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2017年12月11日
【スピーカー・レビュー】サウンドバー SONY HT-ST5000
記事一覧TOP > ハードリスト > 【スピーカー・レビュー】サウンドバー SONY HT-ST5000
2017 Sony Corporation, Sony Marketing Inc.
【管理人注:SONYのサウンドバー「HT-ST9」と音質レビューが混同していたため、大幅に修正しました】
4K Ultra-HD、「Dolby Atmos(R)」「DTS:X(TM)」対応7.1chホームシアターシステム
2017年10月
2017年現在、最新の現行品です。
価格:オープンプライス
※ソニーストア価格:159,880円(税抜)
※詳しい内容は、ソニーのWebサイトを参照下さい。
ソニーWebサイト
本スピーカーは、「サウンドバー」「シアターバー」で、主にTVのラックに置くか、壁掛けTVの下に壁掛けする7.1chスピーカーです。
メーカーの製品紹介にもありますが、【ホームシアター】用途のサウンドバーです。
サウンドバーでは主流派ではあります。
TVとは関係なしに使うことも、もちろん可能ですが、これ単体では恐らく置き場所に困るのであまりそういう使い方はしないのではないでしょうか。
管理人は、サウンドバーを検討するにあたって、家電量販店のデモブース(囲いと椅子があってTVと視聴できるコーナー)で、粘って色々と試聴をしてきました。
5,6回は日を改めて確認してきました。
勝手に設定を触ったりしていたので変な人だったかもしれません。
スピーカーグリル(カバー)は、外して聴くことが推奨されていることから、音作りはグリルなしなのでしょう。
高域は、台詞が中心のシーンでは、グリルがないほうが音の起伏や艶が出る印象です。
外したり付けたりしましたが、極端に違いがあるわけではないので、好みの世界だと思いました。
バーの両端にイネーブルドスピーカーが上向きについていて、天井に音を反射させる仕組みですが、天井が高かったり、反射角度が視聴位置にあっていないと厳しいかもしれません。
角度は感覚的で申し訳ないのですが、45度以上あるように感じました。
そのため、視聴位置は天井高を標準の2.4mとすると、距離は2m〜2.5m位がちょうど良いのかなと思いました。
もしかしたら、そのあたりは取り扱い説明書に書いているかもしれないと思い、確認しましたが、どうも記載はないようです。
視聴位置が近かったり、遠かったりすると、効果は今一つかもしれませんね。
イネーブルドスピーカーの角度が変えられるかは不明ですが、恐らく難しいと思います。
AVアンプの一部には自動音場補正機能があり、イネーブルドスピーカーの反射を考慮した視聴位置の距離測定が出来ますが、本機は自動音場補正はありません。
なお管理人の天井は、複数の下がり天井の上に、拡散・吸音などのフラッターエコー対策をしているため、そもそもイネーブルドスピーカーは不向きです。
このあたりで、管理人は本機が候補から外れ、下位機種が選択肢になった次第です。
ルームチューニングしている方は、効果があるかどうか、ちょっとチャレンジになるかもしれませんね。
ただし、本機を選択肢に入れている方は、AVアンプなどがなく、ルームチューニングもしていない方がほとんどだと思いますので、あまり関係なく導入できると思います。
USB端子を搭載して、ハイレゾ音源に対応しているので、考え方としては、
・2chのハイレゾ対応をしたサウンドバーという面が一番判りやすいかと思います。
また、シアターバーとしては、イマーシブ・オーディオに対応しているので、効果があるかどうかは天井などの反射次第ではありますが、おまけで3次元音響が楽しめると考えると良いかと思います。
少なくとも2次元サウンドとしては、下記でレビューしますが、音場型の音色で迫力指向ですので音楽再生よりは映画再生が中心にある音作りかと思います。
サウンドバーだけでサラウンドを受け持つバーチャルなので、サラウンド感や高さ方向の包囲感を重視する方は、別の選択肢も複数あると思います。
まずは、サウンドバーから出てくる正面の音が、気に入るかどうかが、重要なポイントではないかと思います。
包囲感などを重視する場合は、やはり物理スピーカーで配置するAVアンプを中心としたシステムが候補になると思います。
本機の音ですが、上記にも記載しましたが、音場が強いサウンドです。
ハイレゾ対応ということですが、定域が強く、力で押してくる印象があります。
グラスファイバー素材によって、音のスピード感が良いので低域が強くてもマイルドではない印象です。
出力が大きいことでAVアンプ風の大きな音まで対応します。
某家電量販店で、2017年12月に試聴コーナーが設置されていましたので、ちょっと設定を触ったりして確認してみました。
最初のお店の設定(誰か触ったかもしれませんが)では、サブウーファーがかなり強く、迫力指向の低域がかなり強い音響でした。
このときの印象は、かなり無理して大音量で鳴らしているが、AVアンプのような余裕さはなく、ちょっと無理やり感があり、サウンドバーで大音量はきついな、と感じました。
大音量ではアンプ部分まで振動しますので、音像もブレて、こもった感じを受けました。
サブウーファーが強いと迫力は出ますが、中高域がマスクされ、解像感だけでなく、分離感もひどく悪い印象です。
そこで、サブウーファーはかなり絞り、サラウンドの設定もかなり絞り、聴いてみました。
そうすると、予想通り、高域が前に出てくる印象で、迫力は減退しますが、音像のコントラストがクッキリしてきました。
台詞は声が少々上ずった印象ですが、こもり感はずいぶんなくなりました。
試聴コーナーですので、細かい設定を追い込むようなことは出来ないのですが、サブウーファーの調整で結構印象が変わりますので、好みの按配に落とし込んでいけば良いのかと思います。
一方で、全体的には音場優先の音響ですので、こもり感があることもちょっと気になります。
これはサブウーファーが強いと特に感じますので、こもりが感じにくいサブウーファーの音量を調整しながら探す必要がありそうです。
中低域は、サブウーファーが担当しますが、クロスオーバーの関係か、中域の張り出しがちょっとぼんやりした感じで音楽より映画のほうが向いているような印象を受けました。
逆に、重低音の表現はメリハリが効いていて、爆発シーンなどは判りやすい迫力で、一般受けしそうな印象でした。
サブウーファーをオフにすると、高域が少々ピーキーでこれは設定で調整する必要があるように感じました。
ボリュームを上げるとうるさくて聴いてられない印象です。
高域の調整は不可欠です。
逆に言いますと、高域はかなり出る機種だと思いますので、追い込みがいがあると言えます。
ダイナミックレンジは広いようなそうでもないような、何とも言いにくい感じです。
低音量のソースでは、ちょっと甘い表現になってしまう気がしました。
デモソースではDTS:Xのデモディスクでした。
なぜか、「パシフィック・リム」が日本語で再生されていました。(なぜ???)
