2019年11月25日

32ビット版Windows10 を64ビット版に変更するときの手順と注意点

今自宅で使っているノートパソコンは、2010年春モデルのdynabookで購入当時はWindows7でした。
このノートパソコンは、Windows7を32ビット版と64ビット版のどちらかを選べるセレクタブルOSという仕組みを採用していて、例えば32ビット版でセットアップしたとしても、1回だけ64ビット版に変更できるというものでした。
当時、自宅で使っていたプリンターがちょっと古いもので、64ビット版Windows7で動作するか心配だったこともあって、とりあえず32ビット版でセットアップして使用開始したのですが、その後プリンターを買い替えたときも、結局面倒くさくて32ビット版のまま使い続けていました。
そして、Windows10への無償アップグレードのときも、そのまま32ビット版のWindows10にアップグレード。


そんなこんなで、かれこれ8年以上の年月が過ぎていき、今更ながら64ビット版のWindows10に変えてみようかなと思い始め、ついにやってしまいました。
うまくいかなかったら、パソコンが使えなくなってしまうかもしれないという恐怖心もありましたが、思ったより順調に64ビット化に成功し、問題なく動作しています。


64ビット化すると、見た目はほとんど同じですが、パソコンの起動が早くなって、各種ソフトの動作も若干早くなったような気がします。
64ビットになったからというだけでなく、8年使ってきて溜ったゴミがきれいに消えて、まっさらな状態になったということも大きいかもしれないですが、まあ、快適になったことは間違いないです。


32ビット版Windows10を64ビット版Windows10に変える手順は、ネット上に情報がたくさん見つかるので、私がここで書くのもどうかと思いましたが、ネット上の情報になかった事もあるので、簡単に書いてみることにします。


自分のパソコンが64ビット版Windowsに対応しているかの確認


まず確認しないといけないのが、パソコン自体が64ビット版Windows10に対応しているかどうかです。


自分のパソコンが、32ビット版と64ビット版のセレクタブルOSだった場合は、対応していると判断していいと思いますが、その他の場合は、基本的にはCPUとマザーボードが64ビット版に対応しているかどうか、ということになります。
確認方法として、[スタート]Snap191123174907.png を右クリック → [システム]を開いて、「デバイスの仕様」の「システムの種類」で、「x64 ベース プロセッサ」となっていれば、おそらく64ピット版に対応していると考えられます。
Snap191123170901.png


64ビット版に対応しているかを確実に判定するには、↓ こちらの記事が参考になると思います。
 64ビット版OSが動作するパソコンの条件 - OS 基礎知識


よく分からない場合は、自分のパソコンのCPUとマザーボードについて、パソコンの説明書、メーカーのWebサイトで確認するか、メーカーに問い合わせてみることになりますが、インストールメディアを作成するときに、64ビット版と32ビット版の両方を選んで作成しておけば、64ビット版に対応していなかったときに、32ビット版で再インストールすることはできます。


64ビット版Windows10に変更するための準備


1)Windowsのエディションの確認
WindowsにはHome・Pro・Educationなどのエディションという種類があります。
64ビット版で再インストールするときに、他のエディションにすることはできないので、Windowsがどのエディションなのか、確認しておいてください。
確認する方法は、[スタート]Snap191123174907.pngボタンを右クリック → [システム]を開いて、「バージョン情報」の「Windowsの仕様」で確認できます。
Snap191123195314.png


2)ライセンス認証の状態を確認
[スタート]Snap191123174907.pngボタンをクリック → [設定]Snap191123174951.pngアイコンをクリック → [更新とセキュリティ]を開いて、[ライセンス認証]を見ます。
SC191120104626.png


・「Windows はライセンス認証済みです」だった場合は、再インストール時にプロダクトキーが必要です。
プロダクト キーは、Windows のライセンス認証に使う 25 文字のコードで、「プロダクト キー: XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX」のようになっています。


