死別の悲しみを笑顔に変える為に

それはズバリ、旦那が優しすぎる人だったからです。（だから何？でしょ？）

今日、夢に旦那が出てきて、私は来月ワイヤードに会いに行くから、
旦那に言わなきゃ！どうしよう！っていうカオスな夢を見ました。
目が覚めて、あ、旦那いないのか。ってなりました。


旦那がどれだけ優しかったか。
（世話好き）

まず、
私の髪の毛を乾かす。
歯ブラシに歯磨き粉をつける。
コップに水を入れる。
お風呂上りには飲み物を用意しておいてくれる。

↑これは本当に付き合い立てのころはしんどくて、
それぐらい自分でやりたい！とかなりストレスでした。

まだ付き合っているころ、私は遊びに出かけ、
旦那は同棲していたアパートで洗濯物を畳んで待っていた。
私がまだOLだったので、資格のテスト勉強を受けるために
夜中3時まで勉強を付き合ってくれた。（寝てていいよ！といってるのに）

結婚して、
ゴミ出し
洗い物
赤ちゃんのお風呂
子供の世話
犬の世話

全部旦那がやってくれていました。

例えば、
哺乳瓶も一度も私洗った事ありません。
煮沸も。旦那が帰ってくるまで哺乳瓶が足らなくならないように、６本くらい
あった気がする。


うちのおじいさんは、結婚するときに
まだ付き合って日が浅いだろ。とちょっと反対していました。
でも、旦那の事は「ひでくん」と呼んでいて、
上手い物食べさせてやれよ。とか、
よくやるな〜ひでくんは。とか
褒めていました。

（あ、涙がでそう。もっと旨い物食べさせてあげたらよかった。）

結婚して、料理も一緒に作っていました。
洗い物は旦那ですが。

奥さんは家の太陽だから。といつも言ってくれていました。

子供達にも、例えばケーキを分けるときでも、
「ママがさきね」「ママにもあげて」と
私を一番に優先してくれました。


旦那のお母さんもすごく世話好きな人で、
旦那に、色々やってくれようとするので、
あえて、きれぎみに「いいよ！やらなくていい」と言うようにしていると言っていました。

だから、私が旦那を気遣って、
赤ちゃんの夜中のお世話の時は「寝てていいよ」と言いましたが、

「俺だって心配なんだよ！」とすこし強めに言われたので、
一緒にやりました。

それは、そういえば私が気を使って断らずに済むからです。

もちろん、自分ひとりでやりたいって人もいると思いますが、
私は一人で何もできない人だったので、
すごく助かりました。


とにかく、なんでも、
「いいんじゃない？」と賛成してくれました。

ある時、エステに行きたいと私が言いました。
案の定、賛成してくれましたが、

どこにそんな金あんだよ！と自分で思ってやめました。

末期がんと分かったとき、旦那が言った言葉は

「すみませんね」でした。

自分がいなくなったら、私達が困ると思ったからだと思います。

闘病生活がつらくて、私も旦那もつらくて。
私はヴィトンのバックと財布が欲しいと言いました。（そんなときに酷いでしょ？ｗ）

でも、高いからやっぱりいい。と言いました。

そしたら、旦那が「そんなになん百万もするものなの？違うでしょ？だったら買えばよくない？」
とちょっと切れ気味に言ってきました。


確かにそうだなと思って、一緒に新宿まで買いに行きました。
（癌で歩くのも大変なのに）

今、そのカバンと財布は大事にとってあります。

次男がその財布を使いたいというので、
「これはパパが癌なのに一緒に買いに行ってくれた大切なやつだからね」
というと
「パパの意志引き継ぐわ」
と次男が言いました。

（なのに、ない！あるはずの財布がない。どこにしまったか分からない）

そーゆー女なんです。私は。
えーなんでないの？ほんとに。盗まれてはない。男連れ込んでない。

そのうち出てくるでしょう！


ここには書ききれないくらい、旦那は優しかった。

だから、他の人を優しいって思えなくて、
なかなか旦那以上の人が現れなかったんだよね。


でも、ワイヤードは
旦那にはなかったものを持っているし、
旦那にかなわないところもあるけど、
同じくらい私は愛している。

（何回も別れてるけどなｗ）