この日本語の高音がキンキンして、聴いてられるような代物ではありませんでした。
高域を調整しないと、うるさいと思います。
台詞は高域を抑える設定にしたところ、明瞭になりました。
恐らく台詞の帯域は持ち上げているのだと思います。
ちょっとソースからしてここまでの明瞭さはないだろうと思うシーンがありましたので・・・。
逆に抑えるべき帯域は明瞭にイコライジングしているので、通常の視聴で不満に思うことは少ないと思います。
しかし、イネーブルドスピーカーの関係もあり、音場感中心で、包囲(サウンドバーから視聴位置まで)する音響ですので、音像はマイルドです。
ここは好みがはっきりすると思います。
クラシックなどの音場や余韻などが好みの方には合うと思います。
ちょっと、今までのSONYサウンドとは印象が全く違いました。
イマーシブオーディオのデモディスクで初めて聴いたので、印象がずいぶん違いました。
Dolby True-HDのデモの印象では、立体感や分離感を感じたのですが、イマーシブオーディオのディスクでは、音場感がかなり強く、上方向の音というよりも包むような感じです。
なお、後方の音は相変わらず感じませんでした。
視聴位置の耳から前方のサウンドバーまでの音場です。
高さ方向はサウンドバーの上までありますが、上から音が来るというよりは、視聴位置とサウンドバーの間に4分の1の円が出来る印象です。
断面が大きいのはサウンドバー側で、円が切れる断面が一番小さいのが視聴位置という印象です。
まさに、SONYの説明図解通りの音場です。
↓
これ
2017 Sony Corporation, Sony Marketing Inc.
原音再生が基本というオーディオマニアにとっては、苦手な音色かもしれません。
特に音楽再生では、SONYの音色になりますので、ここをどうとらえるか、ですね。
また小音量のシーンや音楽ではちょっと奥行き感がありすぎて、エコーを伴うようなボンヤリ感が付きまといます。
映画でもセンターチャンネルに振られたセリフはかなり明瞭なのですが、立体感を出すためか、音場感が強く感じます。
AVアンプで言うところの、音場調整機能のディレイを絞りたくなります。
本機にはそういう調整機能はありませんので、そのあたりは好みですし、一度視聴しないことにはわからないかもしれません。
YAMAHAのサウンドバーと違い、背後の壁反射のような技術は使っていませんので、物理的にフロントサラウンドです。
耳の位相差や音像ディレイなどを使い、錯覚を利用したものがバーチャルサラウンドです。
色々な技術があるにしても、本機の仕組みも不明ですが、フロントから視聴位置までのフロント音場創出サラウンドなのだと思います。
試聴したのが、背後に壁がない(ちょっとしたアクリルパーティションはありましたが)環境でしたのでなおさらですが、包み込むサラウンドには感じませんでした。
そこはバーチャルの限界なのだと思います。
イネーブルド・スピーカーは、全く感じないわけではなく、フロントの上まで音場が形成される感じです。
視聴位置の上というよりは、サウンドバーの上の方という感覚です。
尚、バーチャルなので、意識しているとフロントの音場感はちゃんと感じますが、意識を別に持っていくとすぐにバーチャル感はなくなる印象です。
広めの音場のフロント音という感じでしょうか?
そこはやはり物理スピーカーとは違うところです。
機能の充実度は、2017年現在、ほぼ網羅されています。
AUROのフォーマットがないくらいでしょうか?
