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主観映像で繰り広げられる、たった1枚の扉で隔てられたその先で、拡大していく感染の恐怖。 隔離された、アパート内で生き残った人間がラストに見た感染の答えとは・・・・・?

みなさん、こんばんは
先日、街を歩いていたら見知らぬ人から、アメちゃんをもらい未だに食べていない
僕がお送りするNO,Movie NO,Life!!のお時間でございます。



さて、本日は8月最後の金曜日でございますね。
金曜日と言えばもう、お馴染みのホラー映画をご紹介しましょう。
今回お送りする作品は、スペイン発のホラー映画で、とある住宅街に存在するアパートの中で
繰り広げられるP.O.V(主観映像)リアルパニックムービー。
「REC●」のご紹介ですぞ。

一言で言ってしまえば、アパートの住人が、原因不明の未知のウィルスに感染し、襲ってくるという内容なんですが、今までに紹介してきたゾンビ映画との相違点は、かの有名な「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「クローバーフィールド/HAKAISHA」のような圧倒的な緊張感を生み出した
ドキュメンタリータッチの演出なんです。

この手法を使用する事により、生録画の映像を見せるという事で、感染というリアルな生々しさが伝わってくるんですね。
しかも、アパートの中という密閉された空間での演出がほとんどなので、斬新なアイディア要素も大いに詰め込まれているんですよ。

それでは、スペインで100万人動員記録を残した作品、「REC●」のストーリーをご紹介しましょう。

バルセロナのローカルTV局の女性レポーター・アンヘラは、働く人々に密着するドキュメンタリー番組のため、カメラマンのパブロと共に消防隊の同行取材を行っていた。

深夜、突然消防署に出動要請のベルが鳴り響く。
「隣の部屋に住む老婆の叫び声を聞いた」というアパートの住人からの通報だった。

アンヘラとパブロは、消防士のマヌー、アレックスらと現場のアパートに向かうと、アパートのエントランスでは、集まった住人たちがひどく怯えていた。
アンヘラたちが、駆けつけた警官と共に老婆の部屋に入ると、朦朧とした意識で立ちすくむ血まみれの老女の姿があった。
一人の警官が、老女に話しかけながら近づくと突然、警官に飛びかかり、彼を激しく噛みつける。

負傷した警官を救出するため、一行は建物にひとつしかない出口に向かうが、警察によって既にそこは封鎖され、感染拡大を防ぐために建物は完全に隔離されてしまうのだった。

今の状況を未だに飲み込めていないアンヘラとアパートの住人達は、必死に説明を求めようと
半狂乱の状態でアパートの外部に訴えるのだが、彼らの願いも虚しく、帰ってくる返事は中の
警官の指示に従うようにという拡声器の声だった。

その時、消防士の一人アレックスが頭上の吹き抜けから落下してきた。
突然の出来事に住人が、一瞬でパニックに陥ってしまう・・・・。

上に「何かが」いると確信したマヌーたちは再び老婆の部屋へと向かった。

すると、またもや先ほどの老婆が襲いかかってきたのだ。
この理解出来ない状況に、警官はやむなく発砲、老女はその場に倒れこむと、彼らは急いで
一階に移動し、とりあえず事態が落ち着くまでここで全員この場所で待機するように提案するのだった。

そんな中、アパートに防護服を着た衛生士が入ってくる。

気になったパブロは隔離部屋が見渡せる小窓から、様子を伺っていると衛生士が、瀕死の重傷を負った警官とアレックスを隔離した部屋で、外部から持ち込んだ医療器具を使用し二人から何やらサンプルを採取している光景だった。

しかし、治療の最中に、瀕死の状態だった彼らが突然起き上がり、衛生士を襲い始めたのだ。
パブロは部屋の外から鍵をかけ、その場から逃げだす。

衛生士も、隔離部屋から慌てて逃げ出し、未だに状況が理解できない住民に問い詰められると
彼の口から出てきた説明は、アパートの住人の少女が飼っていた犬に未知の病原菌が感染しているというおぞましい内容だったのだ。

