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ライトを消したら襲ってくる・・・「闇」に隠れた「悪」の幻影に囚われた、ある家族の物語!!





皆さん
こんばんは

最近、映画を見に行くと、初老のせいかトイレが近くなり万全な状態で映画を鑑賞していても、物語が進むにつれてトイレ欲求が強くなり
最終的には、今見ているアクション映画より、今自分が極限の状態で人知れず尿意と戦っている方が、映画的には面白いと毎回思ってしまう
僕がお送りしますNO,movie NO,life!!のお時間です。


さて、初っ端から少しお汚い小話で始まりましたこのブログなんですが、今回ご紹介したいのはこちらの作品!!
電気を消したら「それ」が来る・・・「ライト/オフ」でございます。

タイトル通り、簡単に言ったら電気を消したら幽霊が襲ってきちゃう・・・という内容でございます。

結構、単純な仕組み?視覚演出なんですが、この発想は個人的には少し怖いですね(笑)
僕も、家で寝る時は、真っ暗にして寝るんですが、「さぁ、寝よ!!」と思って電気を消したら瞬間、ドアの近くに
人影らしきものが立っている・・・あれっと思って電気を付けたらいなくて、電気を消したらその影が、さっきより
近づいてくる・・・・。

今作は勿論、フィクションなので実話ではないんですが、この「電気を消したら何かいるかもしれない」という設定は普段僕らの生活にも直接関わる事がある為、
今作と照らし合わせながら無意識の内に鑑賞しているそれぞれの心に恐怖を植え付けていく映画でもあると思うんです。


それでは、ここで「ライト/オフのストーリーをご紹介しましょう!!


静まり返ったとあるマネキン会社
倉庫のような社内には多数のマネキンが不気味に置かれている。

夜、就業時間も終わり、従業員のエスターが帰ろうと部屋の電気を消すと、暗闇の中、ドアの所に何者かが立っている。
彼女は驚いて電気をあわててつけるが、そこには誰もいない。

しかし、電気を消すと、再び「それ」は姿を現した。

怯えるエスターが社長のポールに侵入者がいることを報告するが、ポールは、うつ病で調子が良くない妻のソフィーと息子のマーティンに電話を
掛けていた為、彼女の忠告を受け流すように聞いているのであった。

だが、この数分後、彼はおぞましい恐怖を思い知る事となる

数分後、ポールが帰ろうとすると、不気味な倉庫内で物音がする。


不審に思い彼は真っ暗な中、様子を見に行くとライトとライトの間の暗闇の中に何かが立っていた。
それは、電気が消えて暗闇になり、再び電気がつくと、徐々にポールの方へ近づいてきていた。

ポールは恐怖を感じ慌てて逃げ出すが、暗闇に入った瞬間に「それ(ダイアナ)」に襲われ、足を負傷するのだった。
灯りの中に入ってこない事を察知した彼は、オフィスに駆け込み、急いで電気をつけた。

ホッとするのも束の間、電気が突然点灯し、最後には消えてしまう。
その瞬間、ドアが開き、身構えるポールは、背後から襲われ、暗闇に引きずり込まれ倉庫内の天井から落下してしまう。

そして、彼は体を引き裂かれて絶命してしまうのだった。

数日後、亡きポールの息子マーティンにも彼と同じように不気味な暗闇の中で蠢く「それ(ダイアナ)」の存在に気付き始めるのだった。



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さて、今回お送りしている「ライト/オフ」なんですが、もともとは動画サイトにアップされていた短編ホラー動画をリメイク?して一本の動画にしたと言われています。
確か1億回ほど再生されたとかないとか・・・・(笑)

僕も、少しみたんですが2分半くらいのショートストーリーだったんですが、その時間の中に人間が無意識に持ち合わせている闇に対する「恐怖」を上手く描写しておりました。

上記でも書いたんですが、今作の見どころといったら、身近にある当たり前の空間で展開していく恐怖なんですね。
僕自身、ホラー映画とか好きでよく見るんですが、僕の体感的にジェイソンみたいな殺人鬼が登場するような映画が減ってきて、その代わりに今作のような実体のない心理的な恐怖で展開していく作品が多くなったんじゃないのかなと思いますね。

その中でも、今作は確実に誰もが経験する生活の一コマに重なる恐怖を視覚描写として描いている所が見どころだと思いました。

そして、今作はホラー映画というジャンルでもあるんですが、テーマは「それ」=ダイアナから必死に守る主人公の「家族愛」も含まれているんです。

今作の主人公でもあるレベッカは、精神病を持った母ソフィーとは疎遠の状態になっており、弟マーティンがダイアナの存在に気付き助けを求めたのが、レベッカだったんです。

この出来事をキッカケに彼女は、母親に対しマーティンの今後の生活の事や、母ソフィーの病気の事など、親身になり説得しようと試みるんですがソフィーは納得せず逆にヒステリーになって反発してくるんです。
この母親が持つヒステリーの原因の一つには、闇の住人であるダイアナの存在があり、彼女に対しては友達と思わせながらも、誰にも近づけさせないようにもしていたんですね。

今作では、ライトを消したらダイアナが襲ってきて点灯したら襲ってこないという単純な演出効果、言い換えれば白黒ハッキリしているテーマなんですよね。

この「暗闇」というのは、僕の個人的な感想は、人の心、つまりダイアナという存在はそれぞれの人間が持つ「悪」の部分なのかなぁと思ったんです。

この上記のテーマですべてを語ってしまうと矛盾が出てしまうので感覚的な感想なんですが・・・・
レベッカ自身も、母とは疎遠になりながらも罪悪感というものに囚われながら生活を続け、いざ母親に会ってみると今まで避けていた罪悪感が具現化したダイアナに直面してしまう。

そう考えると「ライトオフ」=「家族が持っている暗闇」にレベッカが必死に闇から現れ出てくるダイアナ(己自身が抱いている悪)から家族を守るために自身の心も含め、母ソフィー、弟マーティンに「愛」という光を照らし続けていたのかなと感じたんですね。
なので、光を与え続ける事で家族に対する愛情が持続されていくというテーマも感じる事ができた映画でした。

でも、普通に電気消したらそこにいて、つけたらいないっていう設定は普通に怖いです・・・・

動画サイトで合計1億5000万回再生されたという恐怖映像を、「ソウ」「死霊館」のジェームズ・ワン製作で長編映画化したホラー映画『ライト/オフ』・・・・ぜひご覧あれ!!



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