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戦争で散り死者の怨念となった悪魔が、再び現れた時、大和の国を守る為、地の神・海の神・空の神が、目を覚ます。

皆さん、こんばんは月
最近、公園で、のどかにお弁当を食べていた時に、ふと前をみると可愛い女の子が、可愛い犬と散歩していたんですが、突然、僕の目の前で、ウ○チを豪快に始めてしまい、焦った飼い主が僕に申し訳なさそうに何処かに去ってしまった後、残されたウ○チと、自分の箸に刺さった唐揚げを交互に見ながら、あと一歩の勇気が踏み出せなかった、僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間ですびっくり



さて、今夜お送りする映画は、今年2回目の特撮映画ですびっくり
そうです、またゴジラですラブ
新年、一発目にお送りしてから、マイブームとなってまして、このシリーズの中で僕が個人的に好きな作品を今夜はご紹介したいと思いますびっくり

それは、「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」でございます。
この映画は、以前ご紹介した「ゴジラ」襲来から半世紀後を描いている作品であり、観客動員数は240万人で第3期ゴジラシリーズの中で最高の動員数を記録した映画なんですびっくり

その他にも、今までのシリーズより、「戦争」、「原爆」などのテーマも盛り込まれていて、第一作目の「ゴジラ」への繋がりなども感じられ、ファンからしたら嬉しい作品にもなっているんですよ。

それでは、ここでゴジラ襲来から半世紀を迎えた今、再び目覚めた怪獣と、その脅威に立ち向かうべく目覚めし護国聖獣との激しい戦いを描いた、「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」のあらすじをご紹介しましょう。

日本を襲ったゴジラを防衛軍が撃退して半世紀が経とうとしていた。
防衛軍はグアム島沖で消息を絶った原潜の救助のため特殊潜航艇「さつま」に出動命令を下す。
現場に向かった「さつま」のクルー広瀬は、原潜の残骸の近くで青白く光りながら移動するゴジラと思われる不気味な巨大な生物の背びれを目の当たりにするのだった。

48年前、ゴジラの上陸で家族を失った防衛軍の立花准将は、ゴジラ襲来を警戒するよう軍上層部に促すも、平和に慣れきった軍は自らの兵力を過信し、立花の言葉を黙殺する。

同じ頃、新潟県・妙高山の大田切トンネルでは暴走族が赤い怪獣に襲われ落石と土砂の下敷きとなり、鹿児島県・池田湖では11人の若者が怪獣の吐いた糸で繭に包まれた状態で遺体で発見されるという怪事件が続出していた。

BS放送局デジタルQのB級オカルト番組のリポーターで、立花の娘である由里は、友人でサイエンス・ライターの武田が持って来た『護国(國)聖獣伝(傅)記』に記されている3体の聖獣・バラゴン(婆羅護吽)、モスラ(最珠羅)、ギドラ(魏怒羅)の日本古来の怪獣が眠っている場所と事件発生現場が一致していることを掴み、調査を開始するのだった。

由里は謎を突きとめるため伝記の著者・伊佐山嘉利教授に出会い、伊佐山からゴジラは太平洋戦争で命を散らした人々の残留思念=怨念の集合体であること、ゴジラから日本を守るべく聖獣たちが永い深い眠りから覚醒するであろうことなどを聞き出すのであった。

その頃、ゴジラは小笠原諸島・孫の手島を壊滅状態にした後、静岡県・焼津港へと上陸する。
さらに、凶暴・凶悪になったゴジラは放射能を撒き散らし、戦争の苦しみを思い出させるかのように破壊していく。
そして、護国聖獣・バラゴンが地中から出現し、ふたつの怪獣が箱根で激突する。
だがバラゴンは以前よりパワーアップしているゴジラの敵ではなく、バラゴンを倒したゴジラは東京へ移動を始めたのだった。

そんな中池田湖では巨大な繭が浮上し、富士の樹海の氷穴では、千年竜王・ギドラが目覚めよう
としていた。

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さて、今回お送りしているゴジラ作品なんですが、この映画の一番の特徴と言ったら、やはり
シリーズ最大・最凶となったゴジラの姿ですねびっくり
特に印象的だった、ゴジラの眼球が白目という事でファンの間では、賛否両論があるんですが、
「太平洋戦争で死んでいった人間の憎悪の塊」という存在として描写されている今作のゴジラとしたら納得のいく造形だと僕は思いますねびっくり

