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2019年05月08日
【テクニカル】エントリーの心構えとコツ
今回は初心者の方に多い、早すぎる・遅すぎるエントリーについて考えてみます。
適度なタイミングを見逃してしまう原因は何か?
心理面と技術面の両面から考察してみました。
心構えとコツ
早すぎるエントリーは、いわゆる「決め打ち」
ラインタッチの瞬間「えいっ」ってマウスをクリックしてしまうやつです。
まぁ、決まれば一番安いところで買えて、一番高いところで売れます。
ですが、失敗すれば即死です。
上位足のトレンドやレジサポを根拠にすれば、こういったトレードもできますが、相場の全体像が見えていない人がすると完全に掴まされて損をします。
反対に、遅すぎるエントリーは、念には念をいれすぎて、押し目買いをした途端にショートが攻めてきて引かされるやつ。
これは、観察バイアスのせいで、相対する目線に気づけてないことが多いです。
早すぎも遅すぎも、全体像の分析に慣れてくれば問題解決なわけで、私も買い手と売り手が攻守交替しそうなレートに目を付けて、そこでの値動きを見て入ります。
MTF分析はインジを使った機械的な手法と違い、相場を見る目を養う必要がありますが、一度マスターすれば一生使えるスキルだと思っています。
ただ、そう結論付けてしまうと「マルチタイムフレーム分析を鍛えるべき」の一言で終わってしまうので、そのレベルに至るまでのプロセスを円滑にするため、何を、そして、どこを意識すればいいのか考察します。
基準一つに対して二つの選択肢
私は大きな買い物をするとき、二つの選択肢に絞るようにしています。
一つではなく、二つなのは、現場で迷わない、しくじらない為です。
一つだと、現場でもっと良さそうな選択肢が示されると迷うからです。
選択肢を二つに絞り込んでおけば、どっちかを選ぶ、という決断や覚悟がすでにできているので、現場で迷うことがありませんし、購入後の納得度が高いです。
現場で即断でき、迷わないコツは「選択肢」を単純にすることです。
3つのエントリーポイント
テクニカルな内容に移りますが、私は波の反転を、次の3つのポイントで見ています。
@ 2番底でIN
このポイントは、それまでの流れに対して完全逆張りのファーストポイントですが、上位足押し目候補や節目などの強い根拠があり、かつ、高値Bまでの値幅があれば2番底インです。
仮に高値Bからの戻り売りに攻められても、逃げ幅があれば問題ありませんが、そうでなければ、瞬殺されます。
2番底は1番底より安値を切り上げることがあります。その場合、1番底のミニネック(同時線)で下げ止まることが多いです。
また、上位足サポートがとても強かったり(1番底の反発具合)、すでに、下降トレンドラインを上抜いていたりすると、2番底まで達することなく、1番底と高値Bの半値押しで上昇することもあります。
A キリサゲ抜けIN
いわゆる「守破離」のエントリーです。
抜けたあと軽くキリサゲラインを試してから上昇することが多いです。
デメリットとしては、波の途中乗りになるので、損切りが遠くなることですが(2番底の下)、短期足でみるとキリサゲをブレイクさせた安値があるので、その安値下で損切りすればいいでしょう。
ボリバンのバンドウォークをしていたり、レンジ内だったりすると、高値Cからの戻り売りが入らず青矢印のような動きなることが多く、ここでインしないと乗り遅れます。
ただ、波の転換部分となると、高値Cから底値を試しに戻り売りされるので、高値Cまでの限定ロング、本格的な買いは3番底からです。
サポート&レジスタンス突破という2つの壁をクリアしてるので、2番底でインして損切を大量生産、お金を大量消費してしまってる方はお試しください。
B 底値チャレンジ3番底
エリオット波動でいう上昇三波目、底値を試したことで、もうこれ以上売れない感が最高潮になります。
買い手がどんどん便乗してくる波なので、よくのびます。
気をつけたいのは、Wボトムなどのフォーメーションの大きさです。
1番底や2番底に対してもミニWボトムができますが、それまでの波のチャネルサイズに対し、あまりに小さなフォーメーションは認識されません。
およその目安として、波の長さに対して、フィボナッチ23.6%から38.2%辺りにネックラインができます。
これより小さなフォーメーションは、もうひとつ小さな波でみたWボトムなので注意です。
この話の前提として、マルチタイムフレーム分析ありきなので、カタチだけ覚えてエントリーしてもダメです。
ですが、少なくともこれを意識することで、どこまで待てばいいのかわかるので、キモいところで入るケースは減るでしょう。
押し目買い・戻り売り、レンジ逆張りにしても、トレードって、サーフィンのように狙った波に乗る競技です。
どこら辺で波が立ちそうか目安をつけておいて、その地点までパドリングして、あとはひたすら波が立つのを待つだけです。
まとめ
なかなか勝てないと、もがけばもがくほど、まるで蜘蛛の網にかかったように身動きがとれなくなります。
観察する基準が増えるにつれ検証は難しくなります。
基準を絞るほうが分析しやすくなるのは間違いありません。
現状で勝てない人が、さらに基準をふやしたり、裁量要素をふやせば、さらに勝てなくなり、悪循環に陥ります。
「自分は頭が悪い」
「相場は難しい」
このような暗示にかかって、気分も落ちこみ、まともな考えができません。
だから、迷ったときこそ、小学生でも理解できるくらい簡単に考え、観察する基準もひとつに絞ってみることをおすすめします。
そんなんで勝てるの?と、思うかもしれませんが、べつに勝てなくたっていいんです。
いままで気づけなかったことに、気づけるようになるほうが、勝つことより、1万倍大事です。
再現性のない勝ち負けを繰り返しても何の意味もありませんから。
何事においても、複雑さを整理して、単純化するのは、とても難しいです。
その世界の全容をよく理解する人でないとできません。
相場の全容をまだ理解できてない人にやれることではありません。
ところが大概、これをいきなり目指そうと知識欲が前面に出てきてしまいます。
私も、相場の原理やセオリーを無視して、インジケーターの組み合わせで必勝法をつくろうとやっきになったのを覚えています。
当然ですが徒労に終わりました…。
ただ、今でも相場を続けられているのは、自分の頭が悪いからではなく、
「難しいと決めつけてるだけで、そもそも、もっと簡単なんじゃないか」
「簡単に考える人のほうがうまくいんじゃないか」
そう考えを改めたからです。
学校の教育カリキュラムも、簡単なことから習って、徐々に難しいことを学んでいきます。
あいうえおから覚えて、次に、漢字を覚えます。
簡単な事から始めること。
人は前に進んでいる実感があるうちはやる気を失いません。
順調なうちはノリノリで元気です。
ところが行き詰っては中断ばかりしてると、気分が下がって、いつの日か挫折します。
まずは、勝つことではなく、前進してる感があれば、それでよしなんです。
今回の手法も簡単です。
単純作業だから、心と頭に余裕が生まれ、その余裕が観察眼のレベルを上げて、気づきの感度を上げます。
少し脱線しますが、難しく思わせておくほうが都合のいい人っていますよね。
保険会社なんてさいたるものです。
この間、生命保険にはいったとき、解約返戻金のあるタイプの保険を進められましたが断りました。
保険に入りながら貯金もできるようなことを言われましたが、
「貯金は貯金、保険は保険で考えるからいらない」といいました。
そのほうがシンプルだし保険料も格段に安かったからです
保険という商品を買うんですから、同じような保証なら、掛け捨てで安いほうがいいでしょう。
難しく考える人が損して、簡単に考える人が得する。
世の中、そういうことってたくさんあります。
難しいという前提に立たず、難しくないとしたら、どうだろうと考えてみてはどうでしょう。
たとえ本当に難解なことであっても、そうすべきではないでしょうか。
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2019年04月03日
【雑談】賢さとは
賢さという武器を持つ事で、人生を有利に生きることが出来ると思っています。
今回は、具体的に賢さの定義ってどうなのか?どうすればいいのか私なりの考えを記事にしました。
成功しやすい人は地頭が良い
地頭は学校教育では鍛えらるものではなく、学歴とは関係ない「経験値」で育つ脳力だと思っています。
人の持つ脳力のポテンシャルなど、よっぽどの天才でない限り大差はないはずです。
世の中の人は、ポテンシャルを引き出せる凡人と引き出せない凡人がいるだけです。
自分は頭が悪い、才能もない。
そういった思い込みから、ポテンシャルを引き上げるチャンスが来ても見逃してしまっているのではないでしょうか。
実際、賢い人を増やさない方が、ピラミッド社会には都合が良いという背景もあります。
賢い人で溢れると、ヒエラルキーが崩れかねないし、消費も冷え込むかもしれません。
話を戻しますが、高卒でも地頭の良い人がいるし、大卒でも地頭が悪い人がいます。
今の時代、大学入試なんて、結局、親の経済力次第ですから、地頭の良さとはあまり関係ありません。
何かスポーツに挑戦するなら、まず「基礎体力」を付けるために走り込みなどで体力作りをします。
これと同じくビジネスをするなら、「基礎脳力」が今までの人生で培われてきたかが重要です。
世の中は公平ですが「平等ではありません」
地頭の良い人が、地頭の悪人より裕福になるのは公平な事だし、そこで平等じゃないと不満を嘆いても何も変わりません。
過去に自信のない人も、そこを悔いても仕方ないので、まずは、今の自分に気づいて、受け入れ、今から変わればいいだけ。
何の役にも立たないアイデンティティとか、プライドなんて、捨ててしまいましょう。
自己否定するのではなく、自己受容がポイントです。
本質を見抜く
個人的な解釈ですが、シンプルに考えることが本質を見抜くポテンシャルを引き上げると思っています。
ですが、勘違いしてはいけないのが、シンプルは簡単ではないという事です。
シンプル化は最高レベルの問題解決法ですが、足す事よりも削る方がはるかに難しいです。
仕事でも増やすのは簡単ですが、業務効率化して同水準をキープするのは難しい事です。
相場では、環境認識力さえ身につけば、シンプルに見えてきますが、そこにたどり着くまでの目の養えがあったからイージーに見えるだけです。
地頭の良い人は、シンプルはイージーではないことにすでに気づいているか、どこかの段階で気づきます。
そして、気づけてしまえば驚くようなスピードで進化します。
「シンプルで簡単」なんて売り言葉の商材にも関心を持たなくなります。
ダメージを受けにくい
地頭のいい人は、ダメージを受けにくい。
同じ失敗を何度も繰り返さないので、何が起きてもネガポジ反転がスムーズです。
地頭の悪い人は、客観性に乏しく、同じ失敗を繰り返し、ダメージをまともに受けます。
その嫌な感情が増幅されて恐怖に変わります。
しかし、何度も失敗をすることは普通の事です。
かならず原因があるから結果が起こります。
まずは、ループしている事に気付き受け止め、その原因を冷静に見つめなおせばいいだけです。
私もインジケーターを何種類も組み合わせ、まったくうまくいかない時期がありました。
複数のインジを組合せて最適化するなんて手動じゃ大変だし、そもそも、目視で値動きを確認できる裁量トレードには必要ないんじゃないかということに気づけて、ループから抜け出せました。
もともと地頭の良い人に比べれば、失敗も多いに決まってます。
挫折ポイントもいくらでもあるので、諦めてしまう人が多いのでしょう。
同じ傷口を何度もパクッと開かれ、そこに塩を塗られるような経験を繰り返せば、学んでいるというより、いたぶられているような気分になります。
挑戦に失敗や挫折はつきものといいますが、もともと地頭の良い人と、そうでない人とではストレスが違います。
推定力が高い
「推定」とは、現状知り得た情報・傾向を元に、知り得ない事象を決めることだそうです。
東京都内のマンホールの枚数は?