まず機能で不足している部分は見当たらないSONYらしい優等生モデルです。
そのようなわけで、本機の特徴と気になる点を挙げると以下の点かと思います。
【管理人独断の特徴】
・7.1ch(2chは物理のイネーブルド・スピーカー)
・多機能(ほぼ全て網羅)
・大出力(800W)
・再生対応フォーマット:AAC、ドルビーアトモスやDTS:Xを含め2017年現在の音声フォーマットのほぼ全て
・4K Ultra-HDパススルー対応
・大きい・重い(55インチTVでちょうど横幅が同じくらい)
※大きく重いと、音には良いと管理人は考えます
・アルミ削りだしの重厚感(スピーカーがあるため硬いシャーシは好印象です)
※CDの音は未確認ですが、傾向はあまり変わらないと思います。
・BluetoothやWifi(周波数切替あり)、NFCなど使い勝手が良い
・WOWOWやCATVのAACサラウンドもお手軽に7.1chで楽しめる(AVアンプなどを使うことなく)
【管理人独断の気になる点】
・解像感や分離感はほとんど感じませんでした。
・音楽は、【ホームシアター】用途ですので、2chオーディオはこれでは聴く気がしません。
オーディオグレードの音はしないと思います。
そこはアンプとスピーカーの組み合わせにはどうしても劣るということかと・・・。
・イマーシブ・サウンドは、天井や視聴位置次第(と思います・・・)
・サラウンドは他社と同様バーチャルなので、物理スピーカーと背面反射型以外は、どんぐりの背比べかと・・・。
おまけ程度と捉えれば良いかと思いますが、そこは人によって違いますので、まずは試聴が大事だと思います。
・ここまでバーチャルサウンドを突き詰めたのであれば、AVアンプ同様に自動音場補正が欲しい(効果を最大限にするため)
・主に映画用に音色調整をしていて音場感が強いため好みは割れそうです
特にサウンドフィールドで「ミュージック」を選ぶと、ボーカル物は良さそうな感じでしたが、オフにするとちょっと楽器を中心に中低域が大味で膨らむ印象です。
またCDでは試聴していないので、2chの場合の音色がどうなのか気になります。
(購入を前提に試聴する場合は、CD持ち込みか借りて聴いたと思いますが、今回はパスしました)
・値段が高い
※サラウンドやイネーブルド・スピーカーの効果があることが判っている方ならいいのでしょうが、設置する環境や人によって効果が違うバーチャルサラウンドと考えると値段はちょっと高く感じます。
下位機種と試聴比較は必須だと思います。
SONYはきっちり日本企業らしく、漏れなく押さえる点は網羅し、全方位的です。
言い換えますと、アンプとか昔のオーディオ製品はいらないなら、これで全て賄えるよ、これが新しいオーディオの形だよ、というスタンスですね。
分離感や解像感はほとんど感じませんでした。
この値段でこの音は、管理人的にはかなり割高に感じました。
低域の迫力指向で、音場感が好みの方向けです。
購入の目安としては、サブウーファーの低域の迫力が前面に出ますので、AVアンプを購入したことがない方で迫力を求める方にはぴったりなのだと思います。
逆にAVアンプを持っているか、過去に持っていた方からすると、AVアンプの音は超えませんし、TVの音を補強するという大前提が理解出来ていれば、大丈夫なのだと思います。
なお、見た目や大きさは、JBLのほうが大きいです。
その分、所有感やカッコよさはJBLの圧勝です。
※管理人比
JBLのサウンドバーと比較するなら、HT-ST9になると思います。
音色の好みは、実際に試聴して決めればよいかと思います。
2017 Sony Corporation, Sony Marketing Inc.
この手のサウンドバーとサブウーファー間は、ワイヤレスであるのが主流です。
そうなると、家庭内のワイヤレス機器と干渉して接続が不安定になることがよく言われます。
本機は・サブウーファーの「セキュアリンクボタン」で無線機器の混線を防ぐ機能がありますので、そこは安心できると思います。
Bluetoothの接続は、不安定なようですが、管理人は本機を購入していないため不明です。
WiFiは周波数帯を切替できるので、試してみると良いかと思います。
あと壁掛けをする場合、本機は上向きにイネーブルド・スピーカーがある関係で、TVの下に壁掛けする場合は、TVとの間をそれなりに空ける必要があります。
TVと壁の距離に応じて数十センチ空けます。
管理人はTVの壁掛けは、稼働型の金具を使っているため、TVと壁が10cm以上離れています。
そうなると、本機はTVの下から20cm以上空けないといけません。
ケーブル配線の見栄えを含め、管理人には厳しい取りつけ方法でした。
ここも選択肢から外れた理由です。
※20cm離せばいいのか、30cmがいいのかも壁掛けでは試すのが困難だからという理由でもあります。
【管理人独断レビュー】
※スマホで見る場合は、画面を横にしてください。(行ずれしてしまいます)
※表の見方
○:非該当
●:該当
まるの数:3つが最大、2つが標準、1つはなし
まるの数は点数ではなく、どちらに寄っているかという指標
本機は、AVアンプやスピーカーを用意するには敷居が高い、コストも掛けれない、場所もとれないなどの制約のある方が、TVで映画ソフトなどをマルチチャンネルで楽しむ場合に選択肢になる製品です。
またハイレゾ音源も対応しており、TVの音と同様に、1つのシステムでハイレゾや2chの音声も楽しみたい方に、はまる高音質なサウンドバーでもあります。
ただし、AVアンプやスピーカーの物理システムのほうが有利な点が多いため、本機の価格帯で考えますと、本機である必要性は上記の制約次第かと思います。
その上で、本機を選ぶ方の問題点は、他の機種との違いかと思います。
・同等製品は、HT-ST9です。
ドルビーアトモスやDTS:Xなどのイマーシブ・オーディオがないことが大きな違いです。
本機のイネーブルド・スピーカーが不要であれば、音質では同等レベルのこのHT-ST9になると思います。
出力も本機と同じ800Wになります。
本機のイネーブルド・スピーカーの代わりにフロントスピーカーとして使っているためか、管理人には音のキレ込みや厚みは、HT-ST9のほうが音が良く聴こえました。
クッキリ音像型はHT-ST9で、音場型寄りの本機との違いです。
管理人の好みは、HT-ST9です。
音像くっきりで切れ込んでくる音がお気に入りです。
・下位製品で4K信号とHDR信号のパススルーに対応しているのは、HT-RT5と、HT-NT5になります。
