。。実はただ単によいことに目を向けてなかっただけ。。。だったりする。、、あたしが。。。キラキラしたキャリアウーマンですって。。

実のところ、シーナの様に、以前一流企業でOLをしていて。。。古い言葉で花形産業の笑〜の会社に転職して、三十代半ばとはいえ二十代に見えて。。。ミニウサギだから容姿も誰から見てもかわいいわけで。。。なんだけど。。。毒おや育ちのせいか、

毒おやから攻撃され続けて。。メンタルが麻痺して。

自分は大したことない、可愛くない、ダメだとなかなか自分を認められない、だから結婚できないんだ。だーれも愛してくれないんだ。と勝手に自分に偏見と思い込みで世界を狭くしているもったいない人は思いのほかたくさんいるものです。実際には大変よくできました、なのに。。。ダメダメを大人になるまでずーっとかわいそうに引きずっていて。

シーナは。。。
なぜ、私よりひとまわりも若くって一流企業商社マンの若奥様の希望が私なんぞを羨ましいって言うのかしら。。

それは。。。子どもの頃に、誰でも自然に小学生になれ小学校に年齢になれば通い。と言うように。。。シーナは子どもの頃には、それと同じく会社に入りしばらくしたら結婚して子どもを産むんだと。。。淡々と簡単に自然な流れが出来ると思っていた。。。エスカレーターに乗るように。。。漫画やドラマで運命の人が現れて。。。

ところが。。。現実は、甘いわ。。勉強なら一人でできるし難しくないけど。。恋愛とか、結婚とかって。自分ひとりでどうにかなる問題じゃない。でも。。。独身の私が羨ましがられて。希望さん大丈夫なのかなぁ。。。朝早く出て行く希望をにこやかに身送って。。。

ラウンジで、仲良く。
朝ごはんの済んだ舞とココアは、着替えに客室に戻り。。。実は舞は。。。昨日ステーキハウスコピアポアで。、ココアと親子水入らずで肉汁のジュウジュウなミディアムレアのステーキを堪能している時に。。。名古屋の小料理屋蝶々のスタッフから電話がありまして。。。席を立って確認したところ。。、

女将さん、女将さんを訪ねて東京から環さんと言う女性から電話がありましたよ。でも、女将さんは三日間は休暇を取られていらっしゃるので、とお返事しましたが、と電話がありました。。離婚した父親のもとに残った７歳歳上の環さん。。。

環は、携帯番号を舞に伝えては来ましたが、舞は環にわざわざ携帯で連絡する事はありませんでした。連絡してみようかな。、。なんとなく姉の事も、今の結婚生活の事もあり。。。プルメリア島に来たのだから。。。

木蓮寺の人生相談を木蓮和尚に申し込んだのです。だって。。。誰にも相談できないし。どうしたらいいんだろう。。。

とりあえず。。。昨日ココアとプルメリア島の中心街のプルメリアリゾートのショッピングで買ったスーツに着替えて。。。

ココアにはピンクのワンピースと帽子に着替えさせてタピ丘こと客室係の純ちゃんに、舞はお金を渡して。。。夕方までお付き添いをお願いしました。本当ならば。。。あの、福の神ラブの担当のお客様のバーバラとリアの二人が、旦那さんのシリウス博士の奥様お子様のかわりに、急遽にアマゾネスサンクチュアリィにやって来ましたが、

シリウス博士の部下の来るはずだった女の子が、ちょうどココアちゃんとおんなじぐらいな年齢なのにね。。。との事で。。。

ココアちゃんもおんなじぐらいの女の子が来てたら、一緒に遊べて楽しかったかもしれないのにね。。ナンだけど。。ココアは、タピ丘にとてもなついてきました。あー。、。舞さんやココアちゃんが、もしもあたしが、今マスターのグーさんとお付き合いしてるって知ったら。。。どうなのかなぁ