・「Windows はデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」だった場合は、プロダクトキーは不要です。
再インストール時にMicrosoft アカウントを新規に作成するか、すでに作成済みの場合は、そのアカウントを使って再インストールすることになります。


・「Windows は、Microsoft アカウントにリンクされたデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」だった場合も、プロダクトキーは不要です。
再インストール時に、リンク済みのMicrosoft アカウントを使って、再インストールすることになります。


・他に、一度ライセンス認証したあとで、マザーボードの交換などハードウェアを大幅に変更したことがある場合は、再インストールすると、ライセンス認証されていない状態になる場合があります。
ハードウェアを大幅に変更した ことがある場合は、ライセンス認証のトラブルシューティング ツールを使用して、先にWindowsのライセンス認証を再実行しておく必要があります。


3)必要なファイルのバックアップと再インストールできるアプリの確認
32ビット版Windows10から64ビット版Windows10に変更するということは、64ビット版Windows10でクリーンインストールするということになります。
これまで自分が作成した各種ファイルはすべて消えてしまい、自分なりの各種アプリの設定も消えます。
メーカー製のパソコンなどで、いろいろなアプリがプリインストールされていた場合、そのアプリも消えてなくなります。
なので、必要なファイルはバックアップを取っておかないといけません。


バックアップには、外付けハードディスク、USBメモリー、オンラインストレージ、DVD・ブルーレイなどの光学ディスクなどから、自分が使えるものを選ぶことになります。
オンラインストレージについては、新しい64ビット版Windows10をセットアップしたときに、空の状態に同期してファイルを消失しないように注意が必要です。


プリインストールされていたアプリは、Microsoft Officeのように専用のインストールディスクが付属している場合は、64ビット版Windows10に後からインストールできますが、そのようなインストールディスクがないものは、おそらく新しい環境ではインストールできません。
リカバリーディスクからインストールできる場合もあるようですが、かなり難しそうなので、私はあきらめることにしました。


フリーソフトなどWeb上で公開されている各種アプリについては、ダウンロードすればインストールできますが、それぞれのアプリの設定はやり直しになります。
アプリによっては、設定ファイルを保存できるようになっているものもあるので、そういうアプリの場合は設定ファイルから復旧できるように、バックアップを取っておくと作業が楽になります。


各種アプリで自分が作成したファイルは、それぞれよく思い出してバックアップ漏れがないように、じっくりバックアップを取るようにします。
ブラウザのブックマークは、ブックマークのエクスポート機能を使ってバックアップを保存するか、ブックマークの同期機能を使います。
ID・パスワードのファイルは特に重要なので、バックアップを忘れることはないと思いますが、再確認をすることをお勧めします。
年賀状アプリに保存した住所録も忘れないように。


USBメモリーを用意して、インストール用USBを作る


Windows10を64ビット版に変更するために、インストールメディアを作成する必要があります。


インストールメディアは、USBメモリーを使うか、ISOファイルをDVDにコピーするかの2種類の方法が選べますが、USBメモリーを使う方が簡単でいいと思います。
事前にUSBメモリーを用意しておきましょう。
USBメモリーは最低でも4GB必要と書いてありますが、64ビット化がうまくいかなかった場合に備えて、32ビット版と64ビット版の両方をインストールできるメディアを作成しておくと安心なので、8GB以上のUSBメモリーを用意するのがいいと思います。


私が探したときは、8GBよりも16GBのUSBメモリーの方が安い物が見つかったので、16GBを買いました。
今はどうでしょうか。
 Amazon でUSBメモリーを探す
 楽天市場でUSBメモリーを探す
 Yahoo!ショッピングでUSBメモリーを探す


このページ ↓ の[ツールを今すぐダウンロード]ボタンから、インストールメディアが作成できます。
 Windows 10 のダウンロード


USBメモリーでインストールメディアの作成ができたら、BIOSの設定でUSBメモリーから起動するように変更する必要があります。
BIOSの起動方法は、メーカーによって違うようです。
こちら ↓ が参考になります。
 パソコンメーカー別「PC起動時」に「BIOSを起動させるキー」の一覧メモ - ぼくんちのTV 別館


