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シュミルソン
達郎マニアであります。ついにサンソン超常連になりました。カジュアル、シューズ、コスメ等を扱う小さな広告会社やってます。ゴルフは竹林隆光さんにクラブセッティング90点いただきながら未だに100叩いたりしてます。ハワイでゴルフしてシャワー浴びてビール飲むと寿命が5年延びるというのが持論です。オオーベイベー!
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2019年04月24日

10連休何やって過ごす?

いよいよ10連休ゴールデンウィークが近づいてまいりましたが、皆様はいかがお過ごしのご予定でしょうか?

どこ行っても混んでる、高い、第一今さら予約なんて出来ない なんて言ってたら何も出来ませんよね?
かく言う私は珍しく2ヵ月以上前から2泊3日の旅行(と言っても当然ゴルフがらみですが)を予約しております。
でもあと7日もお休みあります。どうしましょう?
そこで以前からやらなくちゃいけないと思いながら遅々として進んでいない、ある事を実行しようと考えております。
それは400本はあるMDの整理です。
MDは今や完全に過去の遺物となり下がって、プレイヤーはもとよりMDそのものも大きな家電専門店行っても売ってません。
で この溜まりに溜まったMDをハードディスクにダウンロードして保管〜デジタルオーディオプレイヤー つまりiPhone で再生しようというプランであります。

ところで 何故ゆえに400本ものMDがあるかって言うと、毎週日曜日の午後2時から東京FMのとある番組を必ずエアチェックしているからです。これについてはこのブログアーカイブをご覧下さい。
https://fanblogs.jp/3853/archive/17/0

で現状はこんな感じ
EDD68D89-9181-4462-941D-1AD9ACE92462.jpeg

このMDをハードディスクに落とすのが実は大変な作業でございまして、MDってデジタルのくせして再生しながらでないとダウンロード出来ないんです。つまり55分間の番組をMacのiTunesに入れるのに55分かかってしまうって事なんです。それを400本分 更には毎週番組は更新されているわけですから、まずはそっちを優先的にDLすることになり、過去のMDのDL迄にはなかなか行きつきません。

ちなみにどうやってMDからiTunesに落としているかと言いますと、15年ほど前に購入したONKYOのミニコンポにはMDと共にUSBのジャックがありまして、ここにUSBメモリーを刺してMDからダビングし、そのUSBメモリーを旧式のMacに刺してiTunesにDLしているわけです。もちろんUSBメモリーからMacへの移行は瞬時に出来ます。
まあ新しいオンエア分は直接USBメモリーにDLすればいいんですけどね。でもMDは編集作業は意外と便利なんですよね、CM切ったりする事は。
もちろん最新式のハードディスクプレイヤーにはそういった機能は付いているんでしょうけど、FMチューナーとかタイマーの使い勝手を考えると選択にかなりの研究が必要になるのかな?きっと。それに決して安い買い物じゃないだろうし・・・。
どなたかおススメのいいハード有ったらご紹介ください。

そしてもう一つの問題は、ただでさえ4000曲以上の音源が入っている普段使いのiPhone に、このMDからの音源入れちゃうと収拾つかなくなっちゃうのは明らか。さらに以前からMD音源貯めていた旧式のMacではiTunesのバージョンがiPhone8では使えないんです。
そこで、こんなものを引っ張り出して使ってます。E588236C-80AC-48AD-88C6-4E77B99E3362.jpeg

実はこのiPhone4もう5年以上前にアスファルトに落っこどしてガラスバリバリになっちゃたものを新宿のスマホスピタルってところで修理しました。
https://smahospital.jp/ 
ここiPhone4のパーツもしっかり揃ってましたよ。
その前はハードディスクのiPod32G使ってたんですがバッテリーが完全アウト。常時電源取れるクルマ専用機になりました。でもこの時代のiPodって曲検索がすごくメンドイ。ましてやクルマ運転しながら特定の曲を探すなんて絶対無理と言うか危険極まりありません。

移し終えたのって現時点でMD200枚分くらい。
あともう200枚 前後の作業含めて1枚あたり1時間かかるとして200時間。1日7時間かけるとしても50日か。

まだまだ先は長いですね。


2019年03月24日

「七つの会議」を観てパワハラと言うものを考えてみた

先日遅ればせながら池井度潤原作映画「七つの会議」を観ました。

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小説家池井度潤についてメンションするならば、ドラマ半沢直樹で日本人の誰もが認知する様になる少し前に、「ロスジェネの逆襲」を知り合いの版元の方から「これ面白いから読んでください」と渡された単行本を読んだのが認識した最初でした。
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確かにもの凄く面白くて、経済小説とか読んだこと無かった自分にとっては新たな小説ジャンルを教えてもらえた作品でした。ただとてもマヌケなことに、この小説がドラマ半沢直樹の続編だったと気付いたのは、ドラマ最終回に半沢直樹に対する辞令が「東京セントラル証券」への出向だった時でした。
「あれ?東京セントラル証券ってどこかで聞いたことあるぞ?」そしてロスジェネ開いてみたら主人公が半沢直樹だったという・・・。つまり続編先に読んで、本編知らなかったんですね。

それは兎も角、その後池井度作品は直木賞受賞作「下町ロケット」は勿論のこと、「ルーズベルトゲーム」「空飛ぶタイヤ」「民王」「不祥事」「アキラとあきら」「銀翼のイカロス」などなど8割方は読んでいると思います。
銀行が舞台もしくは銀行から融資を受ける企業のお話が殆どですが、池井度作品のお陰で銀行の裏側が白日の下に晒された事は、仕事がら面会するどの銀行員も否定はしませんね。更には金融庁に勤める友人に言わせると「洒落になっていない」そうです。

で「七つの会議」です。数年前に読んでいたこの小説の映画化を観るにあたって、もう一度読み返して「ああそうだったよな」「この役って誰がやってるんだろう」なんて思いながら、地元の東宝シネマへ。

