2018年11月01日
7step株式投資メソッドーそのB
さて前回は逆張りと分割売買について述べてみましたが、今日は
分割売買についてさらに深掘りしてみたいと思います。
何故分割なのかという事の前に、一括売買のリスクについて考えて
みたいと思います。一括の場合チャンスは1回ですので、当然どの
タイミングで仕掛けるかという事が一番重要となります。投資家は
皆さん基本的には勉強家ですので、チャートを筆頭に多くの資料を
検討して慎重にエントリーするわけですが、神様ではありませんので
どこが現状での底・天井値なのかという事は誰にもわかりません。
私の友人で退職金の一部で(一部といっても千万単位のお金です)
余り自分で勉強もせずに証券会社の担当者に薦められたまま投資
信託を購入し、結果として相当長期間塩漬け状況で苦しんだという
人がいます。彼の場合も少し本気で投資信託について勉強していれば
、分割で買うべきだということくらいは理解できたはずです。
【相場師朗】のショットガン投資法
このように買いの場合でどこが底かわからない状況では、誰でもエントリー
を躊躇するはずです。もし躊躇なくエントリーできる人がいるとしたら、
その人は余程投資に対して無知な人かギャンブラーと言えるでしょう。
底と天井は時が過ぎて見なければわかりません。飽くまでも結果論
なのです。
ですから買う場合は自分の資金力に合わせて、事前に買う株数、回数、
どの位の値幅で買い下がるか、買い平均値の目標等をきちっと計画
した上で、エントリーせざるを得ません。計画したからと言って必ずしも
そのとうりの展開になるとは限りませんが、常に次の展開を考えておく
という事は大変大事な事です。
【相場師朗】のショットガン投資法
さて、資料も作り、自分なりの目標も立てていよいよ現金を投入しての
実践と言う事になりますが、幾ら準備をしたところで実践に入り現実に
損益が出てくると、目標に向かってのアクションを取ると言う事が想定
以上に難しいと気付きます。それは人間には欲がありマイナスはできる
限り回避したいという本能があるからです。
これは実にやっかいな本能で、この本能の為に最初に立てた方針を
途中で変更し、多くの人が市場から退場となっています。市場では
5%程度の人しか生き残れないというのは、大きく云えばこの本能の
為なのです。それではどうすれば本能を制御しながらトレードを続けて
行けるのかというと、それは訓練以外にはありません。
詳しくは又説明したいと思いますが、分割売買の練習を自分の身体に
沁み込むまで、何度でも何年でも出来るようになるまで繰り返す事です。
期間は人によって異なりますが、数年から10年くらいが多いみたいです。
多くの人はその間にちょっとでも違和感があるとすぐにやめてしまい、
楽して儲かる聖杯を探しに行ってしまいますので、株式相場では何時に
なっても儲かる人は少数で損するカモがうようよいるという美味しい
環境が継続しているわけです。
二分割一括手仕舞いという売買を意識しなくても出来るようになる、
これが素人とプロの分れ目でしょうか。それでは又。
【相場師朗】のショットガン投資法
紫垣デイトレード塾
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
株式投資ランキング
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3517398
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック