登録販売者の皆様 お仕事お疲れ様です。
まだ梅雨明けしていないのに、本当に暑い日が続いていますね。
今年の夏も暑いみたいです。
店内は涼しくてもバックヤードは暑いので、体温調節が上手く行かなくて、体調不良になる人もおられるかと思います。
こまめな水分補給をお願いします。
水だけでなく、塩分を中心としたミネラルも補給をお願いします。
3年に1回の介護報酬改定が4月にありました。
全体的な改定としては、平均1.59%アップになりました。
昨今の賃上げを考えると少ないと思われた人も多いかと思います。
ここで、大きな問題がありました。
訪問介護事業の報酬改定については減額されました。
(ある試算によると2%強との事)
登録販売者の皆様はこの報酬改定について、どう思われたでしょうか?
個人的には、物価が上がっている昨今の事を考えると、訪問介護事業だけ減額改定される事はあり得ないと思いました。
報酬が減額されるという事は、訪問介護事業所の経営が危ない事は明白ですね。
減額された背景はどんな事があるかと言うと
介護事業をしている色々な事業所に利益についてのアンケート調査をした結果
訪問介護事業所の利益率が高いという事でした。
利益率が高いのなら、減らされる事はあり得ると思われた人が多いかと思います。
実はこれ数字だけで判断すると危ないのです。
サービス付き高齢者住宅(サ高住)とそれ以外の訪問介護事業所に分ける必要がありました。
サ高住は高齢者向けの賃貸マンションを想像してもらえたら良いかと思います。
一般的に、サ高住の利用者さんは要支援から要介護2態度
一方で、特定養護老人ホーム(特養)の入所基準は要介護3以上(特別な事情な場合を除く)
サ高住の条件としては、少なくても安否確認と生活相談をしてもらえます。
これ以外の生活支援や身体介護やリハビリなどは、外部サービスを利用する事になります。
サ高住の契約を沢山取っている訪問介護事業所は、次の訪問予定の場所が同じマンションの場合が多いです。
訪問介護事業所併設のサ高住も結構あります。
この場合移動時間がほとんど掛からないですよね。
そうすると、訪問出来る家の数は多いです。
(大手の介護事業所がサ高住を経営している事が多い)
一方サ高住以外の訪問介護事業所の場合
次の訪問予定の場所に移動するのに時間が掛かります。
10分以上は当たり前、田舎に行けば行くほど時間が掛かります。
30分掛かるのも珍しくないですね。
実は、訪問介護報酬は実際に訪問した家で働いた時間だけの報酬しかもらえません。
移動時間の報酬はありません。
交通費も出ません。
こちらの場合、実際に訪問出来る家の数が少なくなりますね。
こういう訪問介護事業所は小さな訪問介護事業所の場合が多いですね。
この2つの事業はどちらも訪問介護事業所ではありますが、全く違う事業と言っても良いぐらいだと思います。
サ高住タイプは利益率が高いのでしょうが、それ以外のタイプは利益率は低いのは明白ですね。
サ高住以外の小さな事業所が訪問介護報酬を引き下げられたら、最初から利益が悪いので、潰れる所が増えるのも納得出来るかと思います。
実際に、地域の訪問介護事業所が潰れたらどうなるでしょうか?
ご家族が介護の負担を引き受ける事が1番多いかと思います。
他の訪問介護事業所が引きついでくれる事もあり得ますが、実情としては難しいと思います。
どの介護事業所でも、慢性的な人手不足になっています。
募集はしていても、応募してくる人は限られています。
(元々、給料が少ない業界です)
まだ大手の介護事業所の方が、給料が良いかと思います。
そうすると、地域を受け持つ小さな訪問介護事業所の場合は、応募者は少ないですよね。
潰れた訪問介護事業所の人を受け継いだ事業所はどうなるかは想像出来ますよね。
需要は多いけれど、供給は追いつかないと思います。
引き継いだ事業所は訪問出来る日数を減らす事を考えるかと思います。
週3回訪問していたのを2回に減らすようになるかと思います。
週2回を1回に減らされるかもしれません。
週1回になったら、どうなりやすいでしょうか?
利用者さんがゴミを出せないぐらいの要介護の場合、ゴミ屋敷になるかもしれませんね。
(ゴミ出しだけでも、地域のボランティアの人にお願い出来たらありがたいですね)
自治体のサービスはあまり期待出来ないかと思います。
予算や人手の不足がありますね。
一部の人は、訪問介護から介護施設に移行するかもしれませんが、施設にも限界がありますよね。
ボランティアや地域コミュニティの役割が増えるとは思います。
これは地域によっては出来る可能性はありますが、少ないでしょうね。
それではドラッグストアで何か出来ないかを考えると
要介護者さんだけでなく、そのご家族に対して、必要な医薬品やサプリメントの提供は出来ますよね。
介護用品売場も充実させたい所ですね。
健康管理をして頂く為の血圧計や体温計や体脂肪計などの健康管理機器売場も充実させたい所ですね。
介護に関する情報提供をして、地域での新しい情報や支援制度の案内パンフレットも有れば良いでしょうね。
介護をするご家族の負担が増える事による疲労の軽減の為の商品の品揃えも増やす事も考えられます。
登録販売者として期待される事はどんな事があるでしょうか?
要介護者だけではなくご家族の為の医薬品や在宅ケア用品の提供に関して、使用方法や注意点を丁寧に説明する事が求められると思います。
特に、介護に関する相談に対応するために介護関連の知識を増やす事により適切なアドバイスを行いたいかと思います。
必要に応じて、他の専門家の情報提供も考えられますね。
血圧計などの使い方の説明も丁寧にしたい所です。
要介護者さんがドラッグストアに来るというよりご家族が来られる事が多いかと思います。
ご家族は肉体疲労だけでなく精神的な疲労感じておられると思います。
ご家族とのコミニケーションを取る能力は重要ですね。
話を良く聞く事により、信頼関係を構築したい所です。
精神的な疲労のご相談に対する知識も求められると思います。
もちろん、ドラッグストアで対応出来ないぐらいなら、医療機関のご紹介が必要かと思います。
介護に関する知識を継続的に行ない、最新の情報提供が出来る事が求められると思います。
薬の事に関しては、薬剤師の知識が多いかとは思いますが、介護に関する知識に関しては関係ありません。
むしろ登録販売者の皆様の出番だと思います。
少しでも地域社会での介護の質の維持をするお手伝いをしたいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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