香川照之、片岡愛之助演ずるところの中堅企業のメインストリームに居る部長と課長が、及川光博演ずる成績悪い課長と野村萬斎演ずるやる気ゼロの万年係長に対してパワハラで追い詰めるが・・・と言うお話なんですがね。
しかしまあ出てくるは出てくるは、日曜劇場池井戸作品出演者オンパレード。堺雅人と阿部寛以外全員揃っちゃったんじゃないの?ってくらい。なにせ太鳳ちゃんを端役で使っちゃうんですから。

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まあそれはこっちに置いておくとして、無理なノルマの強要、パワハラ、追い詰められ、なんとかするためにデータ偽装、隠蔽、それが取り返しの付かない事態になり、結果親会社の大企業に波及して新聞トップに載る大スキャンダルになってしまう。そしてその中堅企業は解体され、あるものは生き延び、あるものは路頭に迷う。

考えて見れば、こう言うお話しは実話でも結構ありますよね。
あんな巨大企業が一部の無茶から火が付いて、その存続まで危うくなるって。一昔前だったら信じられない話が現実のクライシスになってしまう。

自分のサラリーマン時代を思い出しても、結構ありましたね。幸い当事者にはならなかったものの、営業成績がノルマに達しないと架空売上を計上、そのままではまずいので翌月にずれ込んだことにして伝票の振替を繰り返す内に爆発する。降格、左遷、自主退職に追いやる。でも景気が良かった時代は企業自体はそれで何とかなっちゃった。
もちろんその時代にもパワハラという言葉は無くとも、叱責、恫喝、場合によっては暴力行為とか有ったのでしょう。
でも今はコンプライアンス委員会とか有るからすぐに表沙汰になるんですね。
「七つの会議でも」野村萬斎が愛之助をパワハラで訴えるところから事態は急転します。

予告編ご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=8reDbVqGuLA

自分なりにパワハラって考えてみました。

言葉で、あるいは行動で部下を追い詰める事って、突き詰めれば自分が虚勢を張らなければ相手を動かせない、つまりは部下に対して具体的事象を上げて論理的に納得させることが出来ない事を自ら言い放ってる訳ですね。
それは表現方法が下手なこともあるし、その人間の持って生まれた性格的なこともあるでしょう。部下をスキルアップ出来なかった自分を棚に置いている事にもなる。
また、どこからか引っ張ってきた部下が自分の要求を満たすことが出来ないのであれば、人を見る目が無いことの証明だし。もっと言えば、実は自分自身こそが求める能力を持っていないからなんでしょう、きっと。

ただどの程度からがパワハラで、どこまでが指導なのか?
それは、(パワハラor指導を)受け取る側の意識にも関係しているから、より判断は難しくなる。
ある人にとっては「次頑張ります」で終わる程度のことが、別の人にとっては次の日から会社来なくなる、コンプライアンス委員会に訴えるって事にもなりかねない。

そう言えばさっき偶然こんな広告を見かけました。
https://school.nikkei.co.jp/photo/seminar/P1801510.pdf

一時の感情に捕らわれず冷静な指導をする。そんな上司って中々いないのが現実かな。
カリスマ性を持ったトップ、経営者、自身が凄く苦労して上り詰めた人だったら、少々のパワハラと言わずともキツイ物言いも、殆どの人は納得するのでしょう。「色々言われてもあの人には敵わない」って。

なんて思う今日この頃であります。

≪2020年1月25日追記です≫
実はこの映画のエンドロールで、野村萬斎がこの物語が何ゆえにこんな帰結になってしまったのか?そして企業で働く日本人の仕事観について総括的なことを語っていて、その内容が気になっていたのですが、スタッフクレジットを追っていたらその言葉が殆ど頭に残っておらず、いつかDVD借りて確認しようと思っていたのです。
それが先日wowowで「七つの会議」やってたので、今回その言葉を筆記しました。

野村萬斎.jpeg

人間てのは愚かな生き物ですからね。
特に日本の場合、会社の常識が世間の常識よりも大事になってしまう。
なんかこう日本人のDNAに組み込まれている気がするんですよねぇ。
藩のために命をかける。
まあカッコいい言い方するとサムライの生き様って言うんですかねぇ。
昔で言う藩、今で言う会社。
それを生かすためなら人の命より会社の命を優先しちまうっていう、欧米の人が聴いたらそんな会社なんてとっとと辞めて他に移ればいいって言うんでしょうけど、サムライはさあ藩から出されるのは負けだと思ってるんですよ。
忠誠心て言えば聞こえはいいけど、逆に守られてもいて、そう言う持ちつ持たれつ日本独自の企業風土が、この資源も何にもないただの島国を先進国にまで押し上げたって言う功績もある訳で、いい事もあれば悪いところもある。
一つ言えることは、ひたすらガキみたいに言い合っていくしかないんじゃないすかね?
悪いことは悪い。命より大事なものはない。
それが出来れば、なくなりはしないが、データ偽装、隠蔽なんかは減るんじゃないかと。


2019年03月03日

インナンナウト 爽やかなハンバーガー

今回LAに行ったら絶対行きたいところがありました。

IN-N-OUT BURGER 現地風に発音すると「インナンナウト」であります。
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赤と黄色の看板はどこかとよく似ています。(笑)

その存在を知ったのは今から27年前、雑誌MEN’S CLUBの松任谷正隆さんの連載記事でした。
「友人にLAでオススメのハンバーガーショップは?と聞くと10人中8人(恐らく(^^;)はイン アンド アウトといわれる。『チェーン店なのに?』『そう』『どう美味しいの?』『爽やか』『サワヤカ⁈』で食べてみたら確かに爽やかな味」

爽やかなハンバーガー?! なんだそりゃ?