それ以外は、4K信号とHDR信号のパススルーに対応していないため、パススルーが気にならない方は、別の下位機種か他社が選択肢かと思います。
HT-NT5は、純粋にHT-ST9の下位機種で、出力が400Wになります。
イマーシブ・オーディオが不要で、且つ上位機種のHT-ST9と比べて音がきにいれば、こちらで良いかと思います。
値段も本機の半分近くになり、コストパフォーマンスは良いです。
上位機種と機能では大きな差はありませんので、音で決めれば良いかと思います。
出力はサウンドバーの中ではほぼ最上位なので、音色とバーチャルサラウンドが気に入るかどうか、が判断基準かと思います。
一方、もう1つの下位機種のHT-RT5は、サラウンド2chが物理スピーカーです。
姉妹機のHT-NT5とは同価格帯で出力も450Wとほぼ同じです。
姉妹機のHT-NT5はバーチャルサラウンドで、こちらが物理2chサラウンドという違いです。
サラウンドを重視する場合は、こちらが選択肢になるかと思います。
このHT-RT5の難点は、物理サラウンドスピーカーはワイヤレスで良いのですが、アクティブスピーカーになりますので、電源ケーブルがそれぞれ必要なことです。
スピーカーケーブルは不要ですが、電源ケーブルが必要となり、それが制約にならない場合は選択肢になると思います。
出力は姉妹機のHT-NT5とほぼ同等でサウンドバーの中ではほぼ最上位なので、音色と物理サラウンドが気に入るか(制約がないか)どうか、が判断基準かと思います。
・AVアンプと物理スピーカーのコンポーネントシステムと、本機をはじめとしたサウンドバーで悩んでいる方もいるかと思います。
考え方はシンプルで、場所を取らないのがサウンドバーで、アンプやスピーカーの場所が必要なのがAVアンプとスピーカーのコンポーネントになります。
TVの音声連動は、HDMIのARCを使えば、サウンドバーでもAVアンプでも可能です。
場所の制約がなければ、音はたいていの場合、AVアンプのほうが良いことが多いと思います。
特に本製品とAVアンプで悩んでいる場合は、SONYのAVアンプ(STR-DN1080)があります。
値段は、下位機種のHT-RT5やHT-NT5とほぼ同じです。
スピーカーも選ばなければ、本機と同等の価格になると思います。(そういう価格戦略なのだと思います)
AVアンプは別途購入するスピーカー次第ですが、本機より音は大体の場合、良くなると思います。
ただ、まともな音がするスピーカーは、それなりの値段がするので、悩ましいのだと思います。
【他のサイトで調べる】
【比較商品 HT-ST9】
【下位機種 HT-NT5】
【下位機種 HT-RT5】
2017 Sony Corporation, Sony Marketing Inc.
Harman International Japan Co.,Ltd. All rights reserved.
Harman International Japan Co.,Ltd. All rights reserved.
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Harman International Japan Co.,Ltd. All rights reserved.
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Harman International Japan Co.,Ltd. All rights reserved.
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Harman International Japan Co.,Ltd. All rights reserved.
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2016 Sony Corporation, Sony Marketing Inc. All rights reserved.
2015 Sony Corporation, Sony Marketing Inc. All rights reserved.
2018 Panasonic UK & Ireland
【JBL】
【ハイレゾ ネットワーク】
【USB-DAC】
2017 Sony Corporation, Sony Marketing Inc.
【管理人注:SONYのサウンドバー「HT-ST9」と音質レビューが混同していたため、大幅に修正しました】
製品概要
種別
4K Ultra-HD、「Dolby Atmos(R)」「DTS:X(TM)」対応7.1chホームシアターシステム
特徴
従来のチャンネルベースに音の位置情報や移動情報(オブジェクト情報)を加えた、最新の音声フォーマット「ドルビーアトモス」「DTS:X(TM)」に対応しました。2017 Sony Corporation, Sony Marketing Inc.
前後左右を中心とした従来のサラウンド音場に対して、高さ方向の表現力を加えた3次元の立体音響技術により、全方位からの音に包みこまれるリアルな音響空間をお楽しみいただけます。
ハイレゾ音源に対応
DSD(5.6MHz/2.8MHz)(*)やWAV・FLAC(最大192kHz/24bit)などのハイレゾ音源に対応。
曲のディテール、楽器の音色、ライブの空気感までもリアルに表現。
まるでレコーディングスタジオやコンサートホールで聞いているような、かつてない臨場感を堪能できます。
独立アンプ駆動
トゥイーターとウーファーユニットの同軸上に配置した同軸スピーカーをフロントチャンネルの3基に採用し、バイアンプによって各チャンネルをそれぞれ独立駆動しています。
これによりスピーカーケーブルに生じる共通インピーダンスを避け、中低域と高域が相互に干渉しあうことなくアンプからスピーカーユニットをダイレクトにドライブできるようになりました。
さらに、トゥイーターとウーファーユニット間で生じる時間軸や位相のずれを信号処理により補正しています。
ソニーのテレビ ブラビアと調和する美しいデザイン
ブラビアと同様にシンプルで研ぎ澄まされたデザイン。
さまざまなリビングに自然と溶け込む、上質で美しいたたずまいを求めました。
製品詳細
発売日
2017年10月
販売
2017年現在、最新の現行品です。
メーカー希望小売価格
価格:オープンプライス
※ソニーストア価格:159,880円(税抜)
