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2017年10月30日
【音楽DVDソフトレビュー】ダイド / Dido : Live at Brixton Academy(動画付)
記事一覧TOP > 音楽DVDリスト > 【音楽DVDソフトレビュー】ダイド / Dido : Live at Brixton Academy
2013 Sony Music Entertainment (UK) Ltd.
■リリース:
発売:Sony Music Entertainment(UK)
時間:91 min
制作年:2004年8月(収録日)
発売日:2005年6月13日
■映像:
コーデック: MPEG-2
解像度: 480p
アスペクト: 1.78:1(HD)
■オーディオ:
英語:DTS 5.1ch 48khz
英語:Dolby Digital 5.1ch 48khz
英語:Dolby Digital 2.0ch 48khz
■字幕:
-
■ディスク:
DVD Disc
片面2層 (2 DVD-8.5GB)
■リージョン:
Region 2,3,4,5,6
■ジャンル:ポップス
■プロデューサー:
・Solomon Nwabueze(エグゼクティブ・プロデューサー)
・Jacqui Edenbrow(フィルム・プロデューサー)
・David Barnard(フィルム監督)
・Mark LeCorre(ポスト・プロデューサー)(サウンド・コンサルタント)
■作曲:
・Dido
・Lester Mendez
・Rick Nowels
・Paul Statham
・P. Angel Gabriel
・R. Dekkard
・Aubrey Nunn
・Mark Bates
・Paul Herman
・Rollo Armstrong
■編曲・アレンジ:
・-
■レコーディング / ミックス:
・Bob Clearmountain(2007年グラミー賞受賞)
・Kevin Harp
・Matt Knight
■レコーディングスタジオ:
・Brixton Academy(ロンドン)
■ミックス:
・Mix This! (ロサンゼルス)
■マスタリング:
・Mark LeCorre(サウンド・コンサルタント)
・Miles Showell(マスタリング)
■マスタリング・スタジオ:
・Metropolis Mastering (ロンドン)
■賞:
-
■最大ビットレート(おおよそ)(MPEG-2上限:10.08Mbps):
9.4Mbps
■平均ビットレート(おおよそ):
8.2Mbps
アーティストの「ダイド」は、本名Dido Armstring / Florian Cloud de Bounevialle Armstrongで、本国でも日本同様「Dido」です。
イギリスのシンガーソングライターで、イギリス(世界でも)では有名なミュージシャンです。
アコースティックギターとピアノが弾けるマルチなシンガーソングライターであるため、楽曲もバラエティに富んでいます。
デビューシングルの「HERE WITH ME」が、アメリカのドラマシリーズ「ロズウェル - 星の恋人たち」のテーマソングに採用され、ヒット作となるところからスタート。
ダイドは、グラミー賞やアカデミー賞(サントラ)など11の賞のノミネート、4つの賞の受賞があります。
63本の映画やTVシリーズのサウンドトラックに採用があります。
2枚のアルバム「NO ANGEL(2000年)」、「LIFE FOR RENT(2003年)」だけで2,000万枚以上のセールスを記録しています。
「癒し系」、「憂い」というキーワードがよく付いてくるミュージシャンですが、まあその通りです。
管理人は、「郷愁感」「オーガニック」「メロディアス」という印象が強いです。
なにより、一番はやはりボーカルの声と歌い方、そしてメロディかと思います。
イギリス英語発音のボーカルはちょっと癖がありますし、声質は少々ハスキー気味です。
高音寄りのハスキーなので、重たさはありません。
Didoの「Life For Rent」アルバムリリースに合わせた「Life For Rentツアー2004」から、ロンドンのBrixton Academy公演3日間から収録。
北米版とUK版の2つがあります。
レビューしているDVDは欧州のPAL方式なので、日本や北米のNTSC方式しか対応していないDVDプレイヤーでは再生できませんので、ご注意下さい。
2017年現在、たいていのBlu-rayプレイヤーやPCでは対応していると思いますが・・・。
リージョンコードは、「2,3,4,5,6」で、日本のプレイヤーは対応しています。
輸入盤を買う時は、リージョン1北米版でないことを確認してください。
【音楽DVDとしては貴重なDTS音響で高音質】
