2014年08月22日
究極の株式売買
ID:y5a0mo
ブログをしばらくなまけておりまして、申し訳ございませんでした。
私の場合は日記的に書いているわけではありませんので、売買
手法や投資に対する考え方等ある程度お話しすると、それ以上は
実践しかありません。そんな訳でしばらく自分の売買に没頭して
おりまして、書けませんでした。
言い分けはこれくらいにして、本日は「究極の株式売買」と題しまして
「つなぎ売り」について考察してみたいと思います。
株式投資の手法は極端に申しますと、市場に参加している人の数
だけあるわけです。デイトレ、スイング、中長期、バリュー、成長の
ファンダメンタル投資、いろいろな指数を絡めたテクニカル投資など。
どの手法にも絶対はありません。多くのだましが存在しますし、それ故
損切りの重要性が強調されます。過去の成績を実証できるシステム
トレードと云えども、大きなドローダウンによってシステムが機能しなく
なる事もあります。
ギャンブルや相場に於いて絶対は無いというのは、明確な哲理かと
考えていました。ところが過去の相場師の歴史を研究してみますと、
つなぎ売りという技法を用いて、最後まで市場退場することなく相場師
としての人生を全うした人が、私の知る限り3名居りました。
それは遠藤四郎、山崎種二、是川銀蔵の3名です。彼らの売買手法は
厳密に言えば異なりますが、現物株を安い時に大量に取得し、それを
ベースに取引を有利に展開していく手法をとっている事です。
一番はっきりとつなぎ売り(売りつなぎとも云います)で成功したのは、
このブログでも書評を紹介しました山崎種二氏です。彼は東京海上の
現物株を安く大量に取得し、さらに高値になると空売りを仕掛け、下がった
ところで買い戻して、更にその利益で東京海上の現物を買うという手法で
コストダウンを図り、そのコストは-1000円以上になったという事です。
ではつなぎ売りは何故究極なのか?それは大量の安く仕入れた現物株に
守られて、安心して、余裕を持って空売りを仕掛けられるからです。
勿論空売りは現物の平均値よりかなり高くなったところで仕掛けます。
予定通り下がれば買い戻して利益確保となります。万一意に反して上昇
してしまい空売りだけなら損失を出してしまう場合でも、現物を品渡しする
事で損は避けられます。
理論的にはほぼ完璧な手法と思いますが、銘柄の選定、数年掛けて
安く仕込む忍耐力、ある程度の資金力などけっこうハードルの高い
高等戦術です。巷には安直に儲かるような手法が溢れていますが、
そんなものに時間を費やす暇があったら、このような地味ですが固い
戦法をじっくり研究して時間を掛けて実践していく事のほうが大切だと
思います。
【相場師朗】 7step株式投資メソッド
紫垣デイトレード塾
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