地頭の良さを測る目的でグーグル社の面接問題でも出されます。
「値動きはランダムだから、予想しても意味がない」
こうおっしゃる方がたまにいますが、それではグーグルには入れません。
わからないながらも、答えに近づく努力が求められるわけです。
興味のある方は地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
なんて本も出てるので参考にしてみてください。
現状知り得た情報・傾向を元に決めます。絶対正解はないし、なくて当然です。
地頭の良い人は、情報を行動の「素材」としますが、そうでない人は、情報に「正解」を求めます。
知り得た素材(情報)からパターンを見つける人と、正解を求めるだけの人とでは、未来が違って当然ではないでしょうか。
わからないことをすぐに人に聞く。検索で答えを見つけようとする。
地頭の良い人は、人に聞く前に質問事項を整理しますし、検索するのは答えではなく、答えは自分の頭で導こうとします。
私は、トレードはインジケーターの組合せが手法であって、それを見つけた人が勝てると思い込んでました。
最初に通ったFX塾の先生に、そう言われてきたからです。
でも、その仮説が間違っていたら、そこから先、何をしても成果が得られません。
そこで、逆に、インジケーターに頼ってる人は勝てないという仮説を立てました。
プロはインジケーターに頼ってないんじゃないか、ということに気づいたきっかけは、ある番組で、もとフロアトレーダーが、値段が表示されたフラッシュボードだけでトレードするのを見たときです。
米雇用統計などの重要指標時も、フロアで、強い!とか弱い!とか、その声の強さで判断して売ったり買ったりするのをみて、滅茶苦茶、アナログじゃんと思いました。
プロでも、そんな感じなのに、なんか難しく考えすぎていることに気づきました。
よく勝ち組2割、負け組8割といいますが、インジを使うのが当たり前だと思ってる8割の人たちを後目に、2割の人たちがインジに頼らずに勝っているのではないか、そう考えるようになりました。
そこから、プライスアクション(値動き)のみにフォーカスするようになりました。
当時、プライスアクションについて書かれた書籍は海外のものがほとんどだったので、わかりずらい翻訳本を買ったり、原本をネットで購入して翻訳して読んだりしました。
たとえば押し目買いを検証するなら、どのような条件が存在するかを考え、入力因子を絞りこむと、出力される情報は検証しやすくなります。
つまり、結果を評価しやすくなります。
インジケーターを捨てると、入力因子は値段と時間のふたつだけになります。
インジケーターの組合せの評価だと、どうしても自分に都合のいい数値を当てはめて最適化してしまいますが、値段と時間だけなら、そういう間違いも軽減されます。
移動平均ひとつとっても3種類あってピリオドは無限、そこに別のインジを組み合わせるだけで、仮置きする数値も一気に増えます。
だから、どこかの誰かが、成功した数値の組合せを、教えてもらいたくなる気持ちもわかります。
ファンダメンタル因子も捨てました。
そういったものもチャートに反映されているので、チャートから得られる情報だけにしました。
余裕が出てからファンダ因子を考慮すればいい、そう思いました。
いまでも、重要指標時刻は注意しますが、予想はしません。
なぜなら予想通りに動かないことも多いので、予想しても迷うだけと考えているからです。
インジを使わない、ファンダを見ない、そのせいでチャンスを逃したり、負けることがあっても、その代わりに得られる「心のゆとり」には変えられません。
自然は真空を嫌うので、どのみち、スキマは何かで埋められます。
雑多な考えやノイズで埋められれば、悩みや迷い、恐れが生じるだけですが、見るべきものを決めてしまえば、洞察や直感で埋めることができます。
日本の美は「余白」になるといいますが、本質を表現するに不必要なものを削り取れば、そこには余白の美が生まれます。
余白は必要なスペースで、何かを感じるのに、とても大事な空間なんだと思います。
まとめ
では、どうすれば賢くなれるのか。
人生には、頭を使わない経験と、頭を使う経験があります。
頭を使わない経験をどれだけしても、ただ記憶として残るだけです。
頭を使わない経験とは、モンスターを避け、街中の人に話を聞いているだけのRPG、ちっとも前に進みません。
失敗すれば嫌な記憶だけ残って、観念となって、その後の人生にブレーキをかけます。
頭を使う経験は『経験値』になり、ものごとに含まれた法則を見つけるのに役立ちます。
経験ではなく、経験値を積むことを意図的に行わないと、いつまでたっても賢くなれません。
小学・中学生時代、私はクラスで一番頭が悪い子で、おまけにスポーツもダメで、取柄がひとつもない子でした。
中学までの私は、学校の成績は、覚えなくてもいい図画工作だけが抜群に得意で、あとの教科は悲惨なものでした。
今は昔よりは賢くなれたので、今後、何か新しいことを始めても、応用するだけです。
これは独立してからかなり鍛えられました。
頭の悪い事=事業の失敗に直結しますから、正直、サラリーマン時代とは比べ物にならないほど頭を使いました。
本屋の店頭に「雇用されない生き方」とか「好きなことで生きていく」とか「ボエミアンに生きる」とか、そういう類の表紙をみるたびに思います。
この人たち、みんな賢いんだろうな〜、でも、それってどこにも書いてないよな〜
雇用されずに生きるには、何でも自分で解決できるインテリジェンスが求められます。
正直、賢くならないと自由に生きるのは難しいです。その努力にに目を背けて、方法論だけ求めるから、いろんな意味でカモにされるわけです。
賢くなれば、人や情報に依存しなくなります。
では、先ほどの「経験値」を積んで賢くなるには、どうすればいいでしょう。
それは、『作業』をひとつに絞ることです。
今、作業といったのは、具体的に何をするのかを明確にすべきだからです。
成果が出ないのは、やることを作業レベルまで落とし込まず、中途半端な情報収集に時間を浪費しているからです。
いくら賢い人でも、いくつもの作業を同時にこなしているわけではありません。それをすると集中力が確実に落ちるからです。
ひとつの作業に集中することで短期間で評価し、次の作業にさっさと取り掛かっているだけです。
トランプ52枚中A(エース)は4枚です。
賢い人はA以外を捨てる作業をさっさとやります。
賢くない人は、Aを探してしまいます。「A」が出ないたびに、イチイチ凹みます。
賢い人は、ひとつの作業が具体的かつ速いだけです。
何から手を付ければいいかわからない、優先順位がつけられない人が多いです。
水平線を使ってみたり、移動平均線を使ったり、これでは、何を中心に作業すればいいのかわかりません。
興味があるなりゃ、全部やりゃいいんです。
ただし、ひとつづつです。
水平線を使う人もいれば、移動平均線を使う人もいます。
どれが正解なんてないので、どこから手をつけたって構入ません。
作業をひとつに絞りこみ、短期間で一気に検証することです。
私のいくつかの勝ちパターンは「負けトレード」から着想しています。
たとえば、浅い押し目買いが負けやすい経験値が、「押し目が崩れる」という事象に含まれる法則性に気づかせてくれました。
好きこそものの上手なれ、芸は身を助ける、なんていいますが、自分の好きなことをつきつめるって、地頭を鍛える、体を鍛える、そのどちらか、あるいは、両方とつながっているんだと思います。
何事も、そういう些細な事がきっかけになって道が開かれるのだと思います。
誰かに魚を獲ってもらうんじゃなくて、自分で魚を獲れるようになる。
そのためには、賢くなるしかありません。どこかで「負け癖」にケリをつけるしかありません。
別にトレードじゃなくたって構いません、つきつめるものに含まれた楽しさに気づいて、それが、自分自身のポテンシャルを引き上げるきっかけになれば、それでいいいわけですから。
FX会社ランキング
2019年03月12日
【FX雑談】劣等感を感じなくなるテクニック
失敗は成功の基と言われる反面、失敗を繰り返すことで自己否定をしだし、心を壊してしまう事もあります。
今回は、敗北感や挫折感を感じにくくなるように、私が心がけていることも含めてお伝えしていきます。
リアリティの強い方へ人は進む
人は出来事そのものじゃなくて、過去の記憶に基づく「観念」に心が反応するようにできています。
一つの出来事について、ネガティブな観念を持っている人であれば、リスクを回避しようというふうに心が動きますし、同じ出来事についても、ポジティブな観念を持っていれば、チャレンジという行動を以て反応するわけです。
例えば、湯気を出している熱いやかんに直接手で触れないのは、火傷するリスクがあるからですが、まだ記憶の作られていない赤ちゃんはリスクを回避できません。
子供の頃、犬に噛まれた記憶のある知人は「犬は人を噛む」という観念がつくられていたので、数キロしかない室内犬に吠えられるだけで逃げまどいます。
このように、記憶からつくられる観念は、人それぞれ違うので、リアクションが変わります。
犬は友達という観念にも個人差があり、私の知人のように「犬は敵」という観念を持つ人もいます。
人間の脳は「事実」ではなくて「リアリティ」を現実として受け止めてしまうので、犬を可愛いと思う人と、犬が怖いと思う人がいるわけです。
人生はリアリティの強い方に進みます。
なぜなら、事実はともかく、リアリティを基準に人は選択をして行動するからです。
そして、そのリアリティというものが、過去の記憶から作られた観念だとしたら、相場は敵という観念ではなくて、相場は友達という観念に上書きすれば、リアリティも敵ではなくて友達に向かっていく事になります。
逆境を言い換えればボスキャラ
ストレスは一般的には「心の受け止め方」というものを指します。
しかし、ストレスの正体っていうのは単なる刺激であって善も悪もありません。
ですが、ここでは話を分かりやすくするために、コレステロール等と同じように、善玉と悪玉で分けて考えてみたいと思います。
仮に、善玉を「わくわくストレス」悪玉を「しくしくストレス」とすると、何かに挑戦するときのわくわくストレスは自己成長を促し、しくしくストレスは心をむしばみます。
若いころの引きこもりはともかく、高齢者はやることがなくなったりとか、話し相手がいないと急速に衰えます。
高齢者の引きこもりは確実に認知症を招き、厄介なことに、生きる気力と寿命は必ずしも比例しません。
医療技術が進歩した今は、人生100年時代といわれますが、そうなると、50才過ぎても、まだあと50年残っているので、適度に新たなことに挑戦し続け、わくわくストレスを持ち続けたいものです。
ストレスも、善玉ばかりというわけにはいかないので、時々は、しくしくなるようなストレスを受けることもあります。
私は逆境の時「次のステージに進む時がきた」と考えるようにしてます。
RPGでも、ダンジョンの最後に出てくるボスキャラを倒さないと次のステージに進むことができません。
過去の記憶がつくる悲惨な逆境の観念を、ボスキャラへの挑戦という観念に変換して、しくしくストレスから、わくわくストレスへシフトさせるわけです。
実際、人生って螺旋階段のようになっていて、去年と同じ環境にいても、大人の階段を登っていて、全く別の意味を見い出せることがあります。
生きていれば誰にでも、病気や仕事を通じて一度や二度の逆境は訪れますが、人生、そう簡単に終わりません。
辛ければ環境を変えて人間関係を変えて、自分をイチからやり直すのも良いですが、環境を変えても、自分が変わってないと、また同じような目に遭います。
それはきっと「ホントに次のステージに進むつもりがあるんか」という試しです。
環境を変えても、自分にケリをつけないと、ダンジョンは攻略できません。
生産者はリスクを取り、消費者はリスクを避ける
世の中には、打たれ強いというより、リスクに鈍感な人がいて、これはこれで命の危険があります。
人にとって最悪のリスクは「死」です。
生命の危機に比べればお金のリスクなんて、たいした問題じゃありません。
損切りしても心臓は止まりませんし、家族、仕事、大事なものは何一つ失いません。
最悪ココまでならOK
という境界線を引いてしまえば、それ以上悪いことは起こりません。
トレードや投資なら、月間〇〇円まで、年間〇〇円までと金額を決めてしまうだけです。
トレードという仕事は、家賃もタダ、光熱費もタダ、人件費もタダ、パソコンひとつあればスタートできます。
FXは危険という人がいますが、それは、雇われる働き方しかしたことのない人の発想ではないでしょうか。
トレードは一般の商売に比べたら、無いに等しいようなリスクで始められ、そのリスクすら完全にコントロールでき、不可抗力が起こりにくい仕事です。
売上を出さなきゃ、家賃や人件費でみるみるお金が減り続ける恐怖体験に比べたら遥かに気楽で社員への責任もなく自己責任だけでやれます。
トレードは「資金管理」が肝心といいますが、本当にその通りです。
こういう土台部分を軽く見て、儲かりそうな手法探しばかりするから足元をすくわれるわけです。
資金管理
これはトレードのノウハウでも何でもなく商売の基本で、期待と勢いだけで商売を始めれば、あっという間に資金が枯渇して終わりです。
資金管理するつもりがないなら、商売に手を出すべきじゃないし、会社員として働き、消費者として生きるほうがリスクを取らずに済みます。
消費者側で終わるのは嫌で、生産者側になりたいなら、生産するためのリスクをとらないとダメです。
できれば、リスクをコントロールしやすい業種の方がベターでしょう。
リスクは何もお金だけではありません。時間という隠れリスクがあります。
お金でリスクをとれば、良くも悪くもすぐに結果が出ますが、時間でリスクをとると結果が出るまで数年かかることもあります。
時間とお金のどっちが大事かは、私は、人生が時間である以上、時間だと思ってます。
金銭的にノーリスクで始められるビジネスは、成果が出るのに意外に時間がかかる落とし穴に注意です。
金銭リスク、時間リスク、どちらを取るにしても、大切なことがあります。
それは、
失敗しても大丈夫な環境を整えてから挑戦する事です。
これを失っても大丈夫、生きられるという環境なら、勇気を出して挑戦し続けることができます。
失敗を武器とする
「損する」の意味は、少なくなる、減る。
トレードに負けるとお金が減りますが、その代わりに増えるものがあれば実質的に損しません。
お金より価値のあるもの、
それは「経験」です。
「若い時の苦労は買ってでもしろ」といいますが、実際に痛い思いをすると気づくことも多いものです。
経験の質も大事
失敗経験を人に説明できるレベルになれば、読書の7倍の学習効果があるらしいです。
一冊の本を1500円とすれば、7倍して、1回の失敗経験から得られる金銭的価値は10,500円分です。
大げさでもなんでもなく、1万円の教材を購入するより、1回の『失敗の価値を最大化』できるよう努めるほうが、遥かに学びが大きいでしょう。
失敗の価値を高めようと意識するだけでも、見え方が変わってくるはずです。
さらに、失敗経験は未来への投資、そこから利益を生むことを考えれば、失敗経験は一石二鳥、失敗すればするほど賢くなれるわけです。
「失敗は成功の母」とか「エジソンの失敗1万回」とかよく言われるのは、それくらい失敗を繰り返し挫折してしまう人が多いからではないでしょうか。
そこでひとつ仮説を立てます。
生きていれば誰でも失敗も成功もしますが、エジソンのように、失敗を繰り返してもあきらめず、それを活かせる人は少ない。
もし、そうなら、失敗を活かすスキルを手に入れれば、他の人より圧倒的に有利になるのではないでしょうか。
社会には参入障壁という壁があって、基本的に壁が高いほど高収入で法律にも守られます。
わかりやすいのは医師免許でしょう。
医師免許の壁を越えるのは大変ですが、失敗を武器化するスキルを獲得する方法は地味で簡単です。
それは、記録すること
失敗経験や、そのときの感情を記録し続けます。
そういう記録の習慣が、それをしなかった人に比べ圧倒的な差をつくります。
私は人の成功法則(こう考え、こう動いたらうまくいった)をあまり信用しません。
そもそも、その人のことを良く知りませんし、生まれ、育ち、環境が自分とは全く違う人の言う通りにして、その人と同じようになれるなんて全く思えないからです。
おそらく成功した本人すら、成功した本当の理由なんてわかりません。
いろいろな条件が重なって偶然うまくいったというのが正直な答えで、出版依頼が来てから考えた成功法則は後付けでしょう。
勿論、努力や行動力は本物ですが、成功は偶然の産物と思ってます。
その反面、失敗は必然で必ず理由があります。
記録し続ければ「こういうときに失敗する」というパターンが特定され、いざその場面になればリスク回避できるようになります。
そうやって、失敗経験を成功につなげられることが「観念」として根付いてしまえば、恐れずに挑戦できるようになります。
たったそれだけのことなんです。
まとめ
人生で最も貴重なものは時間。
命とは時間の事です。
他人の時間を買うことはできても、自分の時間を買うことはできません。
もし自分の時間が売ってれば、1時間いくらでしょう。
少なくとも時給の1.000円やそこらじゃ買えそうにありませんね。
私も20代前半は勤め先の会社に時間を注ぎ、働いて帰っては寝るの繰り返しでした。
自分に何ができるか、何が得意かなんてわからなかったので、差し当たって、そうするしかなかったからです。
今気づいたことは、時間を売る「だけ」なんて、最後の手段としてとっておけばいいということです。
今サラリーマンとして勤めている人も、仕事だけ頑張るのもカッコよく見えるかもしれませんが、好きな事、得意な事を見つけるのに時間を割いてもいいと思います。
今、私が学生時代に戻れたら、どんどんチャレンジして、好きなこと、得意なことを見つけると思います。
会社に働きに行くにしても勉強のためと割り切るでしょう。
自分の時間を売らない仕事のひとつがトレードです。
前述したように、トレードは一般的なビジネスに比べても、リスクを完全にコントロールできます。
個人的な責任だけとればいいです。
最悪、失うものはお金だけで、スペースも人手も要りませんし、結果がでるのが早いのもいいです。
トレードは、ビジネスとして真面目に取り組めば、奥が深く研究しがいのあることに気づきました。
トレードのすべてが自分に向いてるわけじゃなくても、物事を探求するのは好きだし、手法の開発など、クリエイティブなことは向いてます。
わざわざ苦手なことを克復しなくても、得意なところを活性化させて生きていけばいいのです。
好きこそモノの上手なれといいますが、自分が好きだと思えないことを仕事にしてもうまくいきません。
仮に、全部が好きでなくても、好きなところを見つけ、そこに、自分の得意なゾーンをつくらないとうまくいかないし、お金にもなりません。
お金そのものが大好きで、お金を追いかけるのが好き!