仕様
2017 Sony Corporation, Sony Marketing Inc.
使用ユニット
サウンドバー・フロント:トゥイーター:14mmソフトドーム型、ウーファー:アコースティックサスペンション型65mmコーン型磁性流体スピーカー
サウンドバー・センター:トゥイーター:14mmソフトドーム型×1、ウーファー:アコースティックサスペンション型、65mmコーン型磁性流体スピーカー×1、フルレンジ:アコースティックサスペンション型65mmコーン型磁性流体スピーカー×4(サラウンド共用)
サウンドバー・トップ:フルレンジ:アコースティックサスペンション型65mmコーン型磁性流体スピーカー×2
サブウーファー:ワイヤレスサブウーファー(5.2GHz)サブウーファーシステム、パッシブラジエーター型180mmコーン型、200mm×300mmコーン型パッシブラジエーター
実用最大出力合計値(非同時駆動、JEITA):800W
フロント 50W×2+50W×2
センター 50W×6(サラウンド共用)
トップ 50W×2
サブウーファー200W
音声入力:HDMI(ARC)×1、HDMI×2、USB×1、Bluetooth×1、光デジタル×1、アナログ×1、LAN端子/無線LAN内蔵×1
再生対応フォーマット:DTS:X、DTS:X Master Audio、DTS-HD Master Audio、DTS-HD High Resolution Audio、DTS-HD Low Bit Rate Audio、DTS 96/24、DTS、Dolby Atmos-Dolby TrueHD、Dolby、Atmos-Dolby Digital Plus、Dolby TrueHD、Dolby、Digital Plus、Dolby Digital、MPEG-2 AAC、リニアPCM(2ch/5.1ch/7.1ch)、Dolby dual mono
サイズ(W x H x D)
サウンドバー:約1,180 ×80×145(mm/本体のみ)
サブウーファー:約248×403×426(mm)
重量:サウンドバー:8.8kg、サブウーファー:約14.5kg
付属品:ワイヤレスリモコン(RMT-AH310J)、HDMIケーブル(4K60p 18Gbps対応 1.5m)、フロントグリル、単4形乾電池×2、壁掛けテンプレート
※詳しい内容は、ソニーのWebサイトを参照下さい。
ソニーWebサイト
クオリティ・レビュー総評
本スピーカーは、「サウンドバー」「シアターバー」で、主にTVのラックに置くか、壁掛けTVの下に壁掛けする7.1chスピーカーです。
メーカーの製品紹介にもありますが、【ホームシアター】用途のサウンドバーです。
サウンドバーでは主流派ではあります。
TVとは関係なしに使うことも、もちろん可能ですが、これ単体では恐らく置き場所に困るのであまりそういう使い方はしないのではないでしょうか。
管理人は、サウンドバーを検討するにあたって、家電量販店のデモブース(囲いと椅子があってTVと視聴できるコーナー)で、粘って色々と試聴をしてきました。
5,6回は日を改めて確認してきました。
勝手に設定を触ったりしていたので変な人だったかもしれません。
スピーカーグリル(カバー)は、外して聴くことが推奨されていることから、音作りはグリルなしなのでしょう。
高域は、台詞が中心のシーンでは、グリルがないほうが音の起伏や艶が出る印象です。
外したり付けたりしましたが、極端に違いがあるわけではないので、好みの世界だと思いました。
バーの両端にイネーブルドスピーカーが上向きについていて、天井に音を反射させる仕組みですが、天井が高かったり、反射角度が視聴位置にあっていないと厳しいかもしれません。
角度は感覚的で申し訳ないのですが、45度以上あるように感じました。
そのため、視聴位置は天井高を標準の2.4mとすると、距離は2m〜2.5m位がちょうど良いのかなと思いました。
もしかしたら、そのあたりは取り扱い説明書に書いているかもしれないと思い、確認しましたが、どうも記載はないようです。
視聴位置が近かったり、遠かったりすると、効果は今一つかもしれませんね。
イネーブルドスピーカーの角度が変えられるかは不明ですが、恐らく難しいと思います。
AVアンプの一部には自動音場補正機能があり、イネーブルドスピーカーの反射を考慮した視聴位置の距離測定が出来ますが、本機は自動音場補正はありません。
なお管理人の天井は、複数の下がり天井の上に、拡散・吸音などのフラッターエコー対策をしているため、そもそもイネーブルドスピーカーは不向きです。
このあたりで、管理人は本機が候補から外れ、下位機種が選択肢になった次第です。
ルームチューニングしている方は、効果があるかどうか、ちょっとチャレンジになるかもしれませんね。
ただし、本機を選択肢に入れている方は、AVアンプなどがなく、ルームチューニングもしていない方がほとんどだと思いますので、あまり関係なく導入できると思います。
