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メタフィクションという設定を織り交ぜ、人間の心の中に潜む邪悪で究極な欲望を 一人の男が、史上最悪の形で描き出す・・・・


皆さんこんばんは。
最近、心も身体も寒い夜が続くので。思い切って暖房を入れた数時間後、気が付いたらまだ部屋が
寒いので、「今夜はヤバイくらいに寒いな」と実感し、ふと側のリモコンを見てみると暖房ではなく、19℃の冷房が、絶賛稼動中で色々無駄にしたこの数時間より、「なぜ、冷房になったんだ」という疑問で頭がいっぱいになってしまった僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間でございます。



さて、今夜ご紹介する作品は、先週に引き続き、超強烈映画・・・第2弾をお送りいたします。
正直、今回の映画は本当に観ない方がいいです(笑)
なので、世の中には「こんな映画もあるんだな」ぐらいでいいかもしれません。

いつものように、前置きが長くなりましたが、NO,movie NO,life!!史上、一番オススメ出来ない今夜の映画は、以前ご紹介した「ムカデ人間」の続編・・・「ムカデ人間2」でございます。

さぁ、この「ムカデ人間2」は心の弱い方はかなりの確率でトラウマになってしまう作品なんです。
僕自身も、ある程度過激な描写には体制があったつもりなんですが、正直今回は、ボコボコにノックアウトされましたよ(笑)
今作は前作と違い、全編モノクロ映像になっているのも印象的でもあるんです。
それほど、過激な描写がオンパレードな訳なんですが・・・・

でも、僕からしたらモノクロでも十分過ぎる内容なんですけど・・・
そして、今作は内容と映像描写とやり過ぎ度が満載なので、世界でも上映禁止の国が多数あったりもしたんです。

その中でも日本は、何故か新宿の劇場で公開されていて、しかも12人手を繋いで映画を見に行くと、一人800円で観れたりなどお茶目な特典も実施されていたんですね。
意気揚々と手を繋いで映画を見に来て、心が高まる中、映画を観て、その内容のやり過ぎさと
過激さに心を打ちのめされて、劇場を去っていくお客様の心情がどれほどのものだったのか・・・・

ホントに心中お察し申しあげます状態です(笑)

それではここで、人間の口と肛門を接合した“ムカデ人間”を創造するという設定と描写で賛否両論を巻き起こしたインモラル・ムービーの第2弾、「ムカデ人間2」のストーリーをご紹介しましょう。

真夜中のロンドン。

地下駐車場の警備員として働く、背が低く、醜く太った中年男マーティンは、勤務中にラップトップ・パソコンを開き、映画『ムカデ人間』のDVDを観てはいかがわしい妄想に耽っていた。

彼は、その映画に異常な興奮を覚え、何度も繰り返し観るだけでなく、場面写真やニュースの切り抜きをファイルしたスクラップ・ブックまで作っていたのだった。
彼は常にそれを小脇に抱え、職場でも、家でも、暇さえあれば写真を眺め、不気味にほくそ笑んでいた。
マーティンは低所得者用の共同住宅で年老いた母と二人で暮らしており、幼い頃、実の父親から性的虐待を受けた彼は、精神的な発達障害を持ち、喘息の持病もあって定期的に医師の往診を受けていたのだった。

彼の母親は、夫が息子への虐待で刑務所に入れられたことに対し、息子を逆恨みしており、不出来な息子を殺して自分も死にたいというのが口癖。

やがて、マーティンの心の中では邪悪な欲望を我慢することが出来なくなってしまう。
それは、映画と同じように、自分も人間をつなげて“ムカデ人間”を作りたいという強い想いだった。

そして、彼はついに行動を開始してしまう。古びた貸倉庫を手に入れると、次々と人々を拉致し、その倉庫に連れて来てはコンクリートの上に直に放置していく。
さらに彼は、映画『ムカデ人間』の3人の出演者たちを自分のムカデに加えるという、もうひとつの恐るべき計画も進めていた…。

倉庫に集められたのは12人・・・

もともと医学の知識も持たないマーティンは、その全員を、麻酔も使わず映画の見よう見まねでつなげ、そして最後にはこの世のものとは思えない人間の欲望と邪悪が混ざり合った究極の
地獄絵図が広がっていた・・・・