こういう資質を持っていればトレーダー向きと思いますが、トレードを始める人って、そういう人ばかりじゃないです。
全部をまるっと好きではないけど、こういうところは好き、そういうことってあります。
好きなところが沢山あるということは、やがて得意になれる要素も沢山あるということです。
FX会社ランキング
2019年02月12日
【FX雑談】足踏み状態から抜け出す2つの思考
2019年の初投稿は昨年同様に足踏み状態の現状から今年こそは抜け出したいと願う方向けに自分なりの思考を記事にします。
トータルという思考を持つ。一喜一憂しない。
摂取したカロリーと消費したカロリーの差分が、そのまま体脂肪などに反映させるように、トレードでは、勝ちpipsと負けpipsの差分が損益になります。(枚数が一定の場合)
長期投資の場合、年利5%を目標の利回りとすれば、月単位がマイナスであっても、最終的に1年後105万になっていれば目標利回りを達成したことになります。
このようにトータルで考える事が大切です。
ですが、FXのような短期投資、いわゆる投機においては1回の勝敗に一喜一憂してしまいます。
こうなるのは、感情面がたぶん影響していますが、ちゃんと冷静になり考えてみれば、不確実性の高いFX(相場)という土俵ではミスマッチな発想だとわかるはずです。
いくら短期投資といっても、この不確実性な相場の世界においては、ある程度の期間を見て評価する事が望ましいでしょう。
外食チェーンやコンビニチェーンの良さは、そのスケールメリットを活かせるところです。
一匹狼の居酒屋は、なにがなんでも黒字を出さなければいけません。
それに対し、チェーン店は赤字店があっても、そのマイナス分を、黒字店で吸収できるのでチェーン本部は安泰です。
これは分散投資の考え方に似ています。
正しいポートフォリオを組めば、たとえ損失が出ても利益で相殺できます。
トータル思考の良いところは、複数の作業を、一つの括りで見れるところで、プロジェクトがその例です。
これがプロジェクトであると意識すれば、部分的な事や一時的な事で一喜一憂しにくくなります。
例えば、一週間で利益を出すとすれば、火曜日がマイナスになっても、ほかの曜日でカバーすればいいです。
一週間のプロジェクトやポートフォリオという感じです。
それに、損切りのストレスなどは、一晩寝れば翌日には忘れていることが大半です。
もし、一晩では忘れられない人は、自分の損切りルールを守れずに、大損した人です。
相場においては熱くなったら負けで、一晩寝れば忘れれる些細なストレスで熱くなると、更に損害を増やしかねません。
その瞬間の一喜一憂でポジポジ病を抱えているようでは、同じ損失の繰り返しとなるでしょう。
短期トレードと言えども、その瞬間ではなく、期間にフォーカスすべきです。
長期トレードであれば、一年後にならなければ結果が出ないので元々その心構えができますが、短期となるとすぐに儲けたい、損失を取り返したいという思考になりがちです。
初心者の短期トレーダーは、目の前の快楽を求め、刹那的になりますが、これを繰り返しているうちは、うまくいきません。
ワンセット思考
丁寧の対義語はガサツ、雑で荒っぽいさま。
そんなガサツトレードの一例でポジポジ病があります。
目安となるレートが来たら、プライスアクションを待ってポジションを持つ。
トレードはこれを黙々と続けるだけの作業です。
その時、少しヒゲで抜けようが、あまり神経質にならないのがコツですが、同じようなレート・時間帯で何回もエントリーし、小さな損切りを積み重ね、結果狙っていた方向に動いたのに乗り遅れる。
シナリオの段階でエントリー、イグジットまでを一連のワンセットで考える。
ポジポジ病の方にはこの思考がまだできていません。
たとえば、押し目買い場面で、浅い押し目(フィボナッチ38.2%)が崩れ、半値付近(フィボナッチ50%〜61.8%)まで下がってから、買われ始めることってよくあります。
浅い押し目が崩れたからといって、”押し目買い”そのものが失敗したわけではなく、”押し目の舞い”の途中です。
ひとつの流れのなかにあるという意識があれば、浅い押し目が一旦崩れても、動揺してる場合じゃありません。
一度損切りして下で買い直すなり、下でナンピンするなり、それを見越して、最初から分割エントリーするなり、方法はいくつかあります。
いつ、どこで、どうなったら、どうするかを決めておき、それ以外の余計な動きをしない、そうすれば、自然と丁寧なトレードができます。
週間でトータルプラスを目指す。
損益に関しては、トータルで考え、ポジションを持つ際は、ワンセットで考える。
この二つの思考を用いて、週間トータルプラスを目指すのには2つの指針があります。
1.正しく負ける
2.利を伸ばす
人それぞれレベルが違うのを前提に考えてください。
今のレベルでベストを尽くせれば100点。
今できること、わかることをして、他人と比べるのはやめて、先週・先月の自分と比べるようにすると良いと思います。
具体的に...
1.負けトレードにも価値を付ける
安心を求めすぎると、そこに、恐れ、自己否定、不安が芽生えます。
だから、たとえ負けても、お金が減ること以外のマイナス感情を持ったり、それを増幅させない工夫をします。
ちなみに、損切りしたお金のストレスは、一晩寝れば忘れます。
一番の問題は、自信を失くし自己否定感を次の日も引きづることです。
夢や理想、周囲の人と比べたときの不足感を、一生ひきづりながら生きる人もいるくらいなので、要注意ですね。
人生なんて解釈次第だと私は思っています。
だから、力技ではない方法で、いかに、負けトレードをプラスに解釈するかがポイントです。
そもそも負けってなんでしょう?何に負けたのでしょう?お金が減ると負けなのでしょうか?
お金なら、電車に乗っても、電話をかけても、電気を使っても減ります。
負けてストレスを感じるのは、そこにお金を使った値打ちを感じないからではないでしょうか。逆に、得るものがあれば、ストレスは感じません。
では、負けトレードに価値を感じるには、どうすればいいでしょう。
英会話教室に通って英語が話せるようになるのと、負けトレードに学んで、トレードが上手になるのは本質的に全く同じです。
だから、損したのではなく、学んで得したと思えるだけの何かが残ればいいわけです。
世の中には、「高い授業料を払った」といって、ただのミスを学びにすり替えることがありますが、やはり、本物の学びでなければ、負け惜しみです。
負けトレードを本物の学びとして受取るため、まず、良い負けと悪い負けに分けます。
良い負け(勝ち)は、シナリオ通りに負けた(勝った)
悪い負け(勝ち)は、シナリオにないことをして負けた(勝った)
シナリオとは、どういう動きを狙うかを入念に準備して、エントリーからイグジットまでをワンセットで行うこと。
チャートがうまく読めないうちは、シナリオ通りにいかずに負けますが、それは、正しい負けです。
レベルが上がってくれば、負けるのは、相場の不確実性によるものと納得できるようになります。
悪い負けは、そもそもシナリオがない、あるいはシナリオがあっても、それを無視して情動的になって負けることです。
そのとき、どんな感情から、どんな行動をしてしまったのか、自己分析して記録してください。
トレーダーは皆「これを続けてさえいれば利益が残る」という安堵感が欲しいわけです。
ただ、この境地には、一貫性のないことを続けていたら一生至りません。
初心者の方は、あれこれ手を出さずに、自分の勝ちパターンがあればそれを、無ければ、トレードの基本である、上位足方向への、”押し目買い・戻り売り”だけをやってみてください。
2.一回で20pipsオーバーの成功体験を多く積む
おそらく、世界中の人がポジションを持ちたがるところは一緒です。
インジや手法は無数にありますが、相場は、トレーダーの心理エネルギーひとつの原理で動きます。
エネルギーが収束する場面では、小さなロウソク足しか出ないので、小さく狙う。
エネルギーが拡散する場面では、大きなロウソク足がでるので、大きく狙う。
そして、大きく延びるところは、大きな時間足トレーダーが参加するところです。
三角持ち合い上辺まで届かずに、黄高値を切り下げ、緑レンジを赤〇で下にブレイクしてから一気にE値まで200pips下落しました。
緑ボックス下限は、4時間足など上位足トレーダーが注目していただろうレートです。
たとえば、4時間足トレーダーが押し目買い・戻り売りしたがるポイントは、そもそも、狙っている波のサイズが大きいので、大きな利益が期待でき、大きな節目のブレイクも同様の理由で延びます。
そういう、大きなチャンスは、毎日必ず起こるわけではありませんが、大きな時間足トレーダーが何を待っているかに着目できれば、一緒に狙うことができますが、5分足ばかり見ていては、そういうことに気づきません。
ワントレードで20pipsオーバーの成功体験を多く積むと、心に余裕がでてきて、10pipsの損切りなど躊躇なくできるようになります。
今を変える
心理学的に目標達成に近くなるほど、達成したい欲求が強くなることが立証されているそうです。
ラストスパートがこれにあたります。
個人は、企業とは違い、1年後の目標など立てても遠すぎて意味がありません。
ましてや、トレーダーで成功する!なんてのは、夢であって目標とはいえません。
もっと、成長を実感できる、やり方に変えるべきです。
昨年は、一進一退だったと感じるなら、考え方を変え、行動を変えないと、今年も一進一退になります。
人は、小さな成功体験を積み重ね、自己肯定感を高めていかないと、モチベーションが下がってしまいます。
だから、常にラストスパート効果が得られるよう、ゴールをなるべく近くに置きます。
今回、一週間という期間を提案しましたが、一週間程度であれば、行動がチェックでき、一週間前の自分と比べて、進捗を実感しやすいからです。
トレードには心理面が強く影響します。
良い側面を無視して、悪い側面ばかり見て、悲観的になって自己否定、さらには、ダメな自分という自分像をつくりあげてしまうと、人生そのものにまで悪影響を与えしまいます。
同じチャートをみて、勝てる人と、勝てない人がいるのは解釈と認知の違いだけです。
チャートの解釈は経験やスキルの問題ですが、認知の歪みは心の問題です。
厄介なのは、認知の歪みと相場の解釈が連動していることです。
そこまで悲観しなくていいのに、もの凄く悲観したり、そこまで恐れなくていいのに、恐れてしまうから、それが、相場の解釈にまで影響してしまうのです。
初心者の方は、チャートを見ていても見えていない領域の方が大きいです。
だから、できなくて当たり前、間違って当り前、最初は皆そうなります。
自分の知能や人間性のせいではありません。
今年もこのブログを通じて、不安や恐怖をやわらげ、自己肯定を高めるお手伝いが出来たらと思っています。
自己肯定感が強まると、そういう自分像を維持するために、己に厳しくなれるはずです。
雑談
YOLO(ヨーロー)
これはは英語のスラングで、You Only Live Once(人生は一度きり)の略。
人生は一度きりの意味です。
今という瞬間は、人生に一回しかありません。
今を大切にしないと、長い人生も大切にできない人になってしまいます。
今という一瞬で、何かできるかといえば、何もできませんが、その一瞬、意識を変えることで、次の一瞬が変わります。
その一瞬のわずかな変化が、数か月先、数年先に大きな変化をもたらします。
どんな偉業も、今、という瞬間を変えることから始まります。
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2018年09月06日
【テクニカル】レンジ相場で稼ぐ思考
初心者が負けやすいレンジ相場。
これはレンジ相場だから負けるのではなく、事前にレンジを想定できず、後からレンジになる事からです。
レンジ相場になる原因・前触れ
チャートは簡単なチャートと難しいチャートがあって、後から見たら難しいチャートでエントリーしていたと気付くことあると思います。
簡単なチャートのところだけやっていれば、初心者でも簡単に利益を出しやすいです。
しかし、チャートが動いている最中に簡単か難しいかを判断する事は初心者には難しいところです。
それまでのトレンドが崩れて完全にレンジになったと判断できるのはある程度チャートが形成されてからです。
しかし、レンジになりそうな局面を前もって想定する事は不可能ではありません。
「そろそろレンジになるかもしれない」という意識でトレードするとノープランでのトレードよりも大きく結果が変わってきます。
今回の記事は、レンジが始まる前触れとして相場がどういう動きをするのか、何が原因でレンジが起こるのか、レンジ内ではどう考えてトレードすればいいのかについて解説します。
