2016年11月06日
「新釈・漁師とおかみさん」解説
この作品は、作品冒頭でも記してあるとおり、グリムの童話「漁師とおかみさん」をリメイクしたものです。
原作は中世が舞台であるため、おかみさんが成りたい地位が王様だったり法王だったりして、現代人には共感しづらい部分もあったと思いますので、私の小説では、そのへんをモダンな地位に置き換えてみました。読者の皆さんも、おかみさん(妻)の視線に立って、どんどん偉くなっていく成り上がり気分を楽しんでいただければ幸いでございます。
もともと、私は最後のオチだけを書きたかったので、時代や小道具類こそ現代風のものに置き変えてはありますが、大まかな話の流れまでは変更していません。ただし、出来事に対する説明が違っています。
たとえば、原作のおかみさんはただひたすら偉くなりたかっただけですが、私の小説の妻は、新しい地位についても、その地位なりに悩みや不満点があるのが気に入らなくて、さらに別なる地位を望むのであります。原作で海が汚れていくのは象徴的なものでしたが、私の小説の場合は「妻の悪政のせい」とはっきりした理由を示しています。
つまり、一見、同じストーリの流れなのですが、私の小説は原作とはところどころの解釈(特にオチの部分)が違っているのであり、だからタイトルが「新釈・漁師とおかみさん」なのであります。
「ルシーの明日とその他の物語」
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原作は中世が舞台であるため、おかみさんが成りたい地位が王様だったり法王だったりして、現代人には共感しづらい部分もあったと思いますので、私の小説では、そのへんをモダンな地位に置き換えてみました。読者の皆さんも、おかみさん(妻)の視線に立って、どんどん偉くなっていく成り上がり気分を楽しんでいただければ幸いでございます。
もともと、私は最後のオチだけを書きたかったので、時代や小道具類こそ現代風のものに置き変えてはありますが、大まかな話の流れまでは変更していません。ただし、出来事に対する説明が違っています。
たとえば、原作のおかみさんはただひたすら偉くなりたかっただけですが、私の小説の妻は、新しい地位についても、その地位なりに悩みや不満点があるのが気に入らなくて、さらに別なる地位を望むのであります。原作で海が汚れていくのは象徴的なものでしたが、私の小説の場合は「妻の悪政のせい」とはっきりした理由を示しています。
つまり、一見、同じストーリの流れなのですが、私の小説は原作とはところどころの解釈(特にオチの部分)が違っているのであり、だからタイトルが「新釈・漁師とおかみさん」なのであります。
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