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2024年11月09日

算数が苦手な娘、小学校低学年で一体どこでつまずいたのかを記録しておく

中学から文理選択があれば良いのに、数学と理科からとりあえず逃れたい、と日々願う我が家ですが、思い返せば幼少期の頃から算数のセンスが無かった。

算数が苦手な子、数のセンスが無い子は、幼少期からその片鱗はあるのか?
あるとしたら、一体どこでつまずいていたのかを記録しておきたいと思います。

年長で公文の算数を始めたが、半年ほどで国語に変更する


本格的な算数との出会いは、年長の頃。計算が出来るようになればいいなと言うことで、公文の算数に入会させました。

ところが、とにかく宿題を泣いて嫌がるのです。繰り上がりの無い簡単な計算なのに、です。

なだめすかしながらなんとか続けてはいましたが、私も娘もお互いストレスもたまるし、ここまで嫌がるのを続けてもかわいそう、ということで、先生に相談し国語に変更することに。

国語に変更したら、スイスイ進むようになったので、やはりこの頃から算数は嫌いだったのだと、今なら思う。
その時は思いませんでしたが。

ちなみに、小1の終わりで引っ越しのため公文を辞め、その後小4で再度公文の国語と英語を始めました。年長の時のツライ体験から算数という選択肢は全くありませんでした。

公文英語については以下で記事にしているので、ぜひどうぞ。

中学英語が異常に難化している
公文の英語は中学英語に役立つという話


あ、そういえば、娘が算数から国語に変更したことが、周りの友達に広まってしまい、その後その教室で算数から国語へ変更する子が数人出てしまったことも付け加えておきます。みんな算数辛かったんだなぁ。

さくらんぼ計算でつまずきまくる


公文での苦い体験があったのですが、なぜかその原因が算数が苦手だからとは思っていませんでした

公文の計算問題を淡々とこなしている子がいるのは気付いていましたが、まだ小さかったし、早生まれなこともあり、そりゃ勉強なんて嫌だよね、なんて考えていました。

最初にあれ?上手くいかないな、と思ったのは、忘れもしない小1のさくらんぼ計算。
これでつまずきまくった

とにかく意味が通じないのです。

まず、9+5をさくらんぼ計算をする場合、なぜ5の方を分解するのかがわからない

で、その5を1と4に分解しないといけないことがわからない。

なので、9+5のさくらんぼ計算を、9の方を分解したり、5を分解したとしても、2と3に分解したり。

9+1をした方が計算が楽になるという感覚が伝わらないのだから、娘にしてみたら、どれでも同じなのです。

お金の計算でつまずく


お金の計算も出来るようになるまでかなり時間がかかりました。

ここで言うお金の計算とは、80円の鉛筆と100円のノートを買って1000円払ったら、おつりはいくら?のような高度な計算ではありません。

もっと前段階の、硬貨を組み合わせていくら?というような計算のことです。

10円×5枚 と 50円×1枚 を合わせたら100円。
これ簡単にできそうに思いますよね?いいえ。センスが無い子には充分難しいのです。

貯金箱から10円、50円、100円、500円をザーッと出し、10円を10枚セットしたり、500円と100円とをセットにしたりして、貯金箱にいくらあるかを計算することがここまで難しいことだとは思っていませんでした

ちなみにこれ、幼稚園の話ではないです。小学校低学年でのことなのです。

こんな簡単なことが出来ないことにイライラしましたが、学校で習ったり、テストがあったりはしなかったので、とりあえず放棄してみることにしました。やってもイラつくだけなので。

放っておいたらいつの間にか少しずつできるようになっていました。

とは言え、高学年になっても、10円×10枚で100円、その100円セットが10個で1000円、のようにセットにして数える、ということはしなかった

そして、100円セットは、50円×2枚でもできるし、50円と10円×5枚でもできる、それを組み合わせて1000円セットをつくる。などのようなことも、もちろんしません。

100円は100円だけの枚数で数える、50円は50円だけの枚数で数える、というように同金額の硬貨だけで合計を出し、それを足し算し、合計を出しているのです。

計算が苦手なのだから、100円、1000円のように計算しやすいセットを作って計算した方がミスが無いし、後から数え直しも簡単だ、と何度言っても理解してもらえず。

おそらく、そのセットを作る方が難しいのだと思われる

時計の計算でつまずく


時計の計算もかなり厳しかったです。

時計の計算は、00、15、30,45の15分単位で考えたり、24の半分が12である、60の半分は30である、というような時計感覚(そんな言葉ないけど)が必要なのだと娘を見ていて初めて気づきました。

例えば2時の15分前は、1時45分というのがすぐ出るのは時計感覚があるからだと思うのです。
00、15、30,45で15分単位で考えられているという証拠

これがない子は、計算をしようとするのです。
でも何から15分を引いたらいいのかわからない
1時53分の15分前なら 53-15で38分 と出るのに。

だから、1時30分の45分前、という問題も頭をかかえます。引けないのです。

おそらく、53分の15分前は引き算で出るのに、30分の45分前は引き算ではできない、この区別がつかないのだろうと思われます。

また、1日が24時間と習っても、12時間に対して何も感じないというのも特徴。半日が12時間だということに、わざわざ言われないと気付けないのです。

当然90分が1時間半だ、というのも計算して初めてわかる。1時間は60分とわかっていても、半分が30分で、組み合わせて90分、ということに気付かないのです。

数のセンスが無いって、こういうことなんだろうな、と娘を見ていて思う。

数のセンスは努力でどうにかなるものなのか?


どうでしょう。おそらくできる子は悩むことなく通過してしまうものばかりではないかと思います。

また、低学年の問題は年齢が上がると経験である程度出来るようになってしまうので、何を迷っているかがわからない。親には簡単に思えてしまうのが問題で。

わからない我が子にカッカし、イライラしてしまうのです。

娘の場合もあまりにできないので、ドリルをやらせてみたり、公文の玉そろばんを買ってみたりしました。

しかし結局これも、出来ない子はやっても今一つ手ごたえが無い
その時はわかったような感じなのですが、後日やるともう出来なくなっている。

ちなみに、以下が公文の玉そろばん。繰り上がり、繰り下がりの計算が感覚的にわかるようにできていて、すごく感心しました。自分が子供の頃に出会っていたら、もっと計算が早く正確にできるようになっていたかも。

くもんの玉そろばん120

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感想(4件)




結局娘の場合「さくらんぼ計算」「お金の計算」「時計の計算」は努力よりも年齢が上がることである程度は解決しました。そんなものなのかもしれません。

以下でも、できるようにならないイライラ系の記事を書いています。よろしければどうぞ。

忘れる子はウソみたいにすぐに忘れるという話
単元が進むと前の単元を忘れる問題


理解したはずなのに、次やるとできない地獄のループ
同じ問題を何度も間違える問題



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中学生の娘をもつ母です。勉強嫌いな娘がなぜか進学塾へ通うことになり、親子で日々混迷を極めている様子を綴っていければと思います。
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