で、その当時仕事上で知り合いになったLA在住の方に聞いてみました。
「『インアンドアウトバーガー』ってのがロサンジェルスにあるんですか?爽やかだって書いてあったんですけど?」
「そうやなぁ、確かに爽やかやなぁ」

その後LAに出張で行った際、実際に食べてみましたインナンナウト。
メニューは、ハンバーガー、チーズバーガーそしてそれぞれのダブル、そしてフレンチフライだけ。
そのお味は・・・
「爽やか」という意味は、網で焼いて肉汁を落としたさっぱりとしたパテ、レタス沢山、トマトも標準で挟まってました。オニオンも追加料金無かった様な記憶があります。それでハンバーガーでありながら、とてもさっぱりとした味ってことかな?
恐らく、パテも肉汁が殆ど無い他につなぎとかに何か秘伝のレシピがあるんじゃないでしょうか?

で、今回のLA旅行でも行きましたよ、2回!
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どこの店もとても混んでました。特にUCLAがあるWESTWOODは店の中は超満員、ドライブスルーも長蛇のクルマの列。宿泊したTORRANCEも結構夜遅くなのにドライブスルーに何台も並んでいました。
その人気は全く衰えずと言ったところでしょうか?

そして爽やかなお味を堪能しました。
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10年振りに食べましたが、確かに「爽やか」という表現は当たっていると思います。

マーチャンダイズもTシャツを始めとして沢山あります。こんなカタログが置いてありました。
IMG_4560.jpg


日本でも下記のサイトで買えますよ!
https://store.shopping.yahoo.co.jp/socalworksjg/g99innout.html


ところで、このIN-N-OUT BURGER は、全米でもここカリフォルニア、ネバダ、ユタ、テキサスの4州にしかないんですね。オーナーはこれ以上のテリトリーは頑として拡げないらしい。
これはアメリカのエイプリールフールネタにこんなジョークが毎年流れる程有名な事なんですね。
「おい、知ってるか?! 今度ニューヨークにIN-N-OUT が出来るんだぜ!」

2019年02月11日

LA行きの機内でボヘミアンラプソディを観たけれど。

今、ロスアンゼルスのMARRIOT COURTYARD TORRANCE PALOS VERDESの361号室でグラミー賞受賞式のTV中継観ながら書いてます。

いきなりですが、ボクはクィーンが好きではありません

だから、これだけ話題になっているボヘミアンラプソディを観に行くこともしていません。
本来好きじゃないものあーだこーだ言っても、誰に対してもましてや自分にとっても何のプラスにはならないことは分かってます。
でも、毎日の様にマスコミやネットからは賞賛の嵐しか聞こえていないことにちょっとした違和感を覚えます。また普段からボクがポピュラー音楽好きだって認識が周囲の人に有って、その人達からもマキノさんボヘミアンラプソディ観ました?なんて聞かれます。なのでこの際自分のクイーンに対する持論を明らかにしておこう(大げさか!?)と思ったのであります。
しかしボヘミアンラプソディ観ないでは何も言えません。だからと言ってその為にわざわざ映画館行ってなんてプライドが許しません(これもっと大げさ)。
ところが、ちょうどこのタイミングで海外旅行で長時間フライト乗るのでボヘミアンきっとやってるよ、これだったら自発的じゃないから収まりつくよね、なんて元来ひねくれ者のボクならではのソリューション(笑)

今回訳あってロサンジェルスに9年ぶりに行くことになりました。ノースウエストの時代から集めていたデルタ航空のマイレージがかなり貯まっていたので、ビジネスクラスでのフリートリップ。
今まで何度かマイル使用のアップグレードや、安売りチケット、ラッキーアップグレードでビジネスクラス乗った事ありましたが、180°フルフラットシートのビジネスクラスはお初でした。でフライト中、食事しながら、その後は寝っ転がって観ましたよ、ボヘミアンラプソディ。
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和食を事前予約してたけど、ちょっと期待はずれだったかな。
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で、結論から言うと映画はほぼ予想通りの内容でした。というより賞賛を送っていた誰しもが言っていた『ラスト20分は涙を抑えきれない』は正直言って「感動」って程のもんじゃなかったかな?悪くは無かったけどね。
こう感じるのも、自分のクイーンに対する先入観がそうさせていると批判されることは否定はしません。でも正直もっとフレディマーキュリーの「死」に対する恐怖感、メンバーとの軋轢に打ち勝って、などがもっと劇的に強調されているのかな?なんて思ってたのでちょっと拍子抜けした感がありました。

今回、自分が読んだ論評でこの映画を賞賛している人はおしなべて自分より年下です。リアルタイムで聴いてた人ってお目にかかってないし、ましてやこの映画のハイライト『ライブエイド』の際はまだ生まれていなかった、なんて人かなりいます。

実は、クィーンに対する好き嫌いというのは、その人の年齢がとても重要なファクターになっているのです。
自分の話をするとクィーンがデビューして日本で初めて紹介されたのは1973年のアルバム『戦慄の王女』と記憶しています。
毎号欠かさず愛読していたMUSIC LIFE誌のアルバム評でいきなり最高評価の5つ星がつけられ、いったいどんな奴らなんだろう?と思ったのが最初でした。
この1973年って言うのは、レッドツェッペリン、ディープバープル、ユーライヤヒープ、マウンテンと言ったハードロック、そしてピンクフロイド、イエス、キングクリムゾン、ELPなのどのプログレッシブロック、更にはシカゴに代表されるブラスロック、サンタナのラテンロック、ドゥービーイーグルスのウエストコーストロックなどなど、ロックは男の子が「肩肘」張りながら、また欲望のはけ口として、更には音楽論を戦わせながら聞く硬派ロックバンド全盛の時代まっただ中でありました。