USB端子を搭載して、ハイレゾ音源に対応しているので、考え方としては、
・2chのハイレゾ対応をしたサウンドバーという面が一番判りやすいかと思います。
また、シアターバーとしては、イマーシブ・オーディオに対応しているので、効果があるかどうかは天井などの反射次第ではありますが、おまけで3次元音響が楽しめると考えると良いかと思います。
少なくとも2次元サウンドとしては、下記でレビューしますが、音場型の音色で迫力指向ですので音楽再生よりは映画再生が中心にある音作りかと思います。
サウンドバーだけでサラウンドを受け持つバーチャルなので、サラウンド感や高さ方向の包囲感を重視する方は、別の選択肢も複数あると思います。
まずは、サウンドバーから出てくる正面の音が、気に入るかどうかが、重要なポイントではないかと思います。
包囲感などを重視する場合は、やはり物理スピーカーで配置するAVアンプを中心としたシステムが候補になると思います。
映像・音声レビュー
本機の音ですが、上記にも記載しましたが、音場が強いサウンドです。
ハイレゾ対応ということですが、定域が強く、力で押してくる印象があります。
グラスファイバー素材によって、音のスピード感が良いので低域が強くてもマイルドではない印象です。
出力が大きいことでAVアンプ風の大きな音まで対応します。
某家電量販店で、2017年12月に試聴コーナーが設置されていましたので、ちょっと設定を触ったりして確認してみました。
最初のお店の設定(誰か触ったかもしれませんが)では、サブウーファーがかなり強く、迫力指向の低域がかなり強い音響でした。
このときの印象は、かなり無理して大音量で鳴らしているが、AVアンプのような余裕さはなく、ちょっと無理やり感があり、サウンドバーで大音量はきついな、と感じました。
大音量ではアンプ部分まで振動しますので、音像もブレて、こもった感じを受けました。
サブウーファーが強いと迫力は出ますが、中高域がマスクされ、解像感だけでなく、分離感もひどく悪い印象です。
そこで、サブウーファーはかなり絞り、サラウンドの設定もかなり絞り、聴いてみました。
そうすると、予想通り、高域が前に出てくる印象で、迫力は減退しますが、音像のコントラストがクッキリしてきました。
台詞は声が少々上ずった印象ですが、こもり感はずいぶんなくなりました。
試聴コーナーですので、細かい設定を追い込むようなことは出来ないのですが、サブウーファーの調整で結構印象が変わりますので、好みの按配に落とし込んでいけば良いのかと思います。
一方で、全体的には音場優先の音響ですので、こもり感があることもちょっと気になります。
これはサブウーファーが強いと特に感じますので、こもりが感じにくいサブウーファーの音量を調整しながら探す必要がありそうです。
中低域は、サブウーファーが担当しますが、クロスオーバーの関係か、中域の張り出しがちょっとぼんやりした感じで音楽より映画のほうが向いているような印象を受けました。
逆に、重低音の表現はメリハリが効いていて、爆発シーンなどは判りやすい迫力で、一般受けしそうな印象でした。
サブウーファーをオフにすると、高域が少々ピーキーでこれは設定で調整する必要があるように感じました。
ボリュームを上げるとうるさくて聴いてられない印象です。
高域の調整は不可欠です。
逆に言いますと、高域はかなり出る機種だと思いますので、追い込みがいがあると言えます。
ダイナミックレンジは広いようなそうでもないような、何とも言いにくい感じです。
低音量のソースでは、ちょっと甘い表現になってしまう気がしました。
デモソースではDTS:Xのデモディスクでした。
なぜか、「パシフィック・リム」が日本語で再生されていました。(なぜ???)
この日本語の高音がキンキンして、聴いてられるような代物ではありませんでした。
高域を調整しないと、うるさいと思います。
台詞は高域を抑える設定にしたところ、明瞭になりました。
恐らく台詞の帯域は持ち上げているのだと思います。
ちょっとソースからしてここまでの明瞭さはないだろうと思うシーンがありましたので・・・。
逆に抑えるべき帯域は明瞭にイコライジングしているので、通常の視聴で不満に思うことは少ないと思います。
しかし、イネーブルドスピーカーの関係もあり、音場感中心で、包囲(サウンドバーから視聴位置まで)する音響ですので、音像はマイルドです。
ここは好みがはっきりすると思います。
クラシックなどの音場や余韻などが好みの方には合うと思います。
ちょっと、今までのSONYサウンドとは印象が全く違いました。
イマーシブオーディオのデモディスクで初めて聴いたので、印象がずいぶん違いました。
Dolby True-HDのデモの印象では、立体感や分離感を感じたのですが、イマーシブオーディオのディスクでは、音場感がかなり強く、上方向の音というよりも包むような感じです。
