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目的の岸までたった200m・・・憧れの楽園から絶望的な地獄へと変貌してしまった海を舞台に繰り広げられる本格的サメ映画襲来!!





みなさん
こんばんは

最近というか少し前に、インスタに興味を持ち始めて、毎日のように写真を投稿していたんですが、ある時を境に全く投稿しなくなり、でも、「いつかインスタに投稿するだろう!!」という気持ちのまま事あるごとにカメラを起動させて写真を撮り続けていった結果、僕のスマホの画像フォルダーが食物ばかりの写真で埋まってしまいスマホ本体のストレージ(容量)が一番大きくなっていた為、削除する画像を選んでみたものの、インスタに投稿する用とどうでもいい写真との区別が全く分からずに、自分でも全く投稿する意図が分からないままインスタへアップしてみたものの、振り返れば過去に同じ写真を投稿しており、最終的には「僕はインスタで何がしたいのだ?」という疑問にぶち当たりながらも、写真を撮り続けている行為を怠らない僕がお送りするNo.movie!! No,lifeのお時間です。

さて、本日ご紹介したい映画なんですが、ゴールデンウィークも終わったら梅雨があけて・・・夏ですね!!
夏それは、男女共に解放的になれる季節!
夏それは、クーラーの温度を下げ過ぎて夏風邪をひいてしまう季節!!
夏それは、黒光りした怪物と殺虫剤片手に戦う季節!!!


まぁ、人それぞれ「夏」という季節は様々だと思うんですが、一般的には「海」ですね。
なので、今回は「海」についての映画をご紹介したいと思います。

海といえば、やはり「サメ」ですね。
もう、僕はサメがいるから海は行きたくないと思っている程、海にはいきません。
海自体は好きですが、遠くまで泳ぐ事はできません、サメがいますから・・・・でも思い返せばまだ小学校の時に
臨海学校で、海で結構な距離・深さで笑いながら遊泳してました。

本当に命知らずな子ども・・・無邪気な子ども・・・・
まだ、その当時は「JAWS」を見てなかったからだと思うんですね。
見てたら無条件で、アウトでした(笑)

という事で今回ご紹介する作品は「ロスト・バケーション(原題: The Shallows)」でございます。
さて、どんな内容かと申しますと、ある綺麗なビーチにきた白人女性がサーフィンを楽しんでいる最中にクジラの死骸を見つけ、「うぇ〜気持ち悪いな」と思いながらもサーフィンをしていたら死骸を目当てに何処からともなくサメがご登場し、間一髪小さい岩に到着するけど、岸までは遠いし、サメがグルグル回ってるし、あと少しで満潮になるし、「これ絶体絶命じゃねぇ!?」と感じながらなんとか生き延びていこうと頑張るお話でございます。

この映画を見て印象的だったのが、物語が凄くシンプル!!
サメは一匹、主人公も一人、舞台となる場所も一つ・・岩の上!!・・・まさしくシンプルイズベストな映画だと感じました。
この設定が分かりやすい設定だからこそ、それ以外の視点を主人公への感情移入に注ぎ込むことも可能で、自分がもしこの状況なら・・・などの自身がこの状況に置かれた場合も想像する事が容易で、それにより物語の世界観へと入り込む事が出来るんですね。

さらに、このシンプルな設定ではあるんですが、この狭い範囲の割には、奥が深い・・「狭く深く」のような感じの映画でした。
このシンプルで限られた条件の中で人間が考えられるすべての可能性とそれに伴う様々な生き残る術を描写しているんです。

サーフボード、発煙筒、ビデオカメラ、主人公のネックレス・・・

一応、作られた映画ではあるんですが、「もし」という状況を考えた場合、凄くリアリティーのある映画にも感じられるんですね。実際、同じような状況に置かれたら・・・という事を考えたら「多分同じような事や似たような事を考えるかも」と僕個人は思えましたね。

成功するか失敗するかは神のみぞ知るですが・・・・・(笑)

