今回は中1の3学期、学年末テストで最悪の点を取り絶望した話をしたいと思います。
理数系という分類があるということは、理科が出来る子は数学もできる、逆もしかり、ということは当然理解しています。
そして娘は数学ができず、国語はまだマシ。(できる、とは言えないのが悲しい。。)なので文系ということは明らか。
しかし、公立中学では理系、文系に分かれて勉強することはなく、公立高校の入試も5教科受けることになるのです。
ということは、得意不得意はあれど、中学は努力でカバーできる程度の内容であると思いますよね。
塾の先生も、中学の内容は暗記で乗り越えられる、と言っていましたし。
今回は文系理系の差ははそんな甘いもんじゃない、というお話をしてみようかと思います。
中1の1学期、生物は暗記で乗り越えられた
春、意気揚々と中学生になり、中1の1学期の理科は生物。植物と動物でした。
覚えることが異常に多く、娘にとって全く興味のない内容でした。が、覚えればなんとかなりました。
単子葉類・おしべ・無脊椎動物など分類や項目の多さに苦労し、さすが中学、こんな細かい内容なんだ〜、なんつって初めての中間テスト勉強を頑張り、結果も悪くなかった。
やはり努力すれば結構点は取れるんだね、なんて当時は考えていたものです。
中1の2学期、水溶液と光の屈折あたりから嫌な予感がしてきた
2学期になり、水溶液でちょっと嫌な空気になり始めました。
「割合、速さ、関数はいつまでも、科目が変わっても追ってくる!」
の記事でも書いた通り、娘は小学算数で割合の応用問題を理解しないまま中学生になりました。
苦手だからと後回しにすると大変なことになるという教訓の記事はこちら。
割合、速さ、関数はいつまでも、科目が変わっても追ってくる!
割合、速さ、関数はいつまでも、科目が変わっても追ってくる!
水溶液はゴリゴリの割合(濃度)。
しかも融点・沸点という要素やグラフを読み取るという(娘にとっては)高度な能力が必要となります。
加えて問題文では現象や実験の内容を説明を読み取りつつ、グラフを見て解くという、苦手な子に取ってはもはや何をどうすれば良いのかわからない問題が出る。
問題文も長く、読むのも苦痛。
そして次の光の屈折で混迷を極め始めます。
法則に則って計算をする、ということができない。
いやできないというよりも、思いつかない。いや、できないのか、もはやあまりに混乱している娘を前に親も混乱してきます。
ガラス、レンズ、鏡の違いって何だっけ??
と昭和の遊園地にあったガラスの迷路やびっくりハウスについて娘と話題にする始末。
ばねと音の伝わりが何度やっても理解できない!
そして「ばね」。要は関数なので、グラフと表を読み取ったり、書く必要があります。
「音」ではヘルツという割合と速さを組み合わせたような(娘にとっては)超高度な計算。
「音の伝わり」でも速さを理解している必要があります。
とにかく、小学生の頃の算数、一部理科の応用問題が基礎となり、更にそれらを応用した問題が続くのです。
ここまでくると、娘にっとてはもはや数学よりも理科の方が理解不能に。
単位変換も1秒に1000回とか、0.005秒のような感じで、分母が60なのか100なのかもわからなくなってきます。
ワークをやっても同じ問題を何度も間違え、もはやできる気がしない。
え、地学の地震ってそういうこと?
そして、やっと地学に入り、岩の種類や火山になって物理から解放され、ひと息付けるかと思った矢先に地震でダメ押しが。
地震のP波、S波の計算は速さ、関数、グラフ、表の全ての知識を駆使する必要があるのです。
地学よお前もか。
あまりの苦手の塊に人が勉強に絶望する瞬間を見た気がします。
中1学期末テストの理科、最悪の結果に。
中1学期末テストの理科のテスト範囲は「ばね、音の伝わり、火山と地震」でした。
社会も大概ヤバめな状況だったため、もはや理科はあきらめ気味。
というかやっても無駄なのでは、という空気に。
そりゃそうです。ワークや問題集で何度同じ問題をしても間違えるのですから。
親子で話し合った結果、とりあえず火山の暗記問題と他は基本問題だけできるようにする、という対策を取ることに。
その結果、なぜか基本問題と思われる問題もほぼ落とし、火山岩の名前も漢字を間違え、そりゃもう最悪な結果に。
平均点を大幅に下回る40点くらいだったか。。。
そりゃそうだ、どの問題が基本問題かどうかもわからないのだから。
最悪な中から学んだこと。
物理だったら数学の方がマシ。
数学はまだ、計算問題という救済がある。
しかし物理はすべて数学でいう文章題ばかり。救済が無い。これはイタい。
そしてやっぱり「割合、速さ、関数」を理解してないことが大きな壁となっているのです。
娘だけではなかった!物理は苦手な子が多い
しかし、1つ朗報があります。
物理を苦手としている子は多い、ということ。
娘曰く、試験が終わった瞬間、多くの子が「オワタ」「本気で詰んだ、マジで10点かも」と嘆いていたらしい。
そしてテストが返却された時も「詰んだ」の大量のつぶやきと共に、先生もあまりの出来の悪さに嘆いていたらしい。
そうです、物理は苦手な子が多いのです。
中学では数学が出来ない子は、もれなく物理も出来ないのです。数学は苦手だが、物理は出来るなんて子はいない。
そして、数学が普通くらいでは物理は出来ないのです。
安心してください。出来ない子は多い。
ゆえに最悪な点を取った娘でしたが、成績は3でした。
もちろん、提出物、授業態度は問題ない状態での成績ですが。