・解像感は甘めですが繊細な表現の映像
・DTSらしい高音圧と低域の魅力
35mmフィルムで撮影し、DVD用に480pテレシネ。
フィルム・プロデューサーがいるにも関わらず映像はよくありません。
この時代(2004年)ではDVD映像の限界だったのかもしれません。
複数の段階を経て、色は退色ぎみ。
クオリティなどは一昔前のもの。
テレシネ時の作業で、SDテープ(大抵はデジタルベータカムのD2)への圧縮記録(約1/2のビットレート)が良くなかったのだと思います。
またはそのSDテープをDVDのマスタにするのですが、その圧縮なども良くなかったのかもしれません。
D2をマスタにすると、信号変換を何度か経由するので、クロスカラーやぼんやりした映像になることが多いと思います。
また編集過程で、いくつもテープを使うので、テープのホワイトノイズが結構乗ります。
DVDの映像で、ホワイトノイズがあるのは、このマスタのテープの編集問題が由来だと思われます
なお、HDになると大抵はデジタルベータカムのハイビジョン版のエイチディーカム(HDCAM)を使うケースが多いようです。
やはりテープなので、ホワイトノイズもありますし、デジタル特有のノイズがあります。
ブルーレイでのノイズが多いのは、このテープに起因することも多いと思います。
2008年以降は、P2(SDメモリカードのストレージ型)が普及し、ようやくテープノイズや劣化が少ないマスタになっています。
複数のフィルムの編集工程を経ているようで、色域はかなり狭くなっているため、全体の印象はよくありません。
解像感や透明感は繊細さを保っているのが不思議です。
フォーカスが甘い印象になっていて、実際は違いますが、レンズにシルクフィルターを掛けたように見えます。
転送レートは高く、品位を保っている理由になります。
フィルム編集の影響でフォーカスが甘くなっているため、解像感がないように見えますが、ちゃんと見るとそれなりにキープしています。
髪の毛の質感などはちゃんと表現しています。
DVDの解像度の限界で、120インチスクリーンでは、見るに堪えない映像です。
4Kアップコンバートの55インチ液晶TVでも、ピンボケ風です。
フィルムグレインがありますが、粒子は細かく、フィルムらしい良好さです。
ただし、粒子に黒い色は乗っていませんが、フィルムコピーを複数経た関係で粒状性が多く、解像感を損なっています。
DVDにありがちなデジタルノイズはほとんどないのも特徴です。
空気感や透明感は、意外と自然です。
輪郭表現の線が細く、強調していないためかと思います。
むしろ輪郭が細かい粒子でもやもやしていて、ピンボケ風に見える原因になっています。
めずらしい輪郭の作りです。
※一時停止をして輪郭を見るとよくわかると思います。
ハイライトがガッツリ飛ぶので、立体感はなく平板です。
コントラストはライティングの関係もあり意外としっかりしています。
暗部はまあまあ伸びて奥行が出ます。
フィルムの退色とDVDの色域の両方の関係で、かなり少ない色数です。
DVDらしく赤系の色にじみが結構あります。
セピアカラーに赤が強めに出ているような色あいです。
薄めの色のVHS風の映像に似ています。
DTS 5.1chの音楽DVDは、なかなかなく、高音質のものが少ないため本DVDは貴重です。
サウンド・コンサルタントがクレジットされているだけあり、高音質なマスタです。
グラミー賞受賞経験のああるBob Clearmountainをはじめ、3人がミックスにクレジットされており、本DVDの力の入れどころがサウンドにあることが伺えます。
DVDのDTS音声では最高峰の1つです。
非可逆圧縮であるDVD-DTS音声の限界で、Blu-rayの可逆圧縮のDTS-HDMAに比べると伸びや情報量、音場はこじんまりしていますが、あくまでDTS-HDMAの一般的な音と比べた場合です。
単独で聴くと良い音です。
サウンドはHD音声と比較上の問題で、DVDの中ではかなり良いサウンドです。
超高音圧で、通常の音楽DVDと同じボリューム位置に合わせていると、ものすごい轟音が鳴ります。
ダイナミックレンジは広く、DTSらしい分厚い低域です。
ガッツリしたバンドサウンドが再現され、何かを削ったり足したりするようなミックスではありません。
ライブサウンドの見本のようなミックスと再現性です。
ドラムとベースもしっかりと鳴らし、過不足はありません。
特筆すべきは、バンドの配置がクッキリと表れることです。
左のスピーカーはギター、左のスピーカーとセンターの間にパーカッション、センター定位(左右のスピーカー間)はキーボード、センタースピーカーはボーカル、右のスピーカーとセンターの間はドラム、右のスピーカーはベースです。
これだけ楽器配置がきっちり配置されたミックスをした音楽DVDは、管理人は知りません。
