今回は久々の投資本の書評です。私も知りませんでしたが、上野正明氏という
実業家でもある方の株式投資に関する書籍です。読んだ感想ですかなかなか手
堅く、一般の個人投資家の方々にとってもすごく参考になる内容かと思い、今
回取り上げた次第です。
うねりと言っても以前紹介した純粋な「うねり取り」ではなく、チャートの保
ち合いレンジでの規則正しくうねっているものを見つけ、そのレンジの底値付
近に来たものを買い、レンジの高値付近で売ると言う大変シンプルな手法です。
うねり取りで言うと、底値付近と思われるところから分割して買い下がり、目
標の高値付近で分割か一括で利確するという、買いの手法に特化したものと言
っても良いと思います。ただうねり取りと異なるところは上げ下げのうねりを
撮っていくものではなく、株価が保ち合いゾーンに入っているチャートを見つ
け、そのゾーンの底値に近付いている銘柄を買いで狙うというものです。
一口で言うと
@ 一定の幅で上下動を繰り返す銘柄を
A できるだけ底値付近で何回かに分けて買い
B 高値に近づいたら売る
を繰り返す、シンプルな投資術だそうです。
それ以外にも
・タイミング5割、技術3割、銘柄選びは2割だけ
・相場では技術磨く、銘柄を絞る、ゆっくり商いする
・タイミングには「うねり」と「循環」がある
・投資家としての基本の売買技術を身に着ける
・銘柄を絞り、得意な銘柄を作る
・勝つ感覚を繰り返し体に覚えさせる
・谷と山が交互に来る事を知る
・銘柄は必ず分割して買う
・リスク管理を徹底してやる
・未来は予測するものでなく、準備して待つ
これらについても丁寧な説明がなされており、まだ自分の売買手法が固まって
いない初心者の方や、中級者でも1回の負けでそれまでの利益を吹っ飛ばしてし
まうような方には、結構役立つ投資手法かと思います。株式投資にのめり込む
とどうしても、勉強すればするほど実力が付いてくるような錯覚に陥りがちで
すが、実際はいくら頭の中で理論武装しても上手くはなりません。寧ろ弊害の
ほうが多くなると思います。
「株式投資は技術だ」と言われるように、自分なりに構築したできるだけシン
プルな手法に沿って何度も実戦で売買を繰り返し、自分なりの売買技術の精度
を高めていくという事に尽きると思います。勿論リスク管理の注意点は山ほど
ありますが、注意点を一々意識しなくても正確に売買できるようになるまで、
退場させられる事無く、何度でもしつこく売買していく。
口で言うのは簡単ですが、できない方がほとんどです。それでは又。
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