というか。。、ココアと話していますと。マスターのグーさん。。。ココアの異父兄さんにあたるんだけど。。。とってもカッコいいんだとか。。。それはいいとしても。。。お兄ちゃん、グーと結婚するんだ。。。とか。。
ま、血の繋がりあるお兄ちゃんだから結婚できないにしろ。、、。
あたしは。。敵なんだわね。。喫茶店
マスター、グーさん南風の雰囲気が変わったので、悪い女が出来たかもしれない、なんて。。。ココアちゃんが言ってるし。

あたしが、マスターとお付き合いする様になってお店もリニューアルし、またまた、夜風って言うビジネスマン達のお疲れ様カフェもできるし。。。そう言われれば、南風は、時代性を伴ってリニューアルされたと言えましょう。。

なんか。。。マスターを悪い女がそそのかしてるんじゃないかと。ココアは、ネットで、異父兄のマスターの南風のトピックを細かくチェックしているらしい。

あっ。。。マスターとお付き合いしているなんて。。ココアちゃんには、とてもじゃないけど言えないし。絶対。。。知られたら嫌われるな。。。なんて。、。。ビビりビビりビビり。複雑だなぁ。。。。ココアちゃん、わたしになついてくれているのに。。。

さて。。。こちらは。。神楽町の喫茶店南風ハリネズミのマスターのグーさんのお店。今日も香り高く珈琲の美しい香ばしい香りと。。。美味しい香りが漂いあふれています。
三日間はヴィーナスは。。。オフクロさんのアマゾネスサンクチュアリィをお手伝いするって言ってたなぁ。マスターは、超常連様のヴィーナスの顔がないと。。。ナンだかな

たくさんのお客様が次から次へと流れてもなぜか、ぽっかりと穴が空いた様な。、へんな感じ。。ナンだけどね。。。
一日置きか、
いつもだいたいあるものが。。。三日は無くなる。。。
その、ポッカリと。

空いた穴を埋め合わせるかのように。？

「いらっしゃいませ。。。あ、あっ。」表でタバコを吸っていたグー。。。

喫煙はお客様はテラスと、喫煙スペースがあります。喫茶店なので、分煙はキッチリし、タバコを締め出す事はしない、と。グーも、お酒は飲めないけど、タバコは吸いますし。
タバコは、百害あって一利なしかもしれないのですが、税金を落とすし、ダイエットになるし。迷惑かける事なくキッチリと分煙をする、が、南風。。。
実際にはお客様も、喫煙しないけど、タバコの煙りより、子どもを放置して騒がせる親の方が嫌だ。子どもを連れてくるのはいいが、他のお客様の不快にしないでほしいというリクエストなどもあります。。。

ま。。、そんなグーが、表も掃除しようとしたところ。。。
「お久しぶり。。。グー」「の。。。希望。。。」

ウサギの
ノゾミが。。。




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「あんた達、お利口さんにしてなさいよ。」葉月がヴィーナスとシュナマロンに言います。。。シュナマロンは、ヴィーナスが、三日間だけ、シュナ坊を女の子にしました。

出かけるのに、決まったお出かけバッグの様に、シュナ坊をヴィーナスは連れて行きます。シュナ坊も、まんざらではないし。イタズラのおもしろ半分。。シュナ坊を

三日間女の子にし。シンデレラメイク。ツインテールのシュナマロンちゃん。シュナ坊は、小学校低学年クラスで、

ヴィーナスをはじめ何人かは既に自分の生まれ持った才能を生かして社会貢献。。就労児童がいます。神楽町は、福の神が作った町で、本人が生まれ持つ財産を生かして
本人の良さを最大限に発揮してキラキラしましょうがテーマ。この世はパズルみたいにたくさんの個々の輝きが集まり散りばめられて、この世は完成するもので。。。どれが欠けても崩れるし。。。右へならへ、ではなくっていろいろな人がいるから面白いのです。みんな違って当たり前なんか言うまでもなく。自分以外の人はみんな違うのが普通だし。。。それが、
寂しさや満たされなさを感じるかもしれませんが。。。
この世がうまく、なんとかやっていけている秘訣ではあります。共栄共存。。。