ミックスだけで3人もクレジットされているだけあります。
このミックスは、必聴です。
※恐らくオーケストラでは、こういうミックスがありそうですが、管理人が対象外のため、不明です。
Blu-rayのHD音声に慣れていると情報量が少なく感じます。
音域の伸びもDVDの限界です。
迫力で押してくる音像で、前に浮き出てきます。
楽器がきっちり再現されているので、楽しいライブサウンドと言えます。
バランスは低域寄りで、高音は少し細い表現をします。
音場は広めで部屋を音が満たします。
キレよりも迫力や音圧で押してきます。
サラウンドの情報量は多くはなく、自然です。
演奏を重視したミックスのため、歓声や会場の残響はかなり控えめです。
MCの時は、会場の歓声がクローズアップされるようにサラウンドから聞こえます。
この手の会場では、お風呂場風のサラウンドになりがちですが、良いミックスです。
3人のミキサーのうち、1人はマルチサウンドのミックスが得意な人がいるのだと思われます。
ただしサラウンドチャンネルの活用という観点では、少し評点は下がります。
(DVDお勧めレベルは75点以上)
(1〜85点)
(DVDお勧めレベルは60点以上)
(1〜70点)
DVD映像の満点は地デジ(主にニュースやCSの映画チャンネル)を超えない基準にしています。
(DVDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)
レビュー基準についてはこちら
【eBay】 日本への配送可能商品 一覧
2008 Sony BMG Music Entertainment (UK) Limited.
2012 BREAK BEAT Co., Ltd.
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【音楽DVDソフトレビュー】 ダイド / Dido Live at Brixton Academy posted with カエレバ |
ソフト情報
■リリース:
発売:Sony Music Entertainment(UK)
時間:91 min
制作年:2004年8月(収録日)
発売日:2005年6月13日
■映像:
コーデック: MPEG-2
解像度: 480p
アスペクト: 1.78:1(HD)
■オーディオ:
英語:DTS 5.1ch 48khz
英語:Dolby Digital 5.1ch 48khz
英語:Dolby Digital 2.0ch 48khz
■字幕:
-
■ディスク:
DVD Disc
片面2層 (2 DVD-8.5GB)
■リージョン:
Region 2,3,4,5,6
■ジャンル:ポップス
■プロデューサー:
・Solomon Nwabueze(エグゼクティブ・プロデューサー)
・Jacqui Edenbrow(フィルム・プロデューサー)
・David Barnard(フィルム監督)
・Mark LeCorre(ポスト・プロデューサー)(サウンド・コンサルタント)
■作曲:
・Dido
・Lester Mendez
・Rick Nowels
・Paul Statham
・P. Angel Gabriel
・R. Dekkard
・Aubrey Nunn
・Mark Bates
・Paul Herman
・Rollo Armstrong
■編曲・アレンジ:
・-
■レコーディング / ミックス:
・Bob Clearmountain(2007年グラミー賞受賞)
・Kevin Harp
・Matt Knight
■レコーディングスタジオ:
・Brixton Academy(ロンドン)
■ミックス:
・Mix This! (ロサンゼルス)
■マスタリング:
・Mark LeCorre(サウンド・コンサルタント)
・Miles Showell(マスタリング)
■マスタリング・スタジオ:
・Metropolis Mastering (ロンドン)
■賞:
-
■最大ビットレート(おおよそ)(MPEG-2上限:10.08Mbps):
9.4Mbps
■平均ビットレート(おおよそ):
8.2Mbps
公式映像
14曲目:White Flag
アーティスト情報
アーティストの「ダイド」は、本名Dido Armstring / Florian Cloud de Bounevialle Armstrongで、本国でも日本同様「Dido」です。
イギリスのシンガーソングライターで、イギリス(世界でも)では有名なミュージシャンです。
アコースティックギターとピアノが弾けるマルチなシンガーソングライターであるため、楽曲もバラエティに富んでいます。
デビューシングルの「HERE WITH ME」が、アメリカのドラマシリーズ「ロズウェル - 星の恋人たち」のテーマソングに採用され、ヒット作となるところからスタート。