レンジの定義・前触れ
レンジ:範囲という意味で、上限と下限が決まっている状態の事
単純に考えると為替相場そのものが、史上最安値と史上最高値の範囲のレンジとも言えます。
相場は大きく分けて、レンジ相場とトレンド相場があります。
レンジ相場はトレンド相場でない相場の事を指します。
トレンド相場
上昇トレンドが出ている状態では、高値と安値を切り上げていきます。
この状態が続いている限りトレンド相場と判断します。
下降トレンドはこの逆で高値と安値を切り下げます。
レンジ相場
上昇トレンドがレンジに移行する最も早い前触れとして、ポイントCのように高値を切上げなくなります。
このとき「レンジになるかも」という可能性を疑う必要があります。
あくまで可能性なので、 少し押してから高値Aを更新することもありますが、早くからレンジを意識し始めることが大切です。
ポイントCで高値を更新できず、今度は安値Bの位置まで落ちてきて安値更新せずにポイントDで反転しました。
高値Aを更新できず、安値Bを更新できないと、さらにAB間のレンジの可能性が濃厚になります。
CDの波を形成したあとは、安値Bと高値Aとの間でカチカチすることになるので、安値Bからロング、高値Aからショートできますが、特に遮るものがなければ、相場の流れに沿った方向へのエントリーが無難です。
上昇トレンド中であれば、安値Bや安値Dからロングをしておけば、仮にBとDのダブルボトムになって高値Aを抜けていくケースや、高値Aでのレジスタンスが強くてレンジをつくるケース、両方に対応できます。
AB間のレンジに移行した場合、高値Aをブレイクすれば上昇トレンド継続、安値Bをブレイクすれば上昇トレンドが崩れたことになります。
上図は安値を切り上げているレンジです。
考え方としてはAB間の親レンジの中に、CD間の子レンジが入れ子になった状態です。
レンジ内でエネルギーが溜まっているので、下降トレンド中なら切上げライン抜けでエントリーできますが、理屈でいえば安値Dで子レンジをブレイク後、安値Bで親レンジをブレイクをしないと下落しません。
逆に上昇トレンド中なら、切上げラインをブレイクしたとしても、安値Bを崩すまでは様子見するのがいいでしょう。
切上げライン抜けでショートするなら「まだAB間のレンジの中」という意識でエントリーするべきです。
そういう警戒心があれば、おかしな動きを始めたときに、いち早く察知して逃げきることができます。
CDの波を形成したあとは、切上げラインと高値Aとの間でカチカチすることになるので、切上げラインからロング、高値Aからショートできますが、特に遮るものがなければ、相場の流れに沿った方向へのエントリーが無難です。
上図は安値を切り下げているレンジです。
考え方としてはAB間の親レンジの中に、CD間の子レンジが入れ子になった状態です。
レンジ内でエネルギー が溜まっているので、上昇トレンド中なら切下げライン抜けでエントリーできますが、理屈でいえば高値Cで子レンジをブレイク後、高値Aで親レンジをブレ イクをしないと上昇しません。
逆に下降トレンド中なら、切下げラインをブレイクしたとしても高値Aを崩すまでは様子見するのがいいでしょう。
これも、切下げライン抜けでショートするなら「まだAB間のレンジの中」という意識でエントリーするべきです。
CDの波を形成したあとは、切下げラインと安値Bとの間でカチカチすることになるので、切下げラインからショート、安値Bからロングできますが、特に遮るものがなければ、相場の流れに沿った方向へのエントリーが無難です。
上図は高値と安値を更新せずに、値幅が徐々に狭くなるパターンです。
AB間の親レンジの中にCD間の子レンジが入れ子になり、さらに孫レンジが…というパターンです。
上昇中なら切下げライン、下降中なら切上げライン抜けでエントリーできますが、「まだAB間のレンジの中」という意識は必要です。
CDの波を形成したあとは、切上げラインと切下げラインとの間でカチカチすることになるので、切下げラインからショート、切上げラインからロングできますが、特に遮るものがなければ、相場の流れに沿った方向へのエントリーが無難です。
レンジ相場になる原因
異なった時間足の売りと買いが攻防するゾーンはレンジになります。
短期足がレンジになるということは、それより上位足の押し目買い、戻り売りポイントであることが多いです。
そこで事前に上位足の押し目買い、戻り売り候補にラインを引いておけば、そのレートになったときに慌てずに対応できます。
上位足の反転には、ある程度の時間が必要なので、その部分が短期足ではダブルボトム(トップ)やヘッドアンドショルダーのような天底チャートパターンを含んだレンジつくります。
短期足だけ見て、上位足の分析ができてないと、いつレンジになるのか、さっぱりわかりません。
レンジだったことに後からしか気付けないでムダなトレードを重ねる原因は、こういった基本的な分析不足にあります。
基本的に相場は値段という縦軸で反発して動きますが、動き出しのタイミングは時間という横軸の要素が関わっています。
なので、今のトレンドの主役となっている時間足が切り替わる時刻にならないと本格的には動き出さず、その間はレンジ相場になることがよくあります。
この動き出しのタイミングを測るのによく使われるのが、機能していると判断できる移動平均線やトレンドラインですが、そういったものを使ってレンジ・ブレイクしそうな時刻を推測することができます。
レンジとは波のサイズが一時的に小さくなった相場
レンジ相場のトレード方法としてよく紹介されているのが「上限からショート、下限からロング」です。
これはレンジ・トレードの基本ですし、レンジの上限、下限がはっきりしているなら私もそうしますが、実際には上限、下限でラインが引けない、あやふやなレンジも多いわけです。
私は、レンジ相場になるということは波のサイズが今までよりも小さくなっただけで、また、もとの大きさに戻るまで(レンジ・ブレイク)は、小さい波なりにトレードするという考え方をしています。
どんなに小さな波になろうが、それぞれの波には高値と安値ができるので、そこを意識してトレードしています。
たとえ1分足といえども、その中にはティックという波が存在してますので、やろうと思えばトレンドフォローできるわけです。
とくに値幅が徐々に狭くなるレンジは、親レンジから子レンジさらには孫レンジへと、波が縮小していきます。
上限、下限のラインが運良く引ければ、それを使ってトレードできますが、そうでなくても、考え方はいたってシンプルです。
それはトレンドフォローと高値安値ブレイクという誰でも知っている、当たり前の手法をレンジ内限定で使うだけです。
もちろん、ある程度の値幅が期待できなければトレードする価値がないのでやりませんが、波のサイズの切り替えさえ臨機応変にできれば、トレードしている世界観が小人の世界のようなミニマムになるだけで、普段と何も変わりません。
たとえば、あなたが、国道を車で走っていたとしましょう。
国道なので信号や交差点も少なく、運転にも余裕があります。
ところが県道に入るとどうでしょう?道幅も片側一車線になり、信号も増え、渋滞もします。
運転にも神経を使いますし、なかなか前に進まないかもしれません。
市道や住宅街に入れば、さらに子供の飛び出しにも注意しないといけません。
道路は狭くなればなるほどリスクが増え、時間のわりに距離が稼げません。
相場もこれと全く同じです。
波のサイズが小さくなるほどトレードのリスク、つまり行きづまって反転する可能性が高くなるわけです。
それを知らずに国道のつもりで住宅街をトレードしているので事故るのです。
初心者の内は無理して住宅街などトレードしなくても、国道に入ってから、つまり、波のサイズがもとに戻ってから、また始めてもいいと思います。
慣れてくれば、相場の行きたい方向へ、下からロング、上からショートできるようになります。
トレードはエンターテイメントではないので、住宅街を縦横無尽に走りまわる曲芸トレードをやってみても、自己満足の割にたいして稼げません。
まとめ
レンジ相場の対応方法は人それぞれあると思いますのが、私の考え方はトレードはA地点からB地点までの値幅というスキマを頂くものだと思っているので、短期足レンジとなるとそのスキマが小さくなります。
その小さなスキマを狙うならスキャルピング、中くらいならデイトレ、大きなスキマならスイングとなるだけで考え方は全く同じです。
相場はフラクタル構造で、たとえばリンゴを蟻の目線で見れば巨大な構造物ですが、人の目線で見れば手のひらに乗る小さな果物であるように、私たちがトレードフォローしている相場は、相場の創造主からしたら、史上最高値と史上最安値という手のひらの上にすぎないかもしれません。
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2018年08月20日
【稼ぎやすい】ファンダメンタル基礎分析
為替相場の分析には大きく分けるとテクニカル分析とファンダメンタル分析の二つがあります。
私はかなりテクニカルに偏ったトレーダーなので、ファンダメンタルにおいては基礎しかお伝えできませんが、今までファンダメンタルに興味のなかった方も、この記事を読んで、世界の流れを知るきっかけになればと思います。
貨幣価値=国力
世界中の資産家はお金の運用先や投資先を常に探しています。
ファンダメンタル分析で稼ぐには、あなたもビッグマネーを持つ資産家になりきり、相場を見ることです。
貨幣価値と国力は比例しています。
当然国の評価が上がれば、その国の貨幣は投資や運用の対象となるため買われることで貨幣価値を上げます。
その逆に、国の評価が下がれば、貨幣価値も下がり、売られます。
一昔前は「有事のドル買い」と言われていましたが、サブプライム問題発生以降は「有事の円買い」に投資家の意識は変化しています。
現在「円」は世界中で最も安全な通貨とみられていて、戦争・災害・テロなど大きな問題発生時には、リスク回避策として「円高」になる傾向にあります。
ファンダメンタル=事実の背景
チャートは事実を映していますが、ファンダメンタルはその事実の原因となった背景です。
世界の経済状況、特にアメリカの経済状況を知ることで、未来に起こる事実を予測するのがファンダメンタル分析です。
チャートを見るだけでもすべての事象が織り込まれていますから、短期トレードはチャートだけでも可能です。
しかし、なぜチャートがそうなっているかの背景を知ることで、更にトレードに自信を持てます。
あなたの「買う理由」「売る理由」にファンダメンタルの裏付けがあれば安心してポジションを保有でき、場合によっては長期保有のスイングトレードも可能になります。
また、市場の流れに逆らった値ごろ感だけの逆張りを避けることもできます。
ファンダメンタル分析をすることで、トレードに安心感とリスク回避という要素を付加することができるわけです。
各国の通貨は連動する
通貨は米ドル・ユーロ・円などのメジャー通貨だけではありません。
新興国や資源国などのマイナー通貨も取引されており、特徴は様々です。
もしあなたが、南アフリカランドなどのマイナー通貨をトレードするなら、その通貨の特徴を良く知っておかないと思わぬ損失を被ることになります。
例えば、原油産出国である、オーストラリア、カナダなどの通貨は、当然、原油価格の変動と連動します。
オーストラリアの資源を中国に輸出している関係から、中国経済と豪ドルは密接に関わっています。
その関連から、中国経済が悪化すると豪ドルの貨幣価値も下がりやすくなります。
これを知っているだけでもトレード戦略に活かすことができます。
極論:強い通貨は買い、弱い通貨は売る
ファンダメンタル分析をする理由はトレードで儲けるためです。
そのためには、最も強くなる通貨と最も弱くなる通貨を予測する、これだけでも十分ではないでしょうか。
最も強くなる通貨を買い、最も弱くなる通貨を売れば、おそらくチャートでもレンジに飲み込まれることもなく、長い目で見れば簡単に利益を出せるでしょう。
ファンダメンタル分析はトレードの手段であって、目的ではありません。
絶対ワイドショーに出るような経済評論家になってはいけません。
あまり難しく考えて混乱してしまっては元も子もありません。
世界三大通貨は三角関係
今現在の世界の基軸通貨で、最も影響力のある通貨は「米ドル」です。
その米ドルを中心にユーロと日本円が世界三大通貨と呼ばれています。
通貨流通量もベスト3なので、マイナー通貨と違い急な動きも少なく比較的安全にトレードできます。
ユーロ円は「クロス円」と呼ばれ、ドル円とユーロドルの合成通貨です。
最近では単独での取引もあるようです。
クロス円の組み合わせはユーロ以外にも豪ドル、ポンドなど様々ですが基本的に考え方は一緒です。
