今回は我が子がずーっと悩まされている最大の問題の1つと言っても良い、次の単元に進むと、前の単元を忘れる問題を考えてみたいと思います。
1つの単元が終わると、前の単元を忘れる
中学の進学塾で下位をうろつく我が子ですが、そもそも小学校の頃からその片鱗はありました。
とにかく、1つの単元が終わり次の単元に入ると、見事に前の単元の内容を忘れてしまう。
それはもう見事に忘れます。当の本人も驚くほどに。
少数の掛け算を習うと、前の単元でやった足し算での小数点の扱いを忘れる。やっと覚えたら今度は少数の割り算になり、何もかもあやふやになる。
分数で「約分」を習うと「通分」を忘れる。その後図形を挟むと、分数の計算方法自体を忘れる。
あやふやなまま分数の掛け算、割り算になり、更に混迷を極めていきます。。。
しかもこれ、算数だけでなく理科、社会でも同じですから!
なんなら理科、社会の方が積み重ねの教科じゃない分ヒドいかもしれない。
都道府県を何度覚えても、きれいさっぱり忘れる
算数が苦手というと「あら文系なのね〜」なんて思われるのですが、忘れる子は文系、理系関係ありません。
全て忘れます。
中学生になった今も困っているのが、都道府県の位置を何度やっても忘れること。
これはイラつく。
小学生の時、47都道府県テストがあり、短期記憶だけは得意な娘は満点でした。
しかし、です。ものの数日で忘れるのです。
歴史でももちろん都道府県は必須です。
日本地図に奥州平泉の位置が示してあり、何県か?という問題、くり返し何度やっても正解したことがありません。(奥州平泉が何なのかも当然わかっていない、ということも付け加えておきましょう。)
鎌倉がどこなのか、吉野ケ里遺跡の場所(佐賀県)、三内丸山古墳(青森)全て間違う。
その都度覚えるんです、が、忘れる。
そういう子って、天気予報をどういう目で見てるんでしょうね、、、。
あ、興味ないのか。
もちろん、日本ですらこうなので世界なんて全くダメダメです。
関西は西にあるから関西、関東は東にあるから関東
いや都道府県を忘れる、これはまだマシかもしれません。
しかし何がムカつくって東西がいまだにあやふやなこと!
中学生になっても、「東ってどっちだっけ?右手だっけ?」という質問を何度もします、、。
イラつく!
その時、ただ単に右が東、などと教えても勉強にならない。多少なりとも知識を増やそうと
「大阪と東京の位置はわかるよね。関西は西にあるから関西、関東は東にあるから関東って言うから」と答えています。我ながら涙ぐましい。
が努力は実らず、このやりとりを中学に入ってから10回はしている。
そもそも、大阪は関西、東京は関東、ということを知っているかを怖くて確認してませんが。
忘れる子は忘れる。さて、どうするか
そう、忘れる子は本当に忘れます。
中1で三角形や円の面積の公式を何度も忘れることがあるとは思っていませんでした。
しかし、です。
中1の秋ごろまではまだ三角形の面積の公式を聞いてきた娘ですが、体積、表面積の単元に入り、三角錐や球が出現し、扇形の内角や弧の長さを求めながら解く必要が出てきた頃。
あら不思議、三角形や円の公式を聞くことはなくなりました。
なんだろう、更に難しいものを解かなければならない時、やっと簡単な方は体に入るのかもしれません。
そう、数学は積み重ねの教科。
単元が違っても公式や分数。少数、加減乗除は使うのです。方程式の問題でも図形は出てくる。
やはり繰り返すことで覚えるらしい。
ということは、都道府県や歴史も繰り返していれば覚えるはず。
だが、社会、理科は繰り返すのが難しい。
歴史の単元で雨温図は使わないし、植物の単元でヘルツは使わない。
理科、社会は暗記の教科と言うけど、忘れる子は暗記だけではなく、何か違う方法を考える必要があるのでは?という仮説が成り立ちます。
さて、どうするか。
また娘の状況を観察しつつ、何か進展や思うところがあれば書きたいと思います。
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