ダイドは、グラミー賞やアカデミー賞(サントラ)など11の賞のノミネート、4つの賞の受賞があります。
63本の映画やTVシリーズのサウンドトラックに採用があります。
2枚のアルバム「NO ANGEL(2000年)」、「LIFE FOR RENT(2003年)」だけで2,000万枚以上のセールスを記録しています。
「癒し系」、「憂い」というキーワードがよく付いてくるミュージシャンですが、まあその通りです。
管理人は、「郷愁感」「オーガニック」「メロディアス」という印象が強いです。
なにより、一番はやはりボーカルの声と歌い方、そしてメロディかと思います。
イギリス英語発音のボーカルはちょっと癖がありますし、声質は少々ハスキー気味です。
高音寄りのハスキーなので、重たさはありません。
・Dido Official YouTube Channel Vevo
・Dido Official Website
・ダイド日本語公式サイト/ソニー・ミュージック・ジャパン
・Dido Facebook
・Dido Twitter
・Dido Instagram
・Dido Official Picture
公式映像
4曲目:Life for Rent
クオリティ・レビュー総評
Didoの「Life For Rent」アルバムリリースに合わせた「Life For Rentツアー2004」から、ロンドンのBrixton Academy公演3日間から収録。
北米版とUK版の2つがあります。
レビューしているDVDは欧州のPAL方式なので、日本や北米のNTSC方式しか対応していないDVDプレイヤーでは再生できませんので、ご注意下さい。
2017年現在、たいていのBlu-rayプレイヤーやPCでは対応していると思いますが・・・。
リージョンコードは、「2,3,4,5,6」で、日本のプレイヤーは対応しています。
輸入盤を買う時は、リージョン1北米版でないことを確認してください。
【音楽DVDとしては貴重なDTS音響で高音質】
・解像感は甘めですが繊細な表現の映像
・DTSらしい高音圧と低域の魅力
公式映像
2曲目:Here with Me
映像クオリティ・レビュー総評
【画質】 甘い映像
DVD映像マスタ
35mmフィルムで撮影し、DVD用に480pテレシネ。
フィルム・プロデューサーがいるにも関わらず映像はよくありません。
この時代(2004年)ではDVD映像の限界だったのかもしれません。
複数の段階を経て、色は退色ぎみ。
クオリティなどは一昔前のもの。
テレシネ時の作業で、SDテープ(大抵はデジタルベータカムのD2)への圧縮記録(約1/2のビットレート)が良くなかったのだと思います。
またはそのSDテープをDVDのマスタにするのですが、その圧縮なども良くなかったのかもしれません。
D2をマスタにすると、信号変換を何度か経由するので、クロスカラーやぼんやりした映像になることが多いと思います。
また編集過程で、いくつもテープを使うので、テープのホワイトノイズが結構乗ります。
DVDの映像で、ホワイトノイズがあるのは、このマスタのテープの編集問題が由来だと思われます
なお、HDになると大抵はデジタルベータカムのハイビジョン版のエイチディーカム(HDCAM)を使うケースが多いようです。
やはりテープなので、ホワイトノイズもありますし、デジタル特有のノイズがあります。
ブルーレイでのノイズが多いのは、このテープに起因することも多いと思います。
2008年以降は、P2(SDメモリカードのストレージ型)が普及し、ようやくテープノイズや劣化が少ないマスタになっています。
映像総評
複数のフィルムの編集工程を経ているようで、色域はかなり狭くなっているため、全体の印象はよくありません。
解像感や透明感は繊細さを保っているのが不思議です。
フォーカスが甘い印象になっていて、実際は違いますが、レンズにシルクフィルターを掛けたように見えます。
転送レートは高く、品位を保っている理由になります。
解像感
フィルム編集の影響でフォーカスが甘くなっているため、解像感がないように見えますが、ちゃんと見るとそれなりにキープしています。
髪の毛の質感などはちゃんと表現しています。
DVDの解像度の限界で、120インチスクリーンでは、見るに堪えない映像です。
4Kアップコンバートの55インチ液晶TVでも、ピンボケ風です。
ノイズ感
フィルムグレインがありますが、粒子は細かく、フィルムらしい良好さです。
ただし、粒子に黒い色は乗っていませんが、フィルムコピーを複数経た関係で粒状性が多く、解像感を損なっています。
DVDにありがちなデジタルノイズはほとんどないのも特徴です。
鮮度感
空気感や透明感は、意外と自然です。
輪郭表現の線が細く、強調していないためかと思います。
むしろ輪郭が細かい粒子でもやもやしていて、ピンボケ風に見える原因になっています。
