今回は少し自虐的なタイトルにしましたが、実際にはとても真っ当な
株式投資手法についてお話します。
株式投資にはそれこそ数多くの投資手法が存在しますが、誰でもが同
じように利益を得られるという手法は、あまり存在しません。同じ手
法をとっても、上手く行く人と行かない人が必ず出て来ます。要はそ
の人にとってやり易いかどうかという問題で、スキルを磨いて自分の
ものにする人もいますし、本能的に対応できる天才もいます。
そんな中で、比較的誰にでも出来そうという手法があります。勿論、
株式投資の基礎的な勉強や空売りの勉強は必要ですが、デイトレード
のような反射神経も、ファンダメンタリストのような特別な財務知識
も必要ありません。それが所謂「つなぎ売買」です。つなぎ売買の詳
細については、林輝太郎氏の「つなぎ売買の実践」をご参照下さい。
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つなぎ売買にはいろいろのつなぎがあります。一番はヘッジとしての
つなぎが有名です。株式の現物を買って先物を売るとか、鞘取りもヘ
ッジの一つと言って良いでしょう。いろいろなパターンがありますが
、今回ここで紹介するのは、コストダウンのつなぎ売買です。
コストダウンで有名なのは山種証券創業の山崎種二氏で、東京海上の
株式を徹底して売りつなぎ、持ち株のコストをその当時で、マイナス
1,500円にまでしたそうな。我々はここまで思い切った売買は出来ない
が、自分の資金量に合わせたそれなりの売買は、勉強さえすれば可能
になると思う。
本当はかなりレベルの高い手法なのですが、簡単に箇条書きにしてみ
ます。
@ 銘柄は財務のしっかりしている低位株(ここではAとする)
A Aの30年の月足を確認し、当面の底値ラインを決める。
B 数年かけるつもりで、出来るだけ底値近辺で現物株を拾う。
年に何回かの暴落時もチャンス。
C ある程度現物株が集まったら、その範囲でつなぎ売りを行う。
D 当面の天井と思われる付近で分割して空売りを仕掛ける。
現物売りはしない。
E 思惑どうり下げたら、買い戻して利益確保。
その分だけ持ち株のコストが下がるという寸法。
F これを何度も繰り返し、持ち株のコストダウンを図っていく。
書いてみると簡単そうだが、かなりの勉強と実戦が要求される。それ
と上がってしまった場合はどうするのかついては、品渡しか売り買い
同時に決済すれば利益は確保できる。
空売りは現物無しだと緊張するが、安値の現物を持っていれば、かなり
余裕をもって対処できる。そこが大きなポイント。難点は安値の株集め
に時間のかかる事と売り仕掛けも多くて年数回程度、その間はただ株価
を眺めているだけ。面白味はないが、若い頃からスタートし持ち株の会
社が倒産しなければ、大金持ち間違いなし。それでは又。
【相場師朗】 7step株式投資メソッド
紫垣デイトレード塾
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