なお、後方の音は相変わらず感じませんでした。
視聴位置の耳から前方のサウンドバーまでの音場です。
高さ方向はサウンドバーの上までありますが、上から音が来るというよりは、視聴位置とサウンドバーの間に4分の1の円が出来る印象です。
断面が大きいのはサウンドバー側で、円が切れる断面が一番小さいのが視聴位置という印象です。
まさに、SONYの説明図解通りの音場です。
↓
これ
2017 Sony Corporation, Sony Marketing Inc.
映像・音声レビュー2
原音再生が基本というオーディオマニアにとっては、苦手な音色かもしれません。
特に音楽再生では、SONYの音色になりますので、ここをどうとらえるか、ですね。
また小音量のシーンや音楽ではちょっと奥行き感がありすぎて、エコーを伴うようなボンヤリ感が付きまといます。
映画でもセンターチャンネルに振られたセリフはかなり明瞭なのですが、立体感を出すためか、音場感が強く感じます。
AVアンプで言うところの、音場調整機能のディレイを絞りたくなります。
本機にはそういう調整機能はありませんので、そのあたりは好みですし、一度視聴しないことにはわからないかもしれません。
YAMAHAのサウンドバーと違い、背後の壁反射のような技術は使っていませんので、物理的にフロントサラウンドです。
耳の位相差や音像ディレイなどを使い、錯覚を利用したものがバーチャルサラウンドです。
色々な技術があるにしても、本機の仕組みも不明ですが、フロントから視聴位置までのフロント音場創出サラウンドなのだと思います。
試聴したのが、背後に壁がない(ちょっとしたアクリルパーティションはありましたが)環境でしたのでなおさらですが、包み込むサラウンドには感じませんでした。
そこはバーチャルの限界なのだと思います。
イネーブルド・スピーカーは、全く感じないわけではなく、フロントの上まで音場が形成される感じです。
視聴位置の上というよりは、サウンドバーの上の方という感覚です。
尚、バーチャルなので、意識しているとフロントの音場感はちゃんと感じますが、意識を別に持っていくとすぐにバーチャル感はなくなる印象です。
広めの音場のフロント音という感じでしょうか?
そこはやはり物理スピーカーとは違うところです。
機能の充実度は、2017年現在、ほぼ網羅されています。
AUROのフォーマットがないくらいでしょうか?
まず機能で不足している部分は見当たらないSONYらしい優等生モデルです。
そのようなわけで、本機の特徴と気になる点を挙げると以下の点かと思います。
【管理人独断の特徴】
・7.1ch(2chは物理のイネーブルド・スピーカー)
・多機能(ほぼ全て網羅)
・大出力(800W)
・再生対応フォーマット:AAC、ドルビーアトモスやDTS:Xを含め2017年現在の音声フォーマットのほぼ全て
・4K Ultra-HDパススルー対応
・大きい・重い(55インチTVでちょうど横幅が同じくらい)
※大きく重いと、音には良いと管理人は考えます
・アルミ削りだしの重厚感(スピーカーがあるため硬いシャーシは好印象です)
※CDの音は未確認ですが、傾向はあまり変わらないと思います。
・BluetoothやWifi(周波数切替あり)、NFCなど使い勝手が良い
・WOWOWやCATVのAACサラウンドもお手軽に7.1chで楽しめる(AVアンプなどを使うことなく)
【管理人独断の気になる点】
・解像感や分離感はほとんど感じませんでした。
・音楽は、【ホームシアター】用途ですので、2chオーディオはこれでは聴く気がしません。
オーディオグレードの音はしないと思います。
そこはアンプとスピーカーの組み合わせにはどうしても劣るということかと・・・。
・イマーシブ・サウンドは、天井や視聴位置次第(と思います・・・)
・サラウンドは他社と同様バーチャルなので、物理スピーカーと背面反射型以外は、どんぐりの背比べかと・・・。
おまけ程度と捉えれば良いかと思いますが、そこは人によって違いますので、まずは試聴が大事だと思います。
・ここまでバーチャルサウンドを突き詰めたのであれば、AVアンプ同様に自動音場補正が欲しい(効果を最大限にするため)
・主に映画用に音色調整をしていて音場感が強いため好みは割れそうです
特にサウンドフィールドで「ミュージック」を選ぶと、ボーカル物は良さそうな感じでしたが、オフにするとちょっと楽器を中心に中低域が大味で膨らむ印象です。
またCDでは試聴していないので、2chの場合の音色がどうなのか気になります。
(購入を前提に試聴する場合は、CD持ち込みか借りて聴いたと思いますが、今回はパスしました)
・値段が高い
※サラウンドやイネーブルド・スピーカーの効果があることが判っている方ならいいのでしょうが、設置する環境や人によって効果が違うバーチャルサラウンドと考えると値段はちょっと高く感じます。
下位機種と試聴比較は必須だと思います。
SONYはきっちり日本企業らしく、漏れなく押さえる点は網羅し、全方位的です。
言い換えますと、アンプとか昔のオーディオ製品はいらないなら、これで全て賄えるよ、これが新しいオーディオの形だよ、というスタンスですね。
分離感や解像感はほとんど感じませんでした。
この値段でこの音は、管理人的にはかなり割高に感じました。
低域の迫力指向で、音場感が好みの方向けです。
購入の目安としては、サブウーファーの低域の迫力が前面に出ますので、AVアンプを購入したことがない方で迫力を求める方にはぴったりなのだと思います。
逆にAVアンプを持っているか、過去に持っていた方からすると、AVアンプの音は超えませんし、TVの音を補強するという大前提が理解出来ていれば、大丈夫なのだと思います。
