2016年08月20日
1銘柄を追う
今日は銘柄について考察してみたいと思います。
私も御多分に漏れず初心者の頃は、多くの銘柄を追いかけて来ました。
まずはいろいろなデータをもとにスクリーニングをし、銘柄を20-30に
絞り、その中でチャート的に売り買いのシグナルが出たものを、随時
売買しておりました。もちろんロスカットと利確は逆指値を入れての
売買でしたが、結果的には売買回数の割には利益の少ない状況でした。
常に10銘柄以上の売買でしたので、結果的にはリスクが分散され、大き
く負けるという事はありませんでしたが、その分大勝もありませんでし
た。
多銘柄を追いかけた感想としては、骨折り損の草臥れ儲け だった訳で
す。多数銘柄を追いかけても大きな利益を得ているベテランもおりま
すが、それには長年の勉強と実戦経験が無いと難しいと思います。
初心者の内はいろいろ手を広げるよりも、1つの銘柄に集中して研究・
実践した方が成功の近道になる事は間違いありません。
それでは具体的にはどうして行けば良いのか。1銘柄なので何でも良い
かというと、そうでもありません。自分でどうしてもお気に入りの銘柄
があればそれでも構いませんが、少なくともその会社のファンダメンタ
ルを確認し、倒産の危険性の無い事や、信用銘柄である事や、ある程度
の取引量のある事、ボラティリティの小さい事、価格帯等各種データを
確認する事は絶対必要です。
そしてまずスクリーニングで20銘柄程度に絞り込み、更にその中から
最終的に3銘柄程度に絞り込みます。価格帯は出来れば同程度の銘柄が
理想ですが、極端でなければ良いとします。その後すぐに売買するので
はなく10年程度のチャートを見てみる(自分で描いてみるのがベスト
です)、場帳を付けてみる等をしながら値動きに慣れて行きます。どの
位やれば良いかは人それぞれですが、数か月は動きを追った方が良いと
思います。
その後、3つの銘柄の内やり易いと思われる銘柄で、実践売買をして行
きます。但しこの段階では練習が目的ですから、売買は最小単位としま
す。眺めていた時と実戦では感触が大きく異なる場合が多いです。もし
1番目の銘柄でしっくりくれば、その銘柄で決定して構いません。しっ
くり来なければ次の銘柄という事になりますが、いずれにしても絞り込
んだ3銘柄の中で決定します。
決定した後はその銘柄を売買していく事で、その銘柄の癖に慣れて行く
事が一番重要なポイントとなりますので、余程の事が無い限り銘柄の変
更をしてはいけません。プロは1銘柄だけで暮らしている人は結構いま
す。1千万程度の資金の内は1銘柄で十分ですが、5千万、1億以上と
なれば複数銘柄に分散する必要が出てくるかも知れません。但しそれで
も3銘柄が限度かと思います。
それでは又。
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