ただし、通貨ごとに特徴があります。
例えば、ポンド円は投機性が非常に強く、ボラも大きい為、ドル円と比べれば猫とライオンのように、値動きのダイナミックさが違います。
損切り設定一つとってみても、ドル円と同じ感覚ではとてもトレードできません。
豪ドル円は中国経済の影響が強いので、ファンダメンタル分析が特に重要になってきます。
米ドル主導の時はドル円・ユーロドルが動き、ユーロ円は不動
米ドル主導で為替が動いているとき、動きが良いのはドル円とユーロドルです。
その反対に米ドルを含まないユーロ円は動かないことが多いです。
トレードするならドル円かユーロドルがベターでユーロ円は避けておいた方がいいでしょう。
米ドル主導時、ドル円とユーロドルは真逆の動きをしやすいです。
画像は、米ドルが売られている様子を示し、ユーロ円は行ったり来たりしています。
ファンダメンタル分析であらかじめ米ドル売りの情報を仕入れておけば、この動きに初動からついていける可能性があります。
ユーロ主導時、ユーロドルとユーロ円が動き、ドル円は不動
ユーロ主導で為替が動いているとき、動きが良いのはユーロドルとユーロ円です。
その反対にユーロを含まないドル円は動かないことが多いです。
トレードするならユーロドルかユーロ円でドル円は避けておいた方がいいでしょう。
ユーロ主導時、ユーロドルとユーロ円は同方向へ動くことが多いです。
画像は、ユーロが買われている様子を示し、ドル円は行ったり来たりしています。
ファンダメンタル分析であらかじめユーロ買いの情報を仕入れておけば、この動きに初動からついていける可能性があります。
円主導時、ドル円とユーロ円が動き、ユーロドルは不動
円主導で為替が動いているとき、動きが良いのはドル円とユーロ円です。
その反対に円を含まないユーロドルは動かないことが多いです。
トレードするならドル円かユーロ円がベターでユーロドルは避けておいた方がいいでしょう。
円主導時、ドル円とユーロ円は同方向へ動くことが多いです。
画像は、円が買われている様子を示し、ユーロドルは行ったり来たりしています。
ファンダメンタル分析であらかじめ円買いの情報を仕入れておけば、この動きに初動からついていける可能性があります。
為替は期待で動く
為替の原動力となるのは期待です。
個人的な期待ではなく、世界中の期待が集まって動きます。
本格的にファンダメンタル分析をするなら、ワイドショーにでるコメンテーターのような個人的な評論ではなく、世界の投資家が、今なにを期待しているのかを知ることが必要でしょう。
ここでは、あくまでリスクを避ける、大まかな流れをつかむという意味で以下のことを意識すべきだと考えます。
世界指標イベント
アメリカ経済指標の中でも特に重要なのは上図の3つです。
指標トレードには大きなリスクがかかるので「よくわからないことはやらない」を徹底してましょう。
間違っても初動から飛び乗ろうなどとしてはいけません。
指標時はトレードを避け、値動きが落ち着いてからトレードを再開することをおすすめします。
また、ビックイベントの日は、その時刻まで値が動かないことが多いので、いつものようにはトレードできません。
「金利の上昇」
お金を預ける側からすれば利益を意味します。
預けるだけでお金が増えるわけですから、その国にお金が集まりやすくなり、貨幣価値も上がります。
資源国や新興国などは金利の高さをセールスポイントにしてお金を集めようとしていますが、マイナー通貨であるというリスクもはらんでいるので単純にはいかないわけです。
トルコリラがその代表例です。
「雇用者数と失業者数」
雇用と失業の増減は、アメリカ景気のバロメータです。
アメリカの景気が良くなれば米ドルの価値が上がり、逆なら下がります。
GDPも同様にアメリカの景気状態を示します。
各国にも同じようなイベントがあり、アメリカほどお祭り騒ぎにはなりませんが、あなたのトレードしている通貨が関係するものはチェックしておきましょう。
お使いのFX会社提供のもの、あるいは「経済指標 カレンダー」と検索すれば指標カレンダーがいろいろ見つかります。
指標の結果が良ければ米ドルが買われ、悪ければ売られる、そういう単純なものであれば、誰でも大儲けできます。
むしろ為替は期待と結果の乖離でよく動きます。
すでに良い期待が織り込み済で上昇した相場であれば、たとえ指標結果が期待通りだったとしても、利益確定の売りが入り、下がり始めることもあります。
相場の格言にもありますが「噂で買って事実で売る」の通りトレードできる人もいるでしょうが、それにはきちんとしたファンダメンタル分析の裏付けが要ると思うし、中途半端に猿真似してもニュースに踊らされるだけかもしれません。
リスクオンとリスクオフ
景気がよくなりそうな状態をリスクオン(リスク選好)
景気が悪くなりそうな状態をリスクオフ(リスク回避)と呼びます。
「リスクオン状態」
アメリカを中心に経済が安定しているので、資源国や新興国など高金利でハイリスクな通貨が買われます。
その代わりに安全資産といわれる円が売られて円安傾向になります。
「リスクオフ状態」
リスクを避け、高金利通貨が売られて円が買われ、円高傾向になりやすいです。
現時点の世界経済がリスクオンかリスクオフかぐらいは把握しておくといいでしょう。
アメリカと日本株の関係
アメリカの株価と日本の株価も連動しています。
知っておいたほうがいいのは、リスク選好で高金利通貨が買われれば、その反動で円が売られ円安になるということです。
よく円安なのになぜ日経平均は上がるの?と聞かれますが
円安になれば輸出業(日本の大企業)が儲かり、株高になり日経平均も上がるという図式です。
アベノミクスと円安の関係性
現在、デフレの日本をインフレにして景気を良くしようというのがアベノミクス政策です。
デフレにしてもインフレにしても行き過ぎはよくありませんが、その物価調整をしているのが日本銀行になります。
アベノミクスの三本の矢の一つが金融政策です。
日銀のような中央銀行の役割は金利や通貨量を調整することで物価の安定をはかることですが、今回の量的緩和の狙いはデフレを脱却してインフレ(物価上昇)を目指すことです。
日銀の行った量的緩和とは民間銀行から国債などを買い取ることで市場の通貨供給量を増やすというもので、得られる効果は上図のような流れになります。
この中で私たちトレーダーが知りたいのは円安についてで、黒田総裁の発言によっては大きく相場が動く可能性があります。
まとめ
初めてファンダメンタルに関した記事を書きましたが、私自身まだまだ勉強中で、知識不足が否めません。
もし、誤っている部分があればご指摘ください。
また、複雑に条件が絡み合って単純にはいかない部分もあると思うので「そうなりやすい」というレベルで捉えておいてください。
ファンダメンタル分析も追及しだしたら奥が深く、インジケーターのように答えの出ない答えを探す「底なし沼」にはまる危険性もあります。
儲けにつながる知恵でないと知る意味がないので、テクニカル分析と同様、なるべくシンプルに考えるのが賢明かと思っています。
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2018年06月20日
【雑談】『安定』とは何か?
今回はフリートークなので、FXのテクニカル的な話題はありません。
モチベ系の雑談をしていきます。
人工知能とは何か?
近年、人工知能というワードをよく耳にします。
産業の歴史を辿ると、第四次産業革命も近いかもしれません。
第一次産業革命:蒸機と紡績機の時代
第二次産業革命:石油と電気を使った大量生産時代
第三次産業革命:コンピュータの登場によるデジタル化
第四次産業革命:人工知能・量子コンピュータの時代。あらゆるものがネットワークとつながり、リアルタイムで情報がやりとりできる時代。
仮想通貨が広まれば、海外とのお金のやりりがスムーズ且つ、手数料も発生しませんから、気軽に人件費の安い海外へ仕事を外注できるようにもなりそうです。
今後は、人工知能に任せられる分野とか、人件費を安く抑えれる分野というのは、第四次産業革命の波に飲まれて廃れていく気がします。
遠い未来ではなく5〜10年後には衰退していく分野が出てくるのではないでしょうか?
第四次産業革命の「核」となる人工知能と言われていますが、知能とはそもそも何なのか?
そもそも、コンピューターは、単純な計算と記憶しかできません。
人間より優れているのは、その圧倒的な計算スピードと記憶容量の大きさだけです。
人間が持つものは「知性」であって「知能」ではありません。
「知能」とは答えがわかっていて、そこへ素早く向かう能力です。
車のナビゲーションみたいなものです。
対する「知性」は答えと思われるものを探し出す能力。いわゆる「探求心」です。
人工知能は、知能であって「知性」の設計はできません。
答えがひとつしかないものは得意ですが、答えが複数あるものは不得意です。
コンピューターでは判断できないことも、人間なら容易に判断できる部分がたくさんあります。
知能より知性が求められる、アート分野は人工知能より人間が優れています。
人工知能が普及したとしても、人間の知性に勝ることはないでしょう。
方向を見失うのは何故なのか?
私は新しい事にチャレンジする時、3か月努力して、成果が見えなければ別の方法に切り替えます。
人が方向を見失うのは、選択肢が多すぎるからだと思います。選択肢が多すぎると幸せにはなれないでしょう。
人生の中でも、選択肢が多数あって、迷っているうちに、年齢を重ねてしまいました。
私は幼いころから自分で何かを作るのが得意で、建築関係の道に進みたいと思っていました。
しかし、普通の学校へ行き、普通の大学を出て、普通の会社に就職していました。
何となくですが、自分の得意分野をわかっていたはずなのに、世間の常識に流されてしまっていました。
私と同年代の方なら似た境遇の方も多いと思います。
なぜなら、親の世代が猛烈社員の時代でしたから、同じ道を子供にも歩ませたいと思うわけです。
本来の才能を覚醒できないまま、定年を迎えて第二の人生に突入する人がゴロゴ出てきそうです。
今の時代、ネットがあれば、情報を拾えますが、必要なのは、情報を捨てる能力です。
トレードでも「答えらしきもの」は存在しますが、唯一無二の答えにはなりません。
対して、「不正解」はある程度存在すると思います。
不正解の見つけ方は単純で、失敗のパターンを知る事です。
不正解を排除する事が出来れば「答えらしきもの」が顔を出し始めます。
ロクに負けてもいないのに、このブログや商材に頼っても勝てるわけがありません。
ボクサーが一度もパンチをもらわずに勝つ方法がないのと一緒です。
これはトレードに限らず、人生においても一緒だと思いますが、
きちんと不幸を生きた人だけが幸せになれると思っています。
カレーライスを作るのに豆腐は必要ありません。
まず、自分が何を作るのか決めなければなりません。
結局のところ、捨てれるかどうかが鍵です。
この「心構え」が破綻しているので、同じものを見聞きしても受け取り方が真逆になってしまいます。
私も今となっては生活資金の大半を自分で稼いでいますが、サラリーマン時代もありました。
正直、大きな組織に属していると「危機感」がありません。
教えてもらい、与えてもらい、教えてもらったことを教えるのが普通で「危機感」はありません。
ただ、当たり前のことをしていただけでした。
独立していると誰も助けてくれないし、そんな余裕はなくなりました。
「独学・独歩」が当たり前となりました。
「変わりたい」という「危機感」はあっても、忙しくて時間がない。これが今の日本人の本音だと思います。
ですが、そう思うのが普通です。私もそうでした。
ですが、「変わりたい」なら「普通」でいては駄目です。
今の時代、望まずとも情報は勝手に向こうからやってきますが、99%は無価値なノイズです。
真に価値ある情報とは、仮説を立て検証して得られたデータだけ、必要なのは情報ではなく「データ」です。
人から与えられた情報は、そのままでは自分の「知恵」にはなりません。
自分の中で、その情報を分解・再合成して初めて「知恵」になります。
このブログでも、データを集めるヒントとして使っていただけたら幸いです。
より多くの選択肢を検討するところは皆同じでも、そこから、ホントに必要なものだけを残すことが出来れば、すぐにデータを集め始めるので、結果が出るのも速いです。
人間ひとりができることなんて物理的にスグ限界が来ますし、一度にひとつのことしか集中できません。
上手くいく人ほど、短期間でフォーカスを合わせ、上手くいかない人ほどフォーカスがブレています。
あっちこっち、あまり重要ではない部分にフォーカスしてしまってるだけです。
安定の基準とは何か?