監督が言うには、やはりゴジラの熱線を吐く時に顔がアップになるので、可愛い瞳が見えてしまい、どうしてもゴジラに感情移入してしまうらしんですよ、でも今回のように瞳を白目にして、何を考えているか全く分からないという表情にする事で、感情移入も出来ないし、それどころか、「完全悪」としてしかゴジラを見る事が出来ないんです、しかも、今作のゴジラが一番最初に熱線を吐くのも印象的で、吐いた瞬間に「キノコ雲」が映し出されるんです。
この描写から、原水爆によって誕生した「ゴジラ」という存在が再認識させられるシーンでもあるんです。

そして、この作品のテーマというのが、「人々が戦争を忘れ、平和に慣れすぎた頃にゴジラがやってくる」という内容なんです。
第一作目では、戦争、核という恐ろしさを1被爆者として、東京を破壊しに現れるんですが、今回では先程も書いたように、「太平洋戦争で死んでいった人間の残留思念」という設定なんです。
ここで、第一作目と、ゴジラの存在の意味が相違しているんです。

でも、戦争に対する人間の記憶・思いという部分で考えれば、繋がってくると思うんです。
例えば、第一作目にゴジラが東京を襲った時は、まだ戦後間もない時代だったんですね。
その中で、第一作目で登場したゴジラは、破壊者という存在でありながらも、人間の誤った行為によって生み出された悲しい被爆者として描かれ「核の恐怖」を教えにやって来たんです。

しかし、今回の時代設定は、ゴジラ襲来から半世紀という事もあり、戦争に対する意識が薄れてしまっている人間が殆どだと思うんです。
なので、今作のゴジラは第一作目のゴジラのように、ありのままに人間へ「核の恐怖」というメッセージを残しながら、さらに、戦争で亡くなった人間の苦しみや憎しみなどが、戦争という時代を忘れてしまっている人間に向かって、再度ゴジラという化身に代わり訴えかけているように感じたんです。
劇中内で、レポーターの由里が、「ゴジラ上陸から半世紀、それは忘れた時にやって来る・・・」というセリフがあるんですが、もしかしたら、上記で書いたような意味も込められていたのかもしれません。

他にも、この映画の特徴と言えば、オカルト的な要素が加えられているんです。
今回のゴジラ映画の監督でもある金子修介監督は、平成ガメラシリーズを手がけた人で、三作目に当たる「ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒」でも神社のような場所に祀られてあったイリスと主人公の女の子が両親をガメラに殺された出来事を憎み、復讐する為にイリスという怪獣と仲良くなるんです。
この邪神〈イリス〉存在も、古文化というオカルト的な要素で物語に絡んでいるんですね。
そして、今作でもバラゴン(婆羅護吽)、モスラ(最珠羅)、ギドラ(魏怒羅)の日本古来の怪獣を護国聖獣と称し、迫る来る脅威でもあるゴジラに大和の国を守るべく戦う・・・という設定が僕的には良かったです。
しかも、最終決戦の舞台となる横浜で、防衛軍と護国聖獣が力を合わせてゴジラと戦うシーンがあるんですよ。
言ってしまえば、戦争で犠牲になった人間の亡霊と化したゴジラと、今を生き抜いている人間と、日本という土地を守る怪獣との戦いなんですね。
この両者が戦う事で、過去に囚われた「負」の存在であるゴジラを、今現在、生きている者達が全力で阻止する事で「二度と同じ過ちは繰り返さない」という、今の日本全体の「決意」をゴジラと戦う事で訴えかけていたのかな?とも思えるシーンでもあったんですびっくり

その他にも、各怪獣の位置付もしっかりしていながらも、この戦いに関わる人々の描写や人間ドラマ、そして劇中を盛り上げてくれる音楽など、とても各シーンと合っていてファンとしては感動しました(笑)

個人的には、映画の一番ラストのシーンがお気に入りですびっくり
この作品も含めて、第3期のゴジラ作品には、皆さんご存知の「ゴジラのメインテーマ」が全く劇中内で使われていないんです。
僕も初めて見た時は「あ〜この映画も流れないのか・・・」とガッカリしていたら、映画のあるワンシーンをキッカケに流れ始めるんです。
この瞬間を待ってました・・・みたいな感じで(笑)
正直、この演出でテンションが上がったのを今でも覚えてますラブ

太平洋戦争で死んでいった死者の魂がゴジラに乗り移り、再び日本に危機が迫る・・・その時、大和の守り神が迎え撃つのであった・・・生き残るのは誰だ!?

「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」。

是非、ご覧あれ。
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