なんですが。、。まだまだシュナ坊にはイマイチ自分がなにをしたいか得意なのかがわかりません。同じクラスで、福の神家の同じく居候の同じく男の子。。

チワワのララ尾君は、最近食の福の神タチバナのシェフの修行に出始めました。
シュナ坊と言うと遊んでばかり。。まぁ、就労児童の方が少ないし、まだまだ子ども気分でそれがあたりまえですが、親友ヴィーナスは

天才美術家。。同じく福の神家の居候はシェフ修行へ。、。あとクラスに何人か就労児童。。。福の神家に住んでいるのにっ。。。犬というのはプライドが高くヤキモチ焼き。。。
確かに。。。学問の福の神柊、交通の福の神大蔵がいて。。小学校の科学部に入り乗り物も大好きだけど。。。でも、まだまだ。。

このまま、ヴィーナスのアシスタントみたいな世話係かマネージャーみたいになし崩しになったらどうしよう
ヴィーナスは好きだし一緒にいて面白いし仲良しなんだけど。。でもさんさ。なんかそーなると。。。ヴィーナスのヒモみたいなんだよね。

さてさて。。。アマゾネスサンクチュアリィのラウンジ十六夜カフェで、少しお付き合いくださいと、担当したウサギさんのひとり。。

ノゾミさん。希望さんと、シーナは躊躇しながらもお付き合いする事にしました。

「お忙しい中すみません、あっ、なんか飲みましょう。あの、一杯だけ、お酒でも飲みませんか、もしも業務に差し支えがなければ、ですが。。。」と、希望がシーナを誘いました。

シーナは、あらら、これが素敵な男性から、お嬢さん一杯飲みませんか、とかね。
ドラマか映画みたいに。。。大人の隠れ家みたいなバーで。。。あちらの男性からです、ナーんてカクテルが出されて、って。。

事はないか。お嬢さんって歳じゃないしね。シーナは。。。エイッ。一杯だけ、一杯だけなら。。。と。ファジーネーブルをじゃ、ありがとうございます。

とお言葉にあまえまして。葉月社長に怒られるかな、でも。シーナは車は運転できないし、免許ないし。。車に乗る用事がないし。カクテル一杯だけなら喉を潤した程度、ですし。。。逆にあの身体で象の藤森さんが、カクテル一杯でも真っ赤になるしね。。。

ま。それは、いいとして。。。希望さん。あたしみたいな独身の歳の離れたスタッフと飲むよりお互いに歳の近い若奥様のお友達と飲みに行かないのかしらね。。。と、心配になったのですが、希望は、自分もカクテルをオーダーすると。。。

「あの。。。すみません、お酒を飲んだ事は他の二人に内緒にしてくださいね、体調が悪いんでお部屋にいるって二人には言ったので。。。」希望が言いました。

「もちろんですよ。。。あら、体調がお悪いのだ、大丈夫かしら。。。」シーナは心配しましたが、「いいえ。。。なんだか気乗りしなかったので。。。私達は、旦那同士が同僚なので、その付き添いで妻として他の二人と知り合っただけですから。。。会社が賞与で、私たち三人の旦那の奥様にって。。。こちらにお招きを預かりまして」「あらあら。。。」「でもね。スッゴく素敵な雰囲気ですねー、私は一人で来られたら。もっともっと羽を伸ばせるだろうなぁ。シーナさんが羨ましいです、毎日こんな素敵な雰囲気の会社で。。スタッフの方々もさすが。。。どこか、オーラが違いますねー」希望が、微笑ましく言うので。。。シーナはびっくりしました。

あ。。あたしがキラキラした羨ましいですってこんな可愛らしい奥様が。。「な、なにをおっしゃいますの、私はもう、三十半ばの独身。。」「えーそ、そ、そうなの。二十代で私より少し年上ぐらいかと思ってたわ。お世辞じゃなくかなり若々しいですね、三十歳にすら見えないのに。」希望は驚きます。確かにシーナは童顔だし、かなり若く見られるのですが、それでも改めて言われますと嬉しくもあり。。