その直後、その場にいた少女は母親の顔に血を吐き、猛スピードで2階に上がっていった。
正気を失った母親が、娘の名前を呼びながら徐々に力尽きていく・・・
少女を追い、警官も2階に上がるが、暗闇の中に不気味に立ち尽くす少女に噛まれてしまう・・・

そして、この惨事をキッカケにアパート全体に感染が広がると、同じぐらいにして感染者も増加、
残忍な生物へと変貌する。
アパートから脱出をしようとしたマヌーも感染者に襲われ、アンヘラとパブロにも迫ってくる。
逃げ場を失った二人は、今は使われていないはずの屋根裏部屋に逃げ込んだ……。

そこで、彼らはこの惨劇の元凶となる恐ろしい真実を知る事になるのだった・・・・

今回の作品で一番の見所は、「密室」というアパートを舞台に見え隠れする恐怖の演出と僕は
感じました。
特に今作では、自分の視点(POV)という演出もあり、次の展開がリアルに予想出来ないんですよね。
例えば、落ち着いた雰囲気のカットから、突然感染者が飛び出してくる・・・

勿論この手法は、様々なホラー作品でも利用されているお約束的な要素なんですが、他の作品との一番の違いが予兆を促す雑音、音楽などが一切ないんですよね。
聞こえてくるのは、砂嵐状態のテレビ音や、ラジオの雑音など・・・
しかも、その現場で体感しているような撮影方法なので、なおさら恐怖ボルテージが跳ね上がるんです。

以前紹介した、「パラノーマル・アクテビティ」も音楽などは一切なく、日常の生活音のみの使用
だったからこそ、小さな仕掛けや演出に対しも敏感に感じてしまい、僕らが一番身近に接して気にも止めなかった何でも無い生活環境という安心しきった日常世界というテーマ性を暗示させ、そのなかで独特の恐怖感を見事に浮き彫りにした映画だったから、注意深く見てしまい、逆に怖いんですよね。

なので、今作の要所要所のカットで静かになるシーンの中には、「無音」という演出が見事に活かされ、出演している役者の恐怖感と映画全体の雰囲気を盛り上げているんですね。

僕自身が勝手に感じている事なんですけど、人間という生き物は、何かしら「音」というモノに対して安心感を求めていると思うんですよ。
今作でも、勿論外部の音も聞こえているんですが、その主人公達がいるアパート内の「音」というのは「無音」に近い程ないんです。
お互いの、吐く息ぐらいで・・・・

この状況で、人間の中で絶対的に安心できる唯一なモノが一つ欠落しただけでも、平常心を失い、些細な事でも、我を失っていく様も垣間見れる作品かもしれませんね。

以前紹介した、「28日後」なども感染というテーマが存在してるんですが、今回の「REC●」では
「感染の恐怖」というテーマを常に物語の軸として描かれていているので、この状況から感じられる「感染」という出来事がマジマジとリアルタイムで伝わってくる描写も斬新で見所なんですね。

そして、この「アパート内での出来事」という密室の空間アイディアが素晴らしいですね。
玄関のドア一枚を隔てての、平穏な光景と絶望的な光景の対比が見事に融合されて、訳も分からず隔離されてしまう主人公達のやり切れない心境もリアルに伝わってくるんですよ。

ただ単に、風変わりの無い玄関の扉を開ければ、「助かる事が出来るのに開けることが出来ない」という普段当たり前のようにしている行為が許されない・・・という非日常な変化に対する主人公の、行き場の無い絶望感も感じられる映画なんですよ。

皆さんも、当たり前と言うことを常に幸せと感じましょう(笑)
僕は、この映画から学びましたね(笑)

とある住宅街のアパートで拡大する「感染の恐怖」を描いた、スペイン発のリアルパニックムービー、「REC●」。

是非ご覧下され。

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