そこに登場したクィーンでしたが、MISIC LIFE誌の当時の編集長東郷かおる子女史が彼等をアイドルスター的扱いで毎号特集を組み、表紙にも多く登場させたため、ロックファンの男の子から疎ましく思われたと言うか、反感買ったのが事実でありました。東郷編集長としては、クィーンを日本からスターにしたいという意気込みが強く、特に女の子を中心に実際世界に先駆けて日本でその人気がブレイクしたという実績が残ったのは事実であります。その一方で硬派のロックファンはクィーンをきっかけとして同誌を去っていったんじゃないかと想像します。
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ところでこの時代以前からMUSIC LIFEの表4(裏表紙)の広告は、毎号必ずグレコというエレキギターの広告が掲載されていました。
クィーンが同誌の扱いで他のミュージシャン、グループを露出量的に圧倒していた頃、グレコギターは、ブライアン メイのレプリカギターを発売。(あの赤いギターですね)その広告が裏表紙に掲載されました。
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その際のキャッチコピーはそれから45年近く経た今でもハッキリ記憶しています。「クィーンは嫌いでもこのギターのことは気になります
これこそが正にこの時代のロック少年の気持ちを代弁していたのです。

じゃあ、この時代の多くの「ロック少年」は何故クィーンを嫌ったのでしょうか?
先に述べたアイドル的要素は別として、ロックミュージックとして表現が大仰すぎる(プログレはもっと大仰といえば大仰でしたがより様式美に拘っていた)、ロックミュージックの大きな根源であるブルース的要素があまり無い、ボーカルにしろギターにしろ音が前へ前へでてきて抑制が効いていない、歌い方がロックンロールじゃないなどなど。
それらを総称して10代のころのマキノ少年はこう表現しておりました。「クィーンの音楽は音の洪水である」今回映画を観てみて、あ、あの曲意外とシンプルなアレンジだったんだな?なんて思った曲もありましたが、ミキシングのせいか実際より多くの音が洪水がごとくこっちに押し寄せ、目の前で鳴っている事で その様に印象づけられたのだと思います。

ところが、クィーンから洋楽聞き始めた自分より5〜6才以上年齢下の男の子たちにとってすれば、クイーンの『劇的かつ前へ前へ突進する音作り』それが彼等にとってロックミュージックのデフォルトになっているんでしょう、きっと。

だからセンター手前にイアンギランが、右からブラックモアのギターが、左からジョンロードのハモンドが、後ろに定位があるイアンペイスのシンコペーションに乗って奏でられても、物足りなく感じちゃうのかな?なんて思ってます。


ちなみに山下達郎サンデーソングブックでは、その26年の歴史の中でいまだかつて一度もクィーンかかった事ありません。


2019年01月25日

レッツゴー ボウリング!

昨年暮れの報道ステーションでこんな特集が流れてきました。
https://www.youtube.com/watch?v=3FQm8rPJkYA

桑田佳祐が元々ボウリング凝っていて、その昔プロボウラーを目指していたなんて話しは知ってましたが・・・。
自らボウリング大会を開催するって!題して「KUWATA CUP 2019 みんなのボウリング大会」
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いいじゃないですか!
発表した楽曲「レッツゴー ボウリング」の歌詞に出てくる往年の名プロボウラーの名前を聞いて嬉しくなっちゃった人は、自分と同じかもうちょっと上の世代には結構いるんじゃないかな?

でこれにやはりというか、予想通りに即反応したのが、以前このブログでも紹介させて頂いたこの方
http://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=21835

ボウリングとゴルフには共通点が有るという無理くり?な論理展開(笑)

桑田佳祐の言葉「ボウリングという重たいものに抗わないように、、、やわらか〜く投げた瞬間の恍惚、、、」

に対しマーク金井氏「ボウリングもゴルフも物理です」
「ボウリングもゴルフも重さに抗わないで動作を行なうことが、物理的に理に叶い、その動作は「軽く」「美しく」「リズミカル」に見えてくるのです〜」

ムムム!?

かく言うワタクシも高校生の頃は結構入れ込みました。
マイボールも持ってたんだよね。西荻窪の自宅のすぐそばにたった8レーンの小さなボウリング場があって週一くらい?に通った覚えあります。
調子がいいと200UP ベストは240台 3ゲームで600オーバーなんてのもありました。

で、その頃テレビで見ていて一番魅力的に見えたのが西城正明プロ。矢島純一プロと共にとても強かったプロボウラーでしたが、他のトッププロと比べてその球速がとても遅かった記憶があります。
ゆっくりと放たれたボールがレーンの右端ガーターギリギリから急激に1番ピン右側に食い込む様に曲がり、その瞬間10本のピンがあたかも「立ったままレーンの向こう側に消える」と行った表現が相応しい感じでした。

こんなボール投げられたらなぁ、なんて思って40年以上経った訳ですが、それは無理でも人より球速が遅くて破壊力がある球投げられたらカッコいいですよねぇ。

ひょっとして桑田佳祐が言ってることってそう言う事かな?

マークさんが言いたいことって、ゴルフスイングもスイングもゆっくりに見えて、無駄なく芯喰って初速が速い打ち方を目指すってことでしょうか?

で、本日25年ぶりにボウリングしに家から見えるここに行きました。
ラウンド1.jpeg

余談ですが、かつて府中にはここよりもっと近いボウリング場があったんです。府中スターレーン
この府中スターレーンこそ、昭和40年代日本ボウリングブームの発祥の地なのです。
何故なら中山律子プロの日本初のパーフェクトは府中スターレーンだったんですから。

ラウンドワンってレーンが木製じゃなくて樹脂製だからどうのこうのって話聞いたことありますが、まずはやってみましょう。

シューズ借りてボールも当然ハウスボール。11ポンドくらいでコンベンショナルグリップ(中指、薬指を第二関節までボールに入れる持ち方)だろうなと思ったら、こんなボールがありました。
IMG_3864.jpg
セミフィンガーよりのフィンガーチップ(中指、薬指の第一関節までボールに入れる)で、ホールのサイズも適切なボールがマイボール作る人のテスト用にあって、これがバッチリはまりました。重さは14ポンドくらいだったかな?