だけども。。キラキラしてるのかなあ意外と。。。全然自分ではダメなんて思ってたのに。。が、人から見たらキラキラなんて言われてたり。。そう、私はアマゾネスサンクチュアリィで働く事になったんだけど。。よくよく考えたらかなりの競争率というか
言われてみれば。。
なかなか働けない企業であるのは確か。笑さんの会社ですら羨ましがられるのにね。そんな素敵な企業でキラキラ働く二十代のキャリアウーマンに希望からしたら見えるのでしょう。。希望は、おっとりした感じで、他の2人チャキチャキした2人とは。。。違ったタイプなんでしょう。。。合わせるのが難しいものの。。

大企業の奥様ともなれば合わさざるを得ないそれもよし悪し。
シーナも、ハタチそこそこは、仕事のできる旦那さんを見つけて結婚して早く家を出たい毒親から逃げたいと。。。夢見た事もあったな。。。実際には笑さんの会社に入るぐらいだから世間一般では、エリートの部類に入るシーナ。。。

三年ぐらい前に有名企業のOLでしたし。。でもね。。大きな企業の派閥と社風人間関係や、無駄なお付き合いに疲れて、シーナは笑〜の会社の美容関係に転職しました。

怒ったのは毒親。シーナが有名企業のキャリアウーマンである事に鼻が高く。。あんたみたいな子、それぐらいしか取り柄がないのに有名企業のOLをやめるなんてっ。結婚してやめたわけじゃないし、会社でいい旦那さまの1人ぐらい置き土産に捕まえもせず。。。と烈火の如く雷を振りまきところがです。。。福の神美容系。。。美容系の仕事なんてデスクワーク、大企業、イコール＝優秀の偏見の塊なシーナの両親。。。兄はシーナより出来が悪いわ。。。家にお金を入れたことすらなく。。。借金すら親に返済させ。。。

今時馬鹿馬鹿しい長男教の両親。。。笑〜の会社に入り、人間関係に恵まれて周りの同僚から毒親から逃げなよとさとされて。。。福の神美容系の職場に転職したと。。。他の身内は以前の大企業どころじゃない。。。なんて凄いのかしら

と、シーナを褒めて羨ましがる。。。のですが。。。シーナの両親は。。そんなシーナより、一回りも歳下の若妻の希望は、ピンクの可愛らしいカクテルを飲むと。。。「私ね、、、明日も、あの2人とは別行動なんです。こちらに知り合いがいて会いに行く用事があるから、って。」希望は言いました。

さてさて。。、メイドのタピ丘に化けた純ちゃん。。彼氏のマスターのグーは、純ちゃんが、マスターのお母さんと妹の接客担当者に選ばれたの。。。だけど。。。偽名の源氏名だけどもみたいな話しは内緒にしておきました。いつか、ピヴォワーヌ海離れで、マスターと純ちゃんと一緒に葉月さんとお食事をした時にですね。。。

葉月が、純ちゃんにオープニングスタッフのアルバイトを頼んだのをほんの社交辞令か冗談だと思ってたみたい。というか。仕事で忙しいマスターは。。。仕事、仕事ばっかりで。。。純ちゃんに構う事なく。。。純ちゃんもおっとりしたタイプだし。

感情的に仕事か私かどっちが大事なのよというタイプでもないし。だから、マスターも安心気に純ちゃんとお付き合いできるのではありますが。。。だからその。、、都合よく妥協されてはいるのかしら。
なんでしょう。。。私は安らぐから。、。安らぐって。。、褒め言葉なの純ちゃんへ。
電話はもちろんだけど。
マスターからLINEすらない。。。

アマゾネスサンクチュアリィへ来て。。葉月さんはもちろんの事、社員さんはキラキラしてる。。。それは愚かメイドさんすら、キラキラ可愛らしいし洗練された。場違いなのかなぁ。。。とりあえず。、。舞やココアには身は明かさないものの。。。

今のところ舞やココアは私を気に入ってくれた。。。

純ちゃんがスタッフルームに戻ると。。、ちょうどラブ。。。今はメイドの恋ちゃんでしたが辟易な顔で戻ってきました。
あれは確かに。。。恋ちゃんの担当さんは。。偶然にもいつもの純ちゃんのドジから。。
バーバラとリア。。。
モンスターぶりをまるく納めたものの。

