2016年07月19日
シンプル イズ ベスト
今回は初心に戻って、株式の売買について考えて見ます。私が相場の世界に
足を踏み入れてから、もう20年以上になります。振り返ってみると、あっと
言う間ですね。よくここまで市場から退場を食らわずに来れたものだと、感心
というか冷っとします。
我々の世代、所謂「団塊の世代」というやつですが、この頃の世代の人間は、
物を覚える時に、人に教わるというよりは、先ずは本等である程度のアウトラ
インを勉強して、そして本格的に実践に入るという人が多いと思います。
勿論最初から先輩や師匠に教わる人もいるでしょうが、そういう人は少数派で
幸せな部類だと思います。何せ受験戦争がその典型でしたから。
前にも書きましたが、私の株式投資スタートもNTTの株式発売の時でしたが
、先ずは多くの本を読んで勉強し、証券会社の営業に騙され、セミナー等で成
果の割には高い授業料を払って、多くの失敗を繰り返しながら進んできました。
最初は投資本の良し悪しもわかりません。9割以上の本が効果の無い事も、1
冊1冊読破実践して理解しました。証券会社の営業には、何度も高値を掴まさ
れました。セミナーでは徹底的にぼられました。こうして相場に絶対はないと
いう事を、皆学ばされる訳です。
話が横道に逸れましたが、株式投資でも多くの要素があり過ぎる為、売買スタ
イルに関しても苦労します。ファンダメンタルにしてもテクニカルにしても、
バリュー株、成長株、短期投資、長期投資、あり過ぎで聖杯探しに没頭します。
もうこの段階は病気ですね。そして散々痛い目に会って、聖杯はないという事
を身体で理解します。ここまで生き延びられる人は、ある意味大したものだと
思います。
そして今までこびりにこびりついた垢を、剥がす事の重要性に気付きます。銘柄
を、テクニカル指標を、ファンダメンタルや経済指標を絞り込んで行きます。そ
うすると今まで見えなかったものが、見えて来ます。銘柄を1つに、テクニカル
は移動平均線のみ、決算資料と市況の数字のみと絞っていく事で、銘柄特有の癖
が見えて来ます。ラインのクロスよりも、株価とラインの位置関係が重要だと判
って来ます。今は為替の影響が大きいなんて事も、理解できるようになります。
素人は多くのデータがあった方が安心します。玄人はデータがあり過ぎると迷
うので、必要以上を嫌います。1つの手法、1つの指標にとことん拘った方が、
売買スキルは間違いなく上達します。「シンプル イズ ベスト」です。
それでは又。
【相場師朗】 7step株式投資メソッド
紫垣デイトレード塾
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