めずらしい輪郭の作りです。
※一時停止をして輪郭を見るとよくわかると思います。
階調性
ハイライトがガッツリ飛ぶので、立体感はなく平板です。
コントラストはライティングの関係もあり意外としっかりしています。
暗部はまあまあ伸びて奥行が出ます。
カラー
フィルムの退色とDVDの色域の両方の関係で、かなり少ない色数です。
DVDらしく赤系の色にじみが結構あります。
セピアカラーに赤が強めに出ているような色あいです。
薄めの色のVHS風の映像に似ています。
公式映像
12曲目:Thank You
音声クオリティ・レビュー総評
【音質】 貴重な高音質DTSサウンドとクッキリとしたバンド配置
音響マスタ
DTS 5.1chの音楽DVDは、なかなかなく、高音質のものが少ないため本DVDは貴重です。
サウンド・コンサルタントがクレジットされているだけあり、高音質なマスタです。
グラミー賞受賞経験のああるBob Clearmountainをはじめ、3人がミックスにクレジットされており、本DVDの力の入れどころがサウンドにあることが伺えます。
音響総評
DVDのDTS音声では最高峰の1つです。
非可逆圧縮であるDVD-DTS音声の限界で、Blu-rayの可逆圧縮のDTS-HDMAに比べると伸びや情報量、音場はこじんまりしていますが、あくまでDTS-HDMAの一般的な音と比べた場合です。
単独で聴くと良い音です。
サウンドはHD音声と比較上の問題で、DVDの中ではかなり良いサウンドです。
ダイナミックレンジ(音域バランス)
超高音圧で、通常の音楽DVDと同じボリューム位置に合わせていると、ものすごい轟音が鳴ります。
ダイナミックレンジは広く、DTSらしい分厚い低域です。
楽器再現度
ガッツリしたバンドサウンドが再現され、何かを削ったり足したりするようなミックスではありません。
ライブサウンドの見本のようなミックスと再現性です。
ドラムとベースもしっかりと鳴らし、過不足はありません。
特筆すべきは、バンドの配置がクッキリと表れることです。
左のスピーカーはギター、左のスピーカーとセンターの間にパーカッション、センター定位(左右のスピーカー間)はキーボード、センタースピーカーはボーカル、右のスピーカーとセンターの間はドラム、右のスピーカーはベースです。
これだけ楽器配置がきっちり配置されたミックスをした音楽DVDは、管理人は知りません。
ミックスだけで3人もクレジットされているだけあります。
このミックスは、必聴です。
※恐らくオーケストラでは、こういうミックスがありそうですが、管理人が対象外のため、不明です。
情報量・解像感
Blu-rayのHD音声に慣れていると情報量が少なく感じます。
音域の伸びもDVDの限界です。
迫力で押してくる音像で、前に浮き出てきます。
楽器がきっちり再現されているので、楽しいライブサウンドと言えます。
バランス・分離感(Mixやキレ)
バランスは低域寄りで、高音は少し細い表現をします。
音場は広めで部屋を音が満たします。
キレよりも迫力や音圧で押してきます。
サラウンド
サラウンドの情報量は多くはなく、自然です。
演奏を重視したミックスのため、歓声や会場の残響はかなり控えめです。
MCの時は、会場の歓声がクローズアップされるようにサラウンドから聞こえます。
この手の会場では、お風呂場風のサラウンドになりがちですが、良いミックスです。
3人のミキサーのうち、1人はマルチサウンドのミックスが得意な人がいるのだと思われます。
ただしサラウンドチャンネルの活用という観点では、少し評点は下がります。
公式映像
9曲目:Don't Leave Home
クオリティ・レビュー詳細
★総合クオリティ :72点 / 85点満点
(DVDお勧めレベルは75点以上)
(1〜85点)
★映像クオリティ :52点 / 70点満点
(DVDお勧めレベルは60点以上)
(1〜70点)
DVD映像の満点は地デジ(主にニュースやCSの映画チャンネル)を超えない基準にしています。
解像感 :69点
(1〜73点)
ノイズ感 :50点
(1〜65点)
鮮度感 :53点
(1〜75点)
階調性 :46点
(1〜73点)
カラー :43点
(1〜68点)
★音声クオリティ :92点
(DVDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)
ダイナミックレンジ :93点
(広さと偏り)
ボーカル再現度 :93点
楽器再現度 :94点
情報量・解像感 :90点
サラウンド :88点
レビュー基準についてはこちら
商品ソフト紹介
Dido: Live at Brixton Academy [DVD] [Import] | ||||
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