それではここで岸までの距離はわずか200メートルという小さい岩場にたった1人取り残された主人公。
そんな彼女を狙う人食いザメとの壮絶なサバイバル劇を描いた「ロストバケーション」のストーリーを軽くご紹介しましょう。

数年前に亡くなった母が教えてくれた秘密のビーチ。
そのビーチはサーフィンをする主人公ナンシーにとっては、憧れの場所だった。
そして彼女は、休暇を利用し友達とこのビーチを訪れる予定だったが、前夜の影響で友達がダウン・・・
彼女は一人でこの楽園へと訪れる事となった。

自然に囲まれた木々を抜け、目の前に広がる夢にまで見た場所。
抑えきれない期待と興奮を抑え、彼女はサーフィンの準備を進めていく。
すべてが、最高の瞬間だった。
この楽園は彼女の中にある様々な思いを取り除くかのように。

今日まで、父と幼い妹の世話、そして医師になる為に勉強していた自分を解放するかのように彼女はそこに波がある限りサーフィンを楽しんだ。

時折、彼女は地元の男性と共にサーフィンを楽しむ時間を過ごしたりもした、彼らは「今日はもう帰ろう」とナンシーに尋ねたが彼女は「次の波に乗ってから帰る」といい、彼らはナンシーを残し浜辺に帰っていった。

彼女が波を待っていると、沖合の方でプカプカと浮いている異質なモノが漂っている。
ナンシーはそれに近づくと、異臭を放つクジラの死体だった。
何処か、嫌な予感を感じた彼女がその場を離れようとした瞬間、足に何かが噛みついた。

いきなりの予想もしない激痛と今置かれている自分の状況が全く理解できなくなった事で、とりあえず一目散に浜辺に向かって泳ぎだした。

しかし、一瞬目の前に見えたのは、「サメのヒレ」。
その直後、この一匹の巨大人食いザメは、彼女に襲いかかってきたのだった。

脚を負傷し、大量に出血しながらも、無我夢中で近くの岩場に泳ぎ着いたナンシー、この時初めて絶望的な状況に置かれている事実を知る事となる。

浜辺まで、たった200m・・・

そこでは先ほどの地元の男性サーファーが帰り支度をしている最中だった。
彼らに聞こえるように必死に助けを求めるナンシー・・・
しかし、その声は、楽園に広がる自然の波の音でかき消されてしまう。

突然襲い掛かってきた恐怖に怯えながらも、彼女は冷静に生き残る術を考えた。
医師の知識を生かし、サメにより負傷した傷も止血。

次に彼女が考える事は、この岩場も海に沈んでしまう「満潮の時間」であった。
この時間がない状況下で、サメの動きを細かく分析・冷静に判断し脱出に必要な準備を整えていく。

そして、無情にも生存へのタイムリミットが刻一刻と迫る中、彼女が選んだ究極の決断とは・・・。

さて今回、ご紹介している「ロスト・バケーション」なんですが、見どころの一つが、「映像」でした。
とにかく、「海」が綺麗(笑)

サメが主役なのに・・・「海」が綺麗!
僕も初めてです!!景色を見どころって言ったのはwwww

具体的にいうと海というか撮り方ですね。
主人公ナンシーが映画の冒頭でサーフィンをしているシーンがあるんですが、そのナンシーがサーフィンを心から楽しんでいる心情を海を生成している、白い波であったりカラフルなサンゴ、そしてエメラルドグリーンの海中など・・・

主人公の心情と上手くマッチさせているような印象でした。

これとは逆にサメが登場し、彼女が絶体絶命のピンチになっているシーンでは、白い波に加えエメラルドグリーンな海中が血のような真っ赤な色に変わってたりと、サメに襲われ身動きが取れない状況を主人公ナンシーだけに焦点に当てずに、周りの背景・取り囲んでいる自然の産物などでも、上手く感情表現の一つとして取り入れている事で、劇中で描かれる主人公の心情を上手く細かく表現し作品に深みを陀沿ている出している映画だなと思いました。

そして、ここから僕が個人的に良かった所なんですが、少しネタバレが含みますが・・・・・

今回、少し盛り上がった岩から海の上にプカプカ浮いている「ブイ」まで移動して、その場所でサメと最終決戦を行うんです。
冒頭でほんの少しお話した「JAWS」という作品は、映画の最初で遊泳していた女性が襲われるんですが・・・・

これがなんと「ブイ」に捕まった状態で襲われてしまうんです。

どうですか、この「ブイ」繋がり!!