最初のうちはシューズの滑りが悪いせいもあっておっかなびっくりでしたが、少し遠目に投げたらボールのせいもあってかフックが上手くかかり、数投めからヘッドピンを外さなくなりました。
更には10枚目のスパットを狙って投げると、上手くポケット(1番ピンと2番ピンの間〜ここを狙うのがセオリー)に戻って来ます。そして西城プロを思い出したわけではないですが、遅い球を意識するといわゆる引っかけがなく、レーン右側から戻って来ます。
ビバ、25年ぶりのストライク!(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=1KM2RK0EnOs
今日2ゲームやってストライク5つ取れましたが、ブルックリン(1番ピンと3番ピンに最初にあたるストライクで、邪道とされるストライクの取り方)
は一つもなかったです。
10ピンもいきなり取れちゃったりしましたよ。
https://www.youtube.com/watch?v=VeVQyFs5IMQ

で、ボール投げていてちょっと思った事があるんです。
自分のゴルフは基本ドローヒッターなんですが、これってボウリングにも影響してるのかな?って。
ダウンスイング(ボウリングもそう言うのかな?)がインサイドアウトで右側に振りだして、右手の返し方もゴルフと共通しているところが有るのかも知れません。

復帰戦(ってことはこれから定期的にやり続けるってこと?)でこんな感じで投げられたってことは、ちょっとやれば180くらいはすぐに行くんじゃないか?偶然ストライクが続けば200アップも?
IMG_3862.jpg

なんて、勘違いかな???

ボウリング楽しいです!





2019年01月02日

紅白よかったね

新年明けましておめでとうございます。
今年も月一ペースでブログアップしていくつもりですんで、お時間ある方はよろしくお付き合いの程を。
内容は、相変わらず毒にも薬にもならない事ばかりになる筈ですけどね。

大晦日は紅白歌合戦って観ます?自分は子供の頃はよく見てたけど、大人になってからは観たとしても所々特に興味があるところだけって感じでしょうか?

で、今年はやっぱりユーミンサザンでしたね。
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今回ユーミンが荒井由実だった。これには驚きました。
同意見の方ボクと同世代の方で多いと思いますが、ユーミンは松任谷由実じゃなくって荒井由実なんです。
でも、まさか紅白で2曲歌ったその2曲とも荒井由実って、いいじゃないですか!
しかも、サプライズのNHKホール生出演で演った「やさしさに包まれたなら」のイントロから写されたギタリストが鈴木茂!・・・。林立夫、小原礼、そしてご主人の松任谷正隆ってキャラメルママじゃん、さすがに細野さんいないけど。アレンジもそのまま。勿論キーは下げてるんでしょうけど、完コピ(に聞こえた)じゃないですか!
いやあ嬉しかったですね。
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実は、事前に視聴者リクエストをNHKが募ってた事からして、どうせ松任谷由実時代の楽曲だと思い込んでいたんですが、「ひこうき雲」「やさしさに包まれたなら」だなんてね。でもこの2曲とも後年ジブリ映画の主題歌だったことからすると、まあ無難な線だった感もありますが、それはそれでいいじゃないですか!
また、ユーミンってもう80年代にはあの荒井由実の声じゃなくて、特にライブじゃへろへろビブラートと野太い(失礼)声になっちゃって、レコードで聴くものだと思ってましたけど、今回はよかったですね。
Yahoo!ニュースで声が出なくなった荒井由実(何を今更、35年遅いわ!)の楽曲を歌い継ぐ歌手を探さないといけない、キャロルキングの楽曲をレデイガガが歌った様に、なんてバカな記事書いてた人いましたが、
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190101-01540471-sspa-soci
見当違いも甚だしいですね、ぼくら世代に言わせれば。
ハイトーンの部分はバックコーラスが上手くフォローして、あの頃の雰囲気を上手く再現していたのは素晴らしかったですね!

でね、もうこれも30年位昔の話になるんですが、知り合いの雑誌ananの女性編集者だった方から凄く興味深いお話を聴いたことを思い出しました。
その編集者の方ってユーミンと同年齢なのですが取材の折開口一番「貴女は松任谷由実より荒井由実の方が好きなんでしょう?」って本人から言われたんですって。
ユーミン自身分かってるんですよね、同世代には荒井由実が好まれているって。

それはその時代の多くの楽曲が、真に彼女が表現したかったものを歌ってるという事もあるし、楽曲のアレンジがシンプルかつ大人っぽい事も指しているからだと感じます。松任谷由実になってからは、何を歌ったらウケるか?どういったアレンジだったらよりコアな音楽ファンでなくとも一般受けするか?が先に立ってる事で同世代には敬遠されているじゃないかと個人的には思ってます。
050921.mg.jpg
<この記事の写真はananですがその取材の時のものではありません>
そういえばバブル期には巷で「ユーミン耳ダンボ説」というのがまことしやかに囁かれていました。若い男女が集まるお洒落なカフェやディスコで若い男女の会話をユーミン自身がマーケットリサーチしているって。

まあ、それは兎も角、今回の紅白は荒井由実でその他がすべて吹っ飛んだ感じがします。

あと、サザンが「勝手にシンドバッド」で締めくくったのもよかったですね。
もう帰りたい女「今何時?
まだ一緒にいたい男「そうね大体ね
もういい加減早く帰りたい女「今何時?
これからが勝負だって思っている男「まだ早い
この歌詞刺さりました。
江ノ島が見えてきた」箱根にドライブ行って西湘バイパスから134号線に入いると・・・

今回、桑田佳祐大暴れ、って記事タイトルありましたけど そんなの夜のヒットスタジオ 毎回じゃなかった?