なお、見た目や大きさは、JBLのほうが大きいです。
その分、所有感やカッコよさはJBLの圧勝です。
※管理人比
JBLのサウンドバーと比較するなら、HT-ST9になると思います。
音色の好みは、実際に試聴して決めればよいかと思います。
2017 Sony Corporation, Sony Marketing Inc.
使いこなしTips
この手のサウンドバーとサブウーファー間は、ワイヤレスであるのが主流です。
そうなると、家庭内のワイヤレス機器と干渉して接続が不安定になることがよく言われます。
本機は・サブウーファーの「セキュアリンクボタン」で無線機器の混線を防ぐ機能がありますので、そこは安心できると思います。
Bluetoothの接続は、不安定なようですが、管理人は本機を購入していないため不明です。
WiFiは周波数帯を切替できるので、試してみると良いかと思います。
あと壁掛けをする場合、本機は上向きにイネーブルド・スピーカーがある関係で、TVの下に壁掛けする場合は、TVとの間をそれなりに空ける必要があります。
TVと壁の距離に応じて数十センチ空けます。
管理人はTVの壁掛けは、稼働型の金具を使っているため、TVと壁が10cm以上離れています。
そうなると、本機はTVの下から20cm以上空けないといけません。
ケーブル配線の見栄えを含め、管理人には厳しい取りつけ方法でした。
ここも選択肢から外れた理由です。
※20cm離せばいいのか、30cmがいいのかも壁掛けでは試すのが困難だからという理由でもあります。
クオリティ・レビュー詳細
【管理人独断レビュー】
※スマホで見る場合は、画面を横にしてください。(行ずれしてしまいます)
音声評点
・音場感
狭い ○○○○●● 広い
・音像感
迫力 ●●○○○○ 繊細
・スピード感
ファースト○○●●○○ スロー
・音色
明るい ○○●●○○ 暗い
・解像感
シャープ ○○○○●● マイルド
・コストパフォーマンス
高い ○○○○●● 低い
※表の見方
○:非該当
●:該当
まるの数:3つが最大、2つが標準、1つはなし
まるの数は点数ではなく、どちらに寄っているかという指標
比較と選択
本機は、AVアンプやスピーカーを用意するには敷居が高い、コストも掛けれない、場所もとれないなどの制約のある方が、TVで映画ソフトなどをマルチチャンネルで楽しむ場合に選択肢になる製品です。
またハイレゾ音源も対応しており、TVの音と同様に、1つのシステムでハイレゾや2chの音声も楽しみたい方に、はまる高音質なサウンドバーでもあります。
ただし、AVアンプやスピーカーの物理システムのほうが有利な点が多いため、本機の価格帯で考えますと、本機である必要性は上記の制約次第かと思います。
その上で、本機を選ぶ方の問題点は、他の機種との違いかと思います。
・同等製品は、HT-ST9です。
ドルビーアトモスやDTS:Xなどのイマーシブ・オーディオがないことが大きな違いです。
本機のイネーブルド・スピーカーが不要であれば、音質では同等レベルのこのHT-ST9になると思います。
出力も本機と同じ800Wになります。
本機のイネーブルド・スピーカーの代わりにフロントスピーカーとして使っているためか、管理人には音のキレ込みや厚みは、HT-ST9のほうが音が良く聴こえました。
クッキリ音像型はHT-ST9で、音場型寄りの本機との違いです。
管理人の好みは、HT-ST9です。
音像くっきりで切れ込んでくる音がお気に入りです。
・下位製品で4K信号とHDR信号のパススルーに対応しているのは、HT-RT5と、HT-NT5になります。
それ以外は、4K信号とHDR信号のパススルーに対応していないため、パススルーが気にならない方は、別の下位機種か他社が選択肢かと思います。
HT-NT5は、純粋にHT-ST9の下位機種で、出力が400Wになります。
イマーシブ・オーディオが不要で、且つ上位機種のHT-ST9と比べて音がきにいれば、こちらで良いかと思います。
値段も本機の半分近くになり、コストパフォーマンスは良いです。
上位機種と機能では大きな差はありませんので、音で決めれば良いかと思います。
出力はサウンドバーの中ではほぼ最上位なので、音色とバーチャルサラウンドが気に入るかどうか、が判断基準かと思います。
一方、もう1つの下位機種のHT-RT5は、サラウンド2chが物理スピーカーです。
姉妹機のHT-NT5とは同価格帯で出力も450Wとほぼ同じです。
姉妹機のHT-NT5はバーチャルサラウンドで、こちらが物理2chサラウンドという違いです。
サラウンドを重視する場合は、こちらが選択肢になるかと思います。
このHT-RT5の難点は、物理サラウンドスピーカーはワイヤレスで良いのですが、アクティブスピーカーになりますので、電源ケーブルがそれぞれ必要なことです。
スピーカーケーブルは不要ですが、電源ケーブルが必要となり、それが制約にならない場合は選択肢になると思います。
出力は姉妹機のHT-NT5とほぼ同等でサウンドバーの中ではほぼ最上位なので、音色と物理サラウンドが気に入るか(制約がないか)どうか、が判断基準かと思います。
・AVアンプと物理スピーカーのコンポーネントシステムと、本機をはじめとしたサウンドバーで悩んでいる方もいるかと思います。
考え方はシンプルで、場所を取らないのがサウンドバーで、アンプやスピーカーの場所が必要なのがAVアンプとスピーカーのコンポーネントになります。
TVの音声連動は、HDMIのARCを使えば、サウンドバーでもAVアンプでも可能です。
場所の制約がなければ、音はたいていの場合、AVアンプのほうが良いことが多いと思います。
特に本製品とAVアンプで悩んでいる場合は、SONYのAVアンプ(STR-DN1080)があります。
値段は、下位機種のHT-RT5やHT-NT5とほぼ同じです。
スピーカーも選ばなければ、本機と同等の価格になると思います。(そういう価格戦略なのだと思います)
AVアンプは別途購入するスピーカー次第ですが、本機より音は大体の場合、良くなると思います。
ただ、まともな音がするスピーカーは、それなりの値段がするので、悩ましいのだと思います。
商品紹介
ソニー SONY サウンドバー 7.1.2ch Dolby Atmos NFC Bluetooth ハイレゾ対応 ホームシアターシステム HT-ST5000 (2017年モデル) | ||||
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