ここからは僕の勝手な想いをお伝えするんですが、監督はもしかしたら「JAWS」の時に、襲われてしまった女性の敵(リベンジ)をとりたかったのかな?と思ったんです。

スピルバーグ監督の「JAWS」が公開されてかなりの年月が経っているんですが、その時よりも時代は進んで色々なものが発達したこの状況でもう一度、「JAWS」のような危機的状況に陥った場合、当時では設置されていないシステムや緊急においての備品など、今では当たり前のように設置され、当時にはなかったそれらの「武器」を描写し、当時襲われたサメに重ねて、ブイに設置されているそれらの武器を駆使しリベンジする女性の姿を描きたかったのかな?と僕は個人的には思いましたね。

まぁ〜、上記の内容は僕の勝手な妄想なんですが、そう思いながら見ていたらなんか心の奥底で熱いものが込み上げてきましたね(笑)

そして、姿をそこまで見せない描写にする事で、サメの恐怖感を観客に想像させるという演出なんです。
劇中内でも、サメの姿は見れるんですが、一瞬カメラに映ったり、ナンシーが海中に潜った時に大きな口を開いて襲って来たりなど・・・正直2回程見たんですが、そんなにサメの姿をガッツリ見たという印象は薄かったですね。

※登場するシーンの一つ一つがインパクトがある演出でもありましたが・・・・

しかし、サメが常に襲ってくるという緊張感は全編に渡り張り巡らされていて、見ているこちら側もハラハラドキドキしておりました。僕が思ったのがこの狭い世界観の中で、変化する周りの環境・夜になると暗くて見えない何処までも広がる真っ暗な海・・・など人間が本能的に避けてしまう要素を的確に取り入れ、さらに「人食いザメ」という絶対的な恐怖も重なってしまう為、これらの最悪な条件を無意識に観客も想像できてしまう先にあるのが、サメの姿をあまり見なくても、それぞれ鑑賞している観客のイメージ内で展開され全編に渡り緊張感のある映画なっているんですね。

特にこれらの場面が伺えるのが、酔っぱらった一人の男性が浅瀬でナンシーのサーフボードを見つけ、意識朦朧の中海へと入ってしまい案の定サメに襲われてしまうんですが、その襲われているシーンではナンシーの絶望的な表情が移されるんです。
あえて、男性が襲われているシーンを映し出さない事・その状況見て恐怖に陥っているナンシーの表情を映し出す演出によって、サメに襲われている恐怖とどのように襲われているのか?・・・・などの個々のイメージに任せているシーンがあり、個人的にはこのシーンが印象的でもありました。

以前、ご紹介した「オープンウォーター」も同じような感覚だったと思います。
気になる方は是非ご覧あれ!!

でもまぁ・・・サメがリアル!!
本物か偽物かわからないぐらいのリアルさでした。

そんな感じで本日の映画ブログも終了でございます。
今は5月なので海開きが本格的に開始される7月下旬?まであと少しですね!!

せっかくなので、ロストバーケーションを含め、この機会に「サメ映画」を鑑賞して今年の海を是非満喫してくださいまし。僕は怖くて無理ですけど・・・・(笑)


岸までたった200mという孤立した岩場に追い込まれ、そんな主人公を狙う人食いザメ。
この絶望的な状況の中、始まる決死のサバイバル映画。
「ロストバケーション」

是非ご覧下され!!!


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