デビュー当時のサザン超私的想い出。
1979年2月の成田空港 PAN AM ホノルル行きの出発ロビー
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どこかで見たことある若者グループ数名・・・・あれ?サザンオールスターズじゃない?

その数ヶ月後テレビではこんな三ツ矢サイダーのCMが流れました。
と思って映像探しましたけど見つかりませんでした。
流れた楽曲は「いなせなロコモーション」だった記憶があります。
これは、恐らくその時撮影された雑誌広告用の写真かな?
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当時のサザンと言えばTシャツにジョギパン(死語 ^_^;)

と言うわけで、ダラダラと書きましたけど、今年もShumilssonのブログ「凝れば凝るほど
よろしくお願い致します。


2018年12月23日

今日はクリスマスイブ、雨は夜更け過ぎに。

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1983年に購入した一枚のアルバムのB面の最後に「そっと」収められていた一曲。
大ヒットアルバム、そして自分が特に山下達郎ファンになった「FOR YOU 」に続くニューアルバムとして発売された「MELODIES」では、シングルヒットで全日空の沖縄キャンペーンCMに使われた「高気圧ガール」やジャパニーズファンクの一大名曲の誉れ高い「メリー ゴー ラウンド」が印象的で、クリスマスイブはその時はそれほど注目されていなかったと記憶しています。
今ではあまりにも有名になってしまったが故に、最初に聴いた際にどう思ったかは正直はっきり覚えていません。でもあの1人多重のコーラス(その時はこれがパッフェルベルのカノンだなんて全く知らなかった)が印象に残った記憶はありました。
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ここでは、その後JR東海のCMによって・・・、今年で33年連続チャートイン・・・云々には触れず、自分のこの曲に対する思い入れを少しお話しますね。

自分がこの曲で一番気に入っているのは、イントロであります。
ギターの多重録音によるイントロは、自分にとってはザ・バンドやイーグルスの様な少しカントリーテイストな洋楽に聞こえます。そしてアルバムの一つ前の曲「黙想」のアウトロ(曲の最後の演奏部分)から一瞬のインターバルを置いて聞こえてくるこのイントロは何度聞いてもグッと来ます。
このエコー(リバーブ)が多くかけられたキラキラ感は、今や誰しもがここを聞いただけで「あ、クリスマスイブ!」って分かるんじゃないでしょうか?エンジニアの吉田保さんのマジックですね!
そしてそれに続く伊藤広規と青山純が奏でる実はとてもヘビーなベースとドラムの響き。そして「雨は夜更け過ぎに・・・」に続きます。このボーカルのエコーの感じも山下達郎ならではですね。
よくバラエティとかテレビ番組のBGMでクリスマスイブのみならず達郎の曲が使われる事多いですが、エコーが他の歌手とは全然違って聞こえるが故、すぐに達郎の曲だってわかります。

また達郎のクリスマスアルバムではクリスマスイブの英語バーションが収められています。これの一曲前の曲はホワイトクリスマスのアカペラですが、この最後の「〜BE WHITE」が消えゆくあとにこのイントロが始まるとウルっときますね。
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そんなクリスマスイブに対して山下達郎は以下の様にコメントしています。
「自分にとって詞、曲、編曲、歌唱、演奏、録音のすべてにおいて最もよくできた一曲。その曲が自分にとって最もヒットした曲である事は幸せです。よくライブで自分の代表曲は敢えてやらない人が結構いるけれど、僕はそうじゃない。だから自分のツアーで必ず演るんです」
実際自分が知る限り1998年から今年まで10回以上のツアーを観に行ってますが、クリスマスイブを演らなかったのは、メロディーズ以前のレーベル時代の曲だけの2002年とヒット曲を一曲もやらない2014年のマニアックツアーだけと記憶しています。

また、例の間奏部分の1人多重コーラスを録り終わって意気揚々と家に帰って来た、とは竹内まりやさん談。

余談ですが、昨年 今年のシングルのカップリングは「クリスマスイブ アコースティックライブバージョン(2007年)」ですが、これは間奏が難波弘之さんのピアノによるパッヘルベルのカノンです。これってBEATLESIN MY LIFE(!)の完コピ。と言うことはイン マイ ライフのあの有名なピアノの間奏ってパッフェルベルのカノンだったんですね。(と言うことをその2007年にサンソンでオンエアされるまで気が付きませんでした)
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オリジナルアナログ盤の歌詞カードです。

と言うわけで、もう聞き飽きたとか、またこれかよ、とかネット民にはあれやこれや言う奴いますが、これだけ長い間ヒットし続けているのは、曲自体の普遍性とそのクオリティが様々なファクターにおいて極めて高いが故だと言うことを感じていただければと思います。
だって、このサウンドが35年前に作られたって、全く古さ感じないでしょう?
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2018年11月25日

竹内まりやさん デビュー40周年によせて

本日2018年11月25日は、竹内まりやデビュー40周年その日であります。

昨年「超私的竹内まりやさんのお話」と言うタイトルでブログを書きましたが、その焼き直しです。(笑)

私が「竹内まりや」の名前を初めて知ったのはその当時某レコード会社に勤務していた父親が、それまでの洋楽部門から邦楽に移動になって、当時人気を集めていたニューミュージックの他レーベルのLPを参考として自宅に持ち帰ってきた何枚の中の一枚にこのアルバムがあった時でした。
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正直言って、このアルバム聴いた感想はよく覚えていないのですが、慶応大学の現役女子大生で新人のくせして(すんません)LA録音、しかもバックミュージシャンが当時一世を風靡していたリー・リトナーをはじめ超一流を使ってと、なんかとても贅沢というか、RCAビクターは凄く彼女に入れ込んでるな、と思った記憶がありました。