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さてさて、今夜お送りしている「ムカデ人間2」なんですが、本当に自分の中で、とんでもない刺激が欲しい方は、見る価値アリ?なんですが、平穏を望まれる方は、観ない方が身の為ですね。

でも、こんなことばかり言っていてたら映画ブログとして何も始まりませんので僕が観て思った感想を、普通に書いていきたいと思いまする。
今作は、グロイ描写も見所といえば見所なんですが、、それ以外でも「ムカデ人間2」の世界観の設定が個人的には良かった感じですね。

今作は前作の「ムカデ人間」を、メタフィクション方式で描かれているんです。
主人公のマーティは、ムカデ人間という映画に影響されてしまって、自分でもムカデ人間を作ってみたいという「欲望」を持ってしまい、それを現実に実行する過程を映画として成立させているんですね。

例えば、僕が「呪怨」という映画を観て、家に帰ってきたら呪われていて、リアルな現実でも僕自身、「呪怨」のような恐怖体験が起こり始める・・・・みたいな、その状況が一つの映画として第三者に観られる・・・。

個人的にはこのようなメタフィクションで描かれている設定は好きなんです。

しかも、今作は「ムカデ人間」という第一作の作品と、今回マーティン自身が創り上げる「ムカデ人間2」との、境界線がメタフィクションとしてもちゃんと劇中内で差別化されている部分も印象的でした。

所詮、マーティンの中では、「ムカデ人間」は映画という創造の産物でしかなく、その事実は彼自身、認識しきっている事なんです。
言い換えれば、「映画」だからハイター博士が住んでいる家には手術室があって、「映画」だからムカデ人間を生み出す環境、繋げる環境などが用意されているんです。

それは、「映画」だから当然ですよね。
そうじゃないと、物語自体が始まりませんからね(笑)

一方で、マーティンはムカデ人間を造り出したいという「欲望」のままに、ど素人の考え、行動を前提に繋げていくんです。
当然彼は、僕らと同じムカデ人間を観たお客さんの一人でしかないので、人間を繋げるといったら専用の手術道具に変わり、普段使っているハサミやペンチという道具に自然となってしまうんです。

なので、メタフィクションという設定の中でマーティンとハイター博士との映画としての位置関係が、この演出・設定によって差別化され今作の魅力が引き出されているようにも感じられましたね。

そして、僕が他にも思ったのが「なぜ、メタフィクションという設定にしたのか」という意味でした。

個人的に思ったのが、前作もそうなんですが第一作目に登場したハイター博士も、自分のエゴと欲望のままに、人間を繋げていくという前提で人間を拉致していくんですが、今作も、テーマは前作と軸は同じなんです。
でも、メタフィクションという手法を取り入れる事で、もっと身近に「人間の究極の欲望」を演出したかったのかな?とも思えたんですね。

簡単に言えば、映画を観た僕らでもマーティンのように「欲望のままに物事をやり遂げたい」という究極の願望が、存在している・・・というメッセージ性も込められていたのではないでしょうか。

そう考えれば、劇中内で描かれている過激な描写も「究極のエゴのまみれた欲望」を表現していた、という理由なら頷ける演出なのかもしれません。

実は、このシリーズ三部作構成らしく、次で最後になる「ムカデ人間3」は500人繋げるとか・・・・上記で書いた「究極のエゴのまみれた欲望」をまた再現するのであれば、今作よりさらに過激な描写で描かれるのかもしれません。

とにかく、500人繋げるとかギネス記録更新でも狙っているのかしら(笑)
でも、今まで偉そうな事を書いてきましたが、「絶対に観ない方が身の為」ですよ。

ま、「ムカデ人間2」の終わり方に関しては、これはこれで個人的にはいい終わりだったなと思いました。
賛否両論あるみたいですが、でも、あそこまで地獄絵図を展開した後で、どうやってラストを締めくくるのかな?と思ってたんですが、これはこれで良かったですね。

映画に影響され、一人の男が次々と己の欲望のままに、人間を繋げていく、史上最悪の究極映画・・・「ムカデ人間2」。

本当の<問題作>がやってくる





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