アクティブ少女の非日常

北海道を舞台にした囚人の隠した金塊を探し求める大人気漫画「ゴールデンカムイ」。第22回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」受賞作品にも選ばれ、、聖地巡礼をするファンもいるほどの大人気漫画です。

この「ゴールデンカムイ」6巻の55話から57話までの「茨戸の用心棒」というエピソードで、日泥一味と馬吉一味が刺青人皮をめぐって争った抗争のモデルは、黒澤明監督で三船敏郎主演の映画『用心棒』でした。だから漫画のタイトルにも「用心棒」と入っていたんですね！！

ゴールデンカムイのこのエピソードのあらすじとしては、刺青人皮の噂を聞いて茨戸に来た土方と永倉が、二分して争う日泥一味と馬吉一味の両方に名を売りながら探りを入れ、刺青人皮のありかを知る。そして利害の一致した日泥息子と手を組み、日泥母の隠し持つ刺青人皮を手に入れようとするという流れでした。

一方、映画「用心棒」は、江戸時代の宿場町が舞台です。
この街は、賭場の元締めである清兵衛一家と、清兵衛の弟分で跡目相続に不満を持って独立した丑寅一家との抗争によって荒廃していました。どちらが街を支配するかで揉めています。そこへやってきた三船敏郎演じる浪人者の桑畑三十郎。

街の利権をめぐって争っている一味と一味の抗争はほとんど同じです。
その二つの一味に自分の腕を売って、用心棒になる、という流れも同じです。

絵としては、漫画「ゴールデンカムイ」では、櫓に登って、土方が狙撃を行いますが、映画「用心棒」では、三船敏郎が櫓の上で、抗争の様子を見学しています。


鐘もしっかりあります。
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また、「ゴールデンカムイ」の馬吉一味のリーダーである久寿田馬吉のモデルと思われる人物も映画「用心棒」に出ていました。羅生門綱五郎という台湾出身の元力士、プロレスラーです。巨人症という疾患を持っているようです。画像が荒いですが、鼻の大きさが明かにモデルであることを伺わせます。


他にも、清兵衛一家の母親役とそっくりなキャラクターが出ていました。首の飾りが影響を受けていることがわかります。



・主人公が丑寅の子分を挑発し、瞬時に三人を斬り倒す。
⇒ 冒頭の土方の立ち回り。
・妾を助け出した時、その場の人間を皆殺しに。それが誤解を生み抗争激化。
⇒ 細かい部分は違えど、流れはそっくり。
・短銃を構えた卯之助に対し、三十郎は彼の腕に包丁を投げつけて銃を封じ、瞬く間に丑寅一家を斬り倒す。
⇒ ラスト間際の永倉の立ち回り。

紹介した「荒野の用心棒」のエピソードが入っているのは、こちらのDVDです。

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「ゴールデンカムイ」の大ファンの方は、ぜひ実際に「用心棒」をみて確認して見てください！感動するくらい同じです！黒澤明監督の作品はどれも一見の価値ありです！

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