当時音楽雑誌やラジオから聞こえてきた竹内まりや評は「アメリカに留学していたからリズム感がいい」という取って付けた様なものが多かったんですが、今改めて聴いてみると山下達郎全面プロデュースの「バラエティ」以前の音源も十分レベル高いですね。特に当時の所謂「ニューミュージックを標榜する歌謡曲」とは一線を画していました。なんてったってレコ大新人賞を争っていたのが「私のハートストップモーション」桑江知子だったくらいですから(笑)

また、嫁と付き合い始めた時にカセットに「2人のバカンス」と「モーニングローリー」をカセットに入れて「いい曲だから聴いてね」なんて言われたことを覚えてます、嫁は覚えているかどうか分かりませんが(^_^;
その後達郎さんと結婚のニュースを聞いた時、正直に凄く似合いだなと感じた記憶があります。
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実はその当時、それほど達郎・まりや夫妻に入れ込んでいたわけでは無かったのですが、もしそうだったら自分達の披露宴の入場テーマにまりやさんの"LET'S GET MARRIED 本気でオンリーユー"使ってたんですけどね。

それはともかく、達郎さんプロデュース以降のアルバムはどれもいったい何回聴いたかわかりません。
自分がサンデーソングブックで達郎さんに初めてハガキを読まれたのも、まりやさんの「ミラクルラブ」についての感想でした。「目と目が合ったらミラクル」って牧瀬里穂に提供した曲のセルフカバーですね。

で、最近の「超私的」話題がございまして・・・
今年の山下達郎ライブツアーはNHKホールに観に行ったんですが、アンコールも近づいた頃ふと斜め後ろに目をやると、ワンピースを着た背の高い女性がすぐそばのシートにいらっしゃいました。え?!ひょっとして?
そうまりやさんが観客席に!さらにさらに「恋のブギウギトレイン」ではステージのコーラス隊と合わせて
立ち上がって思いっきり踊っていらっしゃる!
こちらとしてはもうステージよりも斜め後ろを凝視状態(笑)
普通はステージの袖とか、2階席の一番前とかでご覧になってるんじゃないかと思うんですけどね。

と言うわけで、まりやさんデビュー40年、おめでとうございます。


<ここからは、前回の焼き直しです>

そんな竹内まりやさんですが、私一度だけ間近でお目に掛かった事がありまして・・・。

シンコーミュージックの社長であった草野昌一=作詞家:漣健児さんが2005年にお亡くなりになられて、そのお別れの会が九段下のホテルグランドパレスで執り行われた際に、達郎まりや夫妻もいらっしゃいました。(漣健児さん訳詞の楽曲を多く唄ったカバーアルバム「ロングタイム・フェイバリッツ」をこの数年前にまりやさんがリリース)
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この私もシンコーミュージックと雑誌の仕事をさせて頂いた関係上、お招きに預かった訳ですが、もうこれは100%確信犯、達郎さんまりやさんにお目にかかるために出席。もちろん単に一ファンでしかないワタクシはお声がけなど大それた事は致しませんでしたが、お二人のそばにへばりついて、耳ダンボ状態でお知り合いの方とお話しなさっていたのを一字一句逃すまいと聞いていたのは言うまでもありません。
まりやさん、黒のロングドレスにエルメスのHが燦然と輝くバッグを片手に、どちらかと言うとご自分が表に立って、一歩下がっている達郎さんを周りの方に紹介するといった感じで、ラジオの夫婦放談とはかなり違った印象でしたね。まりやさん本当にお綺麗だし背高いからカッコいいんですよ!
そして、達郎さんが極普通の黒の礼服に黒いネクタイってのが微笑ましかったです。

そして、まりやさんについては 私にとってあっと驚く出来事が起こりました。
2014年8月の事です。



これは、NHKホールで行われた山下達郎ライブの際に、ホールロビーでマイクを持った女性が近づいてきて・・・。
もっと上手くしゃべれたのになぁと後になって反省しきりですが、いきなりですもの。
それも殆どカット無し。そしてその後に続く神様イエス様マリヤさまのお言葉!「嬉しいお言葉じゃありませんか」
そのお言葉、そのまま竹内まりや様にお返しいたします。

本当に一生の記念であります。



2018年10月25日

お坊さんのグルーヴ感

前回のブログ「LET'S GROOVE」で「よくよく考えると、我々日本人が血筋的に古来からカラダに染みこんでいるリズムは頭打ちなのかも知れません。だってお坊さんが叩く木魚って頭打ちですよね」なんて書きましたけど、驚愕の事実が発覚(大げさか!)

先週の日曜日は私の父親の13回忌でありました。
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で、その法要に菩提寺である水道橋の昌清寺でお経を上げていただいたのですが、なんと木魚の叩き方が
アフタービートだったんです!
「あれ?頭打ちじゃない!」
お経が終わった後、住職に質問しました。

「今のお経って、木魚のたたき型が後のりでしたよね?自分はてっきり頭打ちだとばかり思っていたのですが」
すると住職は
「それは宗派によって違って、浄土宗は間打ちつまり裏打ち=アフタービートなんです」
なんと、宗派によってユーロビートとリズムアンドブルース、小室哲哉と山下達郎があったんですと!

天台宗、真言宗、曹洞宗、臨済宗などの頭打ち対して、浄土宗は裏打ちなんですね。
知らなかった〜。
牧野家、ずーっと昔から浄土宗なのになんで気づかなかったんだろう?

で、なんで浄土宗が裏打ちかって言うと、こんな理由があるそうです。
本来、お経の持つ意味を文節に関係なく木魚を叩くとお経の肝心な部分と木魚の音が被ってよく聞こえなくなる。そこで間打ち(まさに言葉と言葉の間)にすると、それがちゃんと聞こえるからと言うことなんですねぇ。

ググってみたらYahoo知恵袋にこんなのがありました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1247259362

その昔、ラジオ番組、たぶんサンデーソングブックになる前だから東芝プレミアスリーの頃かな?の山下達郎・大瀧詠一、萩原健太の3人だったと思いますが、正月恒例の新春放談で達郎さんは、「最近はお坊さんも木魚を頭打ちしている」て言ってた記憶がありますが、これは最近じゃなくて、宗派によると言う事なんですね。
きっと山下家は浄土宗だと思いますよ(笑)


2018年10月06日

LET'S GROOVE !

