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2024年05月09日
「妖怪の飼育員さん」のパロディの元ネタ(その4)
コミックス第8巻より
第88話「三吉鬼」
本話の全編が、特撮もの「快傑ズバット」(1977年)のパロディになっています。妖怪・三吉鬼の「秋田では日本一」の設定を聞いたら、作者さんは、どうしても、このパロディを描きたくなってしまったのでしょう。
昭和の特撮ファンでしたら、この回は、すぐに元ネタが分かって、ゲラゲラ笑えるのですが、今どきの読者は「ズバット」も知らないらしくて、ネットでそのような感想を見かけた時は、少しさびしく思いました。
コミックス第9巻より
第94話「猫南瓜」
本話のオチとなっている映画は、実際に存在する海外のB級ホラー映画のパロディ。あまりに有名な作品なので、あえて、ここには題名は書きません。
また、妖怪・コロボックルのレルラさんが口にした「昔のこわ−い漫画」とは、短編「人くい一族」(by 古賀新一)のこと。少年チャンピオン・コミックス版「エコエコアザラク」の第19巻の巻末に収録されています。
第100話「疱瘡婆」
秘密結社「氏名指名団」は、特撮もの「愛の戦士 レインボーマン」(1972年)に出てきた敵組織・死ね死ね団のパロディ。団員のコスチュームも、まるっきり同じです。