アクティブ少女の非日常

前回の記事で　腸細菌の働きについて説明しましたが、
今回は、その腸細菌を育てて痩せやすい体質にするためにどうすればいいのかをご紹介したいと思います。

「腸細菌を育てる」＝「育腸」　なんですね。　




では、腸細菌はどのような食生活を送れば理想的な割合で増えてくれるのか。
次の３つが善玉菌を増やすのにいいんです。

�@野菜
食物繊維がたっぷり含まれていて、
悪玉菌の排出に効果的なだけでなく、食物繊維は、善玉菌の食べ物にもなります。
特に食物繊維が多い食べ物としては、
サツマイモや大根などの根菜類やキノコなどがあります。

他にもプルーンには、2種類の食物繊維をバランスよく含むほか、便秘解消に役立つといわれる成分、ソルビトールも含んでいます。これは甘味料の一種で、大腸の水分吸収を抑え、便が固くなるのを防ぐ働きを持っています。「糖類下剤」というタイプの便秘薬に用いられる成分でもあります。

�Aヨーグルト（発酵食品）　300ｇ/日
善玉菌活性化に効果的なんです。
腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える作用を持つ乳酸菌や発酵食品も積極的に摂りましょう。代表的な食材は、ヨーグルト、チーズ、ぬか漬け、キムチ、納豆、味噌など。チーズは加工されていないナチュラルチーズがおすすめです。

�Bオリゴ糖　１２g/日
バナナやリンゴなどの果物に多く含まれ、善玉菌活性化に効果的です。

バナナ

食物繊維が豊富で、善玉菌のエサになるオリゴ糖を多く含んだ食材です。また、レジスタントスターチというでんぷん質は、小腸で消化されにくく大腸まで到達し、発酵・分解されて有機酸となります。こうした有機酸は悪玉菌を抑制し、善玉菌が増えやすい環境作りに効果を発揮してくれます。

りんご

りんごに多く含まれるアップルペクチンは、整腸効果が高いことで知られています。小腸で消化されずに大腸に届き、腸内環境を改善する働きをします。アップルペクチンは実よりも皮に多く含まれるので、皮ごと食べるのが効果的です。なお、この成分は加熱しても破壊されないため、調理しても大丈夫です。





食生活のある実験データによると、一ヶ月間　
�@野菜　　�Aヨーグルト＋オリゴ糖 �B野菜＋ヨーグルト＋オリゴ糖
のダイエットを行った結果、それぞれ

�@ー１．５kg
�Aー４．０kg
�B−5.0ｋｇ

やせたという結果が出ました。
運動を増やしたということや食事量を制限したということは一切なく、
普段の食生活を少し変えただけなんです。

次回は
「どのような食生活を送れば効率よく腸育できるのか」をご紹介したいと思います！！