正直今回の著者の松村美香さん、全く知りませんでした。しかもこの本は
図書館の検索から知って借りたもので、お金も払わずすいません。という
事でお詫びと云うほどの事ではありませんが、一読していろいろ考えさせ
られましたし、これから老後を迎える年代の人達にとっては、とても参考
になる書物だという事を紹介したいと思います。
自分もそうでしたが40代くらいまでは老後については漠然としたイメージ
だけで、多少預貯金以外でも対策をしなくちゃという程度の考えでした。
私の場合はたまたま株取引に興味を持ち、若い頃から持ち株会などをして
いましたので、資産活用についてはそこそこ勉強しておりました。しかし
実際に老後対策をし始めたのは50も半ばを過ぎた頃からで、定年が見えて
慌ててというのが本当のところです。
幸い退職金を使っての企業年金申請など厚生年金にプラスする事も出来ま
したので、今何とか年金のみで暮らせておりますが、ひとつ間違うと、退
職と共に持ち出しの生活となるところでした。勿論その他にも企業年金が
減額となる75才以降を見据えての投資信託の積立や株式投資など今はそれ
なりに対応しておりますが、もっと若い頃から対策していればと反省する
ところ大であります。
この物語は定年を7年後に迎えた山田一家のお話で、それまで順調に来てい
た仕事や家庭に想定外の事が次々と巻き起こるという想定で、老後対策の
必要性と重要性を超具体的に解説しています。
いつも感じる事ですが、一般の家庭の場合はご主人が資産活用をしている
ケースが多く、奥さんや子供は蚊帳の外で、一旦ご主人に万一の事がある
と大慌てする場合が多いという事です。そしてせっかくご主人が残した資
産も、奥さんに金融の知識がなく活用も出来ないまま、オレオレ詐欺や投
資詐欺等にひっかかってしまうというパターンが、最近富に増えています。
このような事からも、誰が資産運用するにしても、その経過や状況につい
ては常に家族にオープンにして置く事が、けっこう重要です。
本書においてはいろいろな想定外の出来事を乗り越えた結果、家族のきづな
が強まりハッピーエンドという事になっていますが、現実はこのとうりには
行かないケースも多々あります。現代では人が快適に生きていく為には、ネ
ット活用スキルと金融知識の勉強およびその活用スキルが不可欠です。何歳
になっても私は苦手等と言っている場合ではありません。
自分ですべき勉強を怠り、他人にお任せでやってもらった結果が、想定外の
大損や投資詐欺にひっかかって、資産のほとんどを失くしてしまうなどは、
毎日のように報道されている現実です。金融の勉強を怠った結果騙されてホ
ームレスになる前に、この本をスタートとして勉強を始めてみては如何でし
ょうか。それでは又。
【相場師朗】 7step株式投資メソッド
紫垣デイトレード塾
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