USBから起動させるBIOSの変更方法は、こちら ↓ を参考に。
 概要-BIOS/UEFIの設定


このとき、私のパソコンの場合、「First Boot Device」の一覧にUSBがなかったのですが、USBメモリーをパソコンに差した状態でBIOSを起動したら、USBが表示されました。
Snap181203213142.png
インストールメディア(USBメモリー)から起動しようとしているのですから、当然ながらパソコンに差しておかないとダメなんですね。


64ビット版Windows10インストールの流れ


BIOSでUSBから起動するように設定して起動すると、そのまま64ビット版Windows10のインストールへと進みます。
32ビット版と64ビット版の両方のインストールメディアを作成した場合は、どちらをインストールするか選択できるようになっています。
当然ですが、「Windows 10 setup (64-bit)」を選択します。
Snap181203213258.png


次に、インストールする言語などを設定するメニューが表示されます。
おそらく、これまで使用していた設定が選択された状態になっていると思いますので、そのまま[次へ]ボタンを押すことになります。
Snap181203213325.png


続いて、Windowsのライセンス認証です。
準備のところのライセンス認証の状態を確認で、「Windows はライセンス認証済みです」だった場合は、プロダクトキーを入力します。
「Windows はデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」または、「Windows は、Microsoft アカウントにリンクされたデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」だった場合は、「プロダクトキーがありません」を選びます。
(Windowsは、後で自動的にライセンス認証されます)
Snap181203213404.png


次に、オペレーションシステムの選択があります。
「Pro」「Home」「Education」の中から、32ビット版で使っていたものを選びます。


後は、いくつか選択や確認などのメッセージが出ますが、よく読んで先に進んでいきます。
「Windowsをインストールしています」が始まったら、しばらく放置です。
かなり長い時間がかかります。


各種デバイスの動作確認


Windows10のインストールが終わったら、各種デバイスが正常に動作しているか確認します。


1)スタートボタンを右クリックして、[デバイスマネージャー]をクリックします。
Snap181204224631.png


2)デバイスマネージャーの画面で、下の赤枠のような[!]マークの付いたものがないか確認します。
Snap181204223903.png


上の画像は私のパソコンの場合で、[!]マークの付いた「基本システムデバイス」3つは、SDカード・xDカードなどが入るスロットを動作させるもののようです。
このスロットは、最近は全然使っていないので、これの解決策は後日探ってみることにします。


その他


Windows10のインストールが終わって、各種デバイスも正常に動作しているようでしたら、各種アプリのインストールと設定をして、パソコンの環境を整えていきます。


フリーソフトなどのアプリは、64ビット版があればそれを選びます。
32ビット版しかない場合は、たいていのアプリは32ビット版でも動作するので、インストールしてみましょう。
このあたりの作業がとても面倒くさい(あるいは、人によってはとても楽しい)ですね。


再インストール後のハードディスクの空きが、かなり少なくなっていました。
調べてみると、Windows.oldとWindows.old(1)のフォルダが、かなりの容量を食っているようでした。
これはおそらく、復元ポイントから以前の32ビット版Windows10に、戻せるようになっているんじゃないかと思います。


まだ、[!]マークの付いたデバイスが残っていたり、必要なアプリをインストールしきれていない状態ですが、パソコンの起動が早くなって、各種アプリの動作も軽快になったので、64ビット版Windowsに変更してよかったというのが、正直な感想です。
というか、8年前にパソコンを買った時に64ビット版Windowsにしておけばよかったと、今更ながら思っているところです。




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ぽん太親父
建築関係の小さな事務所で、他に適当な人間がいないことから、コンピューター関連の担当をさせられています。 趣味でけっこう長い間パソコンを使っていますが、ちゃんと勉強していないので、うまくいかなくて冷や汗をかくこともしばしば。
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