経営コンサルタントの神田昌典さんはこう言います。
『安定とは、焼け野原でも紙とペンがあれば翌日からでも稼げる能力がある事』
サラリーマンを「社畜」と言う人もいますが、私は、そこまでひどいものとは思っていません。
有意義に仕事をしてましたし、周りにもいい人間が多かったです。
何より仕事に対する安心感が違いました。
社会システムの面でも会社に守られていたのは、税金を申告して納めるようになった今では凄くよくわかります。
しかし、やりがいといった面では今一つで、楽しみを感じることはなかったです。
独立しようと思ったのは単純で「自分だけでどこまで出来るかチャレンジしたい」これだけです。
定年後に妻とラーメン屋を始めるんだという上司がいましたが、正直な話、会社の後ろ盾なしでは難しいでしょう。
@すでに顧客がある A赤字になっても一年は耐えられるだけの資金がある B将来性があり、近隣に競合店がない
これは最低条件でクリアしていないと難しいでしょう。
起業というのは大きなリスクがあり定年後に行うものではありません。
私だったらそんな勇気があれば、若いうちに会社を辞めてチャレンジするリスクを取ります。
人生100年時代と言われる中で、60歳からは自営業者もサラリーマンも同じスタートラインに立つわけです。
夫婦二人でまぁまぁな生活をするには、月30万程度は必要だと思います。
60歳から85歳までの25年間で9000万必要です。
年金と退職金で死ぬまで生活できる人は、そうそういなくなると思います。
なので、実際には定年してもまた、働く人が多くなるでしょう。
60才定年の終身雇用なんて、もはや「終身」とは呼べません。
60才で定年しても、人生たっぷり残っていますが、残念ながら、頭も体もムリができなくなります。
時間はあるが、自由の利く「期間」が残り少ないのが実情です。
それでも、この世は、資本主義と市場経済の世界なので、お金を稼がなければなりません。
そして、お金の稼ぎ方は2つしかありません。
ひとつは、労働力という人的資源を市場に投資し、時間というリスクをとってリターンを得る方法。
人的資本なので、経験・知識・資格などによって、その人の稼げる金額は大きく変わります。
時給で換算すれば自分の市場価値がよくわかります。
ただ、年齢のピークを過ぎると自分の市場価値が低下していき、70才を越えて、その価値を保ち続けるのは難しいでしょう。
もうひとつは、金融資源を市場に投資して、お金というリスクをとってリターンを得る方法です。
これには、リスクが極めて低い銀行預金から、ハイリスクな仮想通貨まで、いろいろありますが、FXもそのひとつです。
金融資源を市場に投資して稼ぐこの方法は、工場も、流通もない、数字だけが行き交う世界です。
しかし、世界は、この金融で動いています。
景気(経済)の良し悪しも株価で測られますし、日本の輸出業が儲かるのも円安のおかげです。
時間かお金か、結局、そのどちらかをマーケットに投げ込むことでしかお金を稼げません。
自分の市場価値を高める方法もありますが、金融で稼ぐスキルを上げるのも、ひとつの方法です。
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モチベ系の雑談をしていきます。
人工知能とは何か?
近年、人工知能というワードをよく耳にします。
産業の歴史を辿ると、第四次産業革命も近いかもしれません。
第一次産業革命:蒸機と紡績機の時代
第二次産業革命:石油と電気を使った大量生産時代
第三次産業革命:コンピュータの登場によるデジタル化
第四次産業革命:人工知能・量子コンピュータの時代。あらゆるものがネットワークとつながり、リアルタイムで情報がやりとりできる時代。
仮想通貨が広まれば、海外とのお金のやりりがスムーズ且つ、手数料も発生しませんから、気軽に人件費の安い海外へ仕事を外注できるようにもなりそうです。
今後は、人工知能に任せられる分野とか、人件費を安く抑えれる分野というのは、第四次産業革命の波に飲まれて廃れていく気がします。
遠い未来ではなく5〜10年後には衰退していく分野が出てくるのではないでしょうか?
第四次産業革命の「核」となる人工知能と言われていますが、知能とはそもそも何なのか?
そもそも、コンピューターは、単純な計算と記憶しかできません。
人間より優れているのは、その圧倒的な計算スピードと記憶容量の大きさだけです。
人間が持つものは「知性」であって「知能」ではありません。
「知能」とは答えがわかっていて、そこへ素早く向かう能力です。
車のナビゲーションみたいなものです。
対する「知性」は答えと思われるものを探し出す能力。いわゆる「探求心」です。
人工知能は、知能であって「知性」の設計はできません。
答えがひとつしかないものは得意ですが、答えが複数あるものは不得意です。
コンピューターでは判断できないことも、人間なら容易に判断できる部分がたくさんあります。
知能より知性が求められる、アート分野は人工知能より人間が優れています。
人工知能が普及したとしても、人間の知性に勝ることはないでしょう。
方向を見失うのは何故なのか?
私は新しい事にチャレンジする時、3か月努力して、成果が見えなければ別の方法に切り替えます。
人が方向を見失うのは、選択肢が多すぎるからだと思います。選択肢が多すぎると幸せにはなれないでしょう。
人生の中でも、選択肢が多数あって、迷っているうちに、年齢を重ねてしまいました。
私は幼いころから自分で何かを作るのが得意で、建築関係の道に進みたいと思っていました。
しかし、普通の学校へ行き、普通の大学を出て、普通の会社に就職していました。
何となくですが、自分の得意分野をわかっていたはずなのに、世間の常識に流されてしまっていました。
私と同年代の方なら似た境遇の方も多いと思います。
なぜなら、親の世代が猛烈社員の時代でしたから、同じ道を子供にも歩ませたいと思うわけです。
本来の才能を覚醒できないまま、定年を迎えて第二の人生に突入する人がゴロゴ出てきそうです。
今の時代、ネットがあれば、情報を拾えますが、必要なのは、情報を捨てる能力です。
トレードでも「答えらしきもの」は存在しますが、唯一無二の答えにはなりません。
対して、「不正解」はある程度存在すると思います。
不正解の見つけ方は単純で、失敗のパターンを知る事です。
不正解を排除する事が出来れば「答えらしきもの」が顔を出し始めます。
ロクに負けてもいないのに、このブログや商材に頼っても勝てるわけがありません。
ボクサーが一度もパンチをもらわずに勝つ方法がないのと一緒です。
これはトレードに限らず、人生においても一緒だと思いますが、
きちんと不幸を生きた人だけが幸せになれると思っています。
カレーライスを作るのに豆腐は必要ありません。
まず、自分が何を作るのか決めなければなりません。
結局のところ、捨てれるかどうかが鍵です。
この「心構え」が破綻しているので、同じものを見聞きしても受け取り方が真逆になってしまいます。
私も今となっては生活資金の大半を自分で稼いでいますが、サラリーマン時代もありました。
正直、大きな組織に属していると「危機感」がありません。
教えてもらい、与えてもらい、教えてもらったことを教えるのが普通で「危機感」はありません。
ただ、当たり前のことをしていただけでした。
独立していると誰も助けてくれないし、そんな余裕はなくなりました。
「独学・独歩」が当たり前となりました。
「変わりたい」という「危機感」はあっても、忙しくて時間がない。これが今の日本人の本音だと思います。
ですが、そう思うのが普通です。私もそうでした。
ですが、「変わりたい」なら「普通」でいては駄目です。
今の時代、望まずとも情報は勝手に向こうからやってきますが、99%は無価値なノイズです。
真に価値ある情報とは、仮説を立て検証して得られたデータだけ、必要なのは情報ではなく「データ」です。
人から与えられた情報は、そのままでは自分の「知恵」にはなりません。
自分の中で、その情報を分解・再合成して初めて「知恵」になります。
このブログでも、データを集めるヒントとして使っていただけたら幸いです。
より多くの選択肢を検討するところは皆同じでも、そこから、ホントに必要なものだけを残すことが出来れば、すぐにデータを集め始めるので、結果が出るのも速いです。
人間ひとりができることなんて物理的にスグ限界が来ますし、一度にひとつのことしか集中できません。
上手くいく人ほど、短期間でフォーカスを合わせ、上手くいかない人ほどフォーカスがブレています。
あっちこっち、あまり重要ではない部分にフォーカスしてしまってるだけです。
安定の基準とは何か?
経営コンサルタントの神田昌典さんはこう言います。
『安定とは、焼け野原でも紙とペンがあれば翌日からでも稼げる能力がある事』
サラリーマンを「社畜」と言う人もいますが、私は、そこまでひどいものとは思っていません。
有意義に仕事をしてましたし、周りにもいい人間が多かったです。
何より仕事に対する安心感が違いました。
社会システムの面でも会社に守られていたのは、税金を申告して納めるようになった今では凄くよくわかります。
しかし、やりがいといった面では今一つで、楽しみを感じることはなかったです。
独立しようと思ったのは単純で「自分だけでどこまで出来るかチャレンジしたい」これだけです。
定年後に妻とラーメン屋を始めるんだという上司がいましたが、正直な話、会社の後ろ盾なしでは難しいでしょう。
@すでに顧客がある A赤字になっても一年は耐えられるだけの資金がある B将来性があり、近隣に競合店がない
これは最低条件でクリアしていないと難しいでしょう。
起業というのは大きなリスクがあり定年後に行うものではありません。
私だったらそんな勇気があれば、若いうちに会社を辞めてチャレンジするリスクを取ります。
人生100年時代と言われる中で、60歳からは自営業者もサラリーマンも同じスタートラインに立つわけです。
夫婦二人でまぁまぁな生活をするには、月30万程度は必要だと思います。
60歳から85歳までの25年間で9000万必要です。
年金と退職金で死ぬまで生活できる人は、そうそういなくなると思います。
なので、実際には定年してもまた、働く人が多くなるでしょう。
60才定年の終身雇用なんて、もはや「終身」とは呼べません。
60才で定年しても、人生たっぷり残っていますが、残念ながら、頭も体もムリができなくなります。
時間はあるが、自由の利く「期間」が残り少ないのが実情です。
それでも、この世は、資本主義と市場経済の世界なので、お金を稼がなければなりません。
そして、お金の稼ぎ方は2つしかありません。
ひとつは、労働力という人的資源を市場に投資し、時間というリスクをとってリターンを得る方法。
人的資本なので、経験・知識・資格などによって、その人の稼げる金額は大きく変わります。
時給で換算すれば自分の市場価値がよくわかります。
ただ、年齢のピークを過ぎると自分の市場価値が低下していき、70才を越えて、その価値を保ち続けるのは難しいでしょう。
もうひとつは、金融資源を市場に投資して、お金というリスクをとってリターンを得る方法です。
これには、リスクが極めて低い銀行預金から、ハイリスクな仮想通貨まで、いろいろありますが、FXもそのひとつです。
金融資源を市場に投資して稼ぐこの方法は、工場も、流通もない、数字だけが行き交う世界です。
しかし、世界は、この金融で動いています。
景気(経済)の良し悪しも株価で測られますし、日本の輸出業が儲かるのも円安のおかげです。
時間かお金か、結局、そのどちらかをマーケットに投げ込むことでしかお金を稼げません。
自分の市場価値を高める方法もありますが、金融で稼ぐスキルを上げるのも、ひとつの方法です。
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2018年05月21日
【雑談】認知バイアスが悩みの原因となっている
そうすべきなのに、そうできない...