久々の投稿は、もっと久々の音楽ネタです。

ここ最近盛り上がった世間で話題の音楽ネタは、なんと言っても安室奈美恵の引退ですね。
凄い盛り上がりは、ニュースネタとしても各マスコミにことごとく取り上げられていました。
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シークレットゲスト ヤマPが登場して大盛り上がり!

また「Mステ」ことミュージックステーションも9月15日に10時間!特番でダンスミュージックの大特集。

安室もダンスミュージック。Mステのメインも小室ダンスサウンド。
音楽とダンスは切っても切れない関係ですね。

それは何も最近始まったことではなく、17世紀の舞曲に遡っちゃうのはやり過ぎとしても、1920年代スイングジャズ時代から50年代に一世を風靡したツイスト、そしてロックンロールをバックにダンスを踊るのは映画BACK TO THE FUTURE の「魅惑の深海パーティ」(分かる?笑)のシーンでも出てくるように、生バンドをバックに踊ってたんですね。その後ダンスミュージックの主流はブラックミュージックがメインとなって、リズムアンドブルースに移行していきます。JB テンプス マイケル・・・
なんて、音楽の歴史を述べるのが今回のブログの趣旨じゃないので、この辺にしておきますが、まあ、現代大衆音楽とダンスは切っても切れない関係で有り続けています。

でね、この二つのテレビ放送を観て、個人的にとても感じたことがありました。

それは、リズムはあるけどグルーヴがほとんど感じられないと言うことなんです。

グルーヴって何でしょう?
達郎さんはよく自身のラジオ番組で言ってますが、グルーヴとは音楽の「ノリ」「根性」「ガッツ」だそうです。

小室サウンドが一世を風靡した90年代前半、山下達郎が強烈なアンチテーゼとしてこんな楽曲を発表しました。
(私個人的な意見です)
ジャングル・スウィング
ジャングルビート=ボ・ディドリービートに乗って歌われる歌詞にこんな一節があります。
「こんなフェイクなビートじゃとても踊れやしない。聴かせておくれよあのSWEET SOUL MUSIC」
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マシンによる頭打ちの"ドンツク ドンツク" "ズンドコ ズンドコ” ビートはフェイクである、という主張だと私個人は受け止めております。
それは、達郎氏がサンデーソングブックの4週間に渡る「モータウン特集アーカイブス」で奇しくも述べていたように、「当時ファンは別として、音楽ビジネスとして小室サウンドに迎合していたのは一儲けを企んでいた広告代理店のオヤジくらいのもので、自覚のあるミュージシャンは絶対にやろうとしなかった」のであります。

ちなみに安室奈美恵に私が個人的につけたニックネームは「平成ズンドコ娘」であります。
でも、そのモータウンアーカイブスでは安室のNEW LOOKが紹介されました。この曲は、スプリームスのBABY LOVEをサンプリングしていて、今回のファイナルライブでも歌われていましたが、これこそ安室奈美恵のグルーヴの有りパターンであり、それ以外 特に小室時代の頭打ちサウンドとは完全に一線を画しています。推測ですが本当は彼女コッチが好きなんじゃないかな?
まあ、安室ファンにはそんなことどうでもいいんでしょうけどね。
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さて、グルーヴの話しに戻りましょう。

グルーヴ GROOVE は直訳すると「」です。
ゴルフに詳しい方なら、アイアンの溝のことをグルーヴって呼ぶことをご存知だと思います。

それがどうして音楽の「ノリ」「ガッツ」になるかと言うと、これは私の想像ですが、アナログ盤の溝からきているんだと思います。針が塩ビに刻まれた溝をひっかいて音を出す。何となく分かりますよね。

耳で聴く音楽を文字で表すのは難しいし、私のような素人が理論を正確に述べる事なんて出来ませんが、4拍子の2拍目と4拍目にアクセントが置かれるリズム、それがグルーヴ感を生み、さらにそのアクセントを微妙に遅らせることによってさらにグルーヴ感が強まると。

小室サウンドはそれの真逆、1拍目と3拍目にアクセントが置かれた結果、ドンツク、ズンドコになっているんですね。勿論このサウンドは小室哲哉が作ったものではなく、自分の記憶ではペットショップボーイズあたりから始まったものじゃないかと思います。さらにその前のパンクミュージックの頭打ちが最初だったんでしょうか?

よくよく考えると、我々日本人が血筋的に古来からカラダに染みこんでいるリズムは頭打ちなのかも知れません。だってお坊さんが叩く木魚って頭打ちですよね。
でも、音頭ってアフタービートかな?(笑)

グルーヴについてはもう一つどうしても触れたいことがあります。
それはこのお二人のことであります。
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やってる音楽結構違うのに、その歌い方にはとても共通する何かをずっと感じておりました。
それが歌い方にグルーヴ感がほとんどないと言う事に気付いたのは約10年前のこと。
特にお一人目の方、歌う時に凄く腕を振るでしょう?それってカラダの中にグルーヴ感が無いからなのかな?腕振らないとタイミング取れないのかもね。
マッキーもトローンとした歌い方ですよね。小学校の歌のテストみたい。達郎さんのRIDE ON TIMEのカバー歌ってますが、それをオリジナルと聴き比べて頂ければ一目(耳)瞭然です。

最後に、自分にとって最もグルーヴが感じられるサウンドの一例をご紹介いたしましょう。


と言う訳で、また来月。