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2020年04月11日

心霊スポットに出掛けた 少女2人が謎の失踪 伝説の廃墟・坪野鉱泉を巡る「神隠し事件」24年目の真実




 心霊スポットに出掛けた 少女2人が謎の失踪 

 伝説の廃墟・坪野鉱泉を巡る「神隠し事件」24年目の真実


               〜文春オンライン 4/11(土) 17:00配信〜

 3月4日、富山湾の海底から1台の車が引き上げられた。この車は、1996年から行方不明と為って居た2人の少女が失踪当時に乗って居たものであり、中からは複数の人骨が発見された。状況から考えて2人のご遺体と観て間違い無いだろう。
 行方不明に為ってから24年の時を経てご遺体が発見されたと云うだけでも数奇なものを感じるが、私はそれ以上に大きな衝撃を受けた。この事件の事は、以前からズッと気に為って居たからだ。

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            北陸随一の心霊スポットとして知られる坪野鉱泉

 「肝試しに行く」と言って姿を消した少女達
 
 事件の始まりは、1996年5月5日夜の事だった。当時19歳だった2人の少女は、家族に「肝試しに行く」と言って富山県氷見市内の自宅を出発した。その後、友人のポケットベルに「今魚津市に居る」と云うメッセージを残し行方不明に為った。
 魚津市には、北陸随一の心霊スポットと言われて居る廃墟が在る。1982年に廃業した8階建ての温泉旅館で、通称坪野鉱泉と呼ばれて居る。夏場には肝試しの若者達が集まり、富山県内外の暴走族の溜まり場にも為って居た。

 富山県警は2人が坪野鉱泉に出掛けて消息を絶ったと判断し、事件・事故の両面で捜査を開始。ヘリコプターを投入して大規模な捜索も行われたが、手掛かりが掴め無いまま歳月が過ぎて行った。その内、坪野鉱泉の廃墟で暴走族に殺されて埋められたのでは無いかと云う噂や、北朝鮮に拉致されたんじゃ無いかと云う噂迄囁かれる様に為り、巷では「神隠し事件」とも呼ばれ始めた。

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 実際に現地に行ってみると・・・

 私がこの坪野鉱泉に興味を持ち、現地を訪れたのは2006年の事だった。元々廃墟が好きで全国を巡って居たが、事件の事を知り現地を自分の目で見たく為ったのだ。
 夏の日の早朝、内部に足を踏み入れると、日が昇って居ると云うのに薄暗く、足元が全く見え無い。下階の窓が板で打ち付けられて居る為光が入ら無いのだ。至る所に落書きがあり、窓やドアばかりでは無く壁や天井迄破壊されて居る。

 暴走族やヤンキーと呼ばれる人達には幽霊を怖がる傾向が有るのか、破壊して恐怖を紛らわして居る様に感じる。天井や壁迄もが破壊されて居るのは、金属泥棒が配線の銅を盗んで行った跡だろう。全国の廃墟を巡って居ると、金属泥棒の痕跡を見付けるだけでは無く、ソコが盗品の置き場に為って居る光景を目にする事も在った。廃墟は犯罪の温床に為り易く治安は総じて悪い。
 
 女子中学生が廃墟で殺害された事件も

 過つて神奈川県に在った病院の廃墟を訪れた際には、数十人の暴走族に囲まれた事もあった。その時は私一人だけで廃墟から出て来たので不気味がられて事無きを得たが、もしも女性だったら危無かったかも知れない。実際、廃墟で事件も起きて居る。
 2004年、千葉県に在るホテルの廃墟で、女子高校生が5人の少年等に拉致された上暴行殺害される凄惨な事件が発生した。2006年には岐阜県に在ったパチンコ店の廃墟で男子高校生が女子中学生を殺害する事件が発生。最近だと2017年に愛知県のラブホテルの廃墟で、刺殺された男性の遺体が発見された。

 必ずしも廃墟に出掛けて行って事件に巻き込まれた訳では無いが、廃墟には常に危険が付き纏う。事件だけでは無く、転落死等の事故も度々起きて居る。そして坪野鉱泉は、廃墟は危険な場所で有ると云う事を示す象徴的な存在として、廃墟を訪れる者に対して警鐘を鳴らし続けて来た。

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 遺体は40キロ離れた港で発見された

 しかし、行方不明に為って居た2人のご遺体は、坪野鉱泉では無く、ソコから40キロも離れた射水市の伏木富山港で見付かった。車で移動すると1時間を要する距離だ。位置関係としては、自宅が在る氷見市と坪野鉱泉の間に伏木富山港が在り、彼女達が友人のポケットベルに「魚津市に居る」というメッセージを残して居る事から、坪野鉱泉を訪れた帰り道に伏木富山港に立ち寄ったものと推測される。
 私が地元の人に話を聞いた処、伏木富山港周辺は深夜でも若者が集まるスポットに為って居り、少女2人が立ち寄ったとしても不思議は無いと云う。

 では、彼女達は本当に、廃墟で事件に巻き込まれた訳では無かったのか。個人的には疑問も残る。直前に訪れた坪野鉱泉と関連が有る可能性も完全には否定出来無い。又、ご遺体発見迄に24年間と云う非常に長い歳月を要して居るが、これコソ本事件最大の謎と云うべきだろう。

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 目の前で車が転落したのに 沈黙して居た目撃者

 ご遺体が発見される経緯を時系列に沿って見て行くとより謎が深まる。彼女等が消息を絶ったのが1996年、それから18年後の2014年に、県警は目撃者が複数居るとの情報を得て居る。更に5年後の2019年に目撃者3人を特定、今年に入ってから事情を聞いて居た。その内容を元に海底の捜索を行い、車とご遺体が発見されたのだ。

 目撃者から聞き取った話は、トテモ24年前の出来事とは思え無い位具体的なものだった。1996年の大型連休中の深夜、発見場所付近の駐車場で車に乗った若い女性2人に声を掛けようとした処、突然後ろ向きに発進して海に転落した。目撃者は怖く為り通報せずにその場を立ち去ったと云う。
 恐らく多くの人が感じる事だと思うが、人が乗った車が目の前で海に転落したのに通報せずに立ち去るものだろうか。その時点で通報して居れば、彼女達は助かって居た可能性も有る。警察に通報出来無い何等かの事情が在ったと思うのは下衆の勘ぐりだろうか。又、県警が目撃者の存在を把握してから聞き取りを行う迄、更に6年を要して居る。全てに置いて余りにも時間が掛かり過ぎて居る。

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 謎は永遠に解明される事は無い

 警察の発表に依ると、車内から発見された人骨は死後10年以上が経過して居り、死因は愚か年齢や性別も特定出来無かった。車の識別番号や車内に在った所持品から身元を推定した様だ。死因が特定出来無い以上、もしも殺人等の事件だったとしても立証する事は不可能に近い。立件出来るとしたら死体遺棄罪位だろうが、既に15年以上が過ぎ、訴時効が成立して居る。

 坪野鉱泉の廃墟との関連性・余りにも長い時間の経過・そして24年後の目撃証言・・・ご遺体の発見で一応の解決を観たが、全ての謎が解明された訳では無い。寧ろ、謎は更に深まったとも云える。しかし、警察が事件として扱わ無い以上、それ等は今後も解明される事は無いだろう。永遠に。
 19歳の少女が亡く為り、その後24年もの長い間、冷たい海底に沈んで居た。彼女達が生きて居たら、今年で43歳だ。その無念・・・ご遺族の心境は察するに余り有る。心からお2人のご冥福をお祈りしたい。
 

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              文 写真 鹿取茂雄  以上















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