認知バイアスによる壁
心理状態により、事実に歪みや偏りが出てしまう事を認知バイアスと呼ばれています。
トレードにおいて利大損小を目指しているという事実があるのに、心理的に利小損大に誘導されてしまう。
こちらは"プロスペクト理論"というと聞いたことがあると思いますが、それも認知バイアスの一つです。
認知バイアアスには色々とあります。
認知バイアスは、心の弱さが招くというよりは、誰にでも起こりうる自然な心の反応です。
そんなバイアスの種類をいくつか紹介したいと思います。
内集団(身内ひいき)バイアス
身内をひいきしてしまうバイアスです。
スポーツ観戦なんかでも、日本VS○○というものがあると、力の差は大差がないのに、日本を過大評価してしまうのもこれに当たります。
トレードで置き換えると、自分が買いたい時に、売りたい人の気持ちをあまり考えられなくなるのがこれに当たります。
トレードシナリオを立てている段階では、ちゃんとチャートの左側を観ていても、いつの間にか、買うための証拠集めばかりしてしまうことってありませんか。
買いたいから買うトレードはうまくいきません。
買いたいなら、売りたい人の気持ちを察する。
この考えが短期トレードの極意です。
買いたいなら、”売り集団”がどこにいるのか、その集団がポジションを諦めて投げるレートはどこなのか、そういったレートに目が飛ばせるようになるとトレードの軸ができてきます。
次でテクニカルでこのバイアスを検証します。
レンジブレイク
自分とは相反するポジションを観察するのに、一番わかりやすいのがレンジブレイクです。
そもそもレンジになるということは、売りと買いのポジションが溜まるからできるものです。
そのレンジもいつかはブレイクするもので、そのレンジの上限と下限が明確であれば、レンジブレイクの手法は効果的です。
ただし、レンジブレイクには騙しもあるます。
大きなトレンドの逆方向の騙しはよくあるので、それまでの流れが上昇であればロングが有利に働きます。
また、抜けてすぐ上がっていく場合もありますが、抜けて一回押し戻す場合もあり、始めの内は区別がつかないと思います。
なので、基本は抜けてすぐではなく、ブレイク後の押し目・戻り目からトレードすることです。
欧州時間初動に、レンジ下限を騙してから上昇を始めることもよくあります。
トレード強者の値
重要な節目を抜けた起点として私はトレード強者の値と勝手に呼んでいます。
ようするに、投機筋であったり、大きな機関が資金を投入したと考えられるレートです。
こういったレートは、支えの力が強いのでトレードの基準にできます。
その強者の値が破られることがあれば、大量資金を投入していた背景から形勢逆転が起こりやすいです。
たとえば、あなたが売りたいなら、買い手が強者の値でのサポートを諦めたところでショートすればいいわけです。
アンカリング効果(初頭効果)
卵から孵化したヒナが、最初に見た動物を親と思い込む効果です。
人は最初に注目した情報に固執します。
ジャパネットのビジネス戦略はまさにこれに当たります。
例えば、吸引力に変化がない憧れのダイソン4万9800円。
いまなら下取り1万円で3万9800円
更に今なら、付属ツール他2万4000円相当の豪華特典付き。
これをなぜ買っちゃうかというと、最初の4万9800円が脳内に張り付いているからです。
最初に注目した情報に固執するわけです。
昔、悪かった人が、更生して良いことをすると絶賛されます。
昔から真面目な人が、真面目に生きていても誰も評価してくれません。
でも、本当は昔から真面目に生きている人が評価されべきなのに...最初に注目した情報に固執する。
報道やニュースでも最初に入ってきた情報でその人を評価してしまう。これがアンカリング効果です。
トレードで言うと、自分が考えて引くラインです。
それ自体がアンカーです。
ライン以外の部分が死角になります。
ドル円1分足
これだけ見るとこの中でトレードできそうな気になりますが、10ピプスしかありません。
トレードしても美味しい部分ではないです。
この部分を15分足で見てみます。
ドル円15分足
1分足の部分はオレンジの囲ったところになります。
こうみるとトレードできる範囲じゃないのがわかります。
よくあるのが、1分足に引くライン、15分足でみれば、手が出せそうになくても、1分足だと色々できそうな気がしてくる。
10ピプスのロマン、これが1分足の世界です。3ピプスを抜くスキャルならいいですが、売っても買ってもすぐに反転してしまうので、デイトレ感覚で使うべき足じゃないです。
私が15分足をオススメするのは、そのくらいのサイズ感がなければ値が動かないからです。
アリス症候群
ずっと一点を見つめていると、遠近感や大小感覚が狂ってくる現象
これがアンカー効果に加わるとさらに厄介なことになります。
1分足や5分足ガン見で、ずーと1点を見つめていると、あたかもこれがすべての世界だと錯覚してしまいます。
損切りのあと、ひと呼吸入れることも大事。
損切りした情報にアンカーしてしまうと、それを取り返そうと良いトレードができません。
トレードは勝ち負けに関係なく、ひとつひとつが独立しています。
トレードから次のトレードまで、一晩寝たぐらいの意識を持つべきです。
確証バイアス(思い込み)
思い込みが強く、自分に都合の良い事実しかみない。観たいものしか見えないバイアスです。
他のバイアスと重複し、過去の流れを無視したり、反対ポジションを持つトレーダーの気持ちを考えないトレードになります。
ビジネスだったら自己中なリーダーもいますが、自己中になってもマーケットでは全く通用しません。
私たちは相場において何の影響力もないし、無力なので流れの一部になるしかありません。
川に落ちた木の葉みたいなもので流れに行くしかありません。それに抗うと溺れるだけです。
マーケット(相場)に対しては消費者目線ではダメです。
消費者は自分が買いたいときに買い、売りたいときに売ります。
でも、トレーダーはマーケッターであって消費者ではありません。
消費者的に参加しちゃうとうまくいきません。
消費者はマーケットからすればお客さんなので、適当に勝たせてトータルで負けてくれるのが一番仕掛ける側からするといいわけです。
通貨をトレードしている”人”をトレードする。
ギャンブルで例えるなら胴元感覚が大事です。
コンコルド効果
ジェット機のコンコルド社の失態から名づけられた心理効果です。
今までのやり方を捨てられない人が持つバイアスです。
人の血液がすべて入れ替わるのは3か月といわれているので、私は体質や生き方、やり方も3か月あれば入れ替えれるんじゃないかと思っています。
古いやり方なんて全部捨てても、3ケ月あれば、別の自分になれます。
今までの自分を捨てられないから、変われないだけです。
「朝からチャートを8時間も観てるんだからマイナスで終わりたくない」
「1年もがんばったんだから結果をだしたい」
ここまで頑張った、お金をつぎこんだから、今更やめられない。
ダラダラやるのではなく、3か月本腰をいれて、寝食忘れてやって脈が無ければ、別の方法を試せばいいと思います。
でも、ほとんどの場合、やってるつもりか、根本的にやり方がおかしいだけです。
バンドワゴン効果
人は行列ができる店は美味しいに決まってるという思い込みがあります。これがバンドワゴン効果です。
私の地元にスターバックスが出来た時の話です。
平日の夜閉店まぎわなのに店外まで大行列でした。
やっと自分の注文が来てその行列の理由がわかりました。
接客が丁寧すぎて、オーダー(会計)と受け取りを別口で行っていました。
オーダーを受けて引換券をもらい、その引換券を別の窓口まで行き、渡したところでドリンクが作られます。
オーダーから受け渡しまでの時間が長いってだけの話でした。
でも、この行列作戦は成功しています。
行列のできるお店は美味しいに決まっているというバンドワゴン効果で、スタバ初めての人は美味しく感じたかもしれませんが、スタバを飲み慣れている私は何も感じませんでした。
トレードでいうと、行列ができるということは、そこに誰の目にもわかるトレントがあるということになります。
ということは、そのトレンドは終わりかけかもしれないという事です。
陽線が何本も連続して出ているのに、トレンドが出来ているからと言ってロングしちゃう。
その行列に並ぶのではなくて、自分の後ろに行列を作らないといけません。
明らかにトレンドだと分かる時点では、トレンドは終焉に近づいていると思った方が良いかもしれません。
これは行列と一緒で、大行列には並びたくないのと一緒です。
まとめ
チャートが読めるようになったけど安定して勝てない、それは、認知バイアスのせいかもしれません。
この認知バイアスを外すには、まず、自分の内側にバイアスがあることを受け入れること。
次に、その発動を「あ、また〇〇バイアスね」とウォッチすることです。
これで、心の内側にあったバイアスを、心の外側に置くことができます。
メンタルが弱いせいだと自己否定したり、抵抗したりすると、かえってバイアスが強くなります。
心の内側にあると感情が動いてしまいますが、外側なら影響をうけません。
脳内でバイアスなしが”普通”になるのに数か月かかりますが、一旦そうなれば、バイアスありの方が気持ち悪く感じるはずです。
トレード上達もダイエット成功も過去の矯正です。
今までと同じ考え方・やり方ではダメだから、そこを変えたいわけです。
今までの普通という状態を変えるには3か月くらい最低かかると思います。
ただ、それが完了したときにはダイエットで言うと痩せやすい体質がそこで出来ていると思います。
太りやすいのが普通が痩せやすいのが普通になるわけです。
トレードも人生もこれの応用で変えれると思っています。
「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」これはマーフィーの法則です。
失敗の余地があると失敗する。
これがマーフィー法則の核ですが、環境認識ができているなら、失敗の余地は、”心の問題(認知バイアス)”ではないでしょうか。
そうすべきなのに、そうできない。
チャートを読めても、頭と心が正常に繋がらないと、感情が動いてしまって正しく行動できません。頭と心が繋がらないとイライラするし、ひどくなると鬱病になります。
バイアスは、脳が”古い普通”のままでい続けようとする拒絶反応であって、”新しい普通”に上書きされてしまえば拒絶反応は起こらなくなります。
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認知バイアスによる壁
心理状態により、事実に歪みや偏りが出てしまう事を認知バイアスと呼ばれています。
トレードにおいて利大損小を目指しているという事実があるのに、心理的に利小損大に誘導されてしまう。
こちらは"プロスペクト理論"というと聞いたことがあると思いますが、それも認知バイアスの一つです。
認知バイアアスには色々とあります。
認知バイアスは、心の弱さが招くというよりは、誰にでも起こりうる自然な心の反応です。
そんなバイアスの種類をいくつか紹介したいと思います。
内集団(身内ひいき)バイアス
身内をひいきしてしまうバイアスです。
スポーツ観戦なんかでも、日本VS○○というものがあると、力の差は大差がないのに、日本を過大評価してしまうのもこれに当たります。
トレードで置き換えると、自分が買いたい時に、売りたい人の気持ちをあまり考えられなくなるのがこれに当たります。
トレードシナリオを立てている段階では、ちゃんとチャートの左側を観ていても、いつの間にか、買うための証拠集めばかりしてしまうことってありませんか。
買いたいから買うトレードはうまくいきません。
買いたいなら、売りたい人の気持ちを察する。
この考えが短期トレードの極意です。
買いたいなら、”売り集団”がどこにいるのか、その集団がポジションを諦めて投げるレートはどこなのか、そういったレートに目が飛ばせるようになるとトレードの軸ができてきます。
次でテクニカルでこのバイアスを検証します。
レンジブレイク
自分とは相反するポジションを観察するのに、一番わかりやすいのがレンジブレイクです。
そもそもレンジになるということは、売りと買いのポジションが溜まるからできるものです。
そのレンジもいつかはブレイクするもので、そのレンジの上限と下限が明確であれば、レンジブレイクの手法は効果的です。
ただし、レンジブレイクには騙しもあるます。
大きなトレンドの逆方向の騙しはよくあるので、それまでの流れが上昇であればロングが有利に働きます。
また、抜けてすぐ上がっていく場合もありますが、抜けて一回押し戻す場合もあり、始めの内は区別がつかないと思います。
なので、基本は抜けてすぐではなく、ブレイク後の押し目・戻り目からトレードすることです。
欧州時間初動に、レンジ下限を騙してから上昇を始めることもよくあります。
トレード強者の値
重要な節目を抜けた起点として私はトレード強者の値と勝手に呼んでいます。
ようするに、投機筋であったり、大きな機関が資金を投入したと考えられるレートです。
こういったレートは、支えの力が強いのでトレードの基準にできます。
その強者の値が破られることがあれば、大量資金を投入していた背景から形勢逆転が起こりやすいです。
たとえば、あなたが売りたいなら、買い手が強者の値でのサポートを諦めたところでショートすればいいわけです。
アンカリング効果(初頭効果)
卵から孵化したヒナが、最初に見た動物を親と思い込む効果です。
人は最初に注目した情報に固執します。
ジャパネットのビジネス戦略はまさにこれに当たります。
例えば、吸引力に変化がない憧れのダイソン4万9800円。
いまなら下取り1万円で3万9800円
更に今なら、付属ツール他2万4000円相当の豪華特典付き。
これをなぜ買っちゃうかというと、最初の4万9800円が脳内に張り付いているからです。
最初に注目した情報に固執するわけです。
昔、悪かった人が、更生して良いことをすると絶賛されます。
昔から真面目な人が、真面目に生きていても誰も評価してくれません。
でも、本当は昔から真面目に生きている人が評価されべきなのに...最初に注目した情報に固執する。
報道やニュースでも最初に入ってきた情報でその人を評価してしまう。これがアンカリング効果です。
トレードで言うと、自分が考えて引くラインです。
それ自体がアンカーです。
ライン以外の部分が死角になります。
ドル円1分足
これだけ見るとこの中でトレードできそうな気になりますが、10ピプスしかありません。
トレードしても美味しい部分ではないです。
この部分を15分足で見てみます。
ドル円15分足
1分足の部分はオレンジの囲ったところになります。
こうみるとトレードできる範囲じゃないのがわかります。
よくあるのが、1分足に引くライン、15分足でみれば、手が出せそうになくても、1分足だと色々できそうな気がしてくる。