福の神のラブでさえ。接客に疲れたようです。

「お疲れ様」
スタッフ自由のスムージーを、恋ちゃんの分もタピ丘こと純ちゃんが運んできました。「お。。あ、ありがとう。トホホな、なんかクセのあるオババと女よ。」
バーバラとリアについて。。。は。。直前まで、部下の助教授らしき奥様とココアちゃんぐらいの女の子が来るはずだったらしいのを、

突然シリウス教授の奥様と娘さんが来ることになり。。。助教授家族に、急遽、急用ができましたと。

お客様のご事情やプライバシーですからこちらも野暮な詮索はしないものの。。初対面からどうもイチャモンつけたり。。。これは。。ちょっとトラブルメーカーかなぁ。。。葉月さんは、他のお客様に不快な思いをさせない様に。。。あと、お客様ですから、

可能な限り穏便にクレーマーすらファンにする会社と接客をつくりましょうね、と。葉月さんもいろいろな経験から出来事や会う人会う人で、

ズルムケに一皮以上向けました。仕事の合間に投資をしながら。。。プルメリア島から、潮が引くと神楽町の南新町湊みたいに白い星の砂の橋が出来るウツクシマ。。美島を買いまして

これから、開発の手筈です。果樹園。。。柑橘類は、近くのマンダリン卿があるので、かぶると商業の邪魔になり失礼にあたりますので、ザクロや葡萄や桃やイチジク。。スイーツやワインや美容に関する果実とワイン工場を作る計画です。
名前は。美島で、土も良いのにも似合わない放置され、無人島の美島。。。ほんとにウツクシマにしてみせますから。

それから。。。。舞とココアの母娘は、プルメリアリゾートの中心街にいました。2人でショッピングをしながら。お食事してまた、アマゾネスサンクチュアリィへ戻る。。。。
舞は旦那さんの未森からクレジットカードを渡されていて。女だからお買い物は大好きだけど。。買っても買っても満たされないというか。

後からほんとに欲しかったのかしらという贅沢な悩みに陥っていました。お金がなく親子心中を考えていた。。

ピースやグーが小さい頃、朝から晩まで働いてきっとこのまま。。みたいな尽きない苦しみの日々から。。まさかこんな今の私が。。。

だけども。いまは今で。。。満たされない寂しさを。。明日は。。。木蓮寺。。木蓮寺で人生相談を木蓮和尚様に受ける申し込みの予約をしてしまった。。

つい。。。ココアはどうしよう。プルメリア島は治安がいいし。お金だけ渡して自由にさせようか。。。だけども。今時はいくら安全であるにしても。。小学生の女の子の連れ去りや行方不明事件も起きる世の中だし。

かと言って。。。木蓮寺のお寺には小学生の女の子が興味あるわけないしな。まさか、人生相談に、この子を同席させるわけにはいかないわ。

それは、親の私がきちんとしなければ。。、
どうしよう。。神楽町のグーの南風に連れて行って預かって貰うにしろ、突然の突然。。それに。。。ココアは妙にグーに執着したところがあるわ。グーのお店の営業妨害になりかねないし。
あー。。。
参ったわ。。。木蓮寺。。。どうしようかな。。あっ。。。無理を承知でタピ丘さんにお願いできないかなぁ。。。タピ丘さんにお給料を出して、無理を承知で映画とかお食事とか、、。お出かけを頼もうかしら。。。

舞とココアは、ステーキハウスコピアポアに入りました。
「ココア、明日お母さんちょっとだけ用事があって。。。お仕事の事でね、こちらにお仕事関係の方々が来るからご挨拶とお話しがあるの。。。そんなに時間はかからないと思うんだけど。。。」サーバーにオーダーしてミディアムレアで。。。と、言ったあと、舞が言います。。。窓辺の夜景にみとれていたココアは、


「じゃ、ホテルの近くをぶらぶらお散歩してよっかなー。海がすぐだし。」ココアにとっては。。。見るものすべてが刺激的な。。プルメリア島、そして。。。アマゾネスサンクチュアリィ。。。







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