2014年05月29日
売買手法ー売買の目印(2)
今日は売買目印第2弾として、陽線新値と陰線新値について述べて
みたいと思います。前回も、株価というものは小さな上げ下げを繰り
返しながら、トレンドを形成していくというお話をしましたが、一回の上げ
のトレンドの期間として陽線新値で約8本、下げも陰線新値で約8本が
目安とされています。
これも毎度申し上げておりますが、この目印も絶対ではありません。あく
までも過去のデータから新値が8本出るくらいのところで、トレンド変換
の起こる事が多いという事です。ですから時によっては5本6本の時も
ありますし、10本12本等という時もあります。
使い方としては、底練りを終えて長い陽腺が出て上げのトレンドになっ
た時、うねり取りの場合は約5本目くらいから様子を見ながら空売りを
仕込んで行き、8−9本目で陰線が出た辺りで、空売りの仕込を終える
と同時に、安いところで買っていた買玉を手仕舞い、そしてこれからの
下げを売りで取っていくと言うように使います。
確認事項としては、陽腺も陰線も新値ですから陽腺は高値を更新し
たもの、陰線は安値を更新したものしか数えません。そしてこの新値
8本が前回説明しました前の高値、前の安値に重なり合う時は、さら
にその精度が高まります。
売買の際の目印の使い方は、このように複数の目印を(これからも
もっと出て来ます)総合的に判断して決定していきます。この陽腺陰線
新値の法則は、江戸時代の米相場で使われていたもので、酒田罫線
が代表的なものです。古くて現在の環境にはそぐわなくなった指標も
ある一方で、このように今でも通用するものがあると言う事も覚えて
おいて損はありません。 それでは又。
陽腺新値
陰線新値
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