10ピプスのロマン、これが1分足の世界です。3ピプスを抜くスキャルならいいですが、売っても買ってもすぐに反転してしまうので、デイトレ感覚で使うべき足じゃないです。
私が15分足をオススメするのは、そのくらいのサイズ感がなければ値が動かないからです。
アリス症候群
ずっと一点を見つめていると、遠近感や大小感覚が狂ってくる現象
これがアンカー効果に加わるとさらに厄介なことになります。
1分足や5分足ガン見で、ずーと1点を見つめていると、あたかもこれがすべての世界だと錯覚してしまいます。
損切りのあと、ひと呼吸入れることも大事。
損切りした情報にアンカーしてしまうと、それを取り返そうと良いトレードができません。
トレードは勝ち負けに関係なく、ひとつひとつが独立しています。
トレードから次のトレードまで、一晩寝たぐらいの意識を持つべきです。
確証バイアス(思い込み)
思い込みが強く、自分に都合の良い事実しかみない。観たいものしか見えないバイアスです。
他のバイアスと重複し、過去の流れを無視したり、反対ポジションを持つトレーダーの気持ちを考えないトレードになります。
ビジネスだったら自己中なリーダーもいますが、自己中になってもマーケットでは全く通用しません。
私たちは相場において何の影響力もないし、無力なので流れの一部になるしかありません。
川に落ちた木の葉みたいなもので流れに行くしかありません。それに抗うと溺れるだけです。
マーケット(相場)に対しては消費者目線ではダメです。
消費者は自分が買いたいときに買い、売りたいときに売ります。
でも、トレーダーはマーケッターであって消費者ではありません。
消費者的に参加しちゃうとうまくいきません。
消費者はマーケットからすればお客さんなので、適当に勝たせてトータルで負けてくれるのが一番仕掛ける側からするといいわけです。
通貨をトレードしている”人”をトレードする。
ギャンブルで例えるなら胴元感覚が大事です。
コンコルド効果
ジェット機のコンコルド社の失態から名づけられた心理効果です。
今までのやり方を捨てられない人が持つバイアスです。
人の血液がすべて入れ替わるのは3か月といわれているので、私は体質や生き方、やり方も3か月あれば入れ替えれるんじゃないかと思っています。
古いやり方なんて全部捨てても、3ケ月あれば、別の自分になれます。
今までの自分を捨てられないから、変われないだけです。
「朝からチャートを8時間も観てるんだからマイナスで終わりたくない」
「1年もがんばったんだから結果をだしたい」
ここまで頑張った、お金をつぎこんだから、今更やめられない。
ダラダラやるのではなく、3か月本腰をいれて、寝食忘れてやって脈が無ければ、別の方法を試せばいいと思います。
でも、ほとんどの場合、やってるつもりか、根本的にやり方がおかしいだけです。
バンドワゴン効果
人は行列ができる店は美味しいに決まってるという思い込みがあります。これがバンドワゴン効果です。
私の地元にスターバックスが出来た時の話です。
平日の夜閉店まぎわなのに店外まで大行列でした。
やっと自分の注文が来てその行列の理由がわかりました。
接客が丁寧すぎて、オーダー(会計)と受け取りを別口で行っていました。
オーダーを受けて引換券をもらい、その引換券を別の窓口まで行き、渡したところでドリンクが作られます。
オーダーから受け渡しまでの時間が長いってだけの話でした。
でも、この行列作戦は成功しています。
行列のできるお店は美味しいに決まっているというバンドワゴン効果で、スタバ初めての人は美味しく感じたかもしれませんが、スタバを飲み慣れている私は何も感じませんでした。
トレードでいうと、行列ができるということは、そこに誰の目にもわかるトレントがあるということになります。
ということは、そのトレンドは終わりかけかもしれないという事です。
陽線が何本も連続して出ているのに、トレンドが出来ているからと言ってロングしちゃう。
その行列に並ぶのではなくて、自分の後ろに行列を作らないといけません。
明らかにトレンドだと分かる時点では、トレンドは終焉に近づいていると思った方が良いかもしれません。
これは行列と一緒で、大行列には並びたくないのと一緒です。
まとめ
チャートが読めるようになったけど安定して勝てない、それは、認知バイアスのせいかもしれません。
この認知バイアスを外すには、まず、自分の内側にバイアスがあることを受け入れること。
次に、その発動を「あ、また〇〇バイアスね」とウォッチすることです。
これで、心の内側にあったバイアスを、心の外側に置くことができます。
メンタルが弱いせいだと自己否定したり、抵抗したりすると、かえってバイアスが強くなります。
心の内側にあると感情が動いてしまいますが、外側なら影響をうけません。
脳内でバイアスなしが”普通”になるのに数か月かかりますが、一旦そうなれば、バイアスありの方が気持ち悪く感じるはずです。
トレード上達もダイエット成功も過去の矯正です。
今までと同じ考え方・やり方ではダメだから、そこを変えたいわけです。
今までの普通という状態を変えるには3か月くらい最低かかると思います。
ただ、それが完了したときにはダイエットで言うと痩せやすい体質がそこで出来ていると思います。
太りやすいのが普通が痩せやすいのが普通になるわけです。
トレードも人生もこれの応用で変えれると思っています。
「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」これはマーフィーの法則です。
失敗の余地があると失敗する。
これがマーフィー法則の核ですが、環境認識ができているなら、失敗の余地は、”心の問題(認知バイアス)”ではないでしょうか。
そうすべきなのに、そうできない。
チャートを読めても、頭と心が正常に繋がらないと、感情が動いてしまって正しく行動できません。頭と心が繋がらないとイライラするし、ひどくなると鬱病になります。
バイアスは、脳が”古い普通”のままでい続けようとする拒絶反応であって、”新しい普通”に上書きされてしまえば拒絶反応は起こらなくなります。
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2018年04月03日
【市場心理】エントリーの極意 勝率が伸び悩む人へ
投資を始めたばかりの初心者は、上か下かなんて当たる確率は50%
ここまで一気に上昇したから下がるだろう。
こんな考えでポジションを入れがちです。
初心者の方は単なる思い込みや期待でポジションを建てます。
しかし、熟練者は他人のポジションの成り行きを見てポジションを建てます。
この違いだけで、大きく勝率は変わってきます。
五分五分の世界....そんなに相場は甘くありません。
思い込みや願望でのトレードでは、勝率50%も維持できないでしょう。
もう買われないから、売れる。もう売られないから、買える。
優位性の高いトレードができれば、勝率は向上します。
ポジポジ病の多くの原因はチャートの左側にある事実を確認せずに、その時のロウソクの勢いや期待感だけでエントリーしてしまうことにあります。
買われた、売られたという事実をチャート左側から確認する。
あなたが青四角で買ったとします。
どこで逃げますか?
多くの人がオレンジ四角を下に抜けた時だとおもいます。
オレンジ四角を下に抜けたことで、オレンジ内のもみ合いで買っていた人も損切りをするでしょう。
買い注文を決済は売り注文になるので売りが入りやすい事になります。
他者の利食い・損切りのタイミングでエントリーすれば良いのです。
よく買われた(売られた)という事実をチャートの左側に確認できれば、もうこれ以上買われない(売られない)と皆が考えそうなポイントから反転の動きが現れます。
そのタイミングを狙ってエントリーすることで、どっちに動くかわからない中途半端(オレンジ四角)なポイントでポジションを持つことを防ぐことができます。
エントリーすることばかりに気持ちがいってしまうとムダなポジションを量産してしまうので、こう考えるだけでも、優位性の高いエントリーに絞り込むことができます。
勝者はチャートの左・敗者はチャートの右を見る
相場が動くのは注文が入るからです。
その注文というのは新規注文と決済注文の2種類しかなく、必ずペアになっています。
初心者はチャートの右側の動きを期待を込めて予想して新規注文をしますが、熟練者はその新規注文から決済注文までの一連の動きを見てポジションを建てます。
なぜ、そうするのかというと、注文の流れがチャートに事実として残されていることで、その事実を使って、より優位性の高いエントリーができることを知っているからです。
他者の利益確定を狙うトレード
新規注文(青)から利益確定(青)までの成り行きを使ってエントリーする。
事実@ 新規注文(青)のポジションは、しっかり買われたあとにレジスタンス・ライン(赤)で止められました。
事実A 天井圏のチャート・パターンであるダブルトップをつくり、そのネックラインを下抜けました。
この時点で新規注文のポジションが利益確定されます。
買い注文の利益確定=売り注文となるので、そこを狙って売り注文をします。
新規注文(赤)から利益確定(赤)までの成り行きを使ってエントリーする。
大きな流れは上昇トレンドなので新規注文(赤)のポジションの多くは押し目買い候補までを狙ったトレードになるでしょう。
その後、トリプル・ボトム(オレンジ四角)をつくりネックラインを上抜けたことで利益確定されます。
売り注文の利益確定=買い注文となり、上昇トレンドと見ている人の押し目買いも入るので、そこを狙って買い注文をします。
他者の損切りを狙ったトレード
新規注文(青)から損切り(青)までの成り行きを使ってエントリーする。
新規注文(青)のポジションは押し目買いを狙った買い注文です。
事実@ レンジをつくった後に崩れてしまいました。
事実A このポジションはレンジ下限を下抜けたことで損切りされました。
そこを狙って売り注文をぶつけます。
レンジ上限を一瞬ブレイク(だまし)した事実も加わると一気に下落します。
買い注文の損切り=売り注文を狙ったトレードです。
まとめ
もし、今、エントリーのタイミングが掴めないことが原因で無駄なエントリーを量産しているなら、今回の記事を参考にポジションを絞ってみて下さい。
裁量トレードの最大の強みはチャートの成り行きを見てエントリーできることで、これはAIシステムトレードや手法だけでトレードしている人には出来ない芸です。
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2018年03月30日
【テクニカル】反転バイーンを逃さない。長期足ロウソク1本から利益を出す
デイトレやスキャルといった短期売買は相場に「勢い」がなければ難しいトレードとなります。
後から見て無駄だったと感じるトレードは、勢いのない中途半端なポイントからのエントリーだったりします。
相場に勢いが出やすい時間帯
通貨ペアによって取引量は異なります。
一日の取引量の目安は以下になります。
ドル円:日本市場【953億ドル】 イギリス市場【2308億ドル】 アメリカ市場【1396億ドル】
ユーロドル:日本市場【87億ドル】 イギリス市場【2670億ドル】 アメリカ市場【1557億ドル】
ユーロ円:日本市場【226億ドル】 イギリス市場【609億ドル】 アメリカ市場【303億ドル】
取引量でみると日本市場が圧倒的に少ないです。
日本市場での大きな値幅はなかなか狙いにくいです。
1日の中で一番相場に「勢い」がでるのは、日本時間20:00〜25:00でロンドンとニューヨークの市場が重なってオープンしている時間帯です。
また、各市場のオープンとクローズ、仲値決め(9:55)、ロンドンフィックス(0:00)、NYオプションカット(0:00)
これらの時間帯でも取引量は一気に加速します。
詳しくは過去記事【時刻がもたらす優位性】で参照ください。
相場の勢いと流れがわかれば無駄なトレードが減る
効率的なトレードを行うには、相場の流れと勢い、この2つの把握が大事です。
流れとはシナリオのことで、A地点を過ぎればB地点に向かうだろうというような、相場全体を俯瞰した作戦で、勢いとはタイミング、相場がグングン伸び始めるポイントのことです。
トレンドラインや移動平均線の角度でも、相場の勢いを測れますが、今回の勢いとは、ローソク足が完成する時の流れを、人の人生を反映させて見ていきます。
ロウソク足の初めと終わりはヒゲになる
ローソク足陽線を例に取ると、始値→安値→高値→終値の順で波をつくります。
そこでローソク足の一生を人間のそれと同じように5期に分けてみました。
勢いは若い方が強く中年になってくると衰え始め、老年になると目に見えて弱々しくなります。
少年期
始値から安値は本来向かうべき方向に抗うことが多いです。
人間も非行少年よろしく、反抗期を迎えた幼い少年は大人の社会に逆らいます。
青年期
進路も決まり、大人社会の仲間入りを果たし、長いものには巻かれろという言葉の意味を理解します。
壮年期
結婚して守るものもでき、働き盛り、体力もあり、まだまだエネルギッシュに動ける時期です。
中年期
歳を取るにつれて体力の衰えをヒシヒシと感じます。
仕事でも上司と部下の板挟みレンジ相場で上にも下にもいけません。
老年期
気持ちだけは若くても、寄る年波には勝てません。強気のレジスタンスで跳ね返されます。
オーソドックスなローソク足なら上下にヒゲを出すことがほとんどです。
慣れてくれば少年期の下ヒゲでエントリーが出来ます。
しかし、老年期はエントリーを控えたほうがいいといえます。
波で見ると少年期と老年期は「頭と尻尾はくれてやれ」の頭と尻尾の部分になるわけで、よくヒゲでやられる人は意識しておくといいです。
1時間足などをよく観察すると上昇トレンド中なら、1本前のローソク足終値を越えて陽線になり始めたくらいから急に伸び始めることが多くあります。
こういうポイントでエントリーするとストレスなく利益を伸ばすことができます。
トレンド継続中に出現するフラッグなどのチャートパターンも、時間足の切り替わりによく起こります。
上位のローソク足を見ると上ヒゲと下ヒゲでラインが引けるのが確認できます。
過去チャートを見て是非、検証してみてください。
相場はフラクタルな構造です。
日足など上位ローソク足1本の中に、トレードしている時間足の波も包括されています。
上下ヒゲ部分はダブルトップやダブルボトムなので反転チャートパターンをつくり、ローソク足実体の中では時間足の切り替わりでフラッグなどのトレンド継続チャートパターンが出現しています。
まとめ
ロウソク足は日本人が開発したツールらしいですが、これを考えた人はホント凄いです。
私も相場環境やエントリーの判断にヒゲをよく見ますが、ロウソク足はシンプルかつ4本値を通じて重要な情報を提供してくれる最強のテクニカルツールです。
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