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2024年11月05日

同じ問題を何度も間違える問題

以前このブログで「単元が進むと前の単元を忘れる問題」という記事を書きました。

忘れる子は本当に忘れます。
単元が進むと前の単元を忘れる問題


これは小学校の頃から悩まされている大問題なのですが、今回は娘にとってこれに匹敵する大問題である、同じ問題を何度も間違えることについて考えてみたいと思います。

できたのに できない


娘がやったテストを見直すと、あれほどやったのにまた間違えている、と思うことがたびたびあります。

数学を例に具体的に言うと、
まず、授業で習ったはずの問題が宿題では解けない。まあこれは通常運転。授業で習ったものが家でも解けているならば、困ってはいないのです。

慌てず、答えや解説を見て、解き方を理解する。娘の場合は理解できないことも多いので、その場合はとりあえず解き方を丸覚えする。

何問か似たような問題をして定着させる。この時点では出来るようになっている。

次の日、塾で小テストをしてみると、ビックリする程ほぼ全て間違う
まあ驚きますよね。昨日は出来ていたのですから。

ヒドい点のテスト直しをしてみると、全く解けないので、再度解説を見たりして解き方を覚える。

似たような問題をして出来るようになる。この辺りで本人も「わかってきたかも!」と言いだします。

しかし後日、同じような問題が出た時に全て間違う

再度解き方を覚える。

最終的に定期テストではもちろん間違える。模試でも当然間違える

このループに何度陥ったことか。
なんなら今も絶賛ループ中!

このまま高校入試でも間違えると思います。

やったかどうかも覚えていないのか?


あまりに同じ問題を何度も間違えるので、「この問題、前もやったことは覚えてる?」と聞いたことがあります。

娘の答えは「やったことは覚えているが、どうやってやるかは忘れた」とのこと。

良かった、少なくともやったことは覚えている

では更に質問を進めて、「解き方を見て、ああ、こうやって解くんだった!って思い出すか?」と聞いてみました。

これは、「全く思い出さない」という問題と「思い出した」という問題に分かれました

あれほど間違え、何度もやり直した問題ですら、解き方を全く思い出せないものがあるとは。

原価・定価・売値なんて小学校の頃からずーっと間違え続け、その都度やり直しているのに、やはり思い出せないのです。やり直した回数で言えば50回下らないでしょう。

少しずつ進歩している問題もある


しかし、「全く思い出さない」から「思い出した」に昇格したものもありました。

「食塩水」の問題で連立方程式を立てることはできないまでも、「濃度の%を分数で計算する」ことを思い出すことができたのです!

連立方程式にとっては小さな一歩だが娘にとっては偉大な一歩!

そもそも娘は食塩水の問題で、濃度の計算(質量パーセント濃度)を使うことを思い出すことが、1年前くらいまではできなかったのです。

質量パーセント濃度の計算式も何度も忘れ、その都度覚えなおしていたのです。
そこから比較すると、すごく前進した。

もはや一生できるようにならないのでは、と思われた濃度の問題での一歩前進は娘にとっても励みになりました。

そして先ほど、原価・定価・売値が未だできるようにならない、なんて愚痴っぽく書きましたが、実は割引だけならできるようになったのです!

中2でなんだ今更、と思うかもしれませんが、娘にとって割引の問題も一生できないかも、と半ばあきらめていた問題だったのです。

なぜ少しできるようになったのかは定かではありませんが、やはり何度もやるうちに覚えてくるものなのでしょうか?

他にもあまた星の数ほどある、何度やってもできない問題も少しずつ前進できればと思います。

が、長い道のりすぎて、多分高校入試までに間に合わないでしょう。。

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中学生の娘をもつ母です。勉強嫌いな娘がなぜか進学塾へ通うことになり、親子で日々混